● はるがくる。はるがくるからうさぎがはねる。 あちらの茂みにひとつ、菜の花の影にひとつ。まだ咲かない桜の木の影に、ひとつ、ひとつ、もうひとつ。 まっしろなウサギは、綺麗な洋服に身を包んだウサギは、あちらへこちらへ気儘に跳ねまわる。 籠いっぱいのタマゴを隠し終わると、イヒヒヒヒと楽しそうに、それはそれは楽しそうにわらった。 ● 「お菓子、食べ放題アルか!!」 「うん、見つけることが出来たらね」 ブリーフィングルームでは、『迂闊な特攻拳士』李 美楼 (nBNE000011)と、『セントエルモの灯火』白河 よふね(nBNE000250)が何やら楽しそうに語らっていた。 ブリーフィングルームの前を通ったリベリスタたちに、よふねが声を掛ける。 「あ、まってまって! ねえ、時間あるなら僕の話、聞いてくれるかな?」 へらりと笑みを浮かべて、リベリスタたちをブリーフィングルームへと招き入れる。 「イースターって、知ってる? 僕はそんなに詳しく無いんだけれど」 それは、復活祭と呼ばれるお祭り。 日本ではそこまで馴染みが無いが、誰しも一度くらいは耳にしたことがあるだろう。 その日には、イースター・バニーと呼ばれるウサギがいろいろな所にタマゴを隠していくそうだ。 そして、そんなイースター・バニーに似たアザーバイドが、この三高平に現れたらしい。 そのアザーバイドは色々な名前を名乗るので、便宜上イースターさん、と呼ぶことにした。 イースターさんが置いていったタマゴのなかには、とてもとてもおいしいお菓子が入っているらしい。 「お菓子食べ放題って、よふねが言ってたヨ!」 「イースターさんが帰るまでにまだすこし時間があるから、会ってみたいなあって思ったんよ。 おいしいお菓子にあたたかな日差し。きっときっと、しあわせな気分になれるんよ」 よければ、一緒にどうかなあ? リベリスタを誘うよふねの背中では、はたはたと白い翼が楽しそうに揺れていた。 |
■シナリオの詳細■ | ||||
■ストーリーテラー:あまのいろは | ||||
■難易度:VERY EASY | ■ イベントシナリオ | |||
■参加人数制限: なし | ■サポーター参加人数制限: 0人 |
■シナリオ終了日時 2013年04月04日(木)22:57 |
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■メイン参加者 30人■ | |||||
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■シナリオ結果■ | |||
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■あとがき■ | |||
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