下記よりログインしてください。
ログインID(メールアドレス)

パスワード
















リンクについて
二次創作/画像・文章の
二次使用について
BNE利用規約
課金利用規約
お問い合わせ

ツイッターでも情報公開中です。
follow Chocolop_PBW at http://twitter.com






【NOBU祭り2013】ライブハード(EX)


 聞かせてくれ、お前の魂のビート。

   『駆ける黒猫』将門伸暁(nBNE000006)が今回の件にリベリスタ達を誘った時の台詞





■シナリオの詳細■
■ストーリーテラー:KSK  
■難易度:VERY EASY ■ イベントシナリオ
■参加人数制限: なし ■サポーター参加人数制限: 0人 ■シナリオ終了日時
 2013年04月20日(土)00:18
来いよ、リベリスタ! 恥なんか捨てて掛かってこいよ! KSK(けー・えす・けー)です。
今回はなんかハリウッドっぽいノリの映画撮影をします。
リプレイの中身は映画本編です。

●目的
 映画を完成させる

●状況
 皆様の活躍によって、楽団の脅威は去りました。
 しかし、彼らが刻んだ恐怖の爪痕は、人々の心に確実に残っていた。
 そこで、アークは昨年の鬼事件の後に、人々の心に希望を取り戻すためのプロジェクトとして行われた「NOBU祭り」を今年も行うことが決定したのだ!

 そんな訳で、我らのNOBUによる、岡山の人々の笑顔を取り戻したあの宴が帰ってきました。そして、フェスティバルの中でアクション映画が公開されることになり、リベリスタ達に出演が決定します。
 監督・脚本一切なし、ライブ感溢れ過ぎの物語、行先はどっちだ!?
 (ヒント:俺は知らない)

●映画の内容
 とあるハイテクビルで会社の記念パーティーが行われている時のことだった。
 やって来たテロリストがビルを占拠してしまう!
 そこで、運悪くその場に居合わせたなんかゾンビ並みにしぶとい人たちがテロリストと戦うことになったのだ!

 概ねこんな感じですが、投げっぱなしです。頑張って帳尻合わせます。
 配役は以下を参考にしてください。なお、演出はどうとでもなるのでご随意に。監督や小道具係をやっても描写されません。
 作中でのキャラ設定はアクション映画に出てきそうな感じで、思うが儘に決めて下さい。合わせプレもどうぞ。

●配役
 1.しぶとい人
  不運なことにテロリストが占拠したハイテクビルのパーティーに居合わせてしまった人です。
  テロリストと戦います。

 2.テロリスト
  ハイテクビルを占拠したテロリスト。目的もお任せします。
  一般人を人質にして何か企んでいます。

 3.一般人
  ハイテクビルで人質にされている人たち。
  しぶとい人の身内だったりするかもしれません。

 4.その他
  思いつく範囲でご自由にどうぞ。

●イベントシナリオのルール
・参加料金は50LPです。
・予約期間と参加者制限数はありません。参加ボタンを押した時点で参加が確定します。
・イベントシナリオでは全員のキャラクター描写が行なわれない可能性があります。←重要!
・獲得リソースは難易度VeryEasy相当(Normalの獲得ベース経験値・GPの25%)です。
・特定の誰かと絡みたい場合は『時村沙織(nBNE000500)』といった風にIDと名前を全て表記するようにして下さい。又、グループでの参加の場合(絡みたい場合)は参加者全員【グループ名】というタグをプレイングに用意するようにして下さい。(このタグでくくっている場合は個別のフルネームをIDつきで書く必要はありません)
・内容は絞った方が描写が良くなると思います。

モリゾーは逃げました。




参加NPC
 


■メイン参加者 32人■
覇界闘士
御厨・夏栖斗(BNE000004)
デュランダル
鬼蔭 虎鐵(BNE000034)
デュランダル
結城 ”Dragon” 竜一(BNE000210)
ナイトクリーク
斬風 糾華(BNE000390)
クロスイージス
新田・快(BNE000439)
デュランダル
斜堂・影継(BNE000955)
インヤンマスター
焦燥院 ”Buddha” フツ(BNE001054)
ソードミラージュ
天風・亘(BNE001105)
ナイトクリーク
神城・涼(BNE001343)
クロスイージス
ツァイン・ウォーレス(BNE001520)
覇界闘士
宮部乃宮 火車(BNE001845)
プロアデプト
酒呑 ”L” 雷慈慟(BNE002371)
覇界闘士
葛木 猛(BNE002455)
ホーリーメイガス
リサリサ・J・丸田(BNE002558)
覇界闘士
焔 優希(BNE002561)
ソードミラージュ
リ ザー ドマン(BNE002584)
ソードミラージュ
リンシード・フラックス(BNE002684)
マグメイガス
ラヴィアン・リファール(BNE002787)
クリミナルスタア
烏頭森・ハガル・エーデルワイス(BNE002939)
クロスイージス
日野原 M 祥子(BNE003389)
クリミナルスタア
禍原 福松(BNE003517)
ダークナイト
高橋 禅次郎(BNE003527)
ホーリーメイガス
綿谷 光介(BNE003658)
ソードミラージュ
セラフィーナ・ハーシェル(BNE003738)
スターサジタリー
靖邦・Z・翔護(BNE003820)
レイザータクト
ベルカ・ヤーコヴレヴナ・パブロヴァ(BNE003829)
マグメイガス
シェリー・D・モーガン(BNE003862)
ホーリーメイガス
海依音・レヒニッツ・神裂(BNE004230)
ミステラン
ヘンリエッタ・マリア(BNE004330)
ミステラン
ルナ・グランツ(BNE004339)
ミステラン
エフェメラ・ノイン(BNE004345)
ダークナイト
ヴィオレット トリシェ(BNE004353)


 ほんの数時間前までそのビルの中では、財閥の長である老人の誕生日パーティーが行われていた。
 誰もが珍しく日頃の苦労を忘れて楽しく過ごしていた。
 そこに闖入者達が姿を現わすまでは……。

「何だね、君たちはいったい……」
「黙れ」
 バリバリバリバリ
 迷彩服に身を包んだツァインがライフルの引き金を引くと、警備員は奇怪なダンスを踊って倒れた。
「キャー!」
 リサリサが悲鳴を上げる。
 つい先ほどまでパーティーを楽しんでいた客達は、我先にと逃げようとする。しかし、それを赦してやる程、海依音もお人好しではない。涼とリザードマンに指示を飛ばして、すぐに制圧してしまう。
「やーっておしまい!」
「ヒャッハー!」
「ギャーッギャッギャッギャ!」
 運良く逃げ出した者もいるがツァインは慌てる様子も無い。「奴」がいる以上、逃げた奴の運命など知れている。そこへ、恐慌をきたした光介が食って掛かる。
「ホワイ、どうしてホワイ! 一体全体なんでこんなことに! 今日はアーリーに退席して、ワイフとディナーで愛をウィスパーする予定だったのに……!」
 そこへ銃口を突き付けるツァイン。
 光介は薄ら笑いを浮かべて引き下がる。
「そうさ! ドリームは自分でカムトゥルーすればいいのさ! HAHAHA!」
 しかし、ツァインが通信機を片手に背を向けた所へ、草食獣じみた外見からは想像もつかない下衆な笑みを浮かべて、光介は光の矢を放つ。普段のキャラどこ行った。
 そして、その反抗もテロリスト達には知れたもの。海依音が派手にライフルをぶっ放すと、光介は動かなくなる。同じホリメだしねぇ。
「あぁ……快感……」
 うっとりする海依音を鼻で笑うと、ツァインは何者かへの連絡を行った。
「『シャドウ』か? 会場の制圧はcompleteだ。Musicはいつでも始められるぜ」
 話しぶりから察するに、連絡相手は首謀者なのだろう。
 そこへ、ルナが怯えた雰囲気で、声を出す。「あ、貴方達はいったい何なの!? 何でこんな酷いことを!」
 すると、ツァインは仲間に連絡を取った後に人質達を一カ所に集めさせると、銃を突き付けながら大仰な身振りで話し始める。
「諸君等には我等『歌う黒猫』の崇高なる革命の礎となってもらう! 我等のMusicalityを世がconcedeするまでcrusadeはso eternity」
「な、何を言っているの、この人達……? 怖い、カズト……」
 祥子は先ほどの騒ぎの後に姿が見えなくなってしまった幼馴染の顔を思い浮かべる。彼に見せつけるために選んだシャンパンゴールドの派手なドレスも今となっては無意味なものだ。
 彼女には身を縮めて、彼が無事でいることを祈るしか出来なかった。


「ふふ、さすがは『シャドウ』率いる『歌う黒猫』だ。中々の手際じゃないか」
 無数のモニターに囲まれた部屋で、エフェメラは満足げな笑みを浮かべる。
 計画は順調に進んでいる。
 後は『シャドウ』から成功の連絡が来るのを待つだけだ。
「あれが世に出たら……彼の反応が楽しみだね」
 しかし、この時点で誰も気が付いていなかった。
 このビルの中には、絶対に手を出してはいない連中が紛れていたということに……。


「おいおい、どういうこった? 相棒。これもまさかパーティの演出か?」
 パーティーのかたっ苦しさが苦手で、上のフロアにいた猛はグラス(中身は烏龍茶)を片手に銃声のあった方に目をやる。相棒である優希も何が起きているのか理解できずに首を振る。
 しかし、すぐに状況は理解出来た。どうやら、別のパーティーが始まったらしい。
「いや、仕事が舞い込んできたようだ。円満な学生生活を全うすべく、この試練を超えるとする。猛、いやフラムブルー。腕に訛りはなかろうな?」
「堅苦しいパーティだと思ってたが、随分ハードな事になりそうじゃねえか。え? クリムゾンレッド」
 そこへテロリストの1人が銃を構えてやって来る。
 優希は不敵な笑みを浮かべてテーブルを蹴り上げる。そして、銃を封じた所へ猛が殴りかかって瞬く間に取り押さえてしまう。
 これが「覇界闘士を布教する会」の実力だ。
「始めようぜ……クリムゾンレッド。俺達の“日常”を」
 ピキピキ言いそうな雰囲気で頷き合う2人。こうして戦いは始まった。

「なんてこった……オレはパーティでただ飯を食いに来ただけなのに……!」
 台所で腸詰を手に、火車は嘆いていた。
 ただ飯と言う単語に惹かれてやってきたらこの様だ。全く面倒極まりない。折角、タッパーも用意してきたのに。
 すると、別の気配が部屋の中に入ってきたことに気が付く。
 そして、入って来た色黒の少年――夏栖斗は悔しそうな顔で壁をぶん殴る。
「畜生! お嬢様を奪われるなんて、SP失格だ!」
 何か面倒なことを叫んでいる。ここにテロリストが来たらどうしてくれるんだ。そんなことを火車が考えていると、さらにもう1人大男が姿を現わす。どうやらテロリストではないようだが……。
「そちらの状況は分からないが、警察は当てになりそうにないでござる。大事な人を助けたかったら、やるしかないでござるよ」
 虎鐵は国際級テロリスト『シャドウ』を追ってこの地にやって来た。奴らが行動を起こした以上、殲滅あるのみだ。
 そして、虎鐵の言葉に自分の使命を思い出す夏栖斗。自分は幼馴染であり雇い主でもある祥子のボディガードなのだ。自分の使命はお嬢様を守ることであって、自己嫌悪に陥ることではない。
「こっちにもいたぞ!」
 そこへ今度こそテロリストがやって来て、弾丸をばら撒いていく。火車の持っていた腸詰が吹き飛び、彼の顔色が変わる。それは夏栖斗と虎鐵も同じだ。
「誰に断ってテロしてんだボケェ……オマエ等全員燃やし抜いてやっかんな!」

「やれやれ、高城さんの誘いにのって来てみたら……やはり自分は戦いから逃れられない運命なのでしょうか」
 油断なくテロリスト達の様子を伺う亘。
 あの様子はプロだ。警察では相手になるまい。そして、要求が通らなければ、あっさり人質を殺して逃走を図るだろう。自分も含めて助かるには、戦うしかないということだ。
 その時、ヘンリエッタと目が合った。
 男物のスーツにスラッとした体を包んだ彼女は、武装解除されていたはずだったにも関わらず、小型拳銃の様子を密かに確かめている。
 互いにコクリと頷き合うと、にわかに浮き足立ち始めたテロリスト達の隙を突いて共に姿を消すのだった。

「ふふ……インドの山奥で修業を積んだ私の動きを見切れるとでも思ったんですか?」
 エーデルワイスの足元で警備員が崩れ落ちる。
 壁から姿を現わした彼女の刃に喉笛を掻っ切られたのだ。これこそが、テロリスト達の「自信」の根拠となった切り札エーデルワイスである。
「ひっ……」
 その凄惨な光景を前に糾華はへたりこんでしまう。
「見られたからには生かしてはおけないですね」
 ナイフをぺろりと舐めると、エーデルワイスは糾華に迫る。
 その時だった。
「ストレイ・バタフライ。ガン・スモークの蝉しぐれに迷い込んだ蝶々のウィットネスになるなんて、俺もそろそろCodaが見えそうだ」
 圧倒的なNOBU力(ルビ:のぶちから)を放つ快が姿を現わす。
 オーラの前にエーデルワイスは舌打ちすると、床に溶けるように消えて行った。
 そして、快は一息つくと糾華に声を掛ける。
「蝶のレイディ、この虫カゴは危険だよ。キンダーガーデーンのボウイ達が、容易く虫の命を摘み取るあの夏の日のようにね」
「さ、触らないでっ!」
 思わずナイフで切りつけてしまう糾華。歴戦のクロイジが動かなくなったんだけど……どうしよう?
「驚かせたなら、ごめんなさい……でもNOBUった貴方が悪いのよ」
「……サプライズだね。綺麗な花には刺がある。綺麗な蝶にも刺がある。世は事もなくオン・ジ・エッジ」 
「人一人殺し脱出の糸口も協力者も失ってしまった……もう、一切合切殺してしまうしかナイジャナイ」
 微妙に涙ぐんだ目で糾華は走り始める。ええんか、それで。
 ともあれ、こうしてテロリスト達が気づかぬ内に、「彼ら」は動き始めたのだった。


 崩界を食い止める事に繋がると竜一君が言った。是非も無い、協力する。
 何か騙されている気もしないではないが。
 まぁ、フツ君ならばこなしてくれるだろう。喉の唸りに期待する。

BoZ feat.L  ドラマー 酒呑雷慈慟へのインタビューより抜粋


「他の奴等と連絡が取れねぇ! どーなってんだ!」
 苛立たしげに通信機を地面に叩きつけるツァイン。
 そう、いつの間にやら、ホール以外のメンバーと連絡がつかなくなっているのだ。自分達が想像もしなかった何者かがいるとしか思えない。
 最初にエアダクトの中から姿を現わしたのはラヴィアンだ。
「スーパーヒーロー、ラヴィアン様の大活躍の始まりだぜ!」
 テロリストから奪ったライフルを構えて、景気良くぶっ放す。
 その弾丸の間隙を縫って、リンシードはモブテロリストへと雷光の如き早さで突っ込み、その首を掻っ切って行く。
「ふふふ、ただの少女だと思って油断しましたね……テロリストは皆殺しです。悪人に人権はないのです」
 既にどっちがテロリストか分かったものではない。
「ふふん、非常時慣れしてる軍隊上がりの根性みせてやるでござる……」
 虎鐵が両手に構えたマシンガンがホールを蹂躙して行く。そこに至って、テロリスト達も本格的な犯行に打って出る。
「ギャーギャー!(フュリエって方々の耳、頭骨、それに味……とても興味があるんですし)」
「はいはーい、ニコニコ現金キャッシュがワタシのモットーです! 清く正しくテロリズム!」
「ギャーギャー!(キャッシュとかも解りかねますし……最悪、貴女の耳下さいね)」
 海依音とリザードマンは剣呑極まりない交渉を交わしながら、ホールで楽しそうに銃を撃つ。
「実は俺は一発殴られただけで死ぬぞー! ヒャッハー! 全てのリア充なんて死んでしまえ!」
 悲しい叫びと共に涼もライフル片手に暴れまくる。
 ホールはたちまち混乱に飲まれていった。少なくとも、真っ当なテロ鎮圧の戦いではない。でも、派手で良いじゃん。
「わ、わわ。ど、どうしましょう……って、アレ? 一般人枠で無事な人いない!? だったら、私だって! え、えーい!」
「ぐふっ……だが、俺が死んでも、リア充を倒しに次なるテロリストが現れるはずだ……!」
 バリケードの内側に隠れていたセラフィーナは勇気を振り絞って石像をテロリストに向かって投げつける。すると、宣言通りに涼は倒れてしまう。
「飯冷めっちまうだろぅがぁあっ!」
「まったく、俺らにはこういう世界がお似合いと言うことか」
「俺達に平和は似合わない。ハードな日常こそが最高のエンターテイメント……違うか?」
「違いない!」
 そこへ銃弾をものともせず、拳を握り締めた「覇界闘士を布教する会」+αが殴り込んでくる。
「リザードマン! やばい盾になって! 貴方死んだの2~3回じゃないでしょ? ワタシのために散れ!」
「ギャー(ヤバい盾になるのです? 良く解りませんし……)」
 弾薬が尽きて必死な海依音。しかし、リザードマンは報酬も入らなそうなので、首を捻ってしまう。そして、そこを2人纏めてぼこぼこにされてしまう。
「このワタシが死のうとも、第二第三のノーラブテロリストが生まれますっ……」
 ノーブラテロリストと空目しそうな単語と共に、倒れる海依音とリザードマン。
 場はテロリスト鎮圧の方向に動くかと思われたが、そう簡単にも行かなかった。
「うふふ、まんまと引っかかってくれたわね。貴方達みたいな不穏な異分子が現れた際の安全装置、ソレが私」
 無邪気そうな声で笑うルナ。その足元で倒れる夏栖斗とそこに泣きつく祥子。
「あなたはあたしのSPでしょ? あたしのこと、ずっと守ってくれるって言ったじゃない…お願い、目を開けて?」
「ちょっとどじっちまったな……そんな顔させたくなかったのにな、わりぃ……」
「へっへ、どうやら俺達の勝利のようだな」
 下卑た笑みを浮かべるツァイン。しかし、油断したのがいけなかった。
「死んでください」
 とす
「あ、糾華お嬢様。これから毎日テロリストを焼こうぜ、です!」
 後ろにいた糾華がツァインの心臓を刺し貫く。それを見かけたリンシードは無表情に物騒な提案をして、、糾華が虚ろな笑みで頷いた時だった。
 スピーカーから声が流れる。
『我らは非情なる焔をもって闇に葬られし真実を暴き立てる墓荒らし……。諸君らの抵抗は見事なものだったが、諸君には無能なる政府の狗どもの頭の回転をよくするための生贄の羊となって頂きたいのでね』
「屋上の爆弾でビルごと道連れにしてやるぅ! ヒャッヒャッ!」
 おそらくは『シャドウ』のものだ。下衆な笑い声を上げて、今度こそツァインが息を引き取る。
 そして、それを聞いたホールの連中(解放された人質含む)は一斉に屋上へと駆け出した。何となくこうなる予感はあったんだ。


 あわよくばNOBU祭りの映像を俺らのプロモPVに使用してやるぜ、ぐっへっへ。今年の音楽大賞は俺たちのものだ!
 あ、今の無し無し。カットしといて。
 人々の心を荒ませない為、崩壊を止める為に、俺たちは歌で人々の希望になるんだ!
 六本弦のリベリスタと呼ばれたこの俺のギターテクニックを見せつけてやる。
 フツの歌を聞けー!

BoZ feat.L ギタリスト 結城竜一へのインタビューより抜粋


「そ、そんな……いつの間にやら追い詰められているなんて……お、お願い、命だけは……」
「テロリスト滅ぶべし、慈悲は無い。ワッショイ!」
 ヴィオレットは宙へと飛ぶと、エーデルワイスの心臓めがけてチョップ突きを繰り出す。
「イヤー!」
「グワー!」
 心臓を貫かれ、エーデルワイスの身体は爆発四散。
 かくして、フュリエニンジツの使い手ヴィオレットの手により、エーデルワイスは葬り去られたのだった。

「うわっはっはっはァー! この私の目の前でテロリズムだと!? 貴様らまとめて肥溜めにぶち込んでくれるわ! たとえどこまで逃げようと息の根を止めてやる!」
「行くぞ死に損ない共、オレ達のパーティタイムだ!」
「キャッシュからのぉぉぉパニィィィィッシュ!!」
 そんな中、ビルに突っ込んできた「チーム消耗品(意訳)」の連中――ベルカ、福松、SHOGOも派手に暴れていた(全員ホモ)。
 かつて、仲間(非ホモ)を奪ったテロリストの一味、禅次郎を殺すために。
「仲間を殺されたら、必ず報復行動に出る! それが俺達エクス……」
 爆発音にかき消されて、その先の声は聞こえない。
 大人の事情なのでお察しください。

『無駄な殺しをするようなら、妾は付き合ってはおれぬぞ?』
「贖いきれぬ罪に押し潰される者……私も所詮は同じ穴の狢か、フッ」
 シェリーが『シャドウ』こと影継をジト目で睨む。しかし、影継はどこ吹く風だ。
「ふふふ、そこまでですよ、『シャドウ』」
「可憐な乙女や罪なき人々を盾に、何の要求があるんだい?」
 そして、いよいよそこへテロリストを退治してきた戦士達が乗り込んでくる。亘とヘンリエッタが、それぞれナイフと銃を生き残ったテロリスト達に銃を向けた。彼らの目には強い闘志と生への執念が漲っている。その姿に影継はふっと笑う。
「どうやら、諸君らは何も分かっていないようだな」
「どういう意味です?」
「全ては『あの事件』が始まりなのだ。だが、最早語るべき時ではない。往け! 怪ロボットMO-MOKO!」
 影継の声に応じて、何処からともなく白い装甲に身を包んだ、翼を持つ巨大ロボットが姿を現わす。拳は不気味に動き、敵の腹を狙っている。ここまで書いて、いろいろ不安になって来た。
 そんな危険極まりない存在にも、彼らは果敢に立ち向かっていく。
 そして、ロボットが倒される姿を目にして、シェリーはビル中に仕掛けた爆弾の起爆スイッチを押した。
『創造に数年。壊すのに幾ばくか、じゃな』
 世界中の「最も」と名のつく建築物を破壊してきた魔女に抜かりはない。






















主題歌 ”NOBU me, I NOBU you”
歌、作詞、作曲:BoZ Lightning (BoZ feat.L)
Dragon(結城:Gu)、Buddha(フツ:Vo)、Lightning(酒呑:Dr)

モヤモヤするよな世情だから 袈裟を噛んで戦って
なんかオレ等に期待過剰なんじゃないの

敵の心はどうしても 読み込み切れないけれど
そこんとこ何とかすべきなのは
フォーチュナじゃない 他人でもない ねえ僧でしょう

NOBU me ケガしてないぜ!
オレはきっと依頼もっと行ける!

都合いい時だけ引っ張りだして自分の徳の低さを
俺らがげっそりしてる風じゃないかい

殺したくない事ばかりが次々と出てくるけれど
調伏法で滅ることもあるらしい
そのうちなら、なんとかする HEY! 僧だろ!

I NOBU you ケガ治ったぜ!
たまにゃ海や山でオレと遊ぼうよ!

Bottom LOVE! 自分High(廃)だから!
崩界防ぐから依頼出してー!


 倒壊したビルの跡地で、火車は不味そうにシャワルマを喰っていた。
 ビルは倒壊したものの、テロリストは去った。
 この街に平和が戻ったのだ。
「ちょっっぴり冷ますか、猫舌だし」

~Fin~

■シナリオ結果■
成功
■あとがき■
『【NOBU祭り2013】ライブハード(EX)』にご参加いただき、ありがとうございました。
とにかく銃をぶっ放して爆発する映画、お楽しみいただけたでしょうか?
やっぱリベリスタの映画だなーと思ったり。

主題歌は卑怯やと思います(褒め言葉)。

それでは、今後もご縁がありましたら、よろしくお願いします。
お疲れ様でした!