●迷子の雪の女王様 掌に落ちる雪の『温かさ』に瞬いた。 常識とは乖離した存在に、ここが『神秘』に囲われた世界だということに気付いた。 氷の花に、氷の迷路。けれど、寒さはあまり感じなくて。 嗚呼、そういえば、聖夜だ。 ふわり。舞う雪の冷たさに静かに目を伏せた。 ●メリークリスマス! 『恋色エストント』月鍵・世恋(nBNE000234)の髪の色を何かに例えるなら桜だろう。 元の色は雪と同じ白色であるのに、薄桃のグラデーションが仄かにかかっている。 「雪! ねえ、お姉さま、私ね、雪が好きなの!」 だって、綺麗じゃない。 キラキラと瞳を輝かせる世恋は内面の幼さの残る部位も伴って本当に少女のように見える。 ハロウィンでは『幼女っぽい』と学園の案内役を任されていたりする彼女でも立派なレディなのだ。 月鍵・世恋(24)……(笑)。 「――ってなわけで、クリスマス! 過ごしましょうよ!」 どういうわけか、この幼さの残る予見者はイベント事が大好きだ。 鬼ごっこ、かくれんぼ、魚類探索に肝試し。ロマンチックの欠片もないラインナップを提案し続ける彼女には珍しく胸を張って自慢げにいい提案があるの、と笑う。 「とあるアーティファクトの効果なのだけど……あ、勿論無害よ? とーっても無害っ! 聖夜に人を取り込んでしまうの。氷の迷路よ。あんまり寒さは感じないみたいなのね」 イマイチ要領を得ない説明に首をかしげるリベリスタ。 つまりは、『氷の迷路』の異空間へと飲み込んでしまうアーティファクトがあるらしい。 休憩所や、氷の花(冷たくない!)、温かい雪、氷の遊具……様々なものが自由自在思いが儘に存在しているという。 いちゃいちゃしてもよし、遊んでもよし。思い思いに過ごせばいいんじゃないかしらと大はしゃぎの予見者。 迷路の入り口は三つ。簡単、普通、難しいのそれぞれ。ゴールにはパーティー会場があり、食事を用意しておいたとドヤ顔をしている。 「迷路にいきましょうよ? 楽しいわ。クリスマス! 冬!」 世恋は最後まで無い胸を張っていたのだった。 |
■シナリオの詳細■ | ||||
■ストーリーテラー:椿しいな | ||||
■難易度:VERY EASY | ■ イベントシナリオ | |||
■参加人数制限: なし | ■サポーター参加人数制限: 0人 |
■シナリオ終了日時 2012年12月26日(水)22:37 |
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■メイン参加者 33人■ | |||||
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■シナリオ結果■ | |||
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■あとがき■ | |||
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