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↑この人攻略できるゲームだれか作ってください↑

●恋愛シミュレーションゲーム ときめきリベリアル
「おや……今亡者の声が聞こえたような……」
 『運命オペレーター』天原和泉(nBNE000024)は頬に手を当て、なんだかぬくぬくした表情をした。可愛さのあまり世界平和が訪れるかって思った。
「さておき、とあるテナントビルでアーティファクトが発見されました。なんでも近づいた人間を取り込み、仮想世界の住人にしてしまうというもので、既にひとりの人間がとり込まれてしまっています」
 ……などと。
 話だけ聞くと凄まじくヘビーな感じだが、もうタイトルと画像がコレな時点で視聴者の皆様はお気づきの頃かと思う。
「仮想世界創造型アーティファクト、その名も……」

「――ときめきリベリアル!」

 説明しよう!
 『ときめきリベリアル』とは、何かしらん誰かが作った恋愛シミュレーションゲームのCDがアーティファクト化しちゃったものである!
 ある条件を満たせば解除され、普通のCDに戻るとされているが、その条件とは……。
「攻略対象となり、男主人公に『おとさせる』ことです!」
 そう、君はゲームの攻略対象キャラとなり、あの手この手で主人公にグッドな選択肢をさせ、最後にはゲーム的にもアリだなっていう形でグッドエンドを迎える必要があるのだ。
 だが、ただのグッドエンドではいけない。
「ただのではいけない、ということは……?」
「そうです。目指すは、ハーレムエンドです!」
 またまた説明しよう!
 ハーレムエンドとは、一回のプレイにおいて攻略対象キャラが全員恋人になってしまうと言う怒涛のシナリオのことである!
「いや待て、その理屈でいくと男性も攻略対象になれるのか」
「はい」
「えっ?」
「なれます」
「えっ……?」
「とにかくですね」
 和泉は何か大事なことをスルーしながら言った。
「このまま放っておけばきっと何か大変な事態になる筈です。皆さん、どうか日頃のウハウハしたテクニックでなんとかして下さい。よろしくお願いします!」

●ゲーム内のおはなしだよ☆
 目覚まし時計のベルが鳴る。
 俺は手探りでアラームを止め、布団にもぐり直した。
「もう朝か……最近は朝が来るのが早い気がする……」
 俺はぼうっとしながら今日のスケジュールを思い出すことにした。
 まずは徒歩で学校へ行く。
 授業を終えたら今度はファミレスのバイトだ。
 他には特に予定を立てていないが……まあ、いいだろう。
 なるようになる。
 というわけで。
「二度寝しよう……」
 俺は再び目を閉じた。
 学校に遅刻しそうな気がするが。
 まあいいか。


■シナリオの詳細■
■ストーリーテラー:八重紅友禅  
■難易度:EASY ■ ノーマルシナリオ 通常タイプ
■参加人数制限: 8人 ■サポーター参加人数制限: 4人 ■シナリオ終了日時
 2012年12月19日(水)22:23
八重紅友禅でございます
女の子の好感度を知りたいのか?
……教えてやんねー!(正に外道!)

このシナリオは、恋愛ゲームの攻略対象キャラになってラブってコメるのが目的です。
ですが自分ひとりだけ前に出過ぎると最終目的であるハーレムエンドが迎えられません。というか描写量が足りなくなります。
うまいこと全員でががっと連鎖できるサイクルを考えてみましょう。
今回はそのフォロー役として、サポート参加者を四枠用意しております。
サポート参加者は攻略対象に含まれませんが、主人公を誘導したり場を作ったりという形でフォローをかけることができます。意外と重要なポジションです。(描写量は『メイン参加者がプレイング内で触れた割合』相当になる予定です)

ゲームの世界観的には現代の学園もの。
設定やキャラ配置は全く固まっておらず、好きなポジションで好きなタイミングで入って行くことができます(接触は早い方がオトク)
ちなみに攻略までの時間をかけすぎると色々ヤバくなるので、短期決戦を意識しましょう。
コツは主人公に「お、これハーレムエンドいきたいな!」と思わせることです。さりげにむずいです。
参加NPC
 


■メイン参加者 8人■
ナイトクリーク
草臥 紅葉(BNE001702)
ナイトクリーク
瀬川 和希(BNE002243)
マグメイガス
大魔王 グランヘイト(BNE002593)
マグメイガス
プルリア・オリオール(BNE002641)
マグメイガス
ティオ・ココナ(BNE002829)
クリミナルスタア
ガッツリ・モウケール(BNE003224)
ナイトクリーク
緋塚・陽子(BNE003359)
ダークナイト
災原・有須(BNE003457)
■サポート参加者 4人■
覇界闘士
御厨・夏栖斗(BNE000004)
インヤンマスター
小雪・綺沙羅(BNE003284)
レイザータクト
葉月・綾乃(BNE003850)
クリミナルスタア
アーベル・B・クラッセン(BNE003878)

●もういっそのこと、らると攻略しようと思う。
 空気の冷たい12月の朝。
 主人公(男)はベッドの中で薄目を開け――。
「Good Morning!! 今日もイイ朝だヨー! ほらねぼすけクン、早く起きないとお目覚めのkiss(リアルな発音で)しちゃうヨ?」
 『魅惑のカウガール』プルリア・オリオール(BNE002641)が腰の上で逆乗馬マシンと化していた。
 ※BNEは全年齢対象ゲームです。
 片手で髪をかき上げ、鎖骨にあてていた手を唇の所へとスライドしていくプルリア。
「ンフ、今日の朝はbig boy(隠語)ね! Oh Yes! ご飯食べにいきましょーヨ! 朝からmeatにしちゃう? それともワ・タ・シ?」
 乗馬マシンのレベルが上がった。おーいえすおーいえす言いながらツイストを加えるプルリア。
 ※BNEは全年齢対象のゲームです!
 西側の窓(二階)からじっと部屋の中を見つめる『黄金の血族』災原・有須(BNE003457)……は今は無視して。
「でももう遅刻しちゃいそうよネ! 夜のお楽しみ(隠語)に撮っておきましょっか? それじゃあお着替え手伝ってア・ゲ――」
「おはようお兄ちゃん!」
 東側の窓(二階)から両腕両足をクロスして飛び込んでくる『ものまね大好きっ娘』ティオ・ココナ(BNE002829)。
 そのままプルリアをキャッチアンド(窓から)リリース。
 そしてズバッっと背面斜め四十五度の角度で振り向いた。
「お兄ちゃん!」
「……はい」
「今挿絵がついてないから字面で説明しておくけど、ボクは身長低い割に巨乳だからね! あと、パジャマだからね!」
「……はい」
「じゃあ、すぐに着替えて歯磨きしててね! できるだけ長く!」
「……はい」
 主人公は言われるままに早着替えし、一階の洗面台に立って鏡に向かって無防備な表情を晒していた……その時!
 鏡に映る自分の後ろに登場する全裸のティオ。
 距離にして2mの距離にもかかわらず何故か全く気付いていない様子で豊満な胸(イラスト参照)やきゅっとしまった腰(イラスト参照)やその割にほっそりとした腕や足(挿絵があるつもりで妄想して下さい)を丁寧に何故か三ループくらい拭いた。
 もう決定ボタン押すまでやめないんじゃないかってくらいずっと吹いてた。
「あっ……もう、お兄ちゃんのえっちぃ」
 そのことに漸く気付いたのか、すごすごとお風呂に戻って行くティオ。
 風呂場の窓から中を覗いている有須。
 ※BNEは!
 ※全年齢対象の!
 ※ゲームです!
 ちなみにこの後朝ごはん中にも湯上りティオによる『おにいちゃんのえっちぃ』のシーンが入ります。CGつきです。フルボイスです。全年齢対象です。
「いってきます」
 家を出る主人公(ボイスなし)。
 すると、お家の前を『もみ婆』草臥 紅葉(BNE001702)が通りがかった。
「(紅葉おばちゃんだ。生まれる前から俺を知っていて、色んなお世話をしてくれた人だ……)」
 そして流れる脳内テロップ。
 どこをどう見ても巨大なフクロウ獣人にしか見えない紅葉おばちゃん(82歳攻略対象)はおっとりと微笑んだ。
「おはよう。今日は朝から冷えるねえ。ほら、マフラーゆるゆるやで?」
 等と言ってマフラーを手早く直し、いってらっしゃいをしてくれた。
 CGつきだった。フルボイスだった。老年対象だった。
 主人公は今日もいつも通りな一日が始まったなあと思いながら、学園への長い坂を登り始めるのだった。

●やっきーは俺の嫁。ちぇろすきマジ御家元。ゆーみんに抱かれたい。やみやみぺろぺろ。
 いつもの通学ルートを歩いていると携帯に占いメールが届いた。

 ☆今日のK2占い☆
 今日のこきつかい座の貴方は超ハッピー♪♪♪
 良縁奇縁盛り沢山!
 まるでラノベ主人公になった気分になれるかも(^▽^)!

「主人公、か……」
 って言うかもう主人公の主人公(男)さんは携帯電話を閉じた。
 (本作ではK2こと『K2』小雪・綺沙羅(BNE003284)さんは攻略対象に含まれません。X箱版初回限定ファンディスクにご期待ください)
 すると。
「やあ親友、ご機嫌麗しゅう!」
 絵師が五秒くらいで書いたと思われる『覇界闘士-アンブレイカブル-』御厨・夏栖斗(BNE000004)くんがスライドインして現れた。
「いまさあらるとちゃんを落とそうとしてるんだけどヤミちゃんもゆみちゃんも好きでベニーちゃん千葉炎上だししいなちゃんもあさこちゃんもガンマちゃんもかわいくて恋のピンスペされたいよねって何が言いたいかって言うとハーレムエンドは男子の夢だよね!」
「……はい」
 (本作では夏栖斗くんは攻略対象に含まれません。X箱版初回限定ファンディスクにご期待ください)
 生返事する主人公。だが一番気になっているのは彼の背後で黒いオーラを放つ『闇を統べし魔の覇者』大魔王 グランヘイト(BNE002593)様だった。
「余が見えるのかバラモス(仮)よ」
「え、それ俺の名前ですか」
「いかにも。余は夏栖斗がDT(隠語)を卒業するという願いをかなえるために召喚された大魔王だ。基本的に夏栖斗の家に住んでいる。食費は夏栖斗が出し、ベッドは余が使っている。ツイッターのアカウントもたまに借りてゲイのフリをして遊んでいる」
「やめて!?」
「願いを叶えてほしければ人間の魂を百人捧げよと言ったが……む?」
 ぐわりと振り返る大魔王グランヘイト様(ワンセット表記)。
 電柱がチラリズムする有須。
 道の真ん中でリコーダーを構えて仁王立ちする『ライトバイザー』瀬川 和希(BNE002243)。14歳ショタ攻略対象。
「まさか魔王……カッコイイポーズの練習で夜更かししてしまったのが災いして偶然にも通学中に出会ってしまうとは! だがオレはこの日の為に鍛えて来たんだ!」
 そう言って『繰り返し聞けば君もみるみる勇者! スピードホーリング!』の教材を投げ捨て大魔王グランヘイト様へと飛び掛った。
 CGつきです! フルボイスです! 15禁です!
 そして暗転する画面。
 『フルボッコだドン♪』にされて地面をころころしていく和希きゅん(14歳ショタ攻略対象)。
「く、やっぱり魔王ってのは強いんだな……てそんなこと言ってる場合じゃないぜ! 遅刻するぜ! 急ご――」
「バラモス(仮)ぅー!」
 主人公バラモス君に背後から飛び付く緋塚・陽子(BNE003359)。
 ラリアットからの華麗なるヘッドロック。
「よ、おはよ! さっさと学校に行こうぜ!」
「おにいちゃん待ってー!」
「片手には乳、片手にはお尻を鷲づかみでウハウハなんでしょ!?!? エロ同人みたいに!! NOOO!!」
 ティオやプルミアも巻き込んでそのまま学校へGOする主人公たち。
「…………」
 そんな様子を『黄金の血族』災原・有須(BNE003457)は草叢の内側からガン見していた。
「一目ぼれました……ふふふふ……よりどりみどり……」
「ここにきてあちきの出番がまだないことに気づいたお……」
 そんな有須の背後ににゅっと生えてくる『おっ♪おっ♪お~♪』ガッツリ・モウケール(BNE003224)。
「あとあちきは近所のお姉さんだお……主人公のお姉さん的ポジションだお。っていうかどうしよう。このままキャラの印象が薄くて登場するたび動画に『薄い人だお』『おっぱいの人だお』『だおー』『だおー』とか流れるようになったらどうしよう……」
「ガッツリさんちょっと黙っててください。刃物買ってくるので」
「さりげない殺傷能力アピール!?」
 ビビるオッパイ……じゃなくてガッツリをよそにささっとホームセンターへ向かう有須であった。

●あさこ(女子枠)! ぴぴ(女子枠)! おちゃ(女子枠)! しいな(寝袋枠)! がんま(機械枠)! ゆうかげ(にゃんにゃん)! たな(がっさー)!
「はいはーい着席ー! 今日は席替えをします!いっそのこと学年を越えた席替えをします! 先生の一存です! 29歳です! 独身です! 彼氏募集中です! 昨日振られました! 慰めて!」
 教卓に崩れ落ちる葉月・綾乃(BNE003850)せんせい(非攻略対象)。
 (本作では綾乃先生は以下略。ファンディスク以下略)
「席替えか……」
「おっと決まったみたいだぜ、隣の席だな!」
 ぐっと親指を立てる夏栖斗の落書きみたいなやつ。
 彼は何故か教室の後ろに正座させられており、大魔王グランヘイト様が夏栖斗の机に座っていた。
 そして反対側には紅葉おばあちゃんが座っていた。
「お母さんに頼まれて、お弁当持ってきただけなんだけどねえぇ」
「それならば余も作って来た。余分に創造してきたのでバラモス(仮)にもやるが、貴様のために作って来たのではない」
「Oh Yes! Come On!」
 目の前の席というか机の上で逆乗馬マシンになるプルリア。
「おにいちゃん! ななめ繋がりだね!」
 斜め右前で上下に揺れるティオ。
「魔王……だと……?」
 斜め右後ろの席で戦慄する和希キュン。
「なあお前、妙な知り合い増えすぎてねえ?」
 斜め左前から振り返る陽子。
「やんでいるならなにをしてもつみならない……ならない……」
 真後ろの席で主人公をガン見しながらチェーンソーのエンジンを入れる有須。
「………………」
 ガッツリ。右から左へながれる『おっぱおー』の弾幕。

●ハーレム王に俺はなる
 気づいたころには昼休みに突入していた。
 主人公の頭上に現れる選択肢。

 誰かと一緒にお弁当を食べよう。
 一人でお弁当を食べよう。
 いっそハーレムを目指そう。←(ピッ)

 ……と思ったら矢印が固定されていた。
 よく見ると画面からはみ出たアーベル・B・クラッセン(BNE003878)さんががっしりと矢印を鷲掴みしていた。

 誰かと一緒にお弁当を食べよう。
 一人でお弁当を食べよう。
 いっそハーレムを目指そう。←(選ばないと夏休み無限ループね)

 画面端でイイ顔して言うアーベルさん。
 (尚アーベルさんは攻略対象に含まれていませんしファンディスクでも含まれませんが画面端にイイ顔のアーベル牧師を表示し続けるパッチが適用されます)
 主人公は無言のままハーレムコースを選択した。
「お誘いしてくれるのは嬉しいけど、あたしゃ流石に学生じゃないからねぇ。お弁当置いていくから、ちゃんと食べるんだよ」
 紅葉おばあちゃんは優しく微笑むと教室を出て行った。
 後ろ手に扉を閉め、そして目を閉じる。
「あのひとも……こうして忘れ物ばっかりしとったねぇ……」
「……」
 そんなおばあちゃんと入れ違いになり、大魔王グランヘイト様が暗黒のオーラを放つ重箱を抱えて教室内に降臨した。
 中身が意外と和風のお弁当な所にギャップ萌えを感じるがいい。
「バラモス(仮)よ……貴様からは暗黒の素質を感じる。余の配下にならぬか。協力すれば世界の半分をくれてやる」
「えっ」
「ちなみに余の攻略(物理)には光の玉が必要だ。覚えておくがいい」
「なぁにウフフ、一緒にランチしましょーネ! Have a great day! ン~~マッ!」
 ひとりポールダンスしながら投げキスしてくるプルリア(アニメーション)。
 芝刈り機のエンジンを入れる有須。
 『おっぱおー』の弾幕に隠れるガッツリ。
 そうこうしていると陽子が菓子パン片手に頭をわしづかみにして来た。
「何しけた顔してんだよ。あ、お茶あんじゃん貰~い!」
 豪快にペットボトルのお茶を奪い取る陽子。
 ふたを開けていざ飲もうとしたその時、『うっ』と言って固まった。
 どうしたのか訊ねてみる主人公。
 陽子はしばらくペットボトルを口につけるか否かを迷ったあと、何をトチ狂ったのか頭上に掲げて浴びるように飲んだ。
「ごはっ!?」
 むせ返る陽子を後に残し屋上へ出る主人公。
 そこにはひとりで訓練に励む和希きゅんの姿があった。
「見られちまったな……」
 スピードラーニングを外してバツの悪そうな顔をする和希。
「お前だから言うぜ。オレ、いつか魔王を倒して勇者になるんだ。この世界を裏から操ろうとしてるんだ。夏栖斗家はその足がかりだ。でもこのことは秘密だぜ。お前は……特別だからな」
「……はい」
 頷き返すと、腰の後ろで手を組んでもじもじする和希きゅん。
「な、なあ! こんど遊びに行っていいか! え、妹いるのか……オレは二人きりが良いんだけど……ま、いいか」
 和希きゅんはちょっと照れくさそうに、でもにっこりと笑った。
 ベランダの淵でセクシーポーズをとるプルリア。
 アシンメトリーに別ポーズをとるティオ。
 ショットガンに弾を込め始める有須。
 空に浮かぶ『おっぱおー』の弾幕。
 秘密がさりげにバレバレであるフラグをあからさまに回収しつつ、時刻は放課後へと流れていくのだった。

 そこからはダイジェストでお送りしよう。
 主人公は学校帰りや日曜日に起きる紅葉おばあちゃんとの些細なイベントを着々とこなし、公園に出かけて小鳥と戯れるイベントを迎えた。
 この時紅葉おばあちゃんの脳裏では完全に主人公と今亡き夫の姿がダブり、60年ぶりの恋心が再発。夜に主人公が『月が綺麗ですね』と言ったことでその恋は確信に変わり、K2占いが『おばあちゃんの好感度はMAX! このまま最終日を迎えればおばあちゃんエンド確定ね!』とか告げてきた。
 更に和希きゅんとは昼休み後半や放課後を利用して訓練(主にUNOや百人一首)に付き合い、彼がかつて魔王に滅ぼされたというマイクラサーバーや脳内両親について告白され、次第に二人は秘密ではなく友情を共有するようになっていく。
 和希きゅんは今日こそオレの力を示す時だと言ってメガドライブと通信ケーブルを手に魔王へと挑みかかった。しかし結果は惨敗。泣き崩れる和希に生きていれば希望はある。セガだってハード事業から撤退したと見せかけてアーケードであんなに猛威を振るっているじゃないかと説明すると和希きゅんの瞳に熱いものが映る。そう、彼の中で友情は別の形、つまり愛へと昇華したのだった。K2メールがそれを告げたのは言うまでもない。
 しかしここで問題になってくるのが魔王グランヘイト様である。事あるごとに主人公の前に現れては勧誘を続けてくる。しかしその路線が変わり始めたのは和希きゅん敗北イベントの後からだった。大魔王はそっと『余の力は負の感情。怒りや憎しみで余は倒せぬ』と攻略のヒントを語りだす。それを和希に言うべきか迷うが、画面端で待機していたアーベルがここぞとばかりに『俺は二人が同じくらい大切なんだ!』の選択肢に強制ぶち込みをかけ、大魔王グランヘイト様の頬にまさかの赤線。この生ぬるい学園生活を続けたいならばしばらくは付き合ってやろうなどと言い出した。この時夏栖斗は『らるとの好感度は20です』とか聞いても居ないことを言っていた。
 プルリアルートとティオルートは複雑に絡み合っており、いつも二者択一が迫られた。
 窓を割って飛び込んでくるプルリアとティオのどちらの下敷きになるかなど序の口。風呂とトイレのどっちを選んで全裸イベント(トイレでも全裸という驚きの仕様)を迎えるかという選択まで起こり非常に苦戦を強いられたが最後の『どっちと一緒に寝る(隠語)?』の選択肢の時にまさかの有須介入。
 二階の壁を戦闘ヘリからの機関銃射撃(みんな大好きアヴェンジャー)で引っぺがし、ラペリング降下で部屋へと乗り込んできた。
 うふふと笑う有須がおもむろに空の鍋を掻き雑ぜはじめ、お夕飯ができていますよとか言い始める。ここに冷静に応えるか否かで判断が分かれる所だが。ここでまさかのガッツリ参入。大量の『おっぱおー』弾幕を引き攣れて登場したガッツリが全員正座させて主人公の胸の内を吐露させてくれる。
 過酷なスケジュールや無茶な選択肢に苦労する主人公の気持ちを知りうなだれるZ指定キャラたち。
 みなガッツリさんの包容力に涙し『おっぱおを甘く見ていた』『おっぱおに抱かれたい』『おっぱおさんのことガッツリとか言うな』というコメントが流れる中、さりげなく居合わせてみた陽子がデートに行こうぜとかいきなり言い出す。
 ここでどうこたえるかが運命の分かれ目よんとか綾乃先生がのたまう中、ついに運命の『じゃあいっそ皆で』が選択された。
 迸る光。
 大魔王とおばあちゃんとショタとおっぱおとヤンデレと女友達と巨乳妹とはいてない幼馴染によるカオスなデートCGが表示され、このアーティファクトゲーム『ときめきリベリアル』は終了した。
 解放されたリベリスタたちはとりあえず円盤を空手チョップで叩き割り、アークへと帰って行ったという。

■シナリオ結果■
成功
■あとがき■
今日最大の『どうしてこうなった』感と共に感動のフィナーレを送るこのゲームが良く考えたら恋愛ゲームの名を借りたカオス型パズルゲームであることに気が付いた方がいったい何人いるだろうか? あとらるとはいつか攻略します。