●災厄の目覚め 彼は覚醒した。 上位世界からの侵食因子によりまず肉体が強化され、そして背中に羽が生える。 覚醒者。彼にそれを理解できる知識は全くないのだが、今までと違う力を得て、遥かに強くなったことは理解できた。 彼には二つの選択肢があった。 その力を恐れ、ひたすら隠し通すか? その力に溺れ、己の求めるままに進むか? 彼が選んだのは後者だった。 彼がアークを知っていれば。あるいはアークがこのとき彼の存在を予知できれば、この後の悲劇はなかったのかもしれない。 しかし現実は非常である。いかに高精度の予知を誇る『万華鏡』でも全てを予知できるわけではない。覚醒した力は一個人の倫理観を変える程大きい。ただ無常に、彼は覚醒した己の能力に振りまわれていく。 己が欲望のまま覚醒した能力を扱うもの。それをフィクサードという。彼もまた、覚醒した能力を己の欲望のためにつかっていた。 そして、今日も―― 「わーい。吉沢先生おはようございまーすー!」 「きゃあ! 大場君、先生の胸を触っちゃいけないっていったでしょう! ……コラ、何処いくの!?」 「いゃっほぉぉい! おはよー、ミナコちゃーん!」 「ひゃあああん!」 「うさぎさんのバックプリント、かわいいね!」 「わあああん! 啓太くんのえっちー!」 「せんせー。大場君がスカートめくるんですー。なんとかしてくださーい」 「もう! 大場君! 今日という今日は許しません! 職員室にきなさい!」 「へへーんだ。来いといわれて誰がいくかよ。ばいばーい!」 「ちょっと! そっちは川だから危ないわよ! こっちにきなさい!」 「じゃーんぷ! ここまでおいでー!」 「危な……え? 飛び越えたの……? うそ……」 ●乙女の怒りはマックス 「凶悪なフィクサードよ」 いつもとかわらぬ平坦な口調で事件を告げる『リンク・カレイド』真白イヴ(nBNE000001)。彼女の捜査する端末に、小学校でスカートめくりに興ずる子供とそれに振り回される女先生と生徒が映し出されていた。 特筆すべきことは、スカートをめくっている子供の背中に白い羽が生えていることだろう。幻視で普通の人には見えないようになっているだろうが、ここにいる人間は全員その正体に気付いていた。フライエンジェだ。 「凶……悪?」 「って言うか……フィクサード?」 「凶悪なフィクサードよ」 映像を見ながら怪訝な声を上げるリベリスタに、変わらぬ口調で繰り替えすイヴ。なまじ声のトーンが変わらないからこそ、有無を言わせぬ迫力がある。オッドアイで見つめられながら無言で圧力を加えられ、反論者は押し黙った。 「名前は大場・啓太(おおば・けいた)。覚醒して間もないフィクサードよ。種族はフライエンジェ。攻撃力は微々たる物だけど、スピートと回避力がすごく高い。 ターゲットは普段は小学校に通ってる。小学校から家に帰るまでの通学路で人通りが少ない場所がある。そこでなら戦闘に支障がない。おそらく夕方ぐらいに通りかかると思うから」 襲撃ポイントを適切に教えてくれるイヴ。なんかこわい。 「敵は狡猾。いきなり知らない人が近づいてきたら怪しむと思うし、最悪羽で飛んで逃げると思う。そうなったら地の利は向こうのほうにあるから追いつけないと思って。 だから向こうからこちらに仕向けるようにしたほうがいい」 「敵って……いやいい。向こうからってどうするんだ?」 「囮作戦が有効。 フィクサードは大きな胸とスカートを見るとイタズラしたくなる」 「あー……」 呆れたように声を出すリベリスタたち。そこまで単純なんだろうか、と思いつつまぁそうなんだろうなぁ、と納得した声である。 「放置すればフィクサードの行為は加速する。そうなる前に――」 「軽くお仕置きしてくればいいんだな。了解」 「――トドメを刺してきて」 「「鬼ですか、アンタ!?」」 乙女の怒りは恐ろしいものである。 |
■シナリオの詳細■ | ||||
■ストーリーテラー:どくどく | ||||
■難易度:EASY | ■ ノーマルシナリオ 通常タイプ | |||
■参加人数制限: 8人 | ■サポーター参加人数制限: 0人 |
■シナリオ終了日時 2011年06月11日(土)22:05 |
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■メイン参加者 8人■ | |||||
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●罪と罰 「なんていうか、男の子よねぇ」 来栖・小夜香(BNE000038)は頬に手を当てて言う。。世話好きな彼女はこういうイタズラ好きな子供を何人も見てきたのだろう。それ自体は許してもいいのだが、覚醒した力を使うのは問題だ。 「今は良いが、力の使い方を間違える前に教えてやんねえとな」 ガキだからしょうがねぇよなぁ、とばかりに『悪夢の忘れ物』ランディ・益母(BNE001403)は頭をかいた。子供相手に斧とか使ってられねぇ、とばかりに幻想纏いにいつも使用している斧を戻す。 「いけません……急がなければ。一度罪を犯せば後戻り出来なくなってしまいます」 かつてはフィクサードとして罪を犯したことのある『贖罪の修道女』クライア・エクルース(BNE002407)は啓太の行為を祈るような思いで受け止める。罪を犯すフライエンジェ。まるで昔の自分のようである。ならばここで彼を更生できればあるいは自分の贖罪になるのでは。そんな思いがあった。 「過つことは誰しもある。……まだ若く、やり直せる時で良かったとしよう」 年齢を刻んだ皺を寄せ訓肉質な腕を組みながら、静かに『鋼の体温』逢見 歯車 (BNE001061)は頷いた。相手は歯車の十分の一ほどの年齢なのだ。年上としてしっかり道を示してやればならないとばかりに首を振る。 「まあ、お痛が過ぎる子供を叱るのは、周りの大人たちの役目ということで」 そんなクライアと歯車をなだめながら『月光花』イルゼ・ユングフラウ(BNE002261)は言う。術手袋をはめながらしかし手荒なまねをするのも問題よね、と心の中で思う。 啓太に対する見解は、おおよそ共通していた。つまり「まぁ、子供だし」……だ。 で、おおよそに含まれない人たちはというと……。 「イヴが御冠なのじゃー!?」 自分の姿がすっぽり収まるダンボールの中で、まるでこの世の終わりのようにガタガタ震えているのは『泣く子も黙るか弱い乙女』宵咲 瑠琵(BNE000129)である。常にかわらぬ口調のイヴだが、あのときの彼女は容赦なかった。 「あの瑠琵さん? イヴさんもそこまで怒っていたわけじゃないと思うよ?」 「スカートめくりとか日常的な挨拶代わりのスキンシップなのにのぅ。あそこまで怒らなくてもよかろうて。そう思わんか?」 「いや、それはそれで問題だろう」 「瑠琵様のおよび多感な年頃の男子の嗜好、性癖はアリシアには理解しがたいものと判断します」 ツインテールのメイド服『愛玩用メイドロボ』アイリス・アリシア・リターナ(BNE002441)は無表情に判断を下した。 「理由は遺伝子で規定された性別がXX型であること、研究所で制作されたモノに感情がインストールされていないこと、人生経験が絶望的に不足していることが挙げられます」 「……まぁ、よくわからないことだけはわかった」 「ご理解いただきありがとうございます」 一礼するアリシア。 「つまりけーたをやっつければいいんだな! れっつごーだ!」 『ひーろー』風芽丘・六花(BNE000027)はこれまでの流れを頭の中で整理し、最適解を出した。喧嘩っ早い彼女らしい解答だった。 「いや待て。今回は囮を使っておびき出さないといけないから、少し待て」 「うむ。啓太少年は素早く、かつ地の利も向こうにある。向こうに攻めさせてそこを捕らえるが上策だ」 「つまりけーたをやっつけるんだな!」 「六花様、話を聞きましょう。アリシアはインストールされているツッコミのスキルを使用します」 「始まる前からグタグタじゃー!」 「主よ……我等をお見守りください」 「しーっ! きたよ!」 収拾がつかなくなる状況を小夜香が指に手を当てて治める。何が来た、と問い返す者はいない。言うまでもないことだ。 背中に白い羽を生やした少年。大場啓太。 イヴに『凶悪なフィクサード』と呼ばしめる覚醒者。 「よし、作戦実行だ」 ●天使に似たモノ 「ふふふー、ふふふふーん……ん?」 アニメの主題歌を鼻歌に大場啓太は今日も学校から家に帰る。その途中でいつもと違うものを見つけた。 メイド。 天使の修道女。 巫女。 ロングスカートの天使。 そしてダンボール。 この不自然なシチュエーションを前に、大場啓太の脳みそはフル回転した。 スタイル抜群のツインテイルなメイド。ぱっつんぱっつん。ふわふわスカート。買い物籠が家庭的。 天使の羽根を広げた慈愛のイメージを持つ修道女。ぽよん。優しそうな微笑み。慈母。 白い肌の巫女さん。胸のふくらみが大きい。和服は洋服と違う印象を与える。ぽわん。 黒髪ロングの白いロングスカート天使。隣のお姉さん的な少年の甘酸っぱい初恋のような心を刺激する。きゅん。 ダンボール。ダンボール? きれーなーねーさんたちだ。脳みその回転は止まった。 少年はわーい、と駆けていく。心情的に同じ天使の羽根に引かれたのだろう。風のように接近して小夜香のロングスカートに手を伸ばす。 ぱふっ。重力に逆らい白いロングスカートがめくられた。ロングスカートゆえの空気抵抗の高さと、小夜香がしっかり押さえていたので乙女の領域は防衛である。 「もぅ、なにするの?」 怒るというより注意する小夜香の言葉など何処吹く風。今度は修道服に包まれたクライアの大きな胸に向かってダイブ。子供の甘え、を少し超えた意図的な手のひらの動きで胸を触る。あくまで子供のいたずらレベルなのだが。 「あらあら。どうしてそのようなことをするのですか?」 その行為を咎めるではなく、理由を問いかけるクライア。 「だっておっぱいとか柔らかくて気持ちいいし、スカートめくると女の子がさわいで楽しいもん」 「まぁ。でも悪戯はいけませんよ。女の子に悪戯をすると、嫌われて仲良くしてもらえませんからね」 えー、と不満の声を上げる少年。その標的は次に巫女服を着たイルゼの胸のほうを向き―― 「そこまでなのだーっ!!」 突如上がる声。みれば六花が塀の上に立ち、仁王立ちで啓太を見下ろしていた。 「なんだ、誰だお前!」 「アタイのなまえは六花! オマエの狙いは全てアタイが邪魔をしてやるのだー」 「なんだってー!」 啓太の驚きをよそに六花は塀から舞い降り、 「ねーちゃん、でけーちちしてんな!」 「ちょ!? 六花さんが揉むんですか?」 イルゼの胸に飛び込んで揉んだ。 「くっそー! だったらボクはそっちのメイド服きたおねーちゃんに――アレ、身体がなぜか動かない……?」 「ふはははははは。よもやダンボールの中にわらわが隠れていようとはお釈迦様でも気付くまい! 完璧な偽装工作じゃ!」 アイリスに向かおうとする啓太を、ダンボールの中で機会をうかがっていた瑠琵が術で拘束したのだ。具体的には呪印封縛で。 「その隙にわらわがスカートをめくる! おぬしには見せぬようにな――ってアイリスー!! なんではいてないんじゃー!」 「メイド服や和服を着る際は下着はつけないものだと教えられました」 「うむ、それは正しいのじゃ」 齢八十を数える和式ロリ幼女は、アイリスの正しい着付けに同意した。 「教えを忠実に守るアリシアは極めて優秀な愛玩用メイドであると判断できます」 「うーん、違うと思うよ」 「神よ……。罪深きものをお許しください」 突っ込みを入れるイルゼとクライア。 「わーん。ボクもまぜろー!」 「あら? 呪縛とけたみたいね」 「あーまーいーのーだー。おまえがスカートをめくる前にアタイが先にめくってやるー」 「なんだってー! だったらお前のスカートをめくってやるー」 いって六花に向かって走る啓太。その手が立夏のスカートをめくる前に、スカートが風に舞った。 「ふははははー。これでスカートはめくれまい」 なんと! 六花は自らの腰を覆うスカートを脱ぎ捨てたのだ。 「ええー!? だめよ六花ちゃん、スカート脱ぎ捨てちゃ!」 カメラ的には小夜香が慌てて割って入り、ガードしている。セーフですよ、ええ。 「おお、すばらしい発想じゃ。六花、飴をやろう」 自らスカートを脱ぎ捨てることで、相手の目的を失わせる。これぞ兵法三十六計の『李代桃僵』。不要な部分を切り捨て、全体の被害を少なく抑えつつ勝利するように図る戦術である。 その行為に啓太は愕然とした。いや三十六計とかぜんぜんわからないけど、とにかく六花の行動に敗北を認める。 「くぅ……ボクの負けだ!」 「ふふん、アタイをここまで追い詰めるとはお前もすごいぞ! 今日からお前はアタイのライバルだ!」 差し出される六花の手を、がっしり握り合う啓太。 「じゃあライバルになった記念に一緒にスカートめくりだ!」 「ふふん、アタイに勝てるかな? じゃあいくぞ――ぶばっ!」 六花の動きを制したのは、ランディの拳だった。啓太と一緒におしおきでゴツンと振り下ろされる。 「いい加減にしろっ」 「経緯はどうあれ。囮作戦は成功のようだな」 影で隠れていた歯車も出てくる。 気がつけばリベリスタ八人は、啓太を囲む位置取りを完了していた。六花だけは頭を押さえてうずくまっているが。 「な、なんだよおじさんたちは!?」 「やぁ少年、仕置きの時間だ」 歯車の言葉が戦闘開始の合図となった。 ●実際の戦闘は2ターンで終わりました 「おら、クソガキ!」 「うわーん!」 ●少年はかっこよさを知る 「見事な速さだったな」 啓太が他のリベリスタたちに勝っているのはその一点であったが、逆に言えばそれだけである。啓太は目を廻し、床にノビていた。 その隣で啓太と一緒に戦闘中も女性陣のスカートをめくっていた六花も蹲っていた。まとめて拳骨を食らったのだ。 「せくはらはハンザイなんだぜ! 悪い事をすると報いがあるんだぜ!!」 彼女は身をもって罪に対する報いを、身をもって示したのだ。 ともあれ、啓太に関する皆の見解は統一していた。つまり―― 「では真白様の命令に従い、トドメを刺します」 「「「「「「「まてまてー!」」」」」」」 アイリスの言葉に一斉に突っ込みを入れるリベリスタ。 「子供のいたずらなんだからそこまでしなくても」 「了解しました。空気の読める愛玩用メイド、それが私であると思います。 では急所と顔、どちらを握りつぶすべきでしょうか?」 手をワキワキさせてメイドは言う。アイアンクローと言う言葉を啓太は知らないが、それがとても痛そうなのは理解できた。びびってガクガク震えている。 「うむ、悪餓鬼にはトラウマ植え付けるのが一番じゃ。ロープで縛って象さんにマジックで落書きぐらいにしておけぃ」 「瑠琵様……おやめください。心に傷を残すのはよくありません」 少年の(あとこのリプレイのコード的な)危機はクライアの静止によって止められた。 つまり、おおむね少年のイタズラを説教で済ますつもりなのだ。相手は子供ということもある。問題は、それが覚醒した能力で行われたということ。 「いてててー。でもおじちゃん達すげー! ボク羽根が生えている人とか身体がメカメカした人とか始めて見たー!」 「そうか……。こういう人を見るのは初めてか?」 「うん! 他にもいるの? おじちゃんみたいな人!」 啓太に目線を合わせるようにしゃがんだ歯車の問いかけに、殴られたことも忘れて顔を輝かせて元気よく頷く啓太。 「うむ、沢山おるぞ。揉んだ乳が溶解液吐き出してたり、スカート捲ったと思ったら象さんと顔を合わせたり。そんなやつらがおるんじゃ」 「さらっと嘘言うんじゃねぇ」 と、ツッコミを入れた後で、 「ま、悪戯したくなる気持ちも解る。こんな力は誰にも言えないもんな」 ランディは啓太の頭を撫でながら言った。 「でもな、他の奴に悪戯ばかりじゃ皆離れちまう。さっきの俺怖かったろ?」 かつて義母に諭されたように。今度は自分が啓太を諭していく。 「力で通しちゃダメだ。強いなら周りを大事に出来る格好良い男になろうぜ?」 今度は啓太が誰かにこの言葉を使って誰かを諭すのだろうか? そんなことを思いながらランディは啓太の頭を撫でた。 「とにかくイタズラはいけませんよ。痛い目にはあいたくないでしょう?」 「あんまりイタズラが過ぎると、お母さんに怒られてご飯抜き、とかの可能性も……」 クライアが殴られたところを撫でながら言い、それにイルゼが言葉をかぶせる。う、と小さく呻く啓太。育ち盛りの子供にはご飯抜きは何より効くらしい。 「元気なのはいいことだ。だが、力に振り回せてはいかん。 大丈夫、何かあれば大人が正しい道を示してやる」 「そうだぜ。解んねぇ事あるなら兄ちゃんが教えてやっからよ。 これからは友達だ、啓太」 歯車が腕を組んで厳かに告げる。その後でランディが持っていた帽子を啓太に渡した。友達の印だ。それを被り、にか、と啓太は笑った。 「……で、アークに連れて行くのか?」 「本人が望めば、だけどね」 「そういう道がある、というのを教えておくのもいいと思います」 もともと子供に力の使い方を教えるだけだったランディは、啓太をリベリスタにするのはあまり乗り気ではなかった。 ただ、何も知らないよりは知っているほうがいいだろうと言う小夜香やクライアの意見も、ある種正しい意見ではある。 最終的にどうするかを啓太に選ばせたところ、 「じゃあ、夏休みになったら行くー! いろんな『りべりすた』って言うのがいるんだろー。すげーや!」 そんな旅行気分で同意された。 「それじゃ、またね」 「次にあったときが、しゆーをけっするときだー」 「更正できるよう、祈ってるよ」 「じゃーねー!」 別れの言葉を告げ、帰路につくリベリスタと啓太。 その後、啓太は女性にイタズラをしなくなり、また下級生をいじめっ子から守ったりと人が変わったようになった。 大人たちの拳骨と言葉が何処まで心に浸透しかたかはわからないが、それなりに効果はあったようだ。 そして数ヵ月後―― 「おひさしぶりー!」 「きゃああ! ……もう、啓太君、スカートめくっちゃダメって言ったでしょう?」 「えへへヘー」 「よく来たな、アタイのライバル! 今日も勝負だー」 「おー!」 「懲りてねぇのかよ!」 「『りべりすた』のスカートしかめくってないからいいんだい!」 「神よ……。更正の道は遠そうです」 「自分より劣るものを対象にしない分、彼は成長した。……まずは一歩だ」 「アイリスはあの時トドメを刺しておけば、このようなことは起きなかったと意見します」 アーク本部でそんな光景が繰り広げられるのでした。 |
■シナリオ結果■ | |||
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■あとがき■ | |||
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