●ビキニお姉さんパラダイスだと思ったか? 「残念オレだよ!」 スキンヘッドの黒人ボディビルダーがビキニパンツ一丁でポージングしていた。 「レッツ、バァァァァァァァァァリィ!」 ダブルバイセップスで高速振動する黒人男性おっぱい。 それが凄まじい速度で急接近し、あなたの顔面に激突。 世界で一番されたくないぱふぱふがあなたを翻弄する。 それだけではない。前からも後ろからも、右からも左からも、上からも下からも(下からも!)ビルダーたちが迫ってくるのだ。 ワセリンでテカテカに塗られた胸板がナイスバルクでマッスルで兄貴で兄貴で兄貴兄貴兄貴アアアアアアアアアーーーーーーーーーッッッ!!!! ●本日のモザイクシーンここから 「ウヴァアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!!」 カレイド部屋から飛出してきたアイワ・ナビ子(nBNE000228)が床をごろんごごろんごと転がるとテーブルに置かれたエチケット袋をキャッチ。飛び込み前転からの華麗なるバックトゥー・ザ・もんじゃ。ほとばしるモザイク。 非常にデジャビューなシーンだが、良く考えたら今まで一回か二回くらいしか見ていない気がする。アレだろうか、一鉄さんのちゃぶ台返しがインパクト強すぎて一回だけなのにずっと覚えてるみたいなもんだろうか。 「……ああ、嫌なもん見……うっ」 再び袋に突っ伏すナビ子、流れ落ちる虹モザイク。 「ウヴァ……ウヴォア……アア……」 テーブルの上ででろーんと伸びたナビ子的な何か。 ナビ子の説明によると、どうやらとある無人プールにEエレメントが現れるらしい。そいつは屈強なスキンヘッド黒人男性ボディビルダーの集団で、屈強なポーズで空を飛ぶと言う。一応室内なので飛ぶからどうってこたぁないのだが。 「アア、ア、アリエナイ……授業中ずっと私の肩殴ってた竹林君ぐらいありえない……」 彼らの数はなんと10体。群れを成して襲い掛かってくる上、なんか知らんがツルッツルしててブロックしずらいらしい。 「あいつ本当ありえない……学校の補修を先生から請け負ったと思ったら私に丸投げしてくるし。その間あいつ学校の備品パクってるし……」 その上相手をぎゅっと抱きしめてパフパフしてくれるという水着のお姉ちゃんだったら嬉しかったのに的なことを容赦なくしてくるのだ! 「学校の帰り道で卑猥な言葉を大声で連呼するし……なんなのあいつ、なんなの……」 こんな敵を倒せるのは君しかいない! 頼んだぞ、リベリスタ達よ! 「あ、でも帰りにコーラ奢ってくれたりしたな」 |
■シナリオの詳細■ | ||||
■ストーリーテラー:八重紅友禅 | ||||
■難易度:NORMAL | ■ ノーマルシナリオ 通常タイプ | |||
■参加人数制限: 9人 | ■サポーター参加人数制限: 0人 |
■シナリオ終了日時 2012年09月04日(火)22:43 |
||
|
||||
|
■メイン参加者 9人■ | |||||
|
|
||||
|
|
||||
|
|
||||
|
|
||||
|
|
●ひとつだけ聞いていいですか? あなたは何故Eエレメントなの? 突然だが、脳内にフォーカスのかかった背景をイメージして欲しい。 こう、キラキラふわわんしていて、白くて清潔な感じの背景だ。レフ版と照明と扇風機を用意して貰ってもいい。 準備はいいだろうか。 ではご登場いただこう。 「美少女だと思った!? 残念、明奈(さやか)ちゃんでした!」 『ミサイルガール』白石 明奈(BNE000717)がこの世のものとは思えない半泣き顔で振り返った。 「……アレ? 今、暗にNTRフラグを立てられたような。でも身の回りに緑は居なかったは……ず……ハッ、奴か!?」 「どこに向かって話しかけてるの?」 『┌(┌^o^)┐の同類』セレア・アレイン(BNE003170)が黒い紐ビキニで現れた。ちなみにお尻のあたりの食い込みを指で直しているシーンである。 背景効果に便乗したわけではない。 セレアはここぞとばかりのカメラ目線でキリッと目を光らせる。 「カップリングは男同士に決まってるでしょう?」 「まさかの発酵ルート!? じゃなくて、え、何私の掴み奪いに来てるの。負けん、負けんぞ! このワタシが、ARC48総選挙で連続首位をとり続けたワタシが」 「よく分からないけど、聞き覚えがない上に負けフラグが立ってるわよ」 頭を抱えて蹲る明奈(さやか)ちゃん。だがすぐに拳を握って立ち上がった。 「ええい負けるか。ビキニ美女パラダイスのため、タイトル詐欺を防ぐため、ワタシ、脱ぎます!」 胸元にぐっと指をかけたかと思うと、驚きの早脱ぎで服を宙に放り投げた。 リオのカーニバルですかって感じの水着(水着?)で現れる明奈(さやか)ちゃん。 「ようし来い、来いよマッスル! 水着なんか捨ててかかって来い!」 「捨てちゃ駄……いや捨ててもいいわ! かかってらっしゃい! と言うかかけあってらっしゃい!」 明奈(さやか)ちゃんとセレアが謎のファイティング精神を燃やし始めている……その一方で。 『ダッダッダッダダッダッダーイナマーイツ!』 『オッオッオッオオッオッオーゥイェーエ!』 むきむきとポージングしながらマッスルが頭上を飛び交っていた。 「夏休みも終わりだってのに……なんでこう暑苦しいのが出てくんだよ。嫌がらせかよ」 緋塚・陽子(BNE003359)が世にもどんよりとした顔で眼前のカオスを見上げる。 「マッチョキモ……ああいえごめんなさいすみませんなんでもないですやっぱりなんでもなくないです」 カタカタと縦振動を繰り返す『ネガデレ少女』音更 鬱穂(BNE001949)。 「せめてお一人で、もしくは着衣で、こんなに沢山いりませんから。必要ないですから……」 「お、おお……」 『猫かぶり黒兎』兎丸・疾風(BNE002327)は一瞬何かに気圧されたが、すぐにキラッキラの笑顔にCHANGEした。 MDコンポ(ミニディスクという四角い光学記憶媒体で音楽を聴くための電化製品)を足でかちっと押す。 するとなんということでしょう、無人のプールに匠の技が光った後のテーマが流れ出しました。 「そして綺麗なプールの上にはスキンヘッドのボディビルダーが。もう寂しい思いをすることはありません。そう、まさに夏のドキドキ」 「こんなドキドキいらないですよぅ!」 両腕とポニテ(ポニテ)を上下にピコピコさせる『のんびりや』イスタルテ・セイジ(BNE002937)。 「そんなこと言っちゃって、メガタルテさん。実はもうマイクロビキニなんでしょう?」 「ちがいますう! スクール水着です! もしこの状況を文字だけで読んでる人がいたらどうするんですか! 誤解されちゃいますよう!」 「まあでもほら、プールだから水着なのは当たり前でしょイスメガネさん」 「さっきから名前が徐々にメガネに浸食されてませんか」 「あー、明らかにメガネに浸食されてるな。メガメガネ」 「メガメガネ!? 何かの魔法ですか!? 光魔法的な!」 ぶんぶんと首を振るイスタルテ(メガネ)。 「でも濡れちゃうと嫌ですし、ゴーグルで目を保護したいので眼鏡はここに置いておきますね」 と言ってイスタルテ(メガネ)はビーチェアの脇にメガネ(イスタルテ)を置いた。 「んん? 今私の存在価値がどこかにシフトした気がしますよう?」 「気のせいだってメガネさん」 「そんなことよりさっさと終わらせようぜメガネ」 「名前が乗っ取られてる!?」 私はイスタルテですようと言ってポニテをぐるんぐるんさせるイスタルテ(非メガネ)。 そんな彼女達をよそに。 『√3』一条・玄弥(BNE003422)がビキニパンツオンリーでプールサイドに立っていた。 「まっちょむきむき」 こちらに背中を向け、きゅっとダブルバイセップス的なポーズをとる。 骨と皮に彩られたやたら血色の悪いワガママ皺ボディがぐにっと動く。 「いぇぁぁぁっ!」 頭の後ろで腕を組んでぐるんと振り返った。 御年56歳の血流メリハリボディがねじっと伸びる。 手に持ったワセリンを地面に叩きつける玄弥。 「って駄目や! こんなんではだめや! ……なんて思うそこのあなたもこの器具を使えばたちまちマッスルボディに。実例をご覧いただきましょうさあどうぞ」 カメラをパンすると、『眼鏡っ虎』岩月 虎吾郎(BNE000686)が黒ビキニ一丁で丸太のようなマッスルボディを誇示していた。 「空を飛ぶマッチョマン。きっと空を飛びたいというマッスル達の思いが形になったんじゃろうな。広背筋を鍛え翼として……その澄んだ瞳を見ればよく分かる。だがお主等は此処に居てはいかん存在じゃ!」 なんてやってる虎吾郎の脇で、『レッツゴー!インヤンマスター』九曜 計都(BNE003026)がもきゅっと小枝のようなもやしっこボディを披露していた。 「ジブンヲ……」 ぐっと身体を丸める計都。 「トキハナツッ!」 手足を広げながら大ジャンプ。 「うおおおおおおおプロテインがあああああああ漲ってきたああああ!」 頭の後ろで手を組み、脚をきゅっと組むようにしてポージングすると、カッと目を開いた。無駄に☆がくるって回った。 『パワーワセリンゲンヤー』と書かれたワセリン箱をぱかっと開く。 「ワセリンパワー、メイクアップ!」 するとなんということでしょう。 衣服が一瞬ではじけ飛び、内側からは丸太のような屈強なボディが! 真っ白だったヒキコモ肌は一瞬でまつざきしげり、光が一周したかと思えば頭部がスキンヘッドに。しかもさっきの光はニカッと笑った歯によるものではないか! 「燃えたぎるマッソゥ!」 野太いマッスル声で叫ぶ。 太腿から腹、胸にかけてのカメラアングル。 「スーパーマッチョモード――ア゛タ゛シ゛、参上!」 尻と胸をそれぞれカットイン。 最後に顔がキラッと光った。メガネがすごいギチギチいってた。 別のゲームから来たんじゃないかなって思うようなリアル系スキンヘッド黒人マッスルガイが虎吾郎の隣に降り立った。 同時にむきっとポージング。どのくらいの違いかと言うと、アニメと実写が同時に映り込んでるくらいの違いである。 「会いたかったぜ、ブラザァ!」 「こんなワセリンが欲しいあなたはこちらまでお電話を」 そして、最後は玄弥が美味しい所だけ持って行った。 ●序盤の掴みだけで全体の五割を使う依頼 プールの上で輪を描き、くるくると回り続ける11体のマッスル飛行隊。 「あ、あれ、増えてる」 「じゃ、オレは暫く高い所で見物モードに入るから」 「待てい」 羽をぱたぱたして飛び立とうとした陽子とイスタルテは、虎吾郎にがっしりと足を掴まれた。 「空を飛ぶ敵が相手と言うことは、飛び道具が必要と言うこと」 「飛び道具ってそう言う意味じゃないですよう!?」 「ちょ、何すんだ! HA・NA・SE!」 じたばた暴れる二人を(どういう理屈か知らないが)がっしり掴んで固定する虎吾郎。 そのまま軸足で高速回転すると、二人をぐるんぐるん振り回し始めた。 「これも依頼を成功させるため。分かってくれい!」 「わかるかあああああああ!」 「目があああああああああ!」 「秘技・味方ミサイル(EX)ッ!」 「「わあああああああああ!?」」 陽子とイスタルテは(どういう理屈かほんと分からんが)マッスル達へと剛速でカッ飛んで行った。 狙いはラップのリズムで踊り狂うメガネのマッスルである。 「ミュージックカモォン!」 HEY-YOU! あたしたちはマッスルメイト! マッソウ漲るエレメンツ! イェス、魂のマッスルニウム! さあ羽ばたこうぜ(HEY-YO-HO)! 自由の空に(HEY-YO-HO)! シンクロナイスドボディブルディィィィィィング!(HA-HA!) 押し付けられるのは本意じゃない! 解き放とうぜマッソゥナイツ! ワセリンは一瞬の輝き! マッソウに許された永遠のときめき! ブラザー、おまえたちは今日ここでウヴォア!? 味方ミサイルはメガネのマッスルに直撃した。 『まっそぉぉぉぉぉ!』と言いながらプールに墜落していく計都。 「味方が無意味に三人いなくな……あっいえなんでもないですごめんなさい蝉でも食ってますごめんなさい」 鬱穂はチェインライトニングをばちばちしながら帽子を目深にかぶり直した。 「きえろきえろきえろぉぉぉ」 「やめろ鬱穂オレたちにまで当たってる、当たってるから」 プールのなかでばたばた暴れる計都と陽子。 明奈がダブルシールドを手にざざっとプールサイドに仁王立ちした。 「こうなったらワタシがマッチョアタックを受け止めるまで。見よこの集中シーン! セクシーかつゴージャスなこの! ねえ、ちゃんと描写してるよね! ビキニの紐までちゃんと描写されてるよねコラー! まさかセリフだけで済まそうってんじゃ」 「んー、あの緑と黒で受け攻めが成立するから、隣の赤が鬩ぎ合いして喘ぎ合いの……」 「ちょっとアレインさんやめて! ワタシのアピールシーンにかぶせてくるのやめて!」 明奈がなんやらごちゃごちゃやってるのを背景に、セレアがセクシーな紐ビキニをくねらせつつマッスルのボディラインを事細かに脳内サーバーに記録していた。 「あ、攻撃しなきゃ。とりチェ。便利ねこの言葉。それじゃ次のカップリングは……と」 「ええい負けるか! カメラ被りに屈して何がアイドルか! 身が彼抜いたこのカメラセンサーで……ハッ、後ろから撮られている!?」 ばばっと振り返る明奈。 そこには、四つん這いでカサカサする黒い2m大の生き物がいた。 正直バケモンだったが、玄弥である。 「ぐへへっ、ねえちゃんええケツしとるなあ」 「狙ったように低空撮影!?」 「あとこれニコ生で放送しとるから。一度流れると二度と回収できんインターネットの恐ろしさ! 南無三!」 「何してくれてんだコイツ!? ワタシが売れた時に再び出回ってスキャンダルのもとになるだろがいっ、カメラ止めろこのっこのっ!」 などとじゃれ合っていると、そろそろ出番かなと思ったマッスル達が大挙して押し寄せてきた。 「え、いつのまにグワー!?」 「しかいがまっちょでうまる、めがくさるめがぁぁぁぁぁっ」 「やーんテラーテロールぅ!」 「こっちくんなもっと(見てる奴が)喜びそうな女他にいるだろオレに需要無いだろうおあああああ!?」 マッスルパフパフでもみくちゃになる女性陣(セレア除く)。 疾風は優雅にビーチチェアに寝そべってジュースをちゅーちゅーしていた。 「まさかマッスルのなかにオネエ言葉の奴とか混じってませんよね? ハッ、そう言えば僕前衛だった。疾風でーす! 道化キャラでーす! 今行きまーす!」 マッスルがごちゃごちゃしている所にダイブしていく疾風。 もみくちゃにされる疾風。 何故かメガネをかけて真顔で出てくる疾風。 「……チェンジで」 「早っ」 少し遅れてセレアが優雅に出てきた。 「吸血したらお兄さんの味がした……これが、夏の思い出の味」 「ワセリンの味です」 冷静に突っ込みを入れてあげる疾風。 その間、虎吾郎はずっと屈強なポーズを取り続けていた。 ●満員電車で周りが全員全裸のマッスルだった時のことを想像するといい プールに陽子と女性陣が浮いていた。 青い顔して口をぱくぱくさせる鬱穂。 涙の跡を目尻に残したままぼうっと空だけを見る陽子。 光の無い目をあけたまま気絶するイスタルテ。 額から血を流して白目をむいてる計都。 優雅にぷかぷか泳ぐセレア。 「ああ、事後ってこういうことを言うのね」 「やめて!? 誤解を受けそうな表現はやめて!?」 ざばっと明奈がプールから飛び出してきた。 それらの様子を黙ってカメラに収める玄弥……を踏み倒し、明奈は口元を拭うようなしぐさをした。 「ふ、ふふ、それにしても良い筋肉だったぜ。ならばこっちもやるしかねえ! 禁じて、マッスルパフパフ返しだ!」 明奈はマッスルへベアハッグ(通常攻撃です)をかけると、そのまま頭突き(ヘビースマッシュです)をくらわせた。 「これで堕ちない男はいない!」 「ほう……これがグラマラス物理」 「寝てろゴキブリ」 めげずに撮影を続ける玄弥を踏み潰す明奈。 が、しかし。 マッスルたちは死んでいなかった。 全くダメージがありませんよみたいな顔をして明奈を見下ろしている。 戦慄に身を乗り出す疾風。 「ばかな! 細身の割には肉感のある明奈さんのハグを受けて平気でいられる男がいるわけがない! あれ、言ってみたけど本当かな? 意外とそんなでもないような」 「シャラップ!」 その辺にあった眼鏡を掴んで投擲。疾風の頭部に直撃。パリーンと割れるメガネ。 「疾風ェー!」 「イスタルテェー!」 「私はこっちですよう!」 ざばっとプールから飛び出してくるイスタルテ(非メガネ)。 そんな彼女等をよそに、マッスルは明奈の肩をポンとたたいた。 『ププ、下品な肉』 「魔落の鉄槌(アイドルアクシュカイ)!」 マッスルの顔面を殴り倒す明奈。 そんな明奈のブラ紐をこっそり切断する玄弥(カメラオン)。 「おおっと滑った」 「魔落の鉄槌(アイドルサチツエイカイ)!」 回し蹴りでプールに蹴落とす明奈。 玄弥はごばごばと言いながらプールに沈んで行った。 「流した動画は肖像権侵害動画として通報の後運営削除とする! ワタシの姿をディスプレイで見たければCDを買え! あと水着コンテストに投票しろ!」 「それついこの前終わりましたけどね」 残りのマッスルをギャロっては投げギャロっては投げする疾風が振り返りつつ言った。 「おぬしが胸板を叩きつけるなら、わしもこの胸板で迎え撃つまで! ふぬうううお!」 マッスルと胸タックル合戦を繰り返す虎吾郎。 飛び散るワセリン。 「適量を使用しないからこんなことになるんじゃ。自分の身体を良く見せようとする気持ちは分かる。だがこれはやりすぎじゃ! うおおおおおお!」 などと言ってるがやってることは乳首タックル祭である。 ざばざばとプールから上がってくるセレア、陽子、そして鬱穂。 あとそのまま沈んで行く計都。 「じゃ、そろそろシメってことで」 「コノヤロウ……寄りにもよってオレに、オレに……」 「ヤダヤダヤダ大切なものを失いたくないこんなふざけた相手にこんな」 セレアはともかく、陽子と鬱穂の目には光が無かった。 ハッとしてそこに混ざるイスタルテ。 「女の恨みと共に死ねぇー!」 一斉に飛び掛って行く女たち。 そっと鋏を取り出す玄弥。 そして――。 無人のプール。 そこにはもうEマッスルの姿は無かった。 なんか好き放題暴れた連中と、その残骸が残るのみである。 疾風は清々しく空を見上げ、爽やかに笑った。 「さっきの動画、保存しとこ」 |
■シナリオ結果■ | |||
|
|||
■あとがき■ | |||
|