● 「おにーちゃんおにーちゃん、遊ぼうよーっ」 「はは、ちょっと待てったら」 何だってうちの妹はこんなに可愛いんだろうなあ、そんなことを緩みきった顔で呟いた兄は小さな妹に手を引かれて家を出た。 無事社会人になったばかりの彼は滅多に会えない年の離れた妹をそれはもう可愛がっている。短い休暇に辺鄙な田舎までわざわざ帰って来るのはひとえに妹を愛でるためだ。親に公言したら「気を付けてね」と言われた。何にだ。 ともかく彼は浮かれていた。そして妹が引っ張るがままに「おじいちゃんに貰った秘密のお庭」まで付いて行った。 「もふもふごろごろびゅーんって遊べるんだよっ、ここ!」 秘密のお庭か、さてどんな可愛らしいものだろうと見渡して、兄は固まった。 そこにあったのは田舎とは言え広大な庭――最早庭園と言っていい。ごく日本らしい庭園が広がっていた。 それよりも、だ。 その庭園の中を、何かよくわからないピンク色の毛玉が多数、猛スピードで転がっているのはどういうことだ。 「わーい、もふもふー!」 などと言って平気な顔で六歳になる妹がそれを乗りこなしているのはどういうことなのだ。 やあじいちゃんはとんでもなく広大なお庭を残してってくれたんだなあとか、これ今まで俺が知らなかったの何でとか、それにしてもうちの妹が可愛いとか、そういうことを全て排除して彼の思考を占領したのはたったひとつの思いだけだった。すなわち、 「なんじゃこりゃあああああ!!」 その叫びに触発されたように、うぞりとピンクに埋もれた空虚な穴が揺らいだ。 ● 「……で、何なんだ、それは?」 「うん、毛玉」 事も無げに『リンク・カレイド』真白イヴ(nBNE000001)が頷くものだから、思わず問うた誰かも継ぐ言葉に困ったようだった。 「正しくは、桃色の羊のアザーバイド。頭の大きさは普通の羊くらい、ではあるんだけど、毛が多くてボールみたいにまん丸で倍くらい大きいの」 大きな毛玉の中に羊の頭があるみたいな、とイヴは付け足して、それより、と口調を改めた。 「この桃色羊のアザーバイド……見つけた妹は『ファモ』って呼んでる、これは大して危険じゃないの。危険なのはD・ホールに潜んでる黒いモノ。そのうち出てきて、このお兄さんを食べちゃう」 「エリューションか?」 「ううん、黒ファモ」 あっさり切り返したイヴをリベリスタ達は思わず見つめる。その視線にイヴは繰り返した。 「黒いファモなの。桃ファモより凶暴で、肉食……かはわからないけど、人を食べるみたい。このお兄さん、たびたび来て同じこと叫んで帰ってて。……夢と思いたいのかもしれないね。 ピンクはともかく、この黒ファモは倒してしまった方がいいと思う」 一匹だけだけど気をつけてね、と伝え、もうひとつ付け加える。 「黒ファモは庭の一番奥のD・ホールにいて、騒いでいたら出てくると思う。桃ファモは、倒してしまってもいいけど、上手く帰せるならそれでもいいよ。……上手くすれば乗れるみたいだし。ちょっと、乗ってみたいよね」 もふもふを堪能したり、人懐こいようだから、優しくすれば乗り回せるかもしれないし、捕まえるのを楽しんでも良いかもしれない。言葉が通じずとも、態度で十分懐柔できるはずだ。上手く触れられればの話ではあるが。 黒ファモに乗りたいなら、止めないけど危険だよ、との忠告も受けて、心なしか羨ましげな視線を背にリベリスタ達は転がる羊を目指すことになった。 |
■シナリオの詳細■ | ||||
■ストーリーテラー:野茂野 | ||||
■難易度:EASY | ■ ノーマルシナリオ 通常タイプ | |||
■参加人数制限: 8人 | ■サポーター参加人数制限: 0人 |
■シナリオ終了日時 2012年09月03日(月)22:36 |
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■メイン参加者 8人■ | |||||
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● 「おにーちゃん、はやくはやくーっ!」 楽しげに妹が兄を呼ぶ。それは楽しげに。まるで屈託なく。 ここで彼女の兄が通常運転の思考回路を維持していたら、まさかその笑顔を拒むはずもなく、こらまてーアハハウフフの勢いで妹を愛でに行ったろう。 けれどもこの時、兄は疲弊していた。 連日夢と信じてみたい猛スピードで転がるピンク羊たちを見続けて、彼の精神力は秒単位で磨耗している。 「あははうふふ……」 俺の妹まじ可愛いこれは夢だ妹可愛いと呪文のごとく呟き続けていた兄は、そしてついに、今日も今日とて叫んだ。 「なんじゃこりゃあああああ!!」 「すまない、我々のペットなのだ」 「えっ」 全くどうして気付かなかったが、彼の叫びに答えがあった。見れば、申し訳なさそうにほんわり笑って、黒髪の少女が近づいて来る。しかし何とはなしに警戒心を抱くことも忘れ、兄はきょとんとした。 「少々おいたをしてご迷惑をおかけしたようだ、直ぐに引き取るのだ」 『百の獣』朱鷺島・雷音(BNE000003)が笑えば、それに続いて『囀ることり』喜多川・旭(BNE004015)もこくりと頷いた。 「ウチから逃げ出して、迷い込んで来ちゃったみたいなんです。これから捕まえるんですけど、実は怒らせると危ないんです。ちょっとだけ外しててもらえますか?」 「うむ、不法侵入ではない、ただの迷子である」 すいと進み出た『黒太子』カイン・ブラッドストーン(BNE003445)が言い切ると兄はぽかんとした。 「いや、ただの迷子ってだってアレ普通じゃないもの絶対違うもの」 「まあまあ、それより兄よ、妹を愛でる貴殿が気持ち我には深くわかるぞ。我にも双子の姉様がいてだな」 強引にカインが話の主導権を握った。だが兄はそんなことよりも話の内容に目を輝かせた。単純極まりないが彼には同意してくれる存在は非常に稀なものだったのだ。俄然力も入る。 「わかってくれるか! この溢れんばかりの愛情を! うちの妹可愛いだろう」 「うむ、我の姉様も素晴らしいのだ。ロケットに写真があるわけだが見るかね? 愛らしいであろう。これがなかなかに気が強くてな。我としてもそこが心配であるところである。貴殿もそうであろう? 可愛い妹を心配するのは兄として普通のことである。そもそも家族というものは愛情深いものであり、更に兄妹ともなれば、愛情も倍々になっていくもの。無論、ここにある愛情というのはピュアなものだ。ただ幸せで居てほしいという純粋な気持ち、貴殿もそうであろう?」 カインの文字通り息もつかせぬ話し振りはすっかり兄を取り込んだ。その後も続くマシンガントークのお蔭で兄は全く羊を意に介さなくなっている。 その隙に『ぴゅあわんこ』悠木 そあら(BNE000020)は桃ファモと戯れていた妹の元へ向かっていた。 「こんにちは、楽しいです?」 「うんっ!」 「もふもふ、良いですねえ」 「うんっ!」 「クッキーいります?」 「うんっ!」 「良いお返事なのです。おててを洗ってから、お兄ちゃんと食べてね」 「うんっ!」 「聞き分けの良い妹だな……」 カインと未だ熱く語り合っている兄を横目に『chalybs』神城・涼(BNE001343)は感心するやら呆れるやらの口ぶりで言って、そあらから『どりんクッキー』を貰ってご機嫌な妹の頭を一撫でして誘導する。この兄妹はきちんと護らなければならない。 その向こうでは『正義の味方を目指す者』祭雅・疾風(BNE001656)や四条・理央(BNE000319)も協力の上、すっかり誤魔化された兄も外へと導かれようとしていた。 「本当に可愛いですね、妹さんのアルバム、見たいかも。……でも、とりあえず後で」 疾風が上手いこと促して、兄妹はどちらも上機嫌のまま外へと向かう。 「そういう事でな。兄妹仲良く少し離れた場所で遊んでいて頂ければ助かる」 周りに同意して『生還者』酒呑 雷慈慟(BNE002371)が言えば、妹が相変わらず良い返事を返した。釣られて兄までした。 「……ていうか何か、人数増えてない?」 兄が一瞬我に返ったような顔をしたが、それには理央がにっこり笑ってこう言った。 「夢でも見てたんじゃない? 試しに寝直して来たらどう?」 夢かそうか妹のこと語りまくれたしまあいいかと兄妹が実質的な避難を終える頃、その賑やかさに呼ばれるように、もふり、黒いうごめきが姿を現した。 ● 黒ファモが姿を現すと、桃ファモ達は途端にきゅるきゅると回転する方向を変えて、一箇所に集まり出した。そしてきゅっと庭の隅に集まると、動きを止める。そこには桃色の大きな塊が出来上がった。 それを見て、そあらは笑って親友を振り返った。 「お願い、聞いてくれたみたいですねえ、らいよんちゃん」 「うむ、おとなしくしていただけるとたすかると、伝わってよかったのだ」 兄妹を誘導している間にバベルを駆使して桃ファモに接触していた雷音は、黒い子がやってきたら大人しくしていてほしいとお願いしていた。その願い通り、ファモ達はリベリスタ達に場所を譲っている。 「できればあの子も、傷つけたくないのだ」 可能ならば、黒ファモもD・ホールへ帰したい。それは集ったリベリスタ達の一貫した考えだった。 けれども万一のことも考えて、彼らは体勢を整えている。 集中を高めた雷慈慟がD・ホールの周辺で待ち構えていたところへ、黒ファモは突っ込んだ。口に飲まれぬよう警戒しながら、凄まじいスピードで飛ばされそうになるのを堪える。 「黒ファモは凶暴そうだな」 疾風の呟きももっともだった。彼は一瞬にして装備を纏うと、桃ファモの場所を確認して武器を構える。 「だが、ファモを倒さず押し返せるなら、それに協力は惜しまぬ」 闇を身に纏いながらカインが言い、他の者達も臨戦態勢のまま、雷慈慟の試みを見守っていた。 この異色の羊は、群れからはぐれたのだろうか。だとすれば、パニックになっているのもわかる。元々無害であるならば、出来る限り処分の必要はないだろうと、雷慈慟は考えている。 桃ファモよりも大きな黒ファモは、予想通り力も強かった。だがその勢いごと黒ファモの方向があの兄妹達が行った方へ向いたことに気付いて、涼と理央がそこへ立ち塞がった。 「ッ、そっちは駄目だぜ」 「行かせないよ」 正面から受け止めれば衝撃に息が詰まる。二人は思わず呻いたが踏み止まった。そのお蔭で勢いがいくらか削げる。 その動きを止めるべく、そあらとカインも力を貸す。疾風は次の隙を作るまいと陣形の乱れをカバーして、旭もやや心配げに涼を見ながら、油断はしていない。 その隙を突いて、雷慈慟の思考の奔流が黒ファモを襲った。だがクリーンヒットとまでは行かぬ。それでも雷音たちの前へ転がって、一時黒ファモの動きが止まった。 その時を狙って、雷音はバベルを駆使して言葉を投げる。 「ここは君がくるところではないのだ。一人でおびえているのかな?」 警戒するように黒ファモが反応する。ぐわりとその口を大きく開けたが、それは雷慈慟が放った見えぬ気糸で動きを封じられた。 そあらが励ますように雷音をを見守って、雷音はまた黒ファモへ言葉をかける。 「寂しい気持ちはだれにでもある。だから少しだけ、勇気をだして仲良くできないかな?」 言葉は黒ファモへ届いたように見えた。我を忘れたふうの瞳が、きらり輝く。けれどもどうして良いかわからなかったのか、黒ファモは鈍い動きでまた転がって行く。 けれどもその勢いは、攻撃に足るそれではない。 もふり。どうにかしてくれと言わんばかりの巨大なそれを受け止めて、雷慈慟は一つ頷いた。 「上手く往けよ」 そうして放たれたのは思考の奔流で、黒ファモを絡めとリ、送り出すようにD・ホールへ狙って吹き飛ばす。 黒ファモは抵抗の色もなく、ゲートの中へと消えたのだった。 ● 懸念していた危険が過ぎれば、そこからは遊び心も開放できる。リベリスタ達は思い思いにファモと戯れながら、ゲートへ導かんとしていた。 「モフモフモフモフモフモフモフモフ」 終わりの見えないもふもふ地獄――彼女にとっては天国かもしれない――を堪能しているのは理央だ。ファモの向きも勢いもお構いなしに突っ込んで、轢かれようが弾かれようがめげることなくもふもふを楽しんでいる。 「これは仕事だし気を引き締めないといけないんだけど、だけど――モフモフー!!」 しあわせしあわせ、と全身で楽しむ理央の姿に、桃ファモもどうやら心を許してくれたらしい。好意のもふもふアタックを食らわせるが、しかしこれはちっともダメージになどならない。 ふわふわの毛ばかりの桃ファモは大層軽い。 けれども無限にこのもふもふを楽しんでいるわけにもいかない。理央は名残惜しい気持ちもありながら、よくよく懐いてくれた桃ファモをD・ホールへと導いた。 「気を付けて帰ってね」 もふもふ、気持ちよかったよ、という理央の声を聞いてから、くるくる回ってその桃ファモは穴の中へと飛び込んだ。 「ねえねえ、りょーちゃん!」 かむかむ、と言わんばかりに手招くのは旭だ。上手く桃ファモと仲良くなれたらしい。すっかり心を許したらしい桃ファモは旭にぎゅっと抱かれている。 「どうよ! 似合うでしょーもふもふっ」 かわいい? と訊ねれば、涼は微笑ましそうにこくりと頷いた。 「ああ、可愛いよ」 「やっぱり?」 などと言いながら嬉しそうな旭を見守って、涼は俺がもふっても絵的にアレか、とそんなことを考える。けれどもやはりもふもふは気持ちよいもので、誘われるままに少しもふもふを味わいながら、幸せそうに戯れている旭を見て微笑んだ。 やっぱり可愛らしい子がやってる方が良い。何よりも眼福である。 「けど旭、そろそろ帰してやらないと」 「……そだね。ね、桃ふぁもさん。あのね、帰ろう?」 わたし、桃ふぁもさんたちと戦いたくないよ、とバベルを持たぬ旭の言葉はファモには通じないことをわかりながら、伝えてみる。 きょとんとしながらくるくる回っていたファモは、わかってくれたのか、満足したのか。D・ホールの近くまで導けば、涼が持ち上げたのに抵抗もせず、相変わらずもふもふしながら大人しく帰されたのだった。 「そあら、ふかふかだぞ」 歳の離れた大切な親友との仕事。仕事だとわかっていても、それは心が弾むものだ。 雷音は楽しげに笑いながら親友を呼んだ。傍にはすっかり懐いた桃ファモがいる。とは言えそこそこの追いかけっこの末に懐いてくれたのだけれど。 「あ……あたしは牧羊犬ではないのですからねっ」 身体が大きい割に少し臆病なファモだったらしい。わたわたと逃げ出そうとするものだから、二人で落ち着かせようと追いかけていたのだ。 「でも、おちついてよかったのです」 「そうだな。……桃ファモ、黒ファモ。どちらも可愛かったな、そうおもわないか? そあら」 「黒もぴんくもどっちもかわいいと思うのです」 らいよんちゃんが悲しい顔をしなくてよかったのです、とそあらが笑って、雷音も嬉しそうに頷く。 二人はファモを存分にもふもふする。どうやら落ち着くとファモはあまり動かないらしかった。という事は、なれぬこの場で落ち着かず、走り続けていたのかもしれない。 顔を埋めれば綿菓子のように甘い香りがした。二人してダイブしても、ファモは楽しげに目を輝かせている。 「二人乗りはできるかな?」 「任せろ的な顔をしているのです」 「では、乗れたら一緒に写メを撮ろう」 それで、養父におくるのだ、と言えば、そあらがあたしはさおりんにおくるのです、と言った。 笑い合って、背中にもふりとダイブして、揃って写メをぱしゃりと撮る。 それは楽しげで幸せそうな笑顔の二人が画面に納まった。 「そろそろ向こうへ帰してあげなくちゃですね」 「うむ。たのしい時間をありがとう」 ファモに乗ったままD・ホールの方へ誘導すれば、ファモも満足したのか、楽しそうに穴へと飛び込んで行った。 「まるで毛玉だな。存分にもふるぞ!」 「うむ、我もだ」 「自分も」 疾風が躊躇いなく転がる桃ファモに突っ込んで行く。それに続いてカインも別のファモをもふりに行き、雷慈慟はのんびりゆっくりころころしていた小さめのファモに触れてみる。 先程の黒ファモと相対しているときもそうだったが、やはり触り心地は悪くはなかった。 毛布に近いが綿菓子のような繊細さもあり、けれど弾力もある。非常に心地良いその手触りを楽しみながら、カインはファモをもふもふとする。 やはり良く似たファモ達にも性格はあるのだろう、このファモはやたら乗れ乗れと促して来る。具体的にはもふもふを顔面に寄せてくる。 「……わかった、任せるである」 そしてカインが乗った桃ファモは嬉しそうに爆走を始めるのだった。 疾風はと言えば、一度ファモに乗るのに失敗したものの、二度目で見事に乗ってみせた。どうやら桃ファモの中でも大きい。群れのリーダー格だろうか。 ファモはしばらく不本意そうだったが、疾風が優しく撫でてやっているうち、少し打ち解けたらしい。 「あっちに行ってみないか?」 そう提案すれば、勢いは文字通り猛スピードだが乗り心地は不思議と悪くはない。 彼が示したのはD・ホールの方向だった。その近くでファモから降りると、疾風は帰れるか、と問う。言葉としては届かなかったかもしれないが、何とはなしに感じ取ってくれたらしい。大きめの桃ファモは 仲間達を呼ぶようにぐるぐるとD・ホールの周りと幾週か回ると、ひょいと穴の中に飛び込んで行った。 それに続いて、雷慈慟がゆっくりと連れて来たのんびりもののファモも穴に飛び込む。 カインが乗っていたファモも楽しかったと感想を伝えるようにひとつカインにもふりと体当たりしてから、穴へと帰って行ったのだった。 残っていたファモ達もやはり呼ばれるようにもふもふもふと穴へ飛び込んで、広い庭には、リベリスタ達だけが残る。 理央がブレイクゲートを施せば、仕事が終わった合図だった。 その後、再び庭を訪れた兄は何もいないそこに目を剥いて、やはり夢だったと信じることになるのだが。 雷音から「今日はふかふかの羊の夢がみれそうです」というメールと、そあらから「らいよんちゃんと一緒にお仕事したのです」というどう見ても仕事に見えにくい夢のように楽しげな写真添付つきのメールが、それぞれ送られたのは、夢ではないお話である。 |
■シナリオ結果■ | |||
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■あとがき■ | |||
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