● 「ヒュー、ようやく2人っきりになれたな、リサ」 「えぇ、恒例のキャンプファイアーとか言うけど、いつまでもあんな連中と付き合っていられないわよ、ケント」 ケントとリサはそれぞれ高校のフットボール部とチアリーディング部の部長で恋人同士。 お互い部の合宿で来ているわけだが、昼間は練習でどうにも会う時間が無い。そこで2人してこっそり合宿所近くの森まで抜け出してきた。部長としての自覚はどうしたと言われるとその通りだが、若さゆえに致し方ない所もあるだろう。 「そう言えば知ってるかい、リサ。去年先輩から聞いたんだけど、この辺には幽霊が出るらしいぜ?」 「本当? 怖いわ、ケント」 「HAHAHA、大丈夫! 幽霊なんて僕らのラブラブな所を見せつけてやれば、逆に帰っちまうよ!」 「それもそうね! それじゃあ……え?」 バカップル丸出しな会話の中、リサの動きが止まる。 「こ……これ……キャアアアアアアアアアアア!」 「ひ、ひぃ!」 リサの腹から1本の杭が伸びている。 状況を理解出来なかった間、麻痺していた痛覚が暴れ始め、リサの神経を灼く。 腰を抜かしてしまったケントは、恐怖のあまりその場を逃げ出そうとする。すると、何か壁のようなものにぶつかる。 「え……これって……? あ、ああああああああああああ!?」 『コーホー……コーホー……』 そこにいたのはモンスターの仮面をかぶった怪人。 怪人の手に握られたチェインソウがギャリギャリと不吉な音を立てる。 そして、それは無慈悲に振り下ろされた。 ● 「言っとくけど、これ日本の話な。映画とかの話でもねー」 状況の説明を終えた『運命嫌いのフォーチュナ』高城・守生(nBNE000219)は粗暴な口調で補足を加える。こういう口調になる時、大抵彼はツッコミを堪えている。 「要するにあんた達にお願いしたいのは、ノーフェイスの討伐だ」 あ 守生が端末を操作すると、スクリーンにモンスターのゴムマスクを被った怪人が姿を現わす。手にはチェーンソーを持ち、肩には火炎放射器を背負っている。 「現れたのはフェイズ2、戦士級のノーフェイス。識別名は『シネマキラー』。エリューション化の影響で『自分が映画に出てくる殺人モンスターだ』っていう重度の妄想に取りつかれている。放っておけばその妄想に従って、某キャンプ場に潜み、この夏に訪れる観光客を殺しまわるだろうさ」 先ほどの映像もまだ現実化したものではない。 しかし、放置すればかなりの大人数が虐殺される見込みである。それだけは何としてでも避けなくてはいけない。 「それと、こいつには強力な神秘隠匿能力があってな。万華鏡でも森の中に潜んでいることまでしか分からない。そこで、罠を仕掛けて迎え撃ってもらいたい」 作戦はこうだ。 「シネマキラー」はその妄想に従って、「如何にも映画で人が死にそうな状況」を見かけると襲ってくる。そうした状況を察知する力は、フォーチュナの予知にも負けていない。もっとも、真偽を見極めることは出来ないので、精度という観点からは激しく劣るわけだが。 そこで、キャンプ場に張り込んだリベリスタ達にそうした演技をしてもらい、おびき出したところを倒すのだ。 「いわゆる、『死にフラグを立てる』って奴だな。部下もいて、それなりの強敵だがあんた達ならそれを死にフラグにせずに済むはずだ」 細かい台詞はリベリスタに一任するという守生。 おそらく、当人達に任せた方が結果として上手く行くだろうという判断だ。 「説明はこんな所だ」 説明を終えた少年は、その鋭い瞳で睨むように、リベリスタ達に送り出しの声をかける。 「あんた達に任せる。無事に帰って来いよ」 |
■シナリオの詳細■ | ||||
■ストーリーテラー:KSK | ||||
■難易度:NORMAL | ■ ノーマルシナリオ 通常タイプ | |||
■参加人数制限: 8人 | ■サポーター参加人数制限: 2人 |
■シナリオ終了日時 2012年08月12日(日)22:31 |
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■メイン参加者 8人■ | |||||
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■サポート参加者 2人■ | |||||
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● 幸せなキャンプが惨劇になるとは夢にも思わなかったのです、その時はまだ……。 ――――『普通の少女』ユーヌ・プロメース(BNE001086) ● その日、某キャンプ場には10人の年若い男女がキャンプに来ていた。 キャンプファイアーを囲み、みんなで作ったカレーを食べて談笑する。カレーの出来が今一つであったとしても、それは会話を盛り上げるためのスパイス。笑い声の前ではどうということもない。 『いつか出会う、大切な人の為に』アリステア・ショーゼット(BNE000313)の披露する間違ったキャンプ知識にも、暖かい笑い声が返される。 そんな和やかな空気の中、『性格の悪い先輩』である『スイカ魔道』百舌鳥・九十九(BNE001407)が、スイカの仮面の下で含み笑いを浮かべながら、ついさっき聞いた怖い話を始める。 それは……このキャンプ場には謎の怪人が出るというもの。 雨の日に傘を持っていない人の前に現れ、傘を差し出す。受け取らないと目を傘でめった刺しにされ、受け取っても次の雨の日までに傘を返さないと両目を抉られる、というのだ。 あまりにも恐ろしい内容に女の子達は悲鳴を上げ、男達は笑い飛ばす。 その時、突然林の中からがさごそと音がする。とっさに身構える一同。 警戒する一同が林を睨むと、物音は明らかに近づいてきている。 そして、物音は次第に大きくなり、そして、嘶いた。 「ヒヒ~ン」 現れたのは『合縁奇縁』結城・竜一(BNE000210)が連れてきた馬だった。緊張していた一同は、腰が砕けてしまう。 そんな様子を見て、『説教臭い年上の男』である『我道邁進』古賀・源一郎(BNE002735)は、馬鹿馬鹿しいと立ち上がると、その場を立ち去る。 なんとなく場が白けたのを感じた彼らは、三々五々それぞれの場所に戻ることにした。 ● 「やっぱ、キャンプと言ったらカレーだよねー」 『まだ本気を出す時じゃない』春津見・小梢(BNE000805)は、まだカレーが食べ足りなかった。 そこで、『周りとの和を乱し』、カレーを1人でこっそり作ることにした。 カレーを独り占め出来る素晴らしいアイディアに自然と胸も踊るというものだ。 十分に肉と野菜が煮えてきたのを見計らって、ルーを溶かしこむ。 たちまち、周囲にカレーの魅惑的な香りが広がって行く。 「じゅるり……おっとっと」 匂いに刺激されて、よだれがこぼれそうになる。年頃の娘がはしたない。だが、小梢にしてみれば些細なこと。カレーの神様だったら赦してくれると信じている。 その時、またしても林の奥から物音がした。 だが、カレーに全身全霊を集中している小梢は気が付かない。 林から何者かが飛び出る。 そして、その牙は小梢の無防備に晒されたうなじめがけて……。 ● キャンプ場をぶらぶらしていた九十九は、周囲に人気が無くなったのを見計らって、フードと不気味な仮面を取り出す。さっきは中途半端な形に終わってしまったが、これが本命。 怖い話をしたのは、雰囲気を作るため。 後はこの仮装で驚かすだけだ。 「くっくっく……」 仮面の下で含み笑いを漏らす九十九。 しかし、そんな彼の背後に不気味な影が近づいて行って……。 ● 「自分達はシャワーを浴びますが、覗いては駄目ですよ?」 「へいへい、分かってますよ」 「なに、すぐ終わるさ」 キャンプ場の中に設置された簡易シャワーに入る『銃火の猟犬』リーゼロット・グランシール(BNE001266)と『ナイトビジョン』秋月・瞳(BNE001876)。やはり夏だけあって蒸し暑いし、汗を流したいという希望があったために、『殺人鬼がいるかも知れない危険なキャンプ場でシャワーを浴びる』ことにした。シャワーを作ったのは『さすらいの遊び人』ブレス・ダブルクロス(BNE003169)。こっそり覗き穴などを作ろうとも考えたが、それは未然に防がれ、外から中にいる美女のシルエットを眺めて我慢するしかなかった。 その一方で、シャワーの中はというと。 「ううむ、用意してもらって何ですが。やはり自宅のお風呂の方でゆったりと落ち着きたいものです」 勢い良く熱いお湯が飛び出し、たちまち簡易シャワー室の中を湯気が満たす。湯気ではっきりと見えないので、全年齢対応だ。 こういう場所で作られたものとしては上々なのだが、『わがままな』リーゼロットは文句を溢す。それをなだめながら、瞳は一足先にシャワーを終えるとそのまま扉を開けようとし……そこで気が付いた。 「鍵、かけた筈なのにな?」 一瞬、ブレスの悪戯とも思うが、それを塗り潰すように先ほど聞いた怪人の話が頭に浮かぶ。 そんなはずはないと思いながらも、頭に浮かんでしまった怖い妄想を打ち消すことが出来ない。 リーゼロットと瞳の体がぶるっと震えたのは、風が入って体を冷やしてしまったからではあるまい。 すると、外から足音が近づいてくる。 「ブレスさんですか? 変な悪戯は止めて下さい」 だが、返事は無い。 代わりに現れたのは……。 ● 「仲良しごっこの為に集った訳にあらず……」 キャンプ場の隅で、1人何かの準備を進める源一郎。 『あんな奴らとは一緒にいられないので、1人で行くことにした』のだ。 リュックを下ろすと、中身を探って荷物の確認を行う。 その背中は、筋肉がしっかりとついた如何にも歴戦と言った体躯に似合わず、あまりにも無防備だった。 ● 夜のキャンプ場の片隅で、竜一とユーヌは寄り添うようにしていた。 ユーヌは竜一の袖を掴んで、離れようともしない。 「化け物とか居る訳無いだろうに。別に恐くないぞ?」 「全く、ユーヌたんの方こそ怪物みたいなもんだね。俺の心の中に、常に巣食っていて離さない」 歯の浮くような台詞をスラスラ並べる竜一。並みの者が言っても失笑物だろうが、彼が言うと妙にはまっている。 「この可愛い殺人鬼さんの今日の獲物も、また俺かい? フゥー!」 手を伸ばし自分の頭を引き寄せるユーヌに竜一はおどけてみせる。そんな彼に、ユーヌは年に似合わぬ色っぽい笑みを浮かべる。 「どうした? そんな初心でもあるまいに」 ユーヌが持っていた懐中電灯が地面に転がり落ちる。 途端に辺りは暗闇に包まれる。聞こえるのは2人の激しい息遣いだけだ。 2人は周囲に誰もいないと思っていたが、実の所はこっそりとみている影があった。 アリステアだ。 「いいな、いいなー、ラブラブだなー」 竜一とユーヌの『バカップル振り』に見入るアリステア。 年頃の好奇心とは恐ろしい。アリステアは勉強させてもらおうと、近くに忍び寄る。人、それを出歯亀と言う。 「『おにぃちゃんたちが無事ちゅーできたら、私も好きな人に告白するんだ……!』」 唇が触れていた所を見ていないから、キスしていないように見えるだけなわけで。 2人ともキスは既に済ませて、先の段階に進もうとしているわけで。 それが分からないアリステアは、好奇心の赴くままに様子を伺っている。 そして、なまじっか意味の分かってしまう『節制なる癒し手』シエル・ハルモニア・若月(BNE000650)は、2人の姿に透き通る笑顔で決意を決める。 「『私、このキャンプから帰ったら好きな人に告白します。何の取り柄もない私だけど……最近、少しだけ自信が持てる様になったんです』」 それぞれの想いがキャンプ場に舞う。まさにその時だった。 コーホー コーホー 不気味な声と共に、モンスターのマスクを被った巨漢が姿を現わす。 先ほどまで愛を囁き合っていた恋人達は、その不気味な姿に悲鳴を上げる。 そして、足早に逃げようとするが、間に合わない。 無慈悲に現れた殺人鬼は恋人達へ、回転する刃を叩きつける。 2人の身体は無残な挽き肉に変わって行った。 ● 「妄想も大概にしておけ、枯れ尾花。いや、間違える要素は欠片も無かったか。映画ならとんだタイトル詐欺だな?」 自らが放った呪印で拘束されたノーフェイス相手に、ユーヌは薄く笑う。 ノーフェイスは、動きを封じられた状態でチェーンソーを振り回そうともがいている。おそらく、彼の頭の中では、未だ哀れな犠牲者達を思うが儘に殺害している真っ最中なのだろう。 「まぁ、良いタイミングとはコメディアンの鏡だ。さて、竜一+α。出番だぞ?」 ホラーがコメディに変わるのも立派な惨劇。それがユーヌのやり方。 ユーヌの声を合図として、それぞれの武器を構えるリベリスタ達。 思い通りに引き寄せられて来たエリューションと、キャンプ場の真っ只中で相対している。 たしかに数ではエリューションの方が上だ。だが、そんなものは問題にならない。 今こそ、死亡フラグを叩き壊す時だ。 「やっと戦える! やっつけてキャンプー! さっくり敵さんやっつけて、ふぁいあーするもんっ」 力強くアリステアが叫ぶと、聖なる光が戦場を焼き尽くす。 ふぁいあーとは、「キャンプで行う炎の周りをぐるぐる回る遊び」らしい。どう考えても間違った知識を仕入れている。それでも、人の幸福を壊す敵を倒そうとする意志に違いは無い。その厳然たる意志が、現れたゾンビ達を焼き払っていく。 「ったく、映画の話を現実に持ってくんなっての。対処させられる俺達の身にもなってみろってんだ」 汎用機関銃「Crimson roar」を握って敵陣の真っ只中に突っ込んでいくブレス。その表情に浮かぶのは肉食獣の微笑み。 刺突斬撃両用ブレードが回転し、激しい烈風を巻き起こす。すると、ゾンビ達はバタバタなぎ倒されていく。 みるみる数を減じ、動きを封じられていくエリューション。 今こそが好機と見定めたアークの猟犬は、ここぞとばかりに畳み掛ける。 「またおかしなノーフェイスも出たものです。ですが、戦力的には決して侮れません……」 だったら、やることは1つ。 いつも通り、精密な攻撃を仕掛けるだけ。 「アークの敵に弾丸を、アークに利益を」 発射された杭の弾丸がゾンビ達を貫いていく。それは雨あられと降り注ぎ、動けるエリューションはノーフェイスを含めて、わずかしか残っていない。 「コォォォォォホォォォォォォ!」 その時、ノーフェイスが自らを拘束していた呪いの鎖を打ち砕く。 能力の方向性故に軽んじて見られようとも、それなりの実力を備えたエリューションなのだ。 そして、拘束を解いたノーフェイスは何処からともなく火炎放射器を取り出すと、リベリスタ達を燃やすべく、炎をまき散らす。 「カレーは渡すものか―」 どこかズレた言葉を叫びながら、小梢はノーフェイスの攻撃を受け止める。 全身に防御に特化させたエネルギーを纏わせて、炎を弾いていく。エリューションのもたらす異界の炎と言えど、そうそう焼き尽くせるものではない。 そして、小梢が時間を稼いでいた間にゾンビ達を片付けると、リベリスタ達はノーフェイスへの集中攻撃を開始する。 弾丸の雨が一斉にノーフェイスを襲い、その体を削り取って行く。しかし、まさしく「ホラー映画の怪物」の如き不死身の生命力を得ているエリューションは、動きを遅くするどころか、かえって動きを増す。傷口もみるみる消えていくのが見える。 「怪物に成った己という思いのまま動く存在か。其れもまた異なる理に縛られたという事に他ならない。良かろう、一つ教えてやらねばならぬ」 源一郎は拳を強く握りしめると、堂々とノーフェイスへの距離を詰める。 「怪物は何時何時であろうとも人に敗れるが道理であると」 真っ直ぐノーフェイスの前に立つと、源一郎は大地を踏みしめ、大きく振りかぶって、思い切りノーフェイスを殴り飛ばす。技巧もへったくれも無い、この上なく真っ直ぐな一撃だ。 「策を講じて倒すも由、されど最後は人の思いが勝つ物也!」 吹っ飛ばされ、地面に転がるノーフェイス。 そこへ、アークの怪人九十九がショットガンを構える。 「ふっ、私がこの場に居る事がすでにフラグ。同じ舞台に、怪人が2人居れば戦いとなるのが必定」 ホラー映画のお約束だ。異なる怪人がいれば、互いに殺し合う。そういうものなのである。そして、その中でしぶとい人間が美味しい所を持って行く。 「ましてや、少女を敵に回した時点で、貴方の負けは決まっていたんですよ。天敵ですからな」 そして、放たれた弾丸が正確に頭を打ち抜き、マスクに穴を空ける。 ホラー映画の常道として、大抵無力な少女は生き残る。 そんなものだ。 ホラー映画の文脈として、そういうものを殺すなどあってはいけないのだから。 少なくとも、ホラー映画においては嫌われ者から死んでいく。それが、ホラー映画における死にフラグ。 「ふぅ、恋人から貰ったブレスレットがなかったら即死だったぜ」 そして、これは逆に生存フラグ。 赤スグリをあしらったシルバーのブレスレットをノーフェイスに対して見せつける竜一。 もっとも、彼の体にはそもそも大した怪我はないし、死ぬような怪我をブレスレットでどう防ぐのかは謎なわけだが。 「死亡フラグを立てさせたらアーク1と呼ばれた俺の生き様。とくと観るがいい!」 それは誇って良いのか悪いのか。 突っ込む余裕はノーフェイスに残されていなかった。 幾多の生と死を乗り越えてきた男の剣は、破壊的な威力を纏ってノーフェイスに襲い掛かり、ノーフェイスを打ち砕くのだった。 ● 「……フラグって難しいね」 しみじみ呟くアリステア。演技で良いと分かっていても、演じながら思う所があったのだろう。 そんな彼女をしり目に小梢は先ほど作ったカレーをご飯にかけてご満悦の表情だ。ノーフェイスを呼び出す「フラグ立て」として作ったものだが、それはそれ、これはこれ。 一方、ブレスの悲しみは深い。 「くそっ、フラグ立てでないなら存分に覗きに走ってやるのに!」 呪いの言葉を吐きながら、簡易シャワーの片づけを行っている。まぁ、そんなことを叫んでいるようでは、誰もシャワーを使おうとは思わないだろう。あえて覗きに行くというのもフラグの一種だったという説もあるが、既に後の祭りだ。 そんな中、源一郎はエリューション達の持つ遺品を集めていた。エリューションと化してしまった彼らの、生前の手掛かりを集めるためだ。 「何故この様に成ったかは解らぬが、人であった汝の事も想わねばならん」 「たしかに、この手の怪物はマスクとか剥いでガッカリ素顔見てみたいな?」 変な方向で納得すると、ユーヌも源一郎を手伝い、ノーフェイスのマスクに手をかける。 そして、マスクをはぎ取ると、その中にあったのは……。 |
■シナリオ結果■ | |||
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■あとがき■ | |||
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