● 『まったく……最近は不便になったものね』 花畑に辿り着き、フュリエの薬草師キュラフはようやく一息つく。 一見すると花畑だが、ここは森の中にある薬草の群生地。以前は集落から離れている以上の不都合など無かったのだが、地理的に「憤怒と渇きの荒野」に近いため、向かう道のりに『忌み子』が姿を現す危険な場所になってしまった。 お陰でここに来るだけでも並々ならない警戒を必要とする。それでも、薬草を取ることが出来なければ、集落で怪我人が出た時の治療に不便する。周りからは集団で向かった方が良いと言われるが、キュラフとしてはこの方が身軽で良い。 『さて……こんなものかしら』 しばらくして、薬草を摘み終えるキュラフ。 普段よりも収穫が少なくなっている気がする。やはり『忌み子』の影響なのだろうか、などと考えてしまう。そしてその時、意識せずに警戒が弱まっていた。ここに来るまでずっと警戒していたのだ。それを責めるのは酷と言うものだろう。しかし、相手にとってそのような事情は関係無かった。 空を青い燐光を纏った蝶のようなものが浮遊している。 『フィアキィ!』 『忌み子』が現れたことを察知したキュラフの反応は早かった。 フィアキィに呼びかけると、周囲に氷が現れる。さらに命じると、集まった氷はリングとなって「蝶」の体を束縛する。 その隙に逃げようとするキュラフ。 しかし、背を向けた瞬間、「蝶」は氷の束縛をいとも容易く解いてしまった。 「え!?」 さらに、仲間の気配に呼ばれたのか、森の中からまた新たな「蝶」が姿を現わす。 こういう場合の「とっさの判断」を行うに当たって、キュラフの戦闘経験はあまりに乏しかった。パニックに陥っている間に、彼女に鱗粉のようなものが降り注ぐ。 『憎い悔しい辛いあいつらいつまでこんなこといやだ死にたくない悲しい殺してやる助けて助けて助けなんていらないばいでんめよわっちいなもう怒った許せないだから戻りたいあの巨人さえ来なければお前が悪いお前が悪いお前が悪い!』 キュラフの頭に流れ込んでくる負のイメージ。 彼女の精神はその邪悪な感情の奔流に耐え切ることが出来ず、押し流されてしまう。 そして、倒れたフュリエの上で、『蝶』達は優雅に羽を羽ばたかせるのだった。 ● その日、『クロスイージスに似た何か』内薙・智夫(BNE001581)は花畑へと向かっていた。 先日、迷子になった時に見かけたものだ。あの時は、結局腰を落ち着けて休むことは無かったが、道が分かった今ならのんびり腰を落ち着けることも出来るだろう。 「大きい綺麗なチョウチョも飛んでたし……食べ物もあるかも。……アレ?」 その時、智夫のE能力は感じ取る。 強烈な負の想念が、花畑の方向から感じ取れたのだ。何が起こっているのかは分からないが、1人で向かうのは間違いなく危険だと、リベリスタとして戦ってきた経験が告げる。 「こ……これは……みんなを呼んでこないと!」 ● 「皆さん、困った事態になりました」 フュリエの長、シェルンは困った顔でリベリスタ達に話を始める。 シェルンの話によると、キュラフという薬草師が花畑で『忌み子』に襲われようとしているのだという。 キュラフが薬草を取りに向かっている場所に、『忌み子』が向かっているのだ。彼女は多少の獣程度なら追い払える力を持っているが、『忌み子』相手に1人で勝てるような力など無い。このままでは間違いなく殺されてしまうだろう。 「現れたのはまだ名も無き『忌み子』。青く輝く蝶のような姿をしていますが、何と言えば良いのでしょうか……負の感情が凝って生まれた存在なのです」 完全世界ラ・ル・カーナは平和で牧歌的な世界だった。その中に怒りや悲しみという感情が無かったわけではない。あったとしても、それは決して不条理なものではなかった。 しかし、今やその完全性は失われ、危険な魔物の徘徊する世界となってしまった。そこで行われる理不尽な戦いの中で、怒りを感じないものがあろうか。憎しみを覚えないものがあろうか。 この『忌み子』はそうした負の感情を糧に生まれた魔物なのだ。 「今から向かえばまだ間に合うはずです。私達の仲間を救って下さい」 キュラフの役割はラ・ル・カーナにおける医者だ。それを失うことはフュリエにとって大きな損失であるし、それを置いても仲間を失う悲しみは大きいはずだ。 「くれぐれもお気をつけて」 フュリエの族長は、深々と頭を下げるとリベリスタ達を送り出すのだった。 |
■シナリオの詳細■ | ||||
■ストーリーテラー:KSK | ||||
■難易度:NORMAL | ■ ノーマルシナリオ 通常タイプ | |||
■参加人数制限: 8人 | ■サポーター参加人数制限: 2人 |
■シナリオ終了日時 2012年07月19日(木)22:58 |
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■メイン参加者 8人■ | |||||
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■サポート参加者 2人■ | |||||
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● リベリスタ達は智夫の案内する中、世界樹の森の中を急ぎ足で進んでいた。 『完全世界』ラ・ル・カーナの完全性は失われて久しい。 様々な理由でフュリエが警戒域に紛れ込んでしまうこともあれば、警戒域の魔物がフュリエの領域に紛れ込んでしまうこともある。今回はそうした事件だ。今までならそうした事象が発生した場合、フュリエに犠牲者――それも死者が少なくない――が出ていた。だが、今は違う。ここにはリベリスタ達がいる。 「キュラフさんの様子も心配だし、少しでも早く着いた方がよさそうかな」 「怪我の手当ての手段は存分にあって損はない。薬草を確保できるのは助かるし、薬草師の技能は貴重だ」 智夫に対して淡々と答える『燻る灰』御津代・鉅(BNE001657)。口に咥えたタバコはラ・ル・カーナに来ても放さない。それが鉅流だ。 「薬草師といえば、私たちの世界にとっては医師に相当する者ですね。当然、皆の健康を預かる立場に居る方ですので、キュラフさんはきっと責任感に強い方なのでしよう」 シェルンから聞いた話を『子煩悩パパ』高木・京一(BNE003179)は思い出す。 ラ・ル・カーナはそれなりに長く続いた世界であり、人が暮らす世界である。ならば、当然自然から身を守る術は研究されている。今回、『忌み子』に襲われているフュリエは、そうした技術を持っているのだ。当然、今後アークがこの世界で活動するに当たっても力になってくれるはずである。ここに来たリベリスタ達の中にこの世界の薬草に対する好奇心がうずくものがあるのは当然の流れだ。 「まあ、当たり前だな。言葉が通じなくても美人さんが死ぬのは世界の損失だからな」 もっとも、『冥滅騎』神城・涼(BNE001343)にとって状況はそれ以上にシンプルだ。 美人は世界の宝、美人が失われるのは世界の損失。 それは、ボトムチャンネルにあって古今東西を問わない常識。 上位世界に来た所で揺るがすことは出来ない絶対法則である。ラ・ル・カーナにはそもそも女性しかいなかったとかそんなことを突っ込んではいけない。 「言葉が通じなくてもアレだ。カッコイイ所見せれば、こう、アレだ。ワンチャンあるんじゃないかな。……ないか?」 まだ見ぬ美人を夢想して荒ぶる涼。 それを横目に現れた『忌み子』について、『死神狩り』棺ノ宮・緋色(BNE001100)と『運命狂』宵咲・氷璃(BNE002401)は分析を行っていた。 「負の感情の塊、ね。こちらでいう、E・フォースの類かしら。どこかに感情の吹き溜まりでもあるのかしらね」 「原因は恐らくフュリエ達の性格と感応能力でしょうね。直情的で、自分の感情も碌に制御出来ないのだから、誰かが感じた負の感情なんて処理出来る訳が無いわ」 おそらく2人の分析で間違っていないのだろう。 過去にリベリスタ達が遭遇してきたE・フォースに極めて近しい存在と言えるだろう。そして、フュリエの持つ特質を考えれば、こうしたものが誕生するスピードはボトムチャンネルに劣らないだろう。 それを考えると、ラ・ル・カーナもまたボトムチャンネル同様に脆く、そして儚い。 そして、いよいよ森の中を突き進むリベリスタ達は花畑に辿り着く。 色とりどりの花達が揺れ、甘い香りが漂う開けた場所だ。咲き誇るのは見たことも無い花ばかり。 「薬草の花畑……ふむ、花畑とは目を楽しませる場とばかり思っていたが、こういう違う面を持った花畑も存在するのか。やはり世界は広い」 ほうと息を吐いて感心しているのは『フリーギダカエルム』明神・涼乃(BNE003347)だ。 その穏やかな光景に、一瞬リベリスタ達はこの場で惨劇が起ころうとしていることを忘れてしまいそうになるほどだ。だが、すぐさま表情を引き締め、戦いの気配を探る。 花を愛でるのも甘い香りを楽しむのも戦いの後で良い。 「負の感情があまりないというラルカーナなのに、こんな場所にこういうのが出てくるってのはやりきれないな。キュラフって人は、多分この世界にとって大事なお医者さんなんだろ? そんな彼女が殺される不条理なんかぶち壊してやる」 近くにいるだろう敵に対して『イケメン覇界闘士』御厨・夏栖斗(BNE000004)は意識を向ける。『忌み子』の攻撃方法は極めて静かだ。普段と違いフォーチュナから精確な地図をもらえることも無い。下手を打つと遭遇する前に全てが決してしまう可能性もあるのだ。 「あっちだ」 その時、鉅が気配に気付き、仲間に合図を飛ばす。鋭敏な感覚が敵の存在を告げる。 それを確認すると、智夫が小さな翼を仲間達に与えた。 「ああ、感動ばかりもしていられないな。キュラフに何かあってはいけない、急ごう」 涼乃の言葉に頷くと、リベリスタ達は戦場へと羽ばたいていった。 ● 「この場は……呼びかけの必要などは無いようですね」 花畑に降り立ったアルフォンソ・フェルナンテ(BNE003792)は、キュラフの意識が無いことを確認すると、その傍に降り立った。見た所、体力を失って衰弱しているようにも見える。おそらくは『忌み子』の能力に体力を蝕まれたのだろう。ならば、これ以上傷つけるわけにはいかない。彼女を庇うように立つと、魔術書を広げる。 そして、リベリスタ達が睨む先で、『忌み子』達は不気味に羽ばたいていた。 青い燐光を放つ蝶のように見えるそれは、花畑というロケーションも相まって幻想的な美を感じさせる。しかし、それは死と隣り合わせの破滅の美だ。完全世界に生まれた負の想念が、そのはけ口を求めて、荒れ狂う姿なのだ。 『忌み子』達はリベリスタ達の姿を認めると、攻撃を開始してくる。もちろん、それを黙認するリベリスタ達ではない。散開してそれぞれに『忌み子』に切りかかる。 「こ、これでも一応、クロスイージスなんだからねっ!」 微妙に腰が引けながらも、『忌み子』の前に立ちふさがるのは智夫だ。 声も裏返っており、とてもボトムチャンネルでも知られたリベリスタとは思えない。 しかし、腰は引けながらも、決して目は『忌み子』の姿を捉えている。 そんな智夫と打って変わって、氷璃の様子には余裕が見受けられる。敵に隙があれば、試したいこともある。 「盥回しにされ、吹き溜まりに捨てられた感情の末路。誰からも必要とされず、見向きもされない『忌み子』達。さぁ、子守唄を聞かせて上げる。だからもう、眠りなさい」 空に浮かぶ氷璃の手から滴り落ちる血の一滴。 それは黒い鎖と変わり、『忌み子』達の身体を縛り上げる。 そこへ鉅が『忌み子』から聞こえる『声』に顔をしかめながら攻撃を行う。 鉅は『タワー・オブ・バベル』を使えない。にも拘らず、その声の意味を解することが出来てしまう。これを不条理と言わずして何と言えばいいのだろうか。だが、その言葉の意味を彼は知っている。だから、フュリエのように意識が押し流されるということも無い。 「負の感情だか知らんが、理不尽なんぞいくらも見てきた。自己主張はいらんから黙っていろ!」 元より赤の他人の事情など知ったことではないし、今後も関わり合うとは思えない。 鉅の放った気糸は十重二十重に『忌み子』を縛り上げる。縛り上げられた『忌み子』の姿は、蜘蛛の巣に捕えられた哀れな蝶そのものであった。 しかし、それでも完全世界に現れた『負条理』は精強であった。 1匹がするりと黒い鎖を抜けると、羽ばたき、周囲に鱗粉のようなものをまき散らす。光り輝くように見えるそれは、負の想念の塊だ。リベリスタ達が拘束系スキルを多用して動きを封じていたのは僥倖と言えよう。ただでさえ、現時点でも動きを封じられているリベリスタがいる。これを集団でまき散らされていたら、負けはしないまでも苦戦は免れなかったはずだ。 「そんなことで挫けるほど、貴方たちの志は弱かったのかしら?」 動けなくなったリベリスタ達の耳に緋色の叱咤とも挑発とも取れない言葉と、天使の歌声が響く。彼女なりの激励だ。気力を失った人間の元気を取り戻すには強い感情が必要だ。そして、怒りは強烈な感情である。医療知識を持つ彼女らしい回復と言えるだろう。 「そうです、早い所キュラフさんも救出して帰還しましょう」 京一の力強い言葉と共に、周囲を強い光が包み込む。 邪気を滅ぼし尽くすほど強烈な輝き。 見る者に勇気を与える神の光だ。 その輝きに『忌み子』達もたじろいだように見える。 そして、勢いを取り戻すリベリスタ達。 鋭いかまいたちで1体の『忌み子』を屠った所で、ふと夏栖斗は自分の怪我を癒してくれる『夢に見る鳥』カイ・ル・リース(BNE002059)の呟きを耳にした。 「負の感情……。元はフュリエのものだったのとすれバ、一体誰のものだったのダ?」 誰に言った訳でもない、ふとした疑問。 だが、その言葉が波紋のように夏栖斗の心に広がる。 「そう言えば、こいつら……『忌み子』としか呼ばれていないんだよな……。よし!」 『忌み子』全般について語る時、フュリエ達の顔には嫌悪感が浮かぶ。それも致し方無いだろう。彼女らは被害者。彼女らにしてみると、『忌み子』の存在は紛れも無い脅威であり、不条理な災厄なのだ。 「お前らに悪気はないんだろうけどな! お前たちも辛い気持ちに呼ばれてきたんだろう、忌み子なんて名前嫌だよな」 優しい声で語る夏栖斗。 災厄であるからこそ、忌まれる子ではなく、意味のある子であって欲しいと夏栖斗は願う。 「『フェリシア』僕らの世界では幸せって意味だよ。せめて名前だけでもさ!」 「……フェリシア、か。良い名だ。名は誕生前も誕生後も死後も意味を持つ。きっといつか名の恩恵を受ける時がくる、と私は思うぞ」 涼乃の手から飛び立った式神の鴉が名も無き『忌み子』、いや『フェリシア』の身を打ち砕く。 たしかに彼らは負の想念の塊だ。だが、『フェリシア』として消えればまた何か別の可能性を開くことも出来るのかも知れない。 「……そうだな。此処で散らしてしまうけれども。 仮に来世があるとするなら、幸せになってくれればな、て思うぜ」 涼が構えを変える。 先ほどまでは仲間の元へ敵が行かせないための構え。 もう手加減はいらない。最高速度から剣戟を放つために最適化された構えだ。 「忌み子を抑える系男子よりも、やっぱこれだよな。行くぜ!」 花びらの舞う中、真紅の刀身が無数に閃く。 そして、完全世界に現れた忌まわしき災厄は、『幸せ』として終わりを迎えるのだった。 ● 『え……ここは……?』 「目が覚めたよ! 良かったぁっ!」 キュラフが目を開けると、そこには見慣れぬ少年の姿があった。エアリスが連れてきた異世界人の仲間なのだろうかと判断するが、何かをとても喜んでいる。 智夫はキュラフが目覚めるまでずっと手を握っていた。意識を取り戻す一助になればと言うことだ。「お人よし」、ラ・ル・カーナを訪れた時にリベリスタ達は自分たちをそう評したが、ここまで出来るお人よしはそう多くは無い。 『大丈夫? 助けに来たよ!』 夏栖斗が覚えたばかりのフュリエ語で呼びかける。 覚えたばかりにしては意外と流暢なのは、氷璃が地獄の特訓を行ったおかげだ。レッスン中には容赦なく平手を受けている。実は『フェリシア』と戦って出来た傷よりも、平手で受けた怪我の方が重傷なんじゃないかと思う位だ。 それはさておき、キュラフは夏栖斗の言葉で状況を理解する。少し恥ずかしそうなのは自分の慢心を恥じているからだろうか。そして、そんな彼女を元気づけるかのように、緋色と涼乃は身振りを含めて話しかける。 「私たちにも、薬草の採取を手伝わせてもらえないかしら。一人で取りに来るよりは、力になれると思うけれど?」 「こういう知識はいくらあっても困らないものだ」 『そういうことなら、喜んで!』 言葉は通じなくても、キュラフの笑顔が肯定を意味することは誰にでも分かる。笑顔はどんな世界にあっても共通言語だからだ。 キュラフの薬草採取を手伝いながら、涼も言葉が分からないなりに楽しそうにしている。 まぁ、男というのはどんな世界にあってもそんなものだし。 そうして、ひと時の平和が訪れたのを見て、鉅が立ち上がる。 「また薬草取りで同じことになってもかなわん、採取の間の警護は請け負う」 「なら、私も付き合いましょう。折角花畑も無事だったわけですしね」 鉅に続いて京一も立ち上がり、周囲の警戒へ出かけていく。 他のリベリスタ達も花を摘みながら和気あいあいと楽しそうにしていた。 ただ1人、キュラフとの通訳を行う氷璃は消えた『忌み子』に対する恐怖を感じていた。 最後の1体が消滅する前に、その心を思考を読み取るべくE能力を使用した。 感じ取れたのはひたすらに負の想念。 だが、それはフュリエだけのものではなく、バイデンのものも感じられたのだ。 考えてみれば、自分達はこの世界を構成する2つの種族については何も知らない。それを思い知ったような気がする。 (この世界を正しく理解する為にはより多くの情報が必要だわ……) まだ情報が足りていない。 そんなことを思っていると、仲間が氷璃を呼んで頭を下げる。 「すいません、通訳お願いします」 『ごめんなさい、ややこしくて。この花は根に薬効があるの。使う時には……』 どうやら、自分の力が必要なようだ。それに、これもまた1つのこの世界に対する情報と言えるだろう。 「仕方ないわね。キュラフが言うにはね……」 そうして、リベリスタ達の時間は紡がれていく。 完全世界に本当の意味での平和が訪れるその日まで……。 |
■シナリオ結果■ | |||
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■あとがき■ | |||
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