● 逃げた、逃げた。だが、何処へ逃げても鴉が付き纏ってくる。 嗚呼もう駄目だ、これ以上走れないと足が動くのを放棄している。だが、それでも走らなくてはと衝動だけは高ぶるのだが――。 「雨は嫌でございます……雨の日はいつもいつもいつも嫌な日になるのです」 鮮やかな女袴を身に纏った女が、赤い番傘を広げながら空を見つめていた。一歩を小さく歩き出しながら、ゆっくりゆっくり追い詰めた獲物へと。 「今宵のお天気は、雨なのですね……」 肌に纏わり着く嫌な湿気。それにこの不愉快な暑さ。もうしばらくしなくても、その内に頭上から水が降り注ぐのだろう。それは此方の世界も同じだと理解するまでに数分もいらなかった。 まるで此方の世界が、あちらの世界の者を拒む様に不機嫌な空の気色。未だに真昼だというのに、空は限りなく黒に近い灰色が支配している。 「残念です。 我等が世界にご招待したいものの……叶うのはその両の眼のみでございます」 また一人、光を失う。 女は膝を曲げ、目の前の獲物を見ながら悲しそうな顔を向けた。 ――嗚呼、こんなに綺麗な姿をしているのに、持ち帰れるのは眼だけだなんて。 伸ばした指の先、爪は赤く、鋭く伸びていた。それは目玉を綺麗に刳り貫くための五指の調べ。 刮目せよ、これが最後の色気色。恐怖と共に、光は奪われるのだ。 「……桜帝より、勅命とあらば。このべるでいん、命さえ惜しくありません」 所望は眼。その数――四十四。糸を通し、首に飾れば美しいだろうか? 「処で――何か御用でございますか? 傷だらけの少女」 振り向いた。黒い瞳が此方を見た。 ――!? そこで目が覚めた。 勢いよく上半身を起こしては、辺りを無意味に見回す。 大丈夫だ、此処は三高平。 ● 「異世界から女の方がお一人。それが探し物をしていて、人を一人追い詰めた所です。それを止めて欲しいのです」 『未来日記』牧野 杏里(nBNE000211)は集まったリベリスタ達にそう言った。 「異世界? どこからの」 「ああ……それは未だに不明です。申し訳ございません」 何処かの上位世界から来た女は、人の『黒い目』を探しているという。一人から無事に取り出せたとして二つ。それを合わせて四十四の眼を集めている。それを何に使うのかは、また別の話しとして。 「彼女は鴉型になる式符を使っており、鴉が人を追い詰め、彼女が目を抉るという役割をしている様です」 つまり、鴉が何かをしない限り彼女は動かない。まあ、流石にその鴉がいなくなってしまったら、自らが出てくる以外には無いだろう。 そういえば最近は言葉の通じないアザーバイドも多い。その逆も然り。 それにならって、リベリスタの一人が杏里に問う。 「話しは、通じるのか?」 「バベルは必要ありませんね………話しかけられたので」 身をもってそれは断言できた。それから深く頭を下げる。 「それでは、よろしくお願いします」 |
■シナリオの詳細■ | ||||
■ストーリーテラー:夕影 | ||||
■難易度:NORMAL | ■ ノーマルシナリオ 通常タイプ | |||
■参加人数制限: 8人 | ■サポーター参加人数制限: 0人 |
■シナリオ終了日時 2012年07月15日(日)00:18 |
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■メイン参加者 8人■ | |||||
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●雨に濡れて 「今日は雨で御座います」 番傘で雨から身体を隠しながら、べるでいんは下を見つめていた。放った鴉達が獲物を持ってくるのは此処。 「雨はいつも嫌な事があるので………処で何が御用で御座いますか? 火傷痕の男」 視られている気配を感じた。『其方』に顔を向け、まるで此方からも見えていると言わんばかりに、ゆっくり口を動かす。 そ の く ろ い め よ こ せ どうしたことか、視ている本人は気楽にも手を振り始めた。驚いて視るのを止めるかと思えば、逆に此方が驚かされてしまった。 (桜帝様。低界は……奇妙な処に御座います) 大きく溜息を吐いたべるでいんは、獲物を持ってきた鴉に早く捕えろと圧力をかけた。 「やだー怖い怖い。俺様ちゃん、目があっちゃったー」 『殺人鬼』熾喜多 葬識(BNE003492)が使った千里眼は確かに彼女を捉えた。 どういうことか、視られた彼女は此方を感知し応対までした。異界の住人である以上、できない可能性は無いとは断言できないとはいえ、少々厄介な能力だ。 「というワケで、ゲートは見えなかったんだよね。鴉はちょっと急いだ方がいいかもねー?」 「問題無い、すぐに向う」 葬識の横から風が通り抜けていった。葬識の言葉を最後まで聞く前に、『普通の少女』ユーヌ・プロメース(BNE001086)は走り出していた。 救うのであれば、時は一刻を争う。事前など、無い。 走るユーヌの足が雨水に滑る。顔に当たる水は、なんて冷たい事か。 ユーヌの足音が奏でる水音を耳にしながら、『アウィスラパクス』天城・櫻霞(BNE000469)は両手に馴染む武器を握り締めた。 「始めよう、まずは鴉狩りだ」 「ああ、女から何か情報を聞き出すなら、まず彼女を出させねぇとな!」 『デンジャラス・ラビット』ヘキサ・ティリテス(BNE003891)はそう言うが、意気込み的にはぶっ飛ばしてから情報を聞き出す!!だ。 崩壊の一途を辿るこの世界で、更に彼女や彼女の世界の侵略を重ねるのはどうにもこうにも笑えない話だ。 無駄な犠牲が出る前に、止めてみせよう。そう心に誓い、リベリスタは走った。 ● もう駄目だ、これ以上走れないと足が動くのを放棄している。 だが冷静になってみれば、聞こえてくる足音は複数。もうなんでも良いから助けてくれと願った男と、鴉との間にリベリスタが位置を取った。 雨が顔に刺さるが、ユーヌは見上げる。すれば、すぐにべるでいんと眼が合った。 「黒い眼、増えたのですね。楽なお仕事でございます」 「寝言は死んでから言え。私の眼はかなり高いぞ」 「ふふ、粋が宜しい事で。貴女のは後で貰います」 先に――と、べるでいんは人差し指を男へと向けた。 「暴れられて手元が狂い、目玉が傷ついたりでもしたら……大変でございますしね?」 高い声で笑う彼女の下。同時にユーヌが振り向く、己が止めた鴉は一体のみだ。 残りの二体の鴉が後方へと猛スピードで飛んでいく。 「悪いが此処で戯れててもらおうか」 絡めた気糸で網を作った。櫻霞が鴉一体を、掠るギリギリで網で絡めとっては動きを止めて見せた。 だが、まだだ。横を一体が通過していく。 「ちょいとそこ行く烏さん、そんなに急いで何処行くのってね」 行く手には『イエローナイト』百舌鳥 付喪(BNE002443)が。 鴉の近接の範囲に一般人である男はギリギリで入っていない。鴉は邪魔だ、と三本の足をフルに使って付喪の身体を傷つけるが付喪は動じず。傷口からあふれ出す血を意ともせず、付喪はグリモアールを広げる。 「紙は紙らしく、水に溶けて消えちまいな」 瞬間に、闇夜を稲妻の光が迸った。 「何の為に集めてるか今はわかりませんが」 その光がまだ消えぬ間に雪白 桐(BNE000185)は己の剣を振り上げていた。 「その目的は潰させて貰いますね」 掠っただけでも、強烈な一撃が鴉の背を引き裂いていく。搾り出すような鴉の声が辺りに響いた。 眼を四十四集める、謎の行為。考えてみれば記憶の授受か、それとも儀式の材料か。考えてみればきりこそ無いものの、自分の世界で眼を集めて欲しいものだ。 「凛子、あとは頼んだ!!」 桐の切った鴉を殴った後に、『リグレット・レイン』斬原 龍雨(BNE003879)は後方を向いた。 そこでは『境界の戦女医』氷河・凛子(BNE003330)が、逃げていた一般人へ肩を貸し、敵の被害が無い所へ運んでいる最中だ。 「た、助かった……のか?」 「いえ、まだ安全とは言えませんね」 男の声は不自然に高く、震えていた。それを凛子の優しい落ち着いた声をかけた。 それだけで落ち着きと、平静が取り戻せるとは微塵にも思っていないが、最優先で彼を助けるのが凛子の仕事だ。 「危険ですからこちらでしばらくじっとしててください」 レインコートを渡し、戦場へと戻っていく。 ●白があるなら逆もある 「だああ!!」 頭上に舞う鴉。ヘキサを狙い始めたか、九つの爪が彼を襲う。 だがタイミング良く凛子の回復が行き届いていたため、まだそう体力は削れてはいない。 「うっぜえ!! 叩き落すぜっ、シュート!」 拳に炎を纏わせて放ったそれが、まぐれか、気合か、一番傷ついた鴉の胴を射抜いた。 汚い叫び声が搾り出された後に、鴉は羽を散らして消えていく。残ったのは、ヘキサの腕の炎に焦げて散っていく、まさに紙。 「……ああ」 べるでいんは小さく呟いた。それは鴉を倒されて驚いた声という訳でも無く、解っていた事が目の前で起きたような溜息混じりの声。 「やったね! まずは一体」 攻撃は止まることは無く、葬識がヘキサとサムズアップしながら漆黒を解放しては鴉を貫いた。 「プロメースちゃん、頭さーげて★」 「うむ」 なんとなくで葬識が言ってみた。それでユーヌが頭を下げてみたら攻撃してきた鴉が頭上を掠り、勢いのままに地面に墜落した。 星儀の占いはよく当たるとか。攻撃の失敗した敵を龍雨は見逃さなかった。細い足をフルに使って振り上げては風の刃が鴉の羽を千切り、紙を真っ二つにしていく。 「此方のは倒した! あと一体だ!!」 龍雨の声を聞いた霧と櫻霞が、お互いの顔を見合わせて頷いた。 鴉は常時空中を飛行し続ける。その回避も高かった。だが、付喪の雷が鴉を貫いたその一瞬、鴉が止まった。 「さ、そろそろ重い腰をあげさせましょうか」 「狙う場所は其処だな、外しはしない必ず穿つ」 桐の、櫻霞の、真空刃と気糸が合わさって飛んでいく。 ――向かうは、最後の一体へと。それは確実に札の命を引き抜くのだ。 「上で高みの見物をしてる奴、覚悟するんだね」 付喪は見上げた。そこに居る、敵の―――姿が無い。 「……奇妙奇天烈な低国人が、誰にものを言っているので御座いましょう」 三体目が倒されたとき、べるでいんの声が上から聞こえないことに、ここでやっと気づいた。だが、もう遅かった。 凛子が見つけたのは、己の渡したレインコートさえずたずたに引き裂かれて果てている一般人の姿だった。 鴉への対応に全力を注いでしまったからか、べるでいんの動向は誰一人として見ていなかった。 「自分の手は汚したく無かったので御座いますが……」 番傘から伸びる腕が、動かない男の眼を綺麗に刳り貫き、口に近づけては血を舐める。その光景を見ながら警戒してグリモアを広げる。 「やっと降りて来たね」 やっと重い腰をあげた彼女、べるでいん。静かに、雨の音だけが響くその中がとても不気味に思える。 「あと四つ」 そう言った途端だ。べるでいんは、番傘を投げ捨てて剛速球で突っ込んできた。狙いはユーヌの黒い眼。鋭く伸びた爪が、直接刳り貫かんと眼へと向かう。 「そう急ぐな」 だが、ユーヌの方が早かった。 罠に気づいてブレーキをかけるが間に合わない。待っていたと言わんばかりの罠へと飛び込んだべるでいんの身体が、呪縛へかかっていく。 「大した持て成しは出来ないが、ゆるりと寛げ。何もさせる気はないがな」 「面妖な術士か!!」 ユーヌはハイライトの見えない眼で笑う。彼女の命中と、それに準じる速度は完璧だ。 次の一手を考えながら失態にいらつく彼女へ、リベリスタの追撃は走る。 「さってと、こっからが本番だぜェ!」 ヘキサが距離をとり、そこから空中を足で一閃する。その、べるでいんの後方から気糸が光る。 「何の意味があって目を抉る?」 「言うと思いますか?」 櫻霞は彼女に問うが、やはり易々と教える程甘くは無いらしい。放たれた風の刃を、打ち込む気糸を、呪縛に悶えながらべるでいんは身体を捻っては避けていく。 ヘキサは続けた。何処からか、眼を集める解に近づく言葉を捜して。 「理由も無しにやってるワケじゃねーだろ、『桜帝』ってアンタの主人の為か?」 その瞬間、ぴたりとべるでいんが止まった。 「その名を、低国人が口にするなあああ!!」 溢れ出た殺気。 呪縛を打ち破り、爪の音を響かせる。耳に五月蝿く這い回る不協和音が、ユーヌの手さえ滑らせた。 やはり狙うのはユーヌ。だが、その前にその爪を右から左へと振れば、その前方に居たリベリスタの身体に、致命の傷を着けた。 更に攻撃は続いた。殺すまでとはいかないものの、べるでいんの右手が眼へと向き、咄嗟にそれを回避しようと爪を掴んだユーヌの肩口が抉れた。 だがまだ左手があることを忘れてはいけない。 伸ばされた左腕、それが眼を抉る前にと、桐が腕目掛けて更に威力を増した一撃を振るのだ。 警戒したべるでいんは爪を引き抜いて咄嗟に下がったが、その桐の剣が服と皮を一閃。 桐は剣の切っ先をべるでぃんへと向ける。 「主の為に、ですか?」 「私は『白』。白が勅命を全うするのはこの世の理で御座いましょう!」 ● 「どこからきたの?」 「語るも無駄でございましょう」 振り回された爪を身体に受けながら、率直に葬識はべるでいんに質問を飛ばしたが弾かれる。 「無理に言う必要はない、それなら何も遺せずに貴様が滅びるだけだ」 櫻霞が精密な気糸をべるでいんへと撃つ。 頭の中で響く、爪から奏でられた高音が、未だに櫻霞の頭の中では響いていたことが不運か。 直後、葬識が放った暗黒の魔力が爪を狙う。反動を身で感じながら、べるでいんの精神を削り、同時に爪をへし折った――ものの。 「知ってる? 俺様ちゃんの目は千里をみわたせるんだよ、ね。視てた、でしょ」 「それを、貰い受けます!!」 折れた爪が、一瞬にして伸びきり復活した。伸ばした爪は、葬識の右目を狙う。 近づいてくる中で、葬識は至って冷静であった。己の眼へと片手を伸ばし、その眼球を触り、それを取り出し、出てきたのは。 「残念でしたー、赤い目なんて持って行ったら怒られるよ!」 「へ?」 拍子抜けか、動揺か、べるでいんの爪が葬識の眼を刳り貫くまでもなく、その横を掠って止まった。 訳が解らないと、葬識の右目と左目を交互に見つめた。そんな彼女の黒い眼前に、黒のカラコンをずずいと差し出し。 「はい、あげるー」 「い、いりません!! ぅぐっ!?」 一瞬置いた後に、付喪の魔力の塊であるミサイルが横の腹を突き、べるでいんの身体が吹っ飛んだ。 その背後からヘキサが待っていたとばかりに。 「死ぬほど痛いぜ」 地のコンクリを蹴り、べるでぃん目掛けて振り上げる。 気持ち悪い女だ。桜帝には心底忠誠を誓っているに違い無い。キナ臭さは強く臭うが、今は目の前の惨事をこれ以上起こさせないためにも――。 「歯ぁ食いしばれッ!!」 声と共に、振り向いたときには風だけが通り過ぎ、背中を引き裂かれる強い痛みを覚えた。 「これだから雨は嫌でございます!!」 「雨を憂れる思いがあるのでしたら他者の痛みにも想い端して欲しいものですが」 桐の剣が同じく背中を掠る。そして、ほぼ一緒に龍雨がべるでいんの頭を掴んだ。 身体に走る痛みに、意識が飛びそうだ。そんな身体を強制的に動かして掴んだ頭を、そのまま地面に叩き落すのだ。 逆境に彩られた龍雨の一撃は、いつも以上に冴える。脳震盪にべるでいんが頭を抱えた。 「この、この、低国人なんかに!!」 放たれたユーヌの呪縛を抜け、磨いだ爪が龍雨とヘキサの身体を引き裂いていく――そこでヘキサは倒れる。 「ヘキサ!?」 ヘキサの身体を支えた龍雨だったが、目の前には。 「死になさい!!!」 五指の爪が胸に刺さっては、背中から貫通する。だらりと落ちた龍雨の腕が、そう、死を連想させた。 しかし、ここでべるでいんにとって予想外の事が起こる。 「……決めたから」 「え?」 龍雨が、ふらふらの手足に鞭を打ちながら動き出したのだ。龍雨の血だらけの腕がべるでいんの腕を力強く掴む。 「……地に叩き伏せるまで、倒れないって決めたから!!」 それは、意地による復活だった。 「な……な!?」 倒したはずだ、なのに立ち上がってくる。殺した感触は、あったのだ。 あと、どれだけこれを繰り返せば逃げれるだろうか。恐れた瞬間、勝利は決まった。 「なんですかそれ――ッ!!!」 半歩、退いたべるでいん。それを凛子は、リベリスタは許さなかった。 「残念ながらこの世界ではそういう事は許されません」 いつもより低い凛子の声が響いた。 ――拝啓、桜帝様。 向かってくる影は、自身を方位している。向かってくる武器、魔力が、一層恐ろしく目に映った。 逃げ場は無い、意地で舞ったとて、身体は持たないだろう。 ――低国人は、恐ろしき者達に御座います!! ● 血混じりの雨水が排水溝へと吸い込まれる。 しっとりしとしと、静かになったそこにはリベリスタと、地に伏したべるでいんが居た。 「で、お嬢ちゃん。君は何処の誰なんだい?」 「……けして、口は、割らぬ」 付喪の質問にも、やはりべるでいんは固く口を閉ざしていた。 「でも異世界で誰にも知られずに散るのは悲しいだろう?」 返答は無かった。ただ雨が地に落ちるのだけを見つめ、彼女は黙った。 見えない桜帝へと伸ばした腕は、崩れ落ちた。だが、その手を龍雨が握り返す。 冷たい手だった。全てが終わった今、雨が全てを流してくれれば良いとさえ思った。 「……ところで白って、なんだろ」 「さぁ?」 呟いた龍雨に、誰かがそう答えた。 「断片的過ぎる。情報は何も無しか、目的が解ればな」 櫻霞の吹いた煙草の煙は、雨を避けながら天へと昇っていった。 |
■シナリオ結果■ | |||
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■あとがき■ | |||
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