●好奇心は何を殺すか 異世界から来た変な生物達。それを一目、見たかった。 だからコッソリ、見に行った。 彼らの拠点周辺は危ないって分かってた。 でもどうしても見たくって、ちょっとだけ、ちょっとだけ見たらすぐに帰るつもりだった。 今にしてみればそんな事しなければ良かった、と。 激しく後悔しながら、泣き叫びながら、逃げている。 「――! ――――っ♪♪」 「!! っっ ――~~~!!!」 背後から轟く足音、彼らが来る。恐怖に見開く目で振り返った。大きな生き物に乗った赤い落とし子。その肩に乗ったもう一人の赤い蛮族が弓を、こちらに、嗚呼、逃げ、逃げなくては。早く早く速く速くはやくはやく!! そして、無我夢中、遮二無二、我武者羅。 我に返った時には自分達の住処、蒼い森の中。 もう彼等は居ない、追って来ていない、そして――共に逃げていた仲間も一人、居ない。 ●フュリエの頼み 「今日も平和だなぁ~」 「巨獣いいなー。襲われたくはねーけど思いっきり闘ってみてぇ」 と、『外道龍』遠野 御龍(BNE000865)に『トランシェ』十凪・創太(BNE000002)が呟いた。されど平穏とは長く続かぬモノらしい。 呼び寄せた数人のリベリスタを前、フュリエ族長シェルンが憂いを押し殺した表情で口を開いた。 「困った事が、起きてしまいました」 曰く、3人組のフュリエがリベリスタというモノがどうしても気になって、こっそり見に来た――つまり警戒域に近付いたという。 彼女等はその最中に危険な生物に乗った2体のバイデンと遭遇。無我夢中で逃げたが、1人が行方不明になってしまったらしい。攫われたのかもしれない。助けてほしい。泣きじゃくる2人に縋り付かれて言われた事柄を、シェルンは静かに締め括った。 「まだ時間はそう経っておりません。バイデン達と『彼女』――『テリオット』は警戒域付近の荒野にいる可能性が高いと思われます。この一帯は巨獣の出没も有り得ます。 ……度々危険な事をお願いしてしまい申し訳ございませんが」 どうか、私達の仲間を助けて下さい。 |
■シナリオの詳細■ | ||||
■ストーリーテラー:ガンマ | ||||
■難易度:NORMAL | ■ ノーマルシナリオ 通常タイプ | |||
■参加人数制限: 8人 | ■サポーター参加人数制限: 0人 |
■シナリオ終了日時 2012年07月05日(木)23:31 |
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■メイン参加者 8人■ | |||||
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●異界の乾き風 この風も、土も、空も、空気も、自分達の世界のそれとは違う。 「……まあ、直に俺様達の所為じゃねーとはいえ、原因の一角でこのままなんかなったら後味だなんだ悪ぃわな」 幸いに闘れそーな相手も居そうなことだしよ、と『トランシェ』十凪・創太(BNE000002)は上空。鷹の視力で一体を見渡す。助ける序にちょっくら『異世界の力』を見せて貰おうか。 一方で、創太と同様に空中で周囲を見ているのは『てるてる坊主』焦燥院 フツ(BNE001054)のペットでありファミリアー化した梟に、彼の術で式神となったラジコン飛行機である。 「バイデンがフュリエを攫って何をするのかは知らんがむざむざ渡す必要もない。俺はフュリエも守るべき仲間と決めた」 吐き出す紫煙と共に『鋼鉄の砦』ゲルト・フォン・ハルトマン(BNE001883)の言葉。必ず助けだすと蒼眸を彼方へ向けて。 されど『機械鹿』腕押 暖簾(BNE003400)はまた異なる意見、曰く「俺はバイデン達好きだぜ」と。 「まァ、拉致はアレだけどな。フュリエのお嬢さんは帰してやンねェと」 にしても殺さず捕獲しただけとか、何か意図でもあンのかね――等、感情探査。捜索。 「早々に終わらせるとしよう」 あまり怪我をされても後々のアークとの関係に関わる、と『アウィスラパクス』天城・櫻霞(BNE000469)の溜息。 その直後である。 「見付けた、十時の方向……!」 「間違いねェな」 フツと創太の目は遠くに灯る火を見付け、暖簾の感情探査ははしゃぐ感情と怯える感情を察知する。 アイコンタクト。頷き、『極北からの識者』チャイカ・ユーリエヴナ・テレシコワ(BNE003669)はM・Tabletを開いた。 「2つの大きな障害から子羊さんを助け出す。 言うだけなら一言で済みますが、その中にどれだけの困難があるか皆さんは覚悟の上でしょう」 準備は良いですか?私は大丈夫です。 ●コミュニケィショナショナル 好奇心の成れの果て 朱の鬼は嗤う 獲物を求めて狩猟の歓 乾いた荒野を風は征く 「今日はルカが世界にひとみしり」 『シュレディンガーの羊』ルカルカ・アンダーテイカー(BNE002495)の目に映るのは夜に踊る赤い色。焼いた肉を豪快に食らって、歌って、笑って、炎の前にバイデン二人。 「よう、楽しそうだな」 先ずバイデン達に声をかけたのは暖簾だった。すっかりはしゃいでいた為か、こちらに全く気付いていなかったらしい。弾かれた様に振り返るバイデン、ヤヤウキにトラトラウキ。何かこっちを指差して言葉を放ったが――取り敢えず暖簾は両手を軽く挙げて笑いかけ、敵意が無い事を示しつつ一歩前へ。 『止まれ、何者だ!』 タワーオブバベル。櫻霞の耳に届いたのはトラトラウキのそんな言葉。ヤヤウキの肩、矢に手を伸ばして。睨み渡す行き先、ルカルカと目が合う。彼女は徐に手を持ち上げるや――ジィィ。パーカーのジッパーを下ろして、うっふんあっはんピンクは淫乱お色気作戦。 「これで挑発できない男はいないわうっふん」 『貴様等、「むこう」から来た奴等か!』 「あらそう、無視なの」 なら肉体言語ね。一歩でかけたルカルカだったが、それを暖簾が制し。まぁまぁ、話を聞いておくれな……そのまま彼は気持ちを全開、ボディランゲージ。 (異文化コミュニケーションは気持ちと気合いでなンとかなるさ! きっと! 多分!!) その甲斐あってか、ヤヤウキはトラトラウキとリベリスタを交互に見ているだけで、トラトラウキも矢を放つ事はない。窺っている。 「バイデンだな、俺達はそこのフュリエに用がある……」 一歩前へ、バベルの力で櫻霞の声。ちらと向けた視線の先――簀巻き状態のフュリエ、テリオット。啜り泣く彼女に『プリムヴェール』二階堂 櫻子(BNE000438)は視線を合わせ、柔らかく微笑んだ。少しでも不安を軽減できるように。 「好奇心旺盛なのは良い事ですけれど、危ない事はしてはいけませんわ。貴方の大切な方々が悲しんでしまいますから……」 何だか彼女に親近感。不思議ですねと笑みを零した。 「無論無傷でなんざ考えてない、お前達は戦うのが好きだったな」 話は櫻霞とバイデンへ戻る。 向こうから来やがったぜ、数は――暖簾の耳打ちに従い、櫻霞が空を指差した。そこには、夜空を旋回している巨獣の群れ。5体。血の匂いを嗅ぎ付けたか。それらが一気にテリオットと彼女を庇うリベリスタへ急降下強襲を仕掛ける! 「……競う内容はどちらが数を倒せるか、数は五体だ丁度いいな。後は至極単純だ、流石に馬鹿でも解るだろう?」 櫻霞の言葉と共に創太、フツが『来いよ! アイツでケリ着けようぜ!』とジェスチャー挑発。チャイカも自信を持った眼差しをじっと向けている。 『トラ、つまりどういうこと』 『奴らが、あの巨獣共をどっちが多く倒せるかっつー勝負を仕掛けてきたんだ。あの「みみなが」を賭けてな。それぐらい分かれよヤヤ!』 『おぉ~なるほどなー。トラはアッタマいいなぁ。いいんじゃないか、勝負すきだぞオレ』 『へへへ。だってよ。面白ぇから乗ってやらァ!』 その前に。馬鹿って言うな!トラトラウキの矢が櫻霞へと。罵ってきた相手に憤慨しない理由はない。口より先に手が出るのが彼等。言動を理由に話に乗ってこなかったという事態が起きなかっただけでも僥倖か。 『「勝負だ!!」』 重なる声はバイデンとリベリスタ。戦闘開始。 作戦通り。バイデンの気が巨獣へ向いたその隙に。 「救出はお願いします。援護はお任せ下さい。あ、テリオットさんは女の子ですから、極力優しく扱ってあげてくださいね?」 ふっと笑み、翼の加護を施す櫻子の声。視線の先。 「族長のシェルンといったか、当人の願いで助けに来た。お前達が興味を持っていた異世界の住人、アークの人間だよ」 『アークの……?』 「助けにきた。お前のことは俺達が守る。安心しろ」 櫻霞の言葉、続くゲルトがテリオットの縄をナイフで切り裂き――と、熱い視線。テンプテーションの効果か助けてくれたからか『異世界のひと』だからか或いは一目惚れの類か、理由は不明だが兎角。テリオットは頬を赤らめ、ゲルトをキラキラした目で見詰めている。まるで王子様に出会ったお姫様のよう。 『あの、あの、ありがとう』 バベルの力を持たぬゲルトと彼女は言葉は通じないけれど、気持ちを伝える事は出来るだろう。感謝された。それを理解し、ゲルトは柔く笑んで彼女の頭を優しく撫でる。 無力、とまではいかずとも自分より遥かに力の強い相手に命を握られたのだ。相当な恐怖と不安を覚えているだろう。安心させてやりたい――その優しい手の感触。じわりとテリオットの目に大きな涙粒。安心したから。怖かったから。次の瞬間、わっと泣き出しゲルトの胴にしがみ付いた。 「あぁ、大丈夫。俺達がついてる」 その背を優しくポンポンと。 テリオットの方は一先ず安心か。 (俺様みてーなのが行っても怖がらせるだけだろうしな) 戦気を漲らせた創太は剣を構え、振るわれたフィンクスの爪を受け流した。巨獣。念願の。この上ない、思いっきり戦ってやる。 「どうせの勝負だ、負けたくはねーよな!」 鼓舞の言葉、振り被る刃に激しい電撃を纏って、薙ぎ払う。雷鳴。轟音。夜を劈く、渾身のギガクラッシュ。 「ある程度の余力を残しておく事も忘れないで下さいねー?」 そんな彼に声をかけつつ、チャイカは集中力を研ぎ澄ませた眼差しをフィンクス達へ。超頭脳演算。割り出すのは、最も効率の良い攻撃方法。 「結果がどう転ぶにしろ、この子達は片付けなくてはいけませんよね」 攻撃開始、Enter。放たれる無数の気糸は幾重にも幾重にも、小さな部位を狙ってもその精度を落とす事無く。牙、目、羽。弱点を狙う。致命的に。圧倒的に。 となれば当然、獣の狙いはチャイカへと。されどそれを許さぬのは、ルカルカが奏でる『肉体言語』。 「罪の帳が行き着く最果て。羊は踊る、光の輪舞」 底上げされた身体のギア、三高平公園前バス停という無骨な武器で繰り出されるのは楚麗瀟洒な光の刺突。ダブルアクション、集中された精度の高い美技。魅了し、掻き乱す。 「あなたたちにとってルカたちのほうが戦うとしては面白い相手という自信はあるのだけれどもね」 宙を舞いつつ横目に見遣るバイデン達。ヤヤウキの大斧が薙ぎ払い、トラトラウキの矢が狙い鋭く放たれる。楽しそうだ。本当に。見ているこっちまで心が浮き立つ。どちらが巨獣をより多く倒すか。たったそれだけのルールなのにこんなにも面白い。 思いは其々、銘々に。 「さて、俺は俺の義を往くぜェ!」 暖簾の結んだ印が冷たい呪雨を降らせる。と、向ける視線。トラトラウキを庇って腕に傷を負ったヤヤウキ。軽傷なのか痛みに鈍感なのかそれより戦いたいのか斧を力任せにぶん回しているが…… 『お? なんだなんだジャマしたらツブスぞ~』 「大丈夫、痛い事ァしねェ。痛ェのは嫌だろ?」 傷癒術、ヤヤウキの傷を癒して。 「これで思いっきり戦えンだろ。にしてもお前さん達強ェな!」 笑いかけて戦闘へ。ヤヤウキはそれを見送り、 『けがなおったぞトラ』 『ヒャッハー!! 殺ーす!』 『こまった聞いていないぞこいつ』 リベリスタ勢力に加えバイデンの戦力、フィンクスがまた一体力尽きる。 尤も、リベリスタ側に出ている被害も零ではない。が、 「癒しの歌を届けましょう」 「サポートは任せてくれ!」 前衛、守護結界と願往生によってフィンクスの牙を弾いたフツが放つのは破魔の光。後衛からは櫻子の歌。飛び退いた巨獣にはチャイカの気糸が、暖簾の不可視なる弾丸が、ルカルカに魅了されたフィンクスの牙が襲い掛かる。 「『貰ったァ!』」 集中攻撃を浴びた巨獣に狙いをあわせたのはトラトラウキの矢、創太の雷刃。脳天を矢で貫かれ、黒焦げになった巨獣が落ちる。 「俺様の方が早かった!」 『おい! 今のぜってぇ俺だろ!』 言葉は通じずとも何を主張したいかは理解する。俺だ、いいや俺だ。何だ文句あるのかてめぇちょっとツラ貸せや上等だボケ 「ちょっと~今はそれどころじゃないですよー!」 「どうどう、後でオッチャンと話し合おう、な?」 なんとか諫めるその様を見――おいおい大丈夫か、なんてゲルトは密かに溜息。しかし困った、テリオットがしがみついて離れてくれない。離れてくれないか、肩を叩くがイヤイヤと首を振られて益々ギュッと腕に力を込めて。困った。どうしようか。無理矢理引き剥がす訳にもいかないだろうし。 「心配するな。これ以上お前にはかすり傷一つ負わせん」 だから、な?等、逡巡しているその時。 ブロッカーのリベリスタを飛び越えて、獰猛な唸り声。弾かれた様に顔を上げた。大口を開けた巨獣。 「!」 迷っている暇はない。ゲルトの判断は早かった。片手はテリオットをしっかり抱き寄せ、もう片手で構えるバックラー。ぶつかる衝撃、踏み締めた足が僅かに下がる。テリオットの悲鳴。軍人は少女を抱き締める手に力を込めた。 「……言ったはずだ。かすり傷も負わせないと!」 膂力のままに圧し返す。もんどりうって弾かれるフィンクス、わぁっと歓声を上げるテリオット。 『すごい、すごい!』 「怪我はないか?」 『かっこいい!』 「ん……ありがとう」 何だか誉められている様な気がしたので。 「オイ、こっち向け!」 再度ゲルト達へ襲い掛かろうとした巨獣へ、暖簾とフツが放った符術の鴉が突き刺さる。そこへ薙ぎ払われるのはヤヤウキの斧、吹っ飛ばされたフィンクスをトラトラウキが矢で狙うが―― 「る。」 ズドン、と響いた音。フィンクスの頭部を真上から叩き潰し、聳え立つバス停にのった羊が一匹。 「これで3匹。ルカたちの勝ちね」 リベリスタの勝ち。ホッと息を吐く櫻子はテリオットへ天使の歌を施しつつ。 「女の子ですもの、体に傷など残しては駄目ですわ」 穏やかに微笑みかける、が、青い顔でテリオットは向こうを指差して。振り返ったそこには―― ヤヤウキが叩き下ろした斧をバス停で受け止めているルカルカの姿。 「おい、話が違うぞ!?」 勝ったらテリオットを貰い受ける。そうだった筈だ、と咄嗟に話しかけるフツに通訳をする櫻霞だったが。 『おまえらつよい、気にいった!』 『ちょっと俺達とも戦ってくれよ! 強いんだろ? 良いだろ?』 『「みみなが」はあげるぞ! 約束まもる!』 『どっこいこっからは話が別さ! なぁなぁ戦ってくれよぅちょっとでいいからさぁ!』 強さこそが美徳。それがバイデン。そう、彼らはバイデンなのだ。 「仕方ありませんね……!」 チャイカのアイコンタクト、頷きゲルトはテリオットを抱きかかえ櫻霞と櫻子と共に走り出した。森へ。残りはバイデンを相手取る。 「異世界様の力見せてみろよ!」 創太が振るった雷剣とヤヤウキの斧がぶつかり合う。トラトラウキは軽い動作で仲間の肩に飛び乗ると、放つ矢でチャイカの気糸を撃ち落とした。 「楽しいわね、戦うの」 戦いあって仲良くなれたら面白いのに――ルカルカの光の刺突。すばしっこく動き回って遊撃。 今から一分か――持ち堪えられるだろうか。いや、持ち堪えねばならない。フツは冷静に印を結び、呪文を唱えた。 「禁!」 陰陽・結界縛。動きを禁じる結界が、バイデン二人の動きを猛烈に鈍化させた。 『お?』 『おぉぉお!? 動きにきぃいい!』 のだが、何だか楽しそうだ。 馬鹿な子ほど可愛い。ので、彼らと仲間の間に立って暖簾はバイデン達を見上げて。ちょっと待ってくれ、手で制した。 「待ってくれ。頼むよ、な?」 勿論タダとは言わない。訝しむ様子で暖簾をじろじろ見るバイデン達へ手渡すのは――持参した大量の酒とお弁当 「実際、俺はお前らとも上手くやっていきてェンだ」 分かってくれるって信じてる。そろりと彼らを帽子の影から窺ったら――思いっきり弁当と酒をかっ食らっていた。言葉は分からないが、多分こう言っている様な気がする。 『うめぇ!』 『なんだこれうめぇ!!』 あ……こいつらホントに脳味噌まで筋肉だ。 だが、暖簾のお陰で『安全にかつ早期に撤退できるチャンス』が生まれたのは大きな起点となった。 それ逃げろ! そして、バイデンが気付いた時にはもう遅い。 『あ! トラ! あいつら逃げてる!』 『なんだこの水でへへへへへへスゲーふわふわすりゅ』 『どうしたトラ!? 真っ赤だぞ!』 おろおろするヤヤウキにへべれけトラトラウキ。それらへ振り返り、 「まあまた機会あんなら次こそ本当の意味でケリつけようぜ!」 「また遊びましょうね、約束よ」 「機会がありゃあ、またな!」 創太、ルカルカ、暖簾は手を振った。ルカルカのもう片手には小さな石ころが握られている。 (てばさきに見せるの。それから、今日のことおみやげ話するのよ) 異世界の空気のこと、異世界の敵のこと。 きっといっぱいお話きいてくれるのよ。 『おーぼーえーてーろぉおおおーーーー!!!』 バイデンの大声が荒野に響く。リベリスタは遥か遥かの向こう側。 それでは皆さん、さようなら。 『了』 |
■シナリオ結果■ | |||
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■あとがき■ | |||
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