●調 夜も更けてきた頃、『アーク・クエスト』をハードに挿入する。 それからゲーム機ハードにプラグを繋ぎ、メインコンピュータに接続。しかしハード機自体の電源を入れる事は無い。なぜなら、それを実行した途端、この研究員は『アーク・クエスト』のゲームの中に閉じ込められてしまうからだ。 アーティファクト化した大人気ゲーム、『アーク・クエスト』。 回収したそれを調査し、今後のアーティファクト化事件とリベリスタ達に提供するアーティファクトの更なる能力向上のため、アークの調査員はパソコンのキーボードに指を走らせ、『アーク・クエスト』内部の情報を摂取する。 アーティファクト化し、ゲーム内部の情報がどのように変化しているのか――変化しているのは何故か。変化した部分をデータ化させ、外部コンピュータに送信することは可能なのか。 指がキーボードをなめらかに滑り、月の位置がやや傾きかけた頃―― 調査員はその指を止め、現れたデータに見入った。 ●Darkness Quest 「『アーク・クエスト』がアーティファクト化したのは知ってるかな」 『リンク・カレイド』真白イヴ(ID:nBNE000001)が、集まったリベリスタ達を見回し、開口一番にそう言った。 何人かのリベリスタ達が首をかしげるのを見て、イヴは少し考えて言葉を選んだ後、続ける。 「この間発売されたばかりのゲーム、『アーク・クエスト』のソフトが一つ、アーティファクト化しちゃったの。実際にゲームをプレイするとゲームの中に取り込まれちゃうっていう現象が起こるだけだから、気をつけていれば特に問題は無いんだけど……」 イヴが言うには、既にゲームはアークの元に回収されているし、アーティファクト化に付随して起こった事件もリベリスタ達によって解決されている。 今後、このアーティファクト化した『アーク・クエスト』に関してリベリスタ達が関わることはもう無い――はずであった。 「けど、この間、この『アーク・クエスト』の解析が行われたの。 そうしたら……アーティファクト化したからかどうかは分からないけど、このゲームにはいくらプログラムにアクセスしても解明できないブラックボックス的なものがあるって分かって」 しかし、アークとしてはアーティファクト化した物品を解析することで、今後のアーティファクト開発に役立てたい考えだ。少しでも多くのデータが欲しい。 だから、とイヴは続ける。 「解明されていない部分は、ゲームの中のとあるダンジョンを攻略する事で明らかになるって分かってる。だからみんなには、また『アーク・クエスト』の中に入って貰って、そのダンジョンを攻略して欲しいの」 イヴは視線を周囲のリベリスタ達に走らせると、皆から次々と諾の返事が返って来る。彼女はこっくり頷いた後、一つだけ注意事項を述べた。 「けど、怪我には気をつけてね。ゲームの中で怪我すると本当に怪我するし、死んじゃったら……そのままさよならだから」 |
■シナリオの詳細■ | ||||
■ストーリーテラー:水境 | ||||
■難易度:NORMAL | ■ ノーマルシナリオ 通常タイプ | |||
■参加人数制限: 8人 | ■サポーター参加人数制限: 4人 |
■シナリオ終了日時 2011年05月26日(木)23:21 |
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■メイン参加者 8人■ | |||||
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■サポート参加者 4人■ | |||||
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●Cast 『百の獣』朱鷺島・雷音(BNE000003):勇者 『ラテン系カラフル鳥』カイ・ル・リース(BNE002059):商人 『自称・雷音の夫』鬼蔭 虎鐵(BNE000034):遊び人 『いつも前向きに元気よく』星月 奈緒(BNE000147):踊り子 『みにくいあひるのこ』翡翠 あひる(BNE002166):スーパースター 『ガンスリンガー』望月 嵐子(BNE002377):スーパースター 『捜翼の蜥蜴』司馬 鷲祐(BNE000288):無職 『無謀な洞窟探検者』今尾 依季瑠(BNE002391):無職 『ぴゅあわんこ』悠木 そあら(BNE000020):僧侶 『重金属姫』雲野 杏(BNE000582):遊び人 『ナーサリィ・テイル』斬風 糾華(BNE000390):魔物使い 『正義の味方を目指す者』祭雅・疾風(BNE001656):魔物使い ●Game Start! 「ウルフン……!」 ゲームの中に入ると同時、駆け寄ってきた狼に気付いた糾華は、その茶褐色の毛並みの魔物に抱きついた。前回彼女にテイムされた狼型魔物は千切れんばかりに尾を振り、嬉しそうに糾華の頬をぺろりと舐めた。 その光景を微笑ましく見守っていた雷音だが、背後にいる仲間達へと視線を移すと、その緩めた頬の端をやや引きつらせる。 「……サイン、サインの練習しなくちゃ……」 「あ、キミもスーパースターにしたんだ? アタシもスーパースターとして、華麗な活躍をセーブデータに刻み込んじゃうよ!」 スーパースターを選択し、既にサイン練習と追っかけに付き纏われた場合の対策を話し合っているあひると嵐子がいれば、 「お金お金お金、宝箱宝箱宝箱」 目の色を変えてそろばんを弾いているカイ。そして極めつけ、依季瑠と鷲祐は職にすら就いていない。 「大きな括りで言うと、選択出来る全ての職は冒険者。ならば余計な付加価値など不要! ということで私は無職です」 「俺も樹上生活をしている無職だ。本当のことなんだから仕方が無い……無職なのだから、無職を選ぶしか無いんだ」 (……勇者のパーティには戦士とかいるものじゃないのか?) なぜか髪をかき上げている鷲祐を眺めつつ、雷音は思わずこめかみを指で押さえる。 リベリスタ達が選択したゲーム内職業は、その九割が援護職(無職という状態が援護職に分類できればという話だが)というバランス崩壊っぷりだ。実際のゲーム内でこんなパーティを作れば最初のダンジョンすら突破出来まい。 (まあ、リベリスタとしての力は使えるようだから、クリア出来ない事は無いか……) この『アーク・クエスト』はアーティファクト化し、プレイをすれば実際にゲームの中に引き込まれてしまう。ただし『人間そのもの』が入り込んでしまうという特性上、このゲーム内でもリベリスタとして磨いた技術は使える訳だ。それを駆使すれば、いかなるパーティ構成と言えどもクリアは可能なはずだ。 そう考え、無理矢理自身を納得させた雷音は、ふと背後で何やら書き物をしている大切な家族・虎鐵に気付く。 「何をしているのだ、虎鐵?」 そう声をかけると、虎鐵は一瞬だけ手を止めたが、すぐに数秒ほど手を動かした後、手にした紙をすっと彼女に差し出した。 「見て下され。このネコ型ロボット、上手く書けたと思わぬか?」 「虎鐵!」 何をやっているのかと思えば落書きだった。雷音は思わずそのマッピング用の紙をひったくった後、彼の動作に何か疑問を持ったのか眉を潜めた。 「……もしかして虎鐵も無職を選択したのか? 三十越えてニートなんて恥ずかしいだろう」 「違うでござる。拙者は雷音にいいとこ見せるために遊び人を選択したのでござるよ」 「遊び人は職なのか!?」 雷音が再度そう叫んだ時、リベリスタ達の身体がふわりと柔らかい光に包まれる。 かすかな浮遊感の後、彼らは苔むした石造りの遺跡前に立っていた。アークの調査員によって、十二人はクリアすべき遺跡前に飛ばされたのだ。 「――さあ、そろそろ行きましょう」 少し離れた位置から仲間のやり取りを見守っていた奈緒は、苦笑しつつもそう言って皆を促したのだった。 ●じゅもんつかうな 鷲祐の攻撃! 巨大蟻Aに64のダメージ! 虎鐵は悪い遊びを始めた! これは 悪い! 巨大蟻達は遠巻きに見ている…… 依季瑠の攻撃! 巨大蟻Aに113のダメージ! 巨大蟻Aを倒した! あひるはクロスをかざした! 同時にあひるの頭上からスポットライトが降り注ぐ! 「A・HI・RU!」「A・HI・RU!」 こだまするあひるコール! 「あひる、なんだかちょっと、輝いている……!」 あひるはまんざらでもなさそうだ! 嵐子はライフルをかざした! 同時に嵐子の頭上からスポットライトが降り注ぐ! 響き渡る拍手。 「みんな、今日は来てくれてありがとー!」 嵐子が叫ぶ。観客たちの声援が一際大きく響き渡った! 雷音の攻撃! 巨大蟻に154のダメージ! 巨大蟻Bを倒した! 巨大蟻達をやっつけた! それぞれ54の経験値を獲得! 114Gを手に入れt「お金お金お金お金! なのダなのダなのダなのダー!!」 戦闘が終わると同時、後方で様子を見ていたカイが飛び出した。そしてモンスターが四散すると同時に湧き出した金貨に飛びつく。奈緒は思わず苦笑した。 だが雷音は苦笑どころではない。何せ遺跡内に入ってから一事が万事、この調子。戦う者と言えば、勇者である彼女と無職の二人。他の面々はかなりフリーダムだ。 「てんちょぱぱは情けないですねぇ」 「そあらが僧侶で本当に良かったよ……」 そあらの言葉に雷音は思わず涙を浮かべつつ頷いた。微妙な心中のまま歩いている雷音の前を歩くのは、当の無職・依季瑠。が、楽しげに歩いていた彼女が突然立ち止まった。 そして両手を合わせて小躍りする。 「あはは、うふふ。行き止まりですよ、行き止まり」 なぜか嬉しそうに言う彼女の言葉に仲間達も前方を見やる。そこは確かに蔦の絡まった石造りの壁が行く手を塞いでいる。マッピング用紙の隅にネコ型ロボット七人衆を描いていた虎鐵は、それでも一応地図に行き止まりの印を記す。 「依季瑠、嬉しそう、ね……?」 どこからともなくやって来たおっかけファンに、サイン色紙を与えてやりつつ訊ねるあひるに、依季瑠は思い切りこくこくと頷いた。 「もちろんです! 行き止まりに突き当たると、より長い時間ダンジョンを楽しめます」 「でも、それじゃあ早く目的が達成できなくない……?」 「あっさり目的達成とか味気ないですし」 言い切ったな、と隣で唇の片端を歪めるのは、同じく無職の鷲祐。彼は依季瑠ほどはっちゃけていないせいか、常識人的無職ポジションに落ち着き、周囲からは正しく睥睨されている。しかし彼はそんな視線の中でもため息をつくばかりで、全く気にしていないようだ。 (それにしても最近のゲームってのはこんなに疲れるのか……) 思わず天井を仰ぐ。と、そこで傍らで金貨を数えていたカイが突然立ち上がり、鷲祐の脇を駆けて行った。 「!? おい、あんた……!?」 止めようとする彼の手は空を切る。しかしカイは十メートルほど行った曲がり角の近くで足を止めた。――いや、激突して止まった、と表現した方が正しいだろうか。 「宝箱宝箱宝箱宝箱! なのダなのダなのダなのダー!!」 どうやらこの先に宝箱が存在していたらしい。カイは宝箱に飛びつくと、いきなりその蓋に手をかける。 「バッ……そういう危険な役目は勇者に押し付けろ!」 と、鷲祐が止めるが時既に遅し。カイの手によってあっさり開かれた宝箱は、しかしその中身を見てカイが首をかしげる。 「どうしたでござるか」 虎鐵達が慌てて駆けつけてくるのを見、カイはその中にあったものを取り出し差し出して見せた。 「これが入っていたんだガ……とてもじゃないが売れそうにないのダ」 彼が差し出したのは、錆付いた小さな盾だった。それを見て一同の顔に失望が浮かぶ。イヴの話では、遺跡内にはボス戦に役立つ道具が眠っているとの話だったが、こんなに錆付いているなどとは期待外れだ。 「おお、宝! いいですね、宝!!」 ――否。依季瑠を除いて。彼女は嬉しそうにカイに両手を差し伸べる。 「いらなければくれませんか?」 「!? ダ、ダメなのだ、これは持って帰って売るのダー!」 「ま……まあ、とりあえず宝箱を開けたカイさんが持っててください。それよりホラ、行きましょう」 奈緒が苦笑しつつ皆を促す。仲間達はそれに頷き、錆付いた盾を引っ張り合いっこしているカイと依季瑠を置いて立ち上がった。 「さて、行くでござるか。確か調査員の話では、遺跡内で役立つアイテムは一つしかなかったという事でござったな」 「それじゃあ、他の宝箱は開けなくてもいいってことだよね」 虎鐵と嵐子がそう言って頷き合う。背後から、依季瑠の「えっ、罠だと分かっていても開けたいんですけど」と言う台詞が聞こえてくるが無視をした。 さびた盾を手に入れた! ●ガンガンいこうぜ 幾度かのザコモンスターエンカウントを続け、そして遺跡の最奥にある扉を開け、その先に佇んでいた魔術師風男の姿を見た時、雷音は思わず瞳を潤ませた。 「やっとボスか……会いたかった……」 彼女のここまでの苦労は、その瞳に滲む涙が現している事だろう。しかし彼女が魔術師・グマに対して口上を上げる前に、あひるがその横を飛び出して細い指をグマに突きつけた。 「覚悟しなさい、グマ! このスーパースターあひるが、ボッコボコのけちょんけちょんにしてやるわ!」 しばしの沈黙。だが、やがて喋りだしたグマは視線の焦点をあひるに合わせてはいなかった。 「……ここまで私を追って来るとはね……」 (スルーされた……!?) ちょっと寂しがるあひる。だが、その傍らに出てきた同じくスーパースターの嵐子は負けていない。 「グマ、観念しなさい!」 「父親の仇である私を討とうというのですね。無謀な……」 「アタシはあなたを倒して、呪われた村人達を救ってみせる!」 「しかし私はこうなる事を分かっていたのかもしれない……」 「それはどうかしら? アタシを舐めていたら痛い目見るわよ」 片やプログラム、片や生身の人間。会話が噛み合っていないにも程があるが、とりあえず嵐子は気にしていないらしい。 彼女とグマが会話(?)している間、他の仲間は武器を構える。 「一気に蹴りをつけるでござる」 大太刀を握り締める虎鐵。仲間達がようやくやる気を出して臨戦態勢を取るのを、雷音は感激して眺めていた。 そしてプログラムが指定した台詞が終わったのか、グマが両手を挙げるのを見、仲間達は走った。 「散れ!」 鷲祐がグマの側面へと回り込みつつ叫ぶ。虎鐵とあひるが頷きグマの視界外へと移動。依季瑠とあひるは勇者である雷音の背に庇われつつ移動する。 「怪我した時は任せてください。まんたんにします」 「そこまで大怪我じゃない時はバンソウコウで手当てするからね……!」 「食らえ、勇者ども!」 そこでグマが眼前で逃げ遅れたカイと嵐子、それに奈緒に向かって両手の平をぴたりと合わせ、燃え盛る炎を放った。 「き、きター!」 「カイさん、奈緒さん、嵐子さん!」 依季瑠が叫ぶ。が、咄嗟にカイが構えたさびた盾が現出した炎に撒かれると、意外なことにそれを弾いた。 のみならず、弾かれた炎は勢いを保ったままグマへと跳ね返った。嵐子は思わず目を見開く。 「この効果って、もしかしてマホカンt「こ、これは便利な宝なのダ!」 嵐子の台詞を遮るように叫んだカイ、盾を持っていれば怖くは無いと、そのままブロードソードを構えて走る。 「覚悟するのダ!」 ヘビースマッシュ。輝きを伴った技はグマの胸に突き立つ。その傷跡を抉るように、接近した奈緒のオーララッシュも続いた。 「カイさん達にグマの前にいて貰えれば何とかなりそうですね」 疾風が小さく呟き、仲間に引き入れていた小グマの『クリス』を彼らの援護に赴かせる。 「そうだな……それじゃ、遠慮なく行くぞ!」 「全力全開、ぶちのめすでござる!」 鷲祐のソニックエッジが舞う。虎鐵のメガクラッシュは残念ながらグマのローブの裾をかすっただけに終わるが、すぐに続いた雷音の式神がグマの胴を撃つ。 そこでもう一度、グマが燃え盛る炎を放つが、それもやはりカイの持つ盾に弾かれる。こうなってしまえば負ける筈が無い。 「直接当たったら、ちょっと大変だったろうけど、ね……!」 言いつつ、あひるの放ったマジックアローがグマの胸を貫く。 ポリゴンで作られ、本来であれば主人公たちを迎え撃つはずだった魔術師グマは―― その瞬間、爆散されたのだった。 ●End 「終わったのダ!」 カイは盾を構えたままの腕を挙げ、勝利した事を示す。が、まるでその役目を終えた事を示すように、その手にした盾がぼろぼろと欠片となって崩れ落ちた。 「!? ま、まさか……。……いや、だけドこれまで集めた金貨があれば、ボーナス位には……」 「ああ、あのお金? ごめんなさい、使っちゃったわ」 カイの言葉に杏が肩をすくめる。突然遺跡の中に現れた競馬場に行っていたらしい彼女は、カイの溜めていた金貨をあっさりとギャンブルに費やしてしまっていたらしい。 がっくりと肩を落とすカイを尻目に、虎鐵は雷音に駆け寄る。 「雷音、大丈夫でござるか? 怪我は無いでござるか?」 「ああ、大丈夫」 話半分にその言葉を聞いていた雷音だが、こっそりと携帯電話を取り出し彼にメールを打とうとする。 ――が。 (圏外……) ゲーム内なのだから当然と言えば当然だが、雷音はこっそりと失望のため息を吐き出した。そして、打ちたかった言葉を直接伝えるべきか悩む。 「――おお、あんな所に宝箱が!」 一方、現実世界に脱出できる場所を探して周囲を見回していた依季瑠が、空間の奥に忽然と出現した宝箱を発見し、駆け足で近付いた。 「不用意に開けると危ないぞ」 鷲祐が声をかけるが依季瑠は聞かない。そのまま紋様の入った赤い蓋に手をかけると、一息に開く。 「……これは」 「何が入っていたの……?」 あひるが横から覗き込むと、中に入っていたのは一つの本だった。代わった名前のタイトルの本で、二人は顔を見合わせた。 「代わった名前のタイトルですね。もしかして、隠しアイテムか何かなのでしょうか」 「そうかも、ね。……これがブラックボックスの正体、かも」 言いつつ、二人は大事そうにそれを持ち上げた。 はぐれステンレスのさとりを手に入れた! 「ようやく終わったねー。さあ、帰ろう!」 嵐子の元気の良い言葉にあひるも頷く。 「きらびやかな時間は素敵だったけど、やっぱり普段の生活が一番ね」 「満足です。イロイロありましたが、充実した冒険でした」 あひるの言葉に依季瑠も頷く。そして三人の少女(?)たちの笑い合う鈴のような声は、しばらく大広間内に響いていたのだった。 |
■シナリオ結果■ | |||
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■あとがき■ | |||
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