● 「あのー仲島さん」 「うん何だろう、芝池君」 「そういえば前からちょっと思ってたんですけど、言っていいですか」 「うん、いいよ」 「あのー仲島さんの喋り方って」 「うん」 「何かたまに凄いオネエっぽいですよね」 とか言ったら、無駄に美形の変人フォーチュナーは、凄い覇気ないいつもの無表情で、じーとか芝池の顔をガン見した。 だけならまだしも、どういうわけか、周りで一緒にお酒を飲んでいた、友人や知人達の空気も、あ、それ言っちゃうのね、言っちゃっていいのね、みたいにちょっと、固まった。 「うん芝池君さ」 シーンとしてた人々は、シーーーーンッ! ってなって、仲島を見た。 「はい」 「言いたい事を言うのはいいんだけどさ」 「はい」 「この凄い変なムードだけは、ちゃんと何とかしてよね」 「はい」 「うん」 って一旦頑張ろうとしたけど、変な空気が予想外に変な空気だったため、芝池は何かもー負けた。 「いえ、予想外に変な空気になっちゃったんで無理ですすいません」 それから暫くの間、「で、え、仲島さんって結局ソッチ系の人だったの」みたいな無言の疑問を抱えた妙な空気は、暫くテーブルの上を漂い続けた。 |
■シナリオの詳細■ | ||||
■ストーリーテラー:しもだ | ||||
■難易度:NORMAL | ■ ノーマルシナリオ 通常タイプ | |||
■参加人数制限: 8人 | ■サポーター参加人数制限: 0人 |
■シナリオ終了日時 2012年06月30日(土)23:52 |
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■メイン参加者 8人■ | |||||
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● そんなわけで、『狂気と混沌を秘めし黒翼』波多野 のぞみ(BNE003834)は、凄い大喝采の中に、あった。 ぴーぴー! とかわーわー! とか、凄い数の観衆に喝采されているので、今日はいつもより随分調子が良くて、PACノゾミスペシャル【Crimson tentacle】が放つ刺激のピリピリだって、むしろ快感を通り越して歓迎状態っていうか、全然くたくたになる気配もなく、アドレナリン全開だった。 とかいうそれの大部分は、オネエとかモブとかの声ですっかり楽しくなっちゃった彼女のわりと妄想な部分だったのだけれど、とにかく彼女は、若干そんなトリップ中な感じで、両手を広げて立っていた。 真っ裸に、触手状の一体化生体接続機を体に巻き付けた格好で。 でも実は、それがPACノゾミスペシャル【Crimson tentacle】という防具なので、オネエとかモブとかはあんまり関係ない。ただ、その「大歓声を受ける私」的なポージングは、トリップのせいだ。 けれど、のぞみのジャーニーも、やがて、終わりを告げる。旅は結局のところ旅なので、帰るべき場所があり、彼女もやはり、帰るべき場所に今、帰って来た。 何だか、じわーと、空中から着地するような感覚で、我に帰る。 乾いた現実の音が耳に入ってきた。大歓声では、もちろん、なかった。その大歓声妄想の原因となった、オネエやモブの囃し声も、今やもうない。 彼女はゆっくりと手を下ろし、辺りを見回した。 倉庫の隅で、一ノ瀬 すばる(BNE003641) と『戦士』水無瀬・佳恋(BNE003740)が、ハンガーラック的な物を前に、まるで自宅でファッションショーを楽しんじゃう姉妹、みたいなノリで服を選んでいた。横には店員みたいにモブが居て、「え、これのサイズ違いとか、あるん?」とか何か、すばるが言っている。 そこからちょっと離れた場所にある、大きなソファには、『シトラス・ヴァンピール』日野宮 ななせ(BNE001084)と、山川 夏海(BNE002852)と、オネエの三人が居て、「抱っこ抱っこ~」とか、ななせがぴっらぴらのドレス姿で騒いでいて、夏海も「肩車……」とか、ちょっと拗ねた感じで、すいかみたいな胸して言っていて、いやまあ別にすいかは良いのだけれど、とにかく言っていて、更に離れた場所にある赤いソファの上では、『蒼焔』冬崎・煉華(BNE003813)とオネエが、凄い深刻な表情で話しこんでいて、「いやもう本当、分かるわよその気持ち。大丈夫よ、きっと誰か分かってくれる人が現れるわよ」とか、どういうわけか、オネエに凄い励まされていた。 と思ったら、うっとりと完全に何かトリップしちゃった顔で「オネエ……」とか見上げた煉華と、「煉華君……」とかこっちも完全にやらしい手で太股とかじわじわーって触ってるオネエ、というよりもうやっぱり男にしか見えないのだけれど、なのでそれはつまり、見詰め合う、男と男。 とか。 まーそこは全く興味ないので何でもいいので、さっさと目を逸らしたら、そこには完全に無防備なモブ達。 あ。 と、のぞみは、そこでやっと本来の目的を思い出した。 で、思い出したからには、もう走り出した。欠伸しそうな感じで、オネエの後ろで待機しているモブ目掛け、PA用収納式電撃鞭【テンタクラー・ウィップ】を展開する。ビリュルルルルっと伸びた鞭が、ピシーッ! と地面で跳ねて、そのままモブの体に絡みつき、ビシピシバシッ! と、電気を放出した。 ビビビビビビッと、電気ショックに震えたモブは、やがて、ドーン! と、その場に倒れた。 ガランとした倉庫内に、どーん、どーん、どーん……とかその音が、何か若干、こだました。 オネエが、モブが、そして何より仲間達が、はっ。と振り向いた。 「な……な、なんじゃこりゃーーーーーっ!!」 暫くして、煉華の絶叫が倉庫に響いた。 「いやなんで手とか握って、いやいやいやいや、ほんとないから! 俺、そういうのないから!」 って言ってる間にも、他の仲間達も騒然となっていて、「わー何ですかこれはー!」とか、「あんた、誰」とか、「え、何何これ、あたし何してたん」とか、「やっぱりいいんです、ファッションなんて。ファッションなんてどうでも……!」とかいろいろ騒いでいたけれど、同時にその、倉庫中央に居る二人の姿に気づき、え。と沈黙した。 そこには、『愛を求める少女』アンジェリカ・ミスティオラ(BNE000759)と、『破壊の魔女』シェリー・D・モーガン(BNE003862)が居た。アンジェリカは、純白のシュミーズ、つまり下着だけの姿で、シェリーに居たっては、もう、全裸だった。 完全な、全裸だった。 せめてもの救いはその真っ白な長い髪で、放送禁止になりそうな部分を、まるで意図するかのように、上手い具合に、隠してくれている。 でも、全裸だ。 やっぱり全裸だ。何処からどう見ても、むやみやたらに、やみくもやたらに……。 全裸。全裸! わー全裸ー! とか、一応健全な男子である煉華は、すっかりテンションが上がってしまい、 「わー、裸だよ、裸、いややっべ。何それ、どういうことよ、つかいつからだよ、俺今気付いちゃったじゃん、うわ何それ、勿体な。いつからそんなセクシー姿だったの、えーマジかよー。勘弁しろよー。俺何してんだよ、めちゃくちゃ勿体ないじゃん、何してんだよ俺ー!」 とか、本心が全部言葉に出てしまっている事に、本人は全く気付いていない。 でも、多分、殆どの仲間がそれどころではなくて、多分誰も気づいていない。 「な、なんて怖いアーティファクト……」 それどころではない一人、ななせが茫然と呟いている。 そう、全ては敵のせいだった。オネエが所持している、「大胆になっちゃうタンバリン」や「隠れた願望が溢れ出ちゃうマラカス」の。むしろ、普通のタンバリンやマラカスを、そんなタンバリンやマラカスにしちゃうなんて、なんて陰謀。なんて策略。彼らに悪気があろうとなかろうと、そんなタンバリンやマラカスを増やす敵は。 危険! さあ、そんな危険な敵を許すな! 今こそ戦うんだ、リベリスタ達よ! 恥ずかしさや嫌悪をエネルギーに変えて! ●ピンポンパンポーン と。 戦闘シーンをお届けする前に、ここで、倉庫突入後のリベリスタの皆さんの様子を、特にオネエとモブによるお祭り騒ぎ後の様子を特別編集にてお届け致します。繰り返します。戦闘シーンをお届けする前に、ここで、倉庫突入後のリベリスタの皆さんの様子を、特にオネエとモブによるお祭り騒ぎ後の様子を特別編集にてお届け……。 ●(それまでの経緯)ガールズトーク編 「だからねえ。やっぱり女の子だったらもう少し、服装とか、気を使ってみたらいいと思うのよねえ」 すばると佳恋を前にしたオネエは、わりと油断した感じで、上から下までじろじろじろー、っと眺め、言った。 「いやあ、そうかなあ」 って実は全然おめーになんか言われたないわー! とか思ってるけど、すばるはわりとへらへら答えた。 つまり今回の仕事はアーティファクトの回収と、敵の討伐なわけで、ということは、何処に隠し持っているかは知らないけれど、アーティファクトをまず出して貰わないと回収出来ないわけで、けれどかといってその効果についても知らされている身としては、余り使われたくもないもんで、とりあえずそのように接してみることにしていた。 「だってオネエさんの服、素敵やもんなぁ。お化粧の感じも、見習いたい。あたしはあんまりこう、そーゆーのよくわからんから、手ほどきしてくれたら嬉しいかも~」 で、なあ? とか何か言って作戦を振るつもりで、すばるは佳恋を振り返った。 そしたら彼女は、わりと真面目な顔をしていた。というか、いつも真面目な顔なのだけれど、すっかり深刻な顔で、 「服装、ですか」 なんて、ちょっと危険な予感がした。 「え、あれ? 佳恋?」 「……そういえば、リベリスタになってから、服を買うのも最低限になりましたね。みっともない格好にはならないように最低限注意はしていますが。それでも、機能性優先気味になってきている気はします」 「うん、え、佳恋大丈夫?」 「はい一応私も、普通に大学生をしていた頃はもうちょっと色々と着飾っていたし、友達と遊んだり色々としていた気はします。でも、今は……」 「いや、佳恋。しっかりして。ファッションチェックな空気にのまれたらアカンて!」 「でも。私は崩界からこの世を守るために身を捧げる、と決めたので、いいんです、ファッションなんて」 「うん、うん。そうや、そやで。いいねんで、ファッションなんていいねんで、そんな別にファッションだけで女の子の価値なんて決まるもんじゃな」 「さあ! そんな貴方も今日からキレイに!」 と、そこで、いきなりド派手な効果音が鳴り、オネエがずさ、とその手に構えたのはタンバリン! 「わー! 出しやがったー! はよ、はよ回収! 回収せ」 って言ってる間にも、シャンシャンシャンシャンと、オネエはタンバリンを叩き出す。 「普通の女子大生みたいに生きてみたかった、とも思いません」 そして、凄い渋い声で歌いだした。 ~♪ この世界を崩界から守るため~、彼女は戦う~。戦う事を選んだのさ~。でも本当は、私だって普通の女の子のように生きてみたい気もする~。 「お、思わないんですってば……」 佳恋は耳を塞ぐように両手で覆い、ふるふる、とか細く首を振る。 (台詞):でも、本当はちょっと気になってるの。女の子だもの。 「思わな……」 「さー、モブ君、かもーん!」 ~♪ そんな貴方も~今日からキレイに~! レッツイメチェーン、今日くらいは可愛い女で、いたい~。 歌いながらモブが、カラカラーと洋服のかかったハンガーラックを引っ張って来た。 「どれでも好きなの選んで帰りな、ウィンドウショッピング的な気分楽しんじゃいな!」 「……う、ウィンドウショッピング……なんて懐かしい響き……」 とか何か言いながら、佳恋はふらふらーっと引き寄せられるように、ハンガーラックへと近づいていく。 「わー、あかんあかんあかん、佳恋しっかりしてー」 「さあ、一緒にショッピングを楽しみましょう、すばるさん、ふふふ」 「いやいやいやいやいや、あたしは絶対負けんからな! っていうか、佳恋! やばいやばい、目が虚ろなってる、やばやばやばい」 って佳恋を必死に止めつつ、すばるがふと見やると。 「熱い……なんか、暑い」 一体何がどう作用したのか、ほんのり頬を上気させたアンジェリカが、いそいそと服を脱ぎ出し。 一枚、二枚……。 「わー! 人前に肌をさらすなんて、とんでもないでー! や、やめやめやめ、アカンアカンアカン!」 そうして駆け寄るすばるの後ろから、尚もオネエの声の誘惑が。 「さあさあ、アンタも脱いじゃいな! 一緒にファッションショーを開始しちゃいな!」 シャンシャン、パンパン。 「はあ?! な、ひ、人前に肌をさらすなんて、とんでもない! 脱ぐわけないやろ! あたしはまだそーゆー枠じゃないんや! そーゆーのは他の人に」 「うんじゃあ、ボクが脱ぐよ。お疲れさま~、さあ、一枚、二枚~」 「わーアカンアカン! アカンって!」 ●(それまでの経緯)甘えん坊と恋愛相談室編 その頃ななせもまた、アーティファクトの誘惑に、すっかり負けていた。 というか、最初こそいつものお元気スマイル! で、 「あ、いえ、隠さないといけない願望なんて、ないですよ?」 なんてにこにこしていた彼女だったけれど、今やすっかり、真面目な顔で、ドレスを選んでいる。 「きらきらしたお姫様みたいなドレス……お姫様……お姫様みたいなドレス」 そうドレスを。 凄い、真面目な表情で。 「きらきらしたお姫様みたいなドレス……お姫様……お姫様……お姫様」 と、思ったら暫くして、ばーん! と、純白でスワロフスキー・クリスタルがふんだんに使われているドレスを見つけだし、 「はうぅ! 一目惚れしました! これにします! わたし、これにします! これから全力で可愛いお姫様になります! 日野宮ななせです、よろしくお願いします!」 とか、凄い勢いで叫んだ。 とかいう後ろでは、全員に向け、タンバリンをパンパン叩いていたオネエに、だらーん、と若干軟体動物みたいになりながら、絡んで行く影がある。 「おかあさーん……」 と、夏海が、呟いてた。 この世に生を受けた時から、一度も会った事のない母の姿や、父の姿を思い出し、そうして甘えられる環境になかった自分の過去を思い出しながら、わりとモデル体型の、すっかり大人な外見で、すっかりすいかになった胸をすり寄せ、甘えていた。 ――ここで流れる、山川夏海の独白。 「そう、あんまりこう、甘えられるような環境じゃなかったんだよね、これまで……もちろん良くして貰った事は感謝してるけどね。だけどこう、身体もすぐおっきくなっちゃったから、肩車とかだっことか、そういった子供らしいスキンシップ? をしてもらった記憶もあんまりないんだよね。義父さんは比較的子ども扱いしてくれたけど、そう言う事はしてくれなかったし……まあ、冷静に考えると肩車とか成長した子供にする事でもないんだけど」 ――そして流れる、ナレーターの声。 「そう彼女は自分に言い聞かせ、自らの願望を押さえて生きてきた。けれど今、そう言い聞かせても込み上げてくる自らの願望を押さえられない。本当は、誰かに甘えたくて仕方がないのだ。子供の頃から誰にも甘えられなかった分、今、誰かに甘えたい……」 とかやってる所へ。 ダーン! と、凄い勢いで飛びついて来たのは、ぴっらぴらばっさばさ、きっらきらしたドレスに身を包んだななせで、「わたしも、抱っこ!」とか何か言いながら、オネエの反対の腕に絡みついた。 「んー! 抱っこだっこ抱っこー! お姫様だっこして下さいー!」 駄々っ子のように、うーうー! 言いながら、腕を引きちぎるんじゃないか、みたいな勢いでオネエに絡んでいる。というかそれは、ある種の攻撃なのかも知れない。 何せその目が、やばいくらい、マジだ。 「お姫様抱っこをしてくれるまでぺしぺししますよー、お姫様だっこして下さいー!」 「おかあさーん……」 「だっこだっこだっこー!」 「ふん」 と、その様子をわりと研究者みたいな顔で眺めていたシェリーは、「下らないアーティファクトもあったものだな」とか何か、呟いた。 で、呟いているけど、「私はそんな深い羞恥心など、持ち合わせていないぞ」とか何か言いながら、上着を脱ぎ出し、 「それに、羞恥心といっても、下着姿ぐらいで妾は動揺したりしないぞ。密林に身を置いていた時はいつも薄着だったしな。そう、薄着程度ならいつでもできる。詰まるところ、全裸になるぐらいしか羞恥心を感じないのだ」 って、すっかり真っ裸になった。 そして、長い髪をばさー、とかきあげ。 「まあ、この姿の方が開放感があってよいな。全て破壊できそうだ」 とか、そんな楽園が今、目の前に広がっているというのに、煉華はすっかりオネエのマラカスのシャカシャカシャカシャカにやられ、深刻なムードで自らの悩みなどを打ち明けちゃっている。 「いやだからさ、こんなんすげえ恥ずかしい話なんだけどさ。何か俺さ、女の人格? みたいなんが居るみたいでさ。多重人格っていうのかな。藍ってゆー、女性の人格なんだけどさ。でも、俺自身は何つーか、普通なわけよ。別に、普通に女好きだし。いやだからさー、俺、彼女とか欲しいんだよ、ほんとぶっちゃけ。藍も一緒に受け止めてくれる人とかさー」 っていう目の前を、とーう、とか、楽園全開、開脚全開で、シェリーが通り過ぎて行く。 「ふむ、恐ろしいくらい体と心が軽いぞ!」 飛び跳ね、開脚。 「でもそんな女の子なんてなかなかいないし……」 「さあ、見ろ! 今の妾は最強だ!」 そして、ブリーッジ! 「ほんと難しいんだよ、多重人格だから……」 ●そして今。恥ずかしさや嫌悪をエネルギーに変えるリベリスタ! 「んー! 見ちゃいけないものをみましたねー! 殴殺です! 撲殺です! 滅殺ですっ!」 ななせが凄い勢いで、メガクラッシュを発動していた。 「今笑ったな……? どうせボクはブラなんて必要ない体型だよ!」 って、いきなり切れ出したアンジェリカが、バッドムーンフォークロアを放った。 「大体男なら神父様みたいにシャッキッとしろ、シャキッと……!」 「そうだそうだ、見てはいけない物を見た奴は、皆吹っ飛べ!」 夏海もモブに突っ込み、暴れ大蛇で大暴れ。間を抜けて行くすばるの暗黒に、佳恋のメガクラッシュ。 「さて、本格的にいきましょうか」 ボールドコンバットを発動したのぞみが、追い詰められていくオネエを追撃。「あらあら、ここが弱点なんですね。ならばそこを容赦なくいきますよ」 「さあ、妾の魔力を解放してしまったことを、後悔する時間だ」 そして仲間達の攻撃に弱り切った敵へと、シェリーのチェインライトニングがドカーン! と落ちた。 「わーらくえーーーん!」 その間にも煉華は、アーティファクトが壊されてしまわないよう回収する、という名目で、いろんなものがとっても良く見える位置から、楽園を覗き見。 そしてそっと、合掌をした。 「女性人の皆さん、ごめんなさい、そしてありがとうだぜ!」 |
■シナリオ結果■ | |||
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■あとがき■ | |||
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