●熱波(神秘) 暑い。 今年は何故か初夏が一足飛びで来ている気すらする謎の熱気。 夏日は1ヶ月ほど先でいいはずだ。北海道だって五月一杯は灯油代がマシなレベルだ。 だというのに。今年は何でこんなに。 「ハーッハッハッハ! 暑いかね諸君! 私もだ!」 ぶわぁ、と一際強い熱波が吹いた。いや、噴いたというべきか。 この熱波はおかしい。風に乗った太陽熱が気流を作るのが風ならば、こんな熱を伴う場合は山が無ければおかしい。フェーンだってこんなに湿気を持っていない。むしろあれは乾いた風だが。 「だが駄目だ! この程度に耐えねば夏は迎えられんぞ! それどころかロウリュに耐えられもせんぞ!」 ぶわぁ、と、また熱波。あとこの暑苦しいおっさんの声なんですか。文脈から察するに犯人はこいつ。 「考えるな、感じろ! 汗をかけ!」 そんな、人を殺せそうな視線の先に居たのは、タオル一枚振り回す、タオル一枚の。 「へ、変態だー!?」 変態でした。 ●ロウリュ(神秘) 「皆さん、ロウリュってご存知ですか? ごくごく一部のサウナで導入されているもので、サウナストーンに水をかけて蒸気を発生させ、それを循環させたり直接浴びせたりして快楽を得るもの、だそうですが」 スクリーンに大写しになった変態の映像にうんざりした顔をするリベリスタ一同に向け、『無貌の予見士』月ヶ瀬 夜倉(nBNE000201)は問いかけた。あ、何人か知ってる。 ときに、この男は何なのかといえば、スクリーン越しでもわかるが、一応フィクサードらしい。まあ春だしな。 「フィクサード『灼熱魔神』。これ、こちらの呼称じゃなくて自称です。経歴不明、年齢不明。一応、メタルフレームなんじゃね? っていう解析は出ていますが、近接系職種であろうという情報以外は割と不明です。 多分、この四字熟語的なものにも某かのルビは存在するんでしょうが、分からないのでパスで。で、腰のタオルも振り回してるタオルも、一応アーティファクトです」 何だろう、経歴不明とかジョブ不明とか、どこかの誰かを思い出したけど気のせいだろうか。その、変態で詳細不明ってフィクサード界隈のトレンドなのか。 「腰に巻いてる方は『ブースタオル』。何だかよくわかりませんが、速力に係わるらしく。これが一因となっているのか、彼の捕縛経歴は現在までなし。相応に手練の可能性はありますが、コレのせいでしょう多分」 名前がまずひどい。しかも腰に巻いている。回収しても使い手がなさそうなシロモノだ。なにしろ剥いだら(倫理的に)問題が発生しそうで。 「で、こちらが本命ですが、手に持っているのが『籠龍(ラオリュウ)』と呼ばれているらしく。こう、軽く振るうだけで熱風と激しい蒸気を吹き付けるそうです。これは神秘攻撃の域になっているらしく、一般人へ向けている限りでは威力はないらしいのですが、戦闘で使う、となると話は別でして。思うように力が出なくなりますし、体力は連続して削られますし、何しろ汗だくになります」 まあ、何が言いたいかは察してもらおう。そういうことだ。 「取り敢えず、一般人に神秘打撃を与えないだけマシなのですが、熱中症患者が増えれば同じ事です。捕縛は別として、止めてきてください」 優秀なリベリスタ達を前にして『捕縛は別』と言わしめる、この謎の警戒は一体何処から来るのか。 一抹の不安を残し、送り出されるのであった。 |
■シナリオの詳細■ | ||||
■ストーリーテラー:風見鶏 | ||||
■難易度:EASY | ■ ノーマルシナリオ 通常タイプ | |||
■参加人数制限: 8人 | ■サポーター参加人数制限: 0人 |
■シナリオ終了日時 2012年06月06日(水)23:15 |
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■メイン参加者 8人■ | |||||
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●灼熱サンライズ 夏は暑い。夏でなくとも暑いとはいえ、これは至上の道理だ。 とは言え、未だ春先と言い張ってもいい暦であろうに、この暑さはないだろうと社会人は思う。 特に恐るべきは湿気だ。乾物屋にとって梅雨と夏とは魔の季節だと、井上ひさしが言ったではないか。 国語の教科書とかその辺りで。年齢がばれそうな話であるが、サラリーマン世代なら常識だから問題はない。 それよりも、それ以前に、あの路上でばっさばっさタオルを仰いでいるのは一体何だ。 春というには暑すぎて、変態が出るには理解し難い季節だというのに、コレは何だ。 「ぅわーはっはっはァ! 暑いだろう! 耐えろ若者! これからの夏を乗り切るために!」 「お前のせいで既にノックダウンだよチクショウ!」 思わず叫んだサラリーマン、一瞬でダウン。クールビズさえ許されていればこうはなるまいに。 そんなサラリーマンを後ろから抱え、至近のビルのロビーに駆け込んだのは『不機嫌な振り子時計』柚木 キリエ(BNE002649)だ。流石に通常シーズンのスーツ姿だ。汗だくだし皮膚が赤くなっていることを見れば、熱中症になっていることは容易に想像できた。その痩躯から想像できない勢いでビルに運び込み、軽く手当てして直ぐに外へ。涼みたいからこの役目を買って出た、と思われても不本意であることは間違いない。大変だね。 「あぁ。くっそ。めんどくせぇ。んっだよこの変態」 『下っ端リベリスタ』三下 次郎(BNE003585)は不機嫌だった。当たり前と云えば当たり前の事実ではあるが、リベリスタとしての活動が浅い彼は常識人枠でいいと思う。だから変態には慣れてないんだと思う。変態になっちゃったり変態に慣れちゃったりされてもこっちが困るんだけどね。描写的な意味で。 でも彼だって男である。倒れている女性がいればまじまじと見てしまうのは仕方ない。汗ばむ身体を見てしまうのは摂理である。仕方ないよね。でも介抱しなきゃいけないからあんまり極楽の時間というものはないわけで。恨むならフィクサードを恨め。 汗の臭いを嗅ぐのは不可抗力だよね、とその状況すら楽しんでいる『最弱者』七院 凍(BNE003030)を見習 わなくていいや。いいよ。 (どうせ万華鏡がある限り自由に動けないだろうし、人目もあるし、今回は無理せずお帰り願ったほうがいいかもね) ある程度の妥協は大事だという貴重な一例である。 (なんや、この変態…こんなの相手もせなあかんの!?) 一ノ瀬 すばる(BNE003641)はその経験の浅さ故にあずかり知らぬことだが、実際のところアークに敵対するフィクサードや、場合によってはアザーバイドにすら変態は慮外に多い。うら若き乙女に対してあんまりな仕打ちだが、リベリスタなら割と仕方ないのだ、変態との戦いは。 でもな、すばる。さり気なく誘導に回っている君に言うのも酷な話だが知らぬふりを決めても割と革醒者界隈は耳ざといぞ。 「危ない変態さんは全部滅するべきだよね?」 『天真爛漫バトルマニア』エンマ・クニャージ・シェストィ(BNE003823)は、実際のところ変態に対する憤りなどといったものはさほどない。寧ろ、戦いに対する興奮がその身を突き動かしているといってもいいだろう。 強結界を展開して周囲の人出を減らそうと試みているが、然し哀しいかな、ビジネス街は「目的の在る人間」がその過端数を占める。リベリスタたちの思ったほどに強力な効果が期待できないのが惜しい。 「あー涼し、たいした熱気じゃないなぁ、余裕ね」 「五月やけどまだまだ肌寒いなー長袖はなされへんなぁ」 「……む? 貴様……リベリスタか!? よくぞ、いやよくも……!」 そんな中、努めて冷静さを装って『灼熱魔神』の前に身を晒した『ヴァイオレット・クラウン』烏頭森・ハガル・エーデルワイス(BNE002939)は、しかし彼があっさりとその存在を理解したところで色々とアレだった。 いや、汗は十二分にかいているから本当、夏はメタルフレームにひどいことしたよね。 すばるはすばるで看破されてるけど、魔神的にエーデルワイスのが狙い易かったらしい。知名度? ここまでの流れを念の為まとめると、誘導作戦(一~ニ人)状態なのである。おい、誰だ「誘導班」つったの。目立つ辺りでエーデルワイス一人に任せたらこうなるってわかってただろ。 だが、それでもリベリスタ達は幸運であった。作戦の多くに避難誘導や介抱をもってきていたが為、現時点で致命的被害者は出ていない。冷房の効いたオフィスで冷たいものを飲めば何とかなる程度だろう。 あと、このフィクサード馬鹿だしな。 「よくぞ私の前に立った! 私の!!! 前に!!!!」 「 」 エーデルワイス、踵を返した。暑苦しかった。あと痛かった。あぶねえ、あとすこしでキレて殴りかかるところだった。 流石にここでドンパチおっぱじめたらあっさり失敗もいいところである。偶然でも何でも、そういうところだけ面倒くさいのだ、このフィクサード。 「はっはっは、私の前に出てきて逃げられるとでも思ったのかね! いい度胸だ! い い 度 胸 だ !」 灼熱魔神はノリノリだった。あと、逃げる相手は積極的に追う質らしい。 結局のところ、変態に追われる女性という構図が出来上がった上にやたら人目を引いてしまうわけだが、結局のところこのクソ暑い時に変態に構っていられる気力はない。 誘導は成功……なんだろうか? ところで。 「ヒギィ……!? 蒸し暑っ! おデブに暑さは天敵、汗をかけとか余計なお世話よっ……!」 『砂のダイヤ』敷島 つな(BNE003853)にとって、暑さが如何程に地獄級の所業なのかは語ることも愚かしいか。身体のラインがいろいろな意味で大胆にハミ出した水着姿(と書いてサービスカットと読む)は見るものが見れば無言で首を振ったろう。悪い意味で。おい今回水着回じゃねえぞ。 「ごめんなさいね、後でちゃんと洗って返すからね?」 「ううん、それ去年買ったのはいいけど結局一度も着なかったし……つなにあげるよ」 路地裏に回っていたキリエは、そんなつなの言葉に静かに首を振った。これが『体型適正化(プロポーショナルフィックス)』というやつか。知らねえよ。 「まだ日によっては肌寒い日もあるというのに、あえてタオル1枚という奴の心意気には、並々ならぬ意思があるに違いない!」 『(自称)正義の忍者』ジョニー・オートン(BNE003528)にとって、灼熱魔神は一種の敬意を払うべき対象であったのは割と間違いようのない事実である。正々堂々挑む、と意気込んではいるが、実際物陰に連れ込んで集団リンチが正々堂々なのかどうかちょっと問い詰めたくもある。正義のヒーローはいつも傍目には卑怯なのと一緒なのだろう、多分。 それに流水の構えって何かそれっぽいし。アリなんじゃなかろうか。 斯くして、リベリスタ達の前に現れたのは逃げるエーデルワイス、追う灼熱魔神。うん、立派に変態な構図だ。ひどい。 ●熱波トランスミッタ 「……フ、成る程理解させてもらったぞリベリスタ。お前達が! 私の! 相手か!!!!」 気付くのおせえよ、と誰かがカラ動作で突っ込んだ気がするが気にしてはならない。ともあれ、作戦としては最低ラインに到達したのだ。 後々変態が現れたとか話題になるけど、どうせ変態なんて日に二十人くらいザラだからいいよね。 「ボ、ボンレスって言うなぁ!」 仁義を通し、己を固める意思の発揚。一流のクリミナルスタアならそれだけで相手をおじけづかせるだろうが、つなの仁義は正しく自己主張だった。 そのまま拳を固めて踏み込むつなに、しかし魔神は一顧だにしない。いや、寧ろ彼はリベリスタ全員を見据えている。 「では、味わってもらおうか! 私の! ロウリュを!」 ぶわ、とタオルを一振りした魔神から放たれる熱波は、正しくこの初夏を襲う一陣の悪夢。 「滅べよ……変態」 ぐらりとふらつきながら、しかし次郎はしっかりとフィンガーバレットを向け、魔神のタオルを狙う。が、銃弾は逸れ、結果として魔神本体を軽く傷つけるに留まった。ヤル気が足りないのだろう。まだ。 「拙者も正々堂々挑まねばなるまい!」 ジョニーが、しっかりと踏み込んで拳に灯した炎を灼熱魔神の腹部へ叩き込む。だが、それを受けた魔神の顔は涼しいものだ。さも、己の熱波がより熱いと言わんばかりに。 「今回は無理せずお帰り願いたいものだけどね。暑苦しい男とか三次元で見たくないんだ」 「はっはっは! 三次元だからこその妙もあるではないか、あるではないか!」 凍の目にはやるきが乏しいようにも感じられたが、しかし彼はやる気が限りなく低い男性陣にあって割と思考に余裕があった。 構えるはガントレット。放つはブラックジャック。確かに、仮に誰かに見られても目の錯覚からくる小競り合いの延長にしか取られない可能性は高い。彼にヤル気を出させているものは何なのだろう。 「自分だけ好きに脱いでるし、きっと社会的に死亡してるんだ」 対して、キリエの言葉は冷たかった。暑苦しさを強調している割に自分だけタオル一丁。確かにいいご身分であらせられるところが大きいが。ともあれ、やられたらやり返せである。やらせておく訳にはいかない。 じわりと滲む汗がつらい。張り付く。 「熱いのよ、うざいのよ、目障りなのよね」 「はっはっは、言ってくれるなリベリスタ! 私はこれがいいんだ、男なら熱く! ないと!!」 確かにうざい。エーデルワイスが打ち込む弾丸の正確性は高いが、それでも魔神は手元のタオルを冷静に繰り、腰のタオルから力を借りて巧妙に銃弾を受け流す。 高笑いへの苛立ちが体温をより高め、彼女の頬を汗が伝う。目に入ったらとんでもない話だ。 「ボクのチェーンソーにたっぷりおじさんの血を染み込ませてよね?」 「はっはっは怖いな! 私の血潮は! 滾っている!」 エンマにとって、相手が変態でも何でも対して関係無かった。戦えればいいのだ。年齢不相応な矮躯から振り出された一撃は、駆け出しのリベリスタとしてはかなりの威力を誇っていた。まともに受ければ相応だったが、それでも彼に痛撃を与えるには足りない。 矮躯は熱が回るのが早い。故に、熱を放散させる対策がないとあっさり倒れてしまいかねない。神秘って便利だね、でも辛いね。汗かいちゃうね。 「タオルだけ?いや、もう体もろともや!」 怒りに震えるすばるのヘビースピアが暗黒を打ち出し、魔神を襲う。だが、彼とて一端のリベリスタ。その一撃を華麗に避け、勢いのまま腰元をくいっと……したまではよかった。 そこに割り込んだのは、つな。魔神の動きと視線を確実に遮るために立ちまわった彼女にとって、その軌道を読むのはさしたる苦労ではない。 なにしろ、つなの恵まれた体格はその射線を阻み、すばるにトラウマを与えることをよしとしなかった。トラウマかどうかはともかくとして。 「素晴らしい情熱だ! 素晴らしい友情だ! 熱いじゃあないか!」 笑いながら、リベリスタの猛攻をしのぎながら魔神は笑う。濡れたタオルを振り回し、踏み込んだリベリスタ達を一気に弾く。 タオルの熱波で汗をかき、タオルから放たれた湿気が身体に散り、体が濡れる。――そう。 リアル女子高生とか合法ロリとかいいよな(次郎談) 女性陣の汗の匂いを嗅ぐ事ができるという最高のシチュエーションだったね(凍談) 野郎共にとっての力の源とは、エロスである。 エロスは正義である、らしい。 厚着だろうが制服だろうがロリだろうがなんだろうが、汗で張り付いた姿なんて最高じゃないですか。 「うぉぉぉぉぉ!!やる気出てきた!! 俺に任せとけぇい!!」 足を踏みしめ、次郎が笑う。上半身を跳ね上げ、素早くセットした髪は元の鋭さを取り戻している。眼光がアレだが気にしてはならない。 「勿論キリエもつなもみーんなボクにとっては美しい女性対象さ」 キリッ、とか効果音が聞こえそうな表情で、凍はぶれない笑顔を見せた。キリエにぶれないと言わしめるその表情は、気力に満ちあふれている。 「はっはっは! 現金だがその意気やよし! 来い!!」 「お主のその振る舞い、並々ならぬ意思を感じたでゴザル! タオル1枚なのは、何故か!?」 「趣 味 だ」 「グワーッ! サ、サヨナラ!」 そんな熱気に後押しされ、踏み込んだジョニーだったが、返す魔神の目は冷たかった。気持ちは分かるけど覚悟が足りていなかった。爆発四散はなしとして、膝から崩れ落ちる。 「うわああちかよらんといて変態いい!」 誰が変態だかもうわからなくなってきたね! すばるの暗黒が飛び交い、リベリスタすらも巻き込んで炸裂する。狙ってるんじゃないかなあコレ。 「仲間うちにも変態がいるみたいだけど一緒に斬っちゃっていいのかな? かな?」 エンマ、超笑顔。近接状態での消耗がつよいだろうに、その疲労より戦いの興奮が勝るのだろう。いいことである。 「あんた、いい加減にしなさいよ! そんな格好でうろついてると、いつか奥さんに貴方と一緒のお墓には入らないってそっぽ向かれちゃうわよ!」 そして、つなのこの台詞である。ダメ押しにもほどがあるが、しかし魔神の心を揺らすには足りなかったようだ。少し寂しい目をしたが。 「貴方のやり方では、夏を迎える前に死人が出る。第一、貴重な過ごしやすい季節をわざわざ短くするなんてバカなの?」 キリエの口から堂々たる罵り、指先から放たれた気糸がタオルを貫く。繊維が僅かに弾け飛んだだけにも見えたが、恐らくはそれで十分だったのだろう。たじろいだ灼熱魔神の姿に、全員が勝機を見た。 「ははは、これは凄い。熱いな! とても! 今日はこの辺で!! お暇しようか!!!」 逃げ口上なのに何でこんなにかっこいいのかわからないが、とにかく逃げる気らしい。 「なんだか生きてるだけで虫唾が走っちゃうもの」 笑顔で銃を乱射する態勢に入ったエーデルワイスだったが、次の瞬間、爆発するような蒸気が彼女を覆う。それと、僅かにちぎれたタオルが、少し。 「ははははははは! また! 会おう!!」 目くらましは一瞬だった。地面に叩きつけた蒸気が彼らの視界を遮った刹那で、魔神はその姿を消してしまった。 何ともあっさりとしたさり際……だったのだろうか。 「は~、蒸し豚になるところだった……アイスクリーム食べたいわ……」 そんなつなのつぶやきをよそに、水道目掛けて全力疾走する汗だく制服の姿が見られたとか、そうでないとか。 |
■シナリオ結果■ | |||
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■あとがき■ | |||
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