●岩があった とりあえずでかい岩があった。 ついでになんかそいつは 怒っていた。 ●『スピーカー内臓』断頭台・ギロチン(nBNE000215)はのたまった 「はいこんにちは。さて、早速ですが近頃皆さん、お疲れじゃないですか? 鬼が一段落してもフィクサードは構わず跋扈し、諍いはそこかしこで芽吹いている。――そんな状況を気遣う、皆さんのお口の恋人断頭台ギロチンです」 はい。 「というかぼくが小難しい説明をして心配しながら皆さんを送り出すのに若干マンネリを感じました。いやですよねえマンネリとか倦怠期とか。切ない響きを感じます。こう言う時は初心に帰るのが大事、って言いますよね」 はい? 「なので今回は単純に殴ってきて下さい。遠慮なく。説明不要。以上」 おい。 「あ、大丈夫。行けば分かりますから。とりあえず殴って下さい」 |
■シナリオの詳細■ | ||||
■ストーリーテラー:黒歌鳥 | ||||
■難易度:EASY | ■ ノーマルシナリオ 通常タイプ | |||
■参加人数制限: 10人 | ■サポーター参加人数制限: 0人 |
■シナリオ終了日時 2012年05月23日(水)22:21 |
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■メイン参加者 10人■ | |||||
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● 前置きに割く余裕がない。 ●『あほの子』イーリス・イシュター(BNE002051)は激怒した 金髪が生温くてイラッとする風に舞い上げられる。 ハイライトの消えた目で、彼女は岩に触れた。 「さいきんよるとかに! おいしいしゃしんとかをみせられるのです……」 夜間でも簡単にコンタクトがとれる昨今、『テロ』とさえ呼ばれる行為――深夜、お腹の空いた時間帯にわざわざ美味しそうな写真を見せ付けるそれ。 イーリスだって成長期、食欲はある。ちなみに彼女の姉(銀じゃない方)は成長期過ぎてももっと良く食べるがそれは今は置いといていい。大事なのは、写真だけ見た彼女は食べられないという事だ。 しっとり深い光沢を見せる刺身、焼ける音さえ聞こえてきそうな網に乗った肉、煮卵がアクセントのラーメン、狐色のタルトにたっぷりのカスタードとフルーツを乗せたケーキ。 だが、それは食べられない。写真だから。 「ゆるさないのです……」 漏れた言葉は心の底からのどす黒い叫び。 天真爛漫な少女が発する憎悪。無表情を貫いていたその顔が、ふと笑みを浮かべる。 何かのリミットを振り切ったかの様に。 「……ただ、みんなごかいしているのです、わたし、べつにおこってるわけじゃないのです」 そう、単に。ただ単に。 「わたし 世界の破滅を願っているだけなのです」 英雄志望が闇堕ちした。食べ物で。 「私、世界を白く染めようと思うのです。また、なにかをえがけるようにです」 吐き出すのは末期的な人類に終焉を齎そうと画策する理想主義のラスボスの如き台詞。 「そう。これは怒りではないのです。恐れることも、怒ることもないのです、なにも……。……だから、ぜんぶ壊すのです」 ごぎいっ。 掌が岩の一部を握り砕いた。 ●『働きたくない』日暮 小路(BNE003778)は略 金の髪は寝癖で乱れ、着込んだジャージは眠るのに程好い。 背負った布団も温かい。だが、そんな少女が今は怒っていた。 「そもそもあたしはですね、仕事したくなくてアークに来たんですよ」 『止まれ』と書かれた標識を握り締め、小路は加入の経緯を語り出す。 かつて一般人だった頃の小路は神秘事件に巻き込まれ、リベリスタに救われた。 そして彼女はリベリスタを目指す。これだけ聞けばいい話だなー。だが。小路を突き動かしたのは本人曰く正義感や恩からではない。 「職業フリーターといった風体のくせにいい格好。帰りに食べるご飯の算段。リベリスタはお金になる。所属してれば働かなくても生活できるってあたしは信じてたんです」 小路は十歳である。それでこの結論である。怠惰とかいうレベルじゃねえ。 だが目論見は崩れた。現実は非情なのである。ご飯は食べられる。でも。 「アークはなんで物凄い勢いであたしを仕事に駆り出すのですか!」 小路の標識が空を切る。岩を砕く。 ごぎごぃん。 「働きたくない! あたしは働きたくねーのです! 働かないといけない社会への怒りは留まることを知らない!」 働いたら負けかなと思っている。 そんな有名フレーズが浮かばんばかりの小路の怒りは文明社会に生きる人間としてはアウトだが、一部ワーカホリックを除いては時に浮かぶ真実。働きたくない。毎日安穏と暮らしたい、飽きるまで惰眠を貪りたい、まどろみの中で布団の柔らかさといつまでも触れ合っていたい! 私もだ! 「食らえ、食らえ! 豚の様な悲鳴……もとい景気のいい音を立てて砕け散れ!」 華奢な体から繰り出される一撃は、根深い怒りという付与を得て岩を砕いた。 ●『白詰草の花冠』月杜・とら(BNE002285)は略 足でリズムを刻みながら岩の上で仁王立ち。 来たれスポットライト! 始まれとらのオンステージ! 今日の嫁(脳内)はすげえ適当な説明で送り出しやがったギロチンだ! 「とらは激怒した必ずかの大手牛丼チェーンのすっとぼけた店員をシメなければならぬと決意したとらには店の経営がわからぬとらは三高平の女子高生であるホラを吹き保健室で遊んで暮して来たけれどもメシの順番に対しては人一倍に敏感であったてやんでえこっちが先だぜねぇギロチンさんもそう思うでしょ……?」 脳内ギロチンの合いの手を受け、とらは振り返って歌い出す。 「シ・ロートがー頼んだ~つーゆだく~♪ ち・がうだろープロはそう~ねーぎだくーな・のよ~♪ 間奏(口笛) な・やむなよー♪ ちーがうのは♪ サ・イズだけ~♪ い・ぶくろにー♪ 聞・いてみろ♪ そーれだけ~♪ フンッ☆ 何を夢見てるの? メニューとか飾りでしょ? 競争が苛烈なの! ワンコイン……どころじゃねぇ! でも・止まれない! 攻め・なきゃ終わるのよ! 飲まなきゃー飲まれるー生き残りがーかーかってるゥ♪ な・み二つの方がっ♪ と・く盛よーりおっトクなの♪ しぃっているべきよっ♪ アンタ達男でしょ♪ 恥ずかしくないのー常識よー♪」 前衛的過ぎてどこを切り取ればよかったのか分からなかったのでフルコーラスでお送りしました。 何故か遠吠えをした彼女は一気に翼で舞い上がり! 急降下で頭突きした! 「ぎゃーーいったぁあい!」 額を押さえて転がる彼女の何かがこれ以上悪くならないかどうかが、凄く心配だ。 岩にはヒビが入った。 ●『シュレディンガーの羊』ルカルカ・アンダーテイカー(BNE002495)は略 訪れろ、ディエス・イレ。 神の怒りよ天を劈き、死者を叩き起こし審判を宣告せよ。 舞い降りろ理不尽、世界は憤怒に染まるだろう。 さあ民衆よ、心を解放せよ。 墓守の羊は氷の如く冷静で、怒りなど 「ふざけんなこらねーちょおおお」 ごずっ。 ルカルカの頭突きが岩に入った。 「昨日ルカのプリンぜんぶたべたああああ。半分だけっていったのにいいいい」 羊は普通に怒っていた。 「おとついのどーなつもルカがみてないうちに70パーセントたべたあ」 100引く70は30。ルカルカの腹にはたったの30%しか入らなかったのだ! よく食べるから胸も育つのか。羊は自分の胸に手を当てる。 本来なら自分も姉くらいに育つ予定だったのだ。際どい格好で胸を揺らしつつ夜を食む予定だったのだ。なんで育たないんだ。空気抵抗が少ないぞ。ねーちょんきらい。 「一週間前にアンパンのあんだけ食べたの許さないの」 あんのないパン。それをアンパンと称するだろうか。 某アンパンヒーローの中が空っぽだったら放送事故ものである。 「三週間前には三日ぶりに食べられたチロチョコを奪われていたの」 ぜったいにゆるさない。 「二ヶ月前にはこっそり角にかくしておいたクロワッサンをとられていたわ」 どこに隠してんだとかこの姉妹の食生活どうなってんだと思ってんのは私だけじゃないだろうが、食い物の恨みは恐ろしい。それは既にごりごり岩を砕いているイーリスも身を持って証明している。 ゆるさないゆるさない。なんか角に歯型付いてたしもっとゆるせない。おっぱい噛み返したけど。そうだ、胸の件もあった。 「おっぱい滅べ」 光と岩の破片が、舞い散った。 ●『すもーる くらっしゃー』羽柴 壱也(BNE002639)と『BlackBlackFist』付喪 モノマ(BNE001658)は略 最近貧だの哀れだのってみんないいように言ってくれちゃってるけど、わたしも好きでこう生まれたわけじゃないし、まだまだ19歳でこれからぐんぐん成長する兆しだってあるし、希望は捨てちゃだめだと思うから、毎日牛乳だって欠かさないし、キャベツだって味噌だって多めに食べて、鳥も大好きだし、たんぱく質も取りつつ運動だってしてるし、マッサージやそれ用の運動とかも今たくさん出てるから調べれば山ほどでてきたりするから、色々試してみたりして、テレビの特集も録画してみてるし、本や雑誌も切り抜いてまとめてあるし、あとなんだっけとりあえず出来ることはたくさん努力をしてみてるんだから、これからなのよ、これから、身長が止まったからって他が止まることはイコールではない、わたしはまだまだ成長期、もう成長が止まったなんて言うやつは許さない。 以上、壱也の心の叫びである。ルカルカと微妙にリンクしているのは思春期故か。 そう、確かに彼女の胸は小さ……ささやか……、慎ましいが、これからである。涙ぐましい努力もしている。14歳のルカルカよりは可能性は低いとは言え、急に大きくなったという話をするグラビアアイドルもいる、きっと育つに違いない! だから、だから! 「哀れ乳って言うなああああああああああああああああああ!」 必殺はしばぶれーどが火を噴いた。 全力で振るったが、哀れ乳は揺れなかった。 そんな恋人を横目に、モノマは拳を振り上げる。 怒り。怒りならいくつかある。 街中でガムを踏んだ。なかなか剥がれない上に、歩く度に靴底と地面が張りつき苛立ちを加速させていく。ガムは道に吐き捨てるものじゃない、包み紙に包んでゴミ箱に捨てるものだ! それにコンビニで座って立ち読み……座っていても立ち読みなのか疑問も感じるが、それも怒りに含めて拳を振り上げよう。通行の邪魔だ! 立って読む気力すらなければ買って読め! 後は電車でお年寄りがしんどそうに立っているのに優先席に座っている輩。何のための優先席だと言うのか。知らん顔をするような世界であっていいものか! 拳から踵落とし、(腹は存在しないが位置的に)腹パンとコンボで繰り出されるモノマの怒りは非常に社会派であった。外見不良気味青年は普通に良い人である。 が。彼の怒りはここからだ。 「壱也が俺の持ち物をぺろぺろしたりくんかくんかしたり、たまに撮影してるのは別にいい」 一度拳を収め、深呼吸をして集中するモノマ。 というかいいのか。データ削除は前提としても心広いな彼氏。 目を閉じて、カッと見開く。 「だが、しかし、女装だけは認めねぇ!」 ごおんっ。勢いの乗った頭突きに、隣の彼女がびくっとした。 「俺は女装なんかしたくねぇんだよっ! 依頼で仕方なく女装したからって撮影の手を回したりすんじゃねぇっ!」 繰り出される技。目を逸らす壱也。三高平市が誇……誇りはしない、名高いお腐れ様の彼女の手に掛かれば、女装姿の彼氏も十分ぺろぺろ範囲である。何を言っているか分からない人は分からなくていい。 「ましてや、パネルなんて発注してんじゃねぇっ!」 弾ける雷撃に、壱也の額に滲んだ汗が照らし出されたりしていた。 ●羽柴 双葉(BNE003837) は略 それを非常に複雑な気持ちで眺めていたのは、壱也の妹である双葉である。 アークに来て初めての仕事が姉と一緒という事で少し喜んだ、というのに。その彼氏から放たれた言葉に頭を抱えたくなる。 思えば昔はまだ隠れていたのだ。それでも妹からすれば理解出来ない趣味だったので、家を出て一人で生活するようになれば少しは変わるだろう、と、思っていたのに。 「スカウトの人の様子がおかしいと思ったんだ……」 思い返す。初めて本部受付に向かった日。姉の存在を尋ねられ、頷いたあの日。 笑い出した受付嬢、怯えて身を引いた男性職員。 訳が分からなかったが、あの反応は人生に刻まれた。 双葉は知る事になる。些か駄目な方向で姉が有名になっていると。その行動のせいで、妹もそんな感じなのだろうと思われていることを。 「お姉ちゃんのばか! 彼氏もできたんだったらもうちょっと自重してよ!」 聞けば聞く程にエスカレートしていく姉の行動。同類(おなかま)と共に腐ランダルという要らん呼称まで得て各所で●RECするわ敵を煽り立てるわ耽美朗読するわ。あ、本当酷いな。 何故彼氏は等身大パネルを止めてもその行動を止めないのか。これが包容力のある男の理解力というものか。良い人であるのは歓迎する事だがその理解はいらないのだ。むしろ引き戻してくれとどれだけ願っている事か! 「いい加減腐女子やめてよお姉ちゃんのばかぁーーー!」 渾身の力を込めて放たれたフレアバーストが、岩を焦がす。 しかし、あれは不治の病なのです。 ●『マン・オブ・クロミウム』セオドア・K・サイロン(BNE003821)は略 そんな光景を些か不安げに見ていたセオドアだが、怒りならばない事はない。 まずはエレベーターだ。無情にも閉まる扉。取り残された者のあの感覚! 待ってよそこのお姉さん今目合ったでしょ!? コンビニに行けばパスタについてきたのはスプーンだし、どこの国でスパゲティをスプーン(先割れじゃない)で食べる苦行を敢行しているというのか! というか肉! 肉が食べたいんだ! しかも最近洗濯物も乾かないし! 部屋干しは湿っぽいし変な匂いするし! っていうか日本湿気が多いし! 梅雨で湿気がマッハになった上にじめじめした夏が来るとか信じられないよね! 暑くて湿気が多いと食べ物も腐りやす……そうだ、腐るとか怖いじゃないか! 日本が時代を先取りし過ぎてて困る、超困る! あ、岩壊れない。駄目だ怒れ。目の前の光景にちょっとヒいてる場合じゃない! そうそう、もっとノーマルでバランス良く! それが大事だ! 「じゃないと嫁探しできないし!」 可愛い子は多いが、個性が強い。神秘界隈の特性なのかアーク独自のものなのか。声を掛ける事さえ躊躇われる濃さ。何を共通の会話にしていいのかすら分からない! というか若い! 全体的に若い! 声掛けたら犯罪じゃないか! 青少年保護条例! っていうかそんな女の子たちが自分より強い感じがびんびんにするしね! イエーボールドコンバット!! 砕けろ岩! 「……何言ってるのかな僕……」 あ。我に返った。 大丈夫。きっともう少ししたら我に返らなくなるくらい染まれるから。 ●『塵喰憎器』救慈 冥真(BNE002380)は略 冥真は激怒した。 必ず、アークにおける自分の立ち位置を見直させねばならぬと決意した。 冥真は割と常識人である。誤解を承知で云えば、女性にもきちんと懸想する。 アイドルには疎いが、二次元のアイドルに懸想する男共の気持ちはわかる。 けれども――。 モノローグ終了。 「だのによォ、世間は(個人情報)が好きなんだろとか!」 ああ、多分あで始まってべで終わる苗字の。 「俺は好きな人が! 別に居るわボケェ! 元フィクサードだけど! 告白する機会無いけど!」 思い描くは愛しのゆるふわ系ガールのはずが、岩の効果かイイ男のイイ笑顔。 彼の唇が言葉を紡ぎかけ、 「言わせねえよ!!」 想像で描いてしまった顔を渾身の力を込めた一撃で岩ごと砕く。 薔薇とか菊とかそんな勲章の話は聞きたくない! 「俺は! 至って! ノーマルだッ!」 絶叫。幾度も叫んでいるはずなのだが、どうにも浸透が悪い。 おまけにプールは子供の水泳教室というバッドタイミング、ゲームセンターでもこれまた子供に邪魔されてロクに楽しめやしない。移動に自転車を使えば、諸々の機能が低下するという結構男性として重大な問題が視界に入りもう自転車何時からあると思ってんだよ! 今まで分かんなかったのかよ! という突っ込みも追い付かない。入った寿司屋は不味いし奮発した珈琲も外れだし携帯は充電が切れるわそも充電器ごと壊れるわで役に立たない。 なんだこの世界は! 意味が分からない! だから! 「よくわかんないけど岩は吹き飛んどけ!!」 様々な理不尽を詰め込んだ冥真の一撃は、減じつつあった岩のサイズを更に削り落とした。 ●『鏡操り人形』リンシード・フラックス(BNE002684)は略 そうだ。話をしよう。 彼、Y.Sと称しようか。彼は頼れる良い人だ。だが、時に彼はまるで息をするように惚気てくる。聞く人が聞けば甘い息、もとい甘ったるい息なのだろうが、独り身には時にドラゴンブレス。エンジェルエンジェル言ってても、天使の息にはなりやしない。 「別に私リア充になりたい訳じゃないんです」 リンシードはまだ十一歳。焦る年齢でもなければ色恋に積極的と言う訳でもない。 だが。傍らで惚気を繰り返されたならイラっと来たりする事もある。にんげんだもの。 「だから滅べとか言われるんですよ……」 がっ。 そうだ。遠くない悪い夢の日に、何処かの眼鏡ホストも叫んでいたではないか。 設楽悠rおっと。Y.S滅べ! ごんごんごん。岩を叩き続けるリンシードだが、フォローするならば別に本気で滅んで欲しいとは思っていない。最初に述べたが、基本的に良い人なのだ。エンジェル含めて幸福でいて欲しい、このまま幸せな未来へと向かって欲しい。 だからこそ惚気も無下にできない。ああ、かくも人の気持ちとは理不尽なものか! 「こんなんだからアークの風紀は乱れるんですよ! リア充多いですし!」 視線はモノマと壱也に。ヘイトを集めているとも知らずにびくびく話しかける壱也をモノマが撫でている。ああ、幸せそうにしやがって。 でもああ、なんだろう、滅べ、いやお幸せに! 「ホモォとかユリィとか風紀は乱れるばかりですし! 私ががんばるしかないんじゃないですかね! 全部ぶっ壊してやります!」 何か決意を固めた宣言をするリンシードと、轟音を立てて崩れる岩が弾ける光の飛沫に照らし出された。 ● その後小路が布団敷いて寝出したり、結局は姉を嫌いじゃない双葉が壱也とモノマをちらちら伺ったり何でかイーリスの手に岩の欠片が残っていたりしたのだが割愛する。 こうして怒れる岩は破壊されたのであった。 めでたしめでたし。 |
■シナリオ結果■ | |||
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■あとがき■ | |||
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