●乳首に洗濯バサミを挟むくらいは常識 「フフーン、フフフーン……」 どっかのオッサンがTシャツ姿で街を歩いていた。 鼻歌交じりである。 でもなぜか、胸の辺りに妙な突起があった。別にオッサンの顔した女ってわけじゃないし、突起の形もなんだか妙に縦長である。 でもオッサン自体は穏やかフェイスだったので道行く人達もちょっと不思議そうな顔するだけで通り過ぎていた。 と、そんなオッサンが軽い足取りで裏路地へ入って行く。 「さて、そろそろ始めようかな!」 言うや否やアーマーパージ。 シャツとジーンズを脱ぎ捨てると、乳首を初めとする幾つかの箇所に洗濯バサミを付けた(ある意味の)フルアーマーオッサンが姿を現した。 「くっ、なんて気持ちいいんだ! 洗濯バサミを挟んで街中を歩く背徳感。そして今現在それを晒してしまっている超背徳感!」 『だが、芸術点は低いな』 ずずいと、オッサンの背後に何かが現れた。 反射的に振り向く。 するとそこには、巨大な洗濯バサミをちょっと人っぽく組み上げた物体が居た。 『貴様のバサミスピリットは、その程度カァ!』 バサミ怪人にぶん殴られ、何か知らないオッサンは(乳首に洗濯バサミ挟んだまま)吹っ飛んだのだった。 ●洗濯バサミで遊んでいたら半日が過ぎていたという経験は? 「……はい、飛行機」 『リンク・カレイド』真白イヴ(nBNE000001)が洗濯バサミをブロックみたいに組立て、飛行機的な何かを作っていた。 そしてぽつりと。 「バサミンガーを、思い出すわね……」 すごくどうでもいいことを言った。 「今、巷で洗濯バサミを乳首に挟んで歩くプレイが流行っているのは知ってる?」 「知らないし多分流行ってない!」 あんまりな切り出し方に、リベリスタの誰かがツッコミを入れた。 さもありなん。 「まあ、流行りって言うのは嘘だけど」 「嘘なんだ……」 「そういう連中をわざわざ狙ったエリューションゴーレムが現れたのは、本当よ」 「…………」 沈黙する一同。 「『洗濯バサミを体のどこかに挟む』……ただこれだけのことを条件に出現するわ。でも気を付けて、芸術点(愉快さ)が低いと相手がすさまじく強くなってしまう。それはもう、強く……」 「シリアスな口調で誤魔化されないぞ。カッコの中身を誤魔化されないぞ」 「そういうワケだから皆。頼んだわね」 ダンボール一杯の洗濯バサミを突き出して、イヴはイイ顔で言い切ったのだった。 「洗濯バサミを挟んで、エリューションを倒してきて」 |
■シナリオの詳細■ | ||||
■ストーリーテラー:八重紅友禅 | ||||
■難易度:NORMAL | ■ ノーマルシナリオ 通常タイプ | |||
■参加人数制限: 9人 | ■サポーター参加人数制限: 0人 |
■シナリオ終了日時 2012年05月24日(木)23:17 |
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■メイン参加者 9人■ | |||||
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●洗濯バサミひとつでどこまで遊べるかの実験 「イイテンキダナー」 インコがそんなこと言ってたくらいで、視聴者の皆様は驚かないと思う。 だがそこに、ビキニパンツの38歳男子のボディがついていたら多分驚くと思う。夢に見ると思うし、実際筆者も彼が高速反復横跳びで目の前に見切れ続けるという夢を見た。 それが『夢に見る鳥』カイ・ル・リース(BNE002059)という鳥人間である。 「こんな陽気に誘われて、変わった奴も出てくるものダ」 「今日最大の『お前が言うな感』を味わったぜ……カイ」 一緒になって空を見上げる『愛の宅急便』安西 郷(BNE002360)。 さておき。 「さーて、きょうのエリューションは」 来週のサッさん的テンションで手を翳す『おっ♪おっ♪お~♪』ガッツリ・モウケール(BNE003224)。 「ガッツリだお。洗濯バサミで面白たのしく挟むと敵が弱くなるらしいお。次回は『俊介の母乳が虹色に』『二二君ギャルゲー進出』『ねじ切れる乳首』の三本だお! じゃーんけーん……」 「「待てぇい!」」 柿木園 二二(BNE003444)と『Gloria』霧島 俊介(BNE000082)のクロスボンバーが炸裂した。 「洗濯バサミでどうやって芸術点なんて稼ぐんだよ! 今流行りっていう乳首バサミで……」 「そんな流行あってたまるか! でも俺、あえて毛という毛に挟んでみるぜ。特に乳首は常識らし……ってそんな常識あってたまるか!」 二人でひたすら地面に洗濯バサミを叩きつける仕事を続けていると、『雇われ遊撃少女』宮代・久嶺(BNE002940)がとても冷静な目で見つめてきた。 「洗濯バサミっていうのは、洗濯バサミを挟むから洗濯バサミなのよ? 分かってるとは思うけど……」 「エリューションというのは、本当に……」 ぐるぐるした眼鏡をかけ直す『絶対鉄壁のヘクス』ヘクス・ピヨン(BNE002689)。 「まあ、楽なのに越したことはありません」 「じゃあ今日も決まり文句行ってみる? あの『脱がせて見せて』みたいな」 「しねばいいのに……」 眼鏡の奥からほの暗い目が覗いたので、久嶺は口笛混じりに顔をそむけた。 「砕いて見せて下さい。ねじ伏せて見せて下さい。この絶対防壁を」 「あ、つまり決め台詞だからツッコミ不可と!?」 裏拳でツッコミを入れようとしていた『さくらふぶき』桜田 京子(BNE003066)は中途半端な所でピタッと停止した。 服の裾をくいくいと引っ張る『鯱』縁 乖離(BNE003795)。 「ねーねー、過度なエロスってどうやる系ー?」 「それを私に聞くんですか」 もしかしたら一番遠い所にいるかもしれないのにか。 などと言っている内に、彼女達は裏路地の入り口へと到着したのだった。 ●ザ・アピールターイム! 「………………」 京子である。 気の狂ったソフトクリームが如く天へと突きあがった昇天バサミペガサスMIX盛りである。 頂点に添えられたリンゴには、ヘタを掴むようにバサミがくっついているである。 肩の上に馬型のバサミアートが嘶いているである。 両腕は巨大なバサミ十字架に張り付けられ服もバサミ止めされているである。 たすき掛けにしたバサミドラゴンが巻き付いているである。 ジーンズがダメージバサミジーンズと化しているである。 足元には大量のバサミ兵隊がきのこたけのこ戦闘かってくらい群がっているである。 背景には『せんたくばさみ』と書かれたクレヨン画が飾られているである。 「あ、動けないんで誰か台車押してくれません?」 「先にいくおー」 頭上にスカイツリーを乗っけたガッツリがモデル歩きで通り過ぎていく。 「あの、ついでに押すだけで良いんで……」 「あちき、ハイバラとテレキネで無理矢理支えてるからこれ以上手を出せないお」 「殺生なぁーあ!」 「ぎゃ、ぎゃおおおおおお!?」 鼻に洗濯バサミを挟んだだけの俊介が通りかかった。 「あの台車……」 「ああっ、そんなっ、こんなとこにバサミつけたらいきできないっ、鼻で息できないひゃろ!?」 聞いてなかった。 「ああ、でもっ、彼女に鼻摘ままれてると思ったら……思ったら……イイッ!」 別の世界にトリップし始める俊介。 「いやんっ、もっと、もっとつまんでえええ! 俺をいじめてええええええ! あっ、でも口は……口はらめえええええっ、息できなくなっひゃいまひゅうううううううでもんんんんんもももんもももいいいいいいい!」 鼻と口を洗濯バサミ(大)で塞ぎにかかる乖離。俊介は言っちゃいけない世界に飛び立っていた。 「俺今干されちゃってるうううううう洗濯バサミに干されちゃってるうううううう!」 もう帰ってこない気がする。 くっと顔をそむける京子。 そこへ半裸の二二がスライドインしてきた。 「うおおおおんっ、俺のオッパイすごく重たいよおおおおお! 歩くたびに乳首が引っ張られてイタイッタァァァァイイ! 千切れちゃ……毛が千切れちゃってるうううううう! でも泣かない、俺男の子だフェッン!?」 「スパーキンッ!」 二二の乳首を咥えこんでいたいやらしい洗濯バサミを凄まじい勢いで引っぺがす郷。 ついでに二二の男らしいギャランドゥにピットインしていたバサミをスパーキング。 「ソニックピイイイイイインナアアアア!」 「ハァン!?」 「からの連発!」 「ヒャイン!?」 二二ジュニアの毛髪にピットインしていた分もスパーキング。 両手にじゃらじゃらと毛つきバサミを載せ、郷はぐっと目を閉じた。 「すまない……俺、我儘で暴力を奮う気分を知りたかったんや!」 「何その凶悪犯罪者みたいな理屈!?」 「ハッ、言われてみたらそうかもしれない!」 むしろ、言われないと気付かない。 郷は自らのやろうとしていることの罪深さと傲慢さに涙を流した。 「すまん、俺……でもやっちゃう!」 「ピィィィィン!?」 アダルトを通り越したアダルトに京子は涙をのんだ。 そして、他人の力を借りることを諦めた。 「羽毛にまんべんなく挟んだのダ」 首から上だけインコと言う奇怪生物カイは、余計奇怪になった頭で振り返った。 上から徐々にグラデーションをかけ、白から赤への美しい模様を生み出している。 そこへ順繰りに糸を通していく乖離。 「チャームポイントの胸毛に挟むときは最新の注意を払うのダ」 胸のふわふわ部分を再現するために大小さまざまな洗濯バサミをつかって鳥独特の胸部を再現。 そこへも糸を通していく乖離。 「今日の吾輩はインコは無いのダ。空の王者――! 「えい」 「ハクトウワアアアアアアアアアアンッ!?」 カイの洗濯バサミが上から順に全部スパーキングされた。 思いっきり抜けおちる羽毛。そして胸毛。 そこにいるのはもうインコじゃない。ハクトウワシでもない。 毛のない鳥ヘッドを備えた半裸の38歳であり、夜道でなくても出会った瞬間気絶するような奇怪生物だった。 「この瞬間、うふふってなるよね。まだ挟めるから、もっとやろう」 「ヤメテ!? 吾輩で遊ぶのやめてテヒイイイイイン!?」 「はふー!」 洗濯バサミをつけては抜いてを繰り返されるカイ。 今日ほどビスハになったことを後悔した日はあるまい。 カイが徐々に『丸焼き前の鳥頭』にされていくそのすぐ脇で――。 久嶺とヘクスが洗濯バサミ片手に向かい合っていた。 「じゃ、私達はお互いに洗濯バサミを付け合うことにしましょ。恨みっこなしでね」 「……いいでしょう。どこからでもどうぞ」 男らしく(?)両腕を広げて見せるヘクス。 この絵に吹き出しを付けるなら『いいか、心臓はここだ。一発で撃てよ。でなきゃお前の頭が吹っ飛ぶぜ!』である。こわい。 久嶺は本能的に沸いてきた恐怖を振り切り、ヘクスの眼鏡を洗濯バサミでぐるっと囲むように挟んだ。 「……」 「ふふっ、もうこれだけで……! ぷふっ、クスクス……」 ほっぺを膨らませながら続行。頭の周りをぐるっと囲むように洗濯バサミを繋げて鬣型にした。 「はい、ライオン! あはははは、無様だわ!」 「……」 指をさしてげらげら笑う久嶺。 ヘクスは無言で洗濯バサミを手に取った。 「では、私の番ですね」 「ええどうぞ。アタシのような勧善懲悪美少女天使久嶺ちゃんならいかなる状態でもカワイイから!」 「えい」 「ひぇぎゅ!?」 大型バサミでまず首を締めにかかった。 一瞬で顔を青くする勧善懲悪美少女天使久嶺。 ヘクスは普段じゃ絶対出さない速力で洗濯バサミを繰り出しまくると、目蓋、頬、舌、唇、耳、鼻、顎、こめかみ、前髪、もみあげ、眉毛、鎖骨――と瞬く間に洗濯バサミだらけにしていった。 容赦ないと言うより節操のない挟み方であったが……。 「はいスパーキング」 「ぎゃみいいん!?」 予め通した糸で全部いっぺんに引っぺがした。 「な、何故外したの……」 「意味はありませんよ。強いて言うなら……趣味です」 「ヘクスがサド趣味に目覚めてる! やめて!? これ以上は勧善懲悪美少女天使久嶺ちゃんじゃなくなっちゃおごぉ!?」 「赤い肌ってぞくぞくします」 「本物だわ! 本物の目をしてる!」 「じゃ、仕上げにこの布団用洗濯バサミにに使われているバネを利用、改造した『布団を挟む力で乳首を挟むとワタシどうなっちゃうの君』を」 「ヤ、ヤメテエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエ!!」 勧善懲悪美少女天使久嶺、彼女の乙女人生最大の悲鳴が今ここであがった。 ●戦闘シーンがメインパートじゃないと気づく者は少ない 道行く人を襲うと言う恐るべき化物、エリューション・洗濯バサミ。 彼は裏路地の奥でピキピク痙攣しながら横たわっていた。 『ゲ、ゲイジュツヤデェ……バサミ界ノ玉手箱ヤデェ……』 もう何言ってんのか分からないが、洗濯バサミを軽く『人』の字に組み上げたような、最低限動ける程度にまで弱体化していた。 対するリベリスタ達はと言うと。 「みぎゃん!?」 「目がー!?」 郷と乖離にバサミというバサミを片っ端から剥ぎ取られ、京子とガッツリが地面をのた打ち回っていた。 特に京子なんて全身バサミだらけだったので『実写版キャストオフ』みたいな感じになっていた。幸い身体に直接くっつけていた洗濯バサミは髪の毛部分だけだったのでダメージは少ないが、勢いが良すぎてシャツまでキャストオフし、羞恥心にダイレクトダメージが入っていた。 ガッツリもガッツリでで、頭だけかと思いきや目蓋をべろーんとするように洗濯バサミをつけていたので只管に痛い。本気でヤバいので今じゃテレビでもやらないくらいの罰ゲームである。 要するにシャレじゃないのだ。 「はっふー、もっとやろうよもっと」 「これがエゴ……俺に求められている力……駄目だ。こんな無理矢理なエゴじゃ、人を傷つけるだけで何も手に入らねえ!」 「シリアスなセリフで誤魔化すんじゃないお! 失明するかと思ったお!」 「大丈夫、リベリスタなら数日で治る系ー」 「ホントにそうだから達が悪いんだお!」 もはや四人ほど戦闘する気が失せている。 「仕方ないわね。この勧善懲悪美少女天使久嶺ちゃんがやるしかな」 「はいはいスパーキングスパーキング」 「ひぎい!?」 ヘクスが何かのスイッチをオン。パスコーンという音と共に久嶺がブリッジした。 余計なことだが、11歳でオゴォだのヒギィだの言ってるリベリスタも大概なものである。 しかも、まだ睫毛から耳にかけて変なバサミロープが繋がったりしていた。 「なんだかテンションが上がってしまって、あの後もひたすら遊んでいました」 「ヘクスもうやめて、勧善懲悪美少女天使久嶺ちゃん壊れちゃう」 死んだ目で語る勧善懲悪美少女天使久嶺ちゃん。 ブリッジ体勢から腰力だけで起き上がると、軽く摘まんだ洗濯バサミを半身で突出し、開いた片腕を頭の上にかるく乗せると言うどっかで見たようなポーズを取った。 タイトルを付けるとするなら『とある箱舟(アーク)の勧善懲悪美少女天使久嶺(シスターコンプレックス)』である。 「実はまだアタシ、具体的には言えないような所に洗濯バサミをつけてるのよ」 顔を赤らめてもじもじしてみる。 「え、乳首系?」 「何故言う!?」 乖離がへらへら笑いながら味方にアウトラバイオレンスなホラーショーをインアウトインアウトしていた。悔しげに洗濯バサミを投げつけてみる。よけられた。 「と、とにかく! この一つの洗濯バサミであなたの洗濯バサミ全てを破壊するわ!」 「ええ、ついでに私も。スキルの活性忘れましたけど、ええ」 「ヘクス!? いつになくやる気が無いんじゃない!?」 と言いつつ指先からばちーんと洗濯バサミをギルティドライブする久嶺。 瀕死でピクピクしていたE洗濯バサミはハウゥンとか言って跳ねた。 「さっ、一気に畳み掛けるのよ!」 「エ?」 『毛の無い鳥』カイ・ル・リース(BNE002059)が死んだ目で振り返った。画像検索推奨。 彼は両手で洗濯バサミをにぎにぎしながら俊介ににじり寄っていた。 「洗濯バサミは持つところに輪ゴムをつければ強さを調節できるのダ。これで敏感な所にも挟めるのだ。レッツバサミーなのだ、これも仕事なのダ! 真面目に挟むのだ! もっと、もっとタクサンンンン!」 「やめて、やっぱ無理、恥ずかし……くない? ううん恥ずかしい! でもこれを恋人にやられていると思うと恥ずかい気持ちい!? この解放かアアアアン!?」 「スパーキングなのダ!」 俊介の乳首をサンバのリズムで行ったり来たりし続ける洗濯バサミ。 畳み掛ける方向が全く違った。 同じように乳首を蹂躙された二二がふらふらと起き上がる。 「こ、このままじゃ駄目だ……洗濯バサミ星人め、弾き飛ばしてやるゼェ!」 頭のネジが飛んだのか何なのか。二二はチェーンソーを振り回してE洗濯バサミへととびかかった。 「コンニャロ痛かったヨオオオオ!」 暗黒からの呪刻剣呪刻剣呪刻剣。 その横では乖離が大きな洗濯バサミに額を挟まれながらばたばたしていた。 「いひゃいー」 見た目、アイアンクローを仕掛けられているように見えなくもない、が。 乖離はその巨大洗濯バサミを二つほどもぎ取り、ツインテールを結ぶようにして髪にがしょんと挟み込んだ。 「ほら、ねーねー似合うー?」 「似合う似合うー」 「仮ぐらし系ー?」 「どっちかって言うとワンダープロジェクト系ー」 「ほんと? いっそこの髪型続けてみよっかなー」 何かを諦めて話題に乗ってみる京子。 だが戦闘中だと言うことに気づいて銃をコッキング。 狙いなんでどーでもいいよとばかりにハニーコムガトリングを乱射した。 「くらえ私の怒りと恥じらい、そして痛みー!」 「痛っ、痛タタタタタ痛い痛い!」 のた打ち回る郷。 「こっちも食らうお」 郷の額にダガーをすこーんと叩き込み、ついでに顔に目いっぱい洗濯バサミをくっつけた。 京子と一緒になって一斉に引っぺがす。 「超エキサイティイイイイイイン!?」 鼻毛も挟んでいたのかもしれない。郷は鼻から血を吹いてぶっ倒れた。 「……終わった」 振り返ると、E洗濯バサミが粉々になって消えていた。 死因はフレンドリーショットの巻き添えであった。 かくして、凶悪なエリューションは退治された。 だがリベリスタ達がおった痛みが癒えるわけではない。 もし今後彼らに出会うことがあったら、できればこの話はせずに、優しく接してあげて欲しい。 絶対だぞ。フリじゃないからな! |
■シナリオ結果■ | |||
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■あとがき■ | |||
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