●承前 栃木県那須郡那須町――那須高原。 那須岳の標高千数百メートルの地域から、緩やかな斜面が広がる観光地域。 その中に存在する那須高原サファリパークには、様々な動物たちが放し飼いで生息している。 しかし、この日の深夜はどの動物も大人しく、夜行性の肉食獣すら緊張しているのか群れの中でジッとしていた。 公園の中央北側に縄張りを持つホワイトライオンたちの群れも、同様に固まったままだ。 そこへ営業時間外にも関わらず、三台の大型トラックが現れる。 そこから降り立ったのは銃や剣を手にした作業着の男が7人と、場違いな白衣を着た白髪に眼鏡の若者。 白髪頭の若者は暗闇の中にも関わらず、群れをなして此方を警戒するホワイトライオンの群れを眺め、ニンマリと笑む。 その数は子供も含めて10頭はいるだろう。 「いやぁ、ここまで来た甲斐がありましたね。 関東でホワイトライオンを確保できるのは、此処しかありませんから」 満足げに頷く白髪頭に、近寄ってきたのは胸元が開け気味なゆったりとした服に身に纏う、少し厚い唇が魅惑的な女性。 「もぉ、始めてもいいのかしらぁ?」 語尾が非常にゆったりとした口調で白髪頭が頷いたのを見てから、作業着の男たちを従えて照明を頼りに白獅子の群れへと近づいていく。 ある程度の距離まで近づいた時点で、白獅子たちは一斉に唸り声を上げ始めた。 彼らの警戒ラインに近づきつつある事を察した女性が、柔らかくもゆったりとした口調で語りかける。 「大丈夫よぉ、痛いことしないからぁ。お友達になりましょぉ? うふふ♪」 女性の紫の眼が怪しく月光を反射し、向かい合うようにしていた白獅子たちは次々とフラフラとした足取りで女性の方へと歩み寄っていく。 「そぉ、いい子たちねぇ♪ そのままあっちに行くのよぉ♪」 白獅子たちにはその言葉が通じている様で、女性の指示されるままにトラックのコンテナへ次々と乗り込んでいった。 周囲を警戒する迷彩服たちがコンテナを閉め、女性は白髪頭の元へと戻る。 「終わったわよぉ?」 「流石。仕事が早くて、助かりますよ」 女性に賛辞を述べながら白髪頭は軽く拍手をし、邪悪な笑みを満面にする。 「さて、この調子で。後はベンガルトラとアフリカライオンもお願いしますね」 ●依頼 「これが、当日にサファリパークで起こる一部始終です」 『運命オペレーター』天原和泉(nBNE000024)が映像の続きをリベリスタたちへ見せる。 ライオンや虎が先程と同じく、まるで女の言葉に従うかのようにトレーラーへと乗り込んでいき、あっさりと走り去っていく大型トラック。 「これらは時間にして、僅か一時間足らずの出来事です。 翌日にはこのサファリパークの目玉である肉食獣はすべて失踪してしまいます」 連れ去った連中の動向を見る限り、相手がフィクサードであることは間違いない様だ。 だが何の為に、ライオンや虎なぞを連れ出すというのだろう? と、それぞれ首を傾げるリベリスタたち。 「この映像に出ている者たちの正体は、何れも『六道』に所属するフィクサードたちですね。 どうやらこの件も、『六道の兇姫』六道紫杏(りくどう・しあん)――六道の首領の異母兄妹である彼女の一派が絡んでいるようです」 紫杏の一派は今までの事件の経緯で、従来のアザーバイド、ノーフェイス、エリューションのどのタイプにも属してない、言わば人為的な追加工程の上に成り立つ新たな生物を研究していることが、朧げながら判明している。 それと今回も何らかの関連性があると見ていいだろう。 「皆さんの任務は『六道』の戦闘員たちを撃退し、肉食獣たちを護る事です。 あと場所がサファリパークです。動物がすべて放し飼いですから、くれぐれも襲われないよう気をつけてくださいね」 リベリスタたちはそこで、ふと考えた。 真夜中で完全に閉まってるサファリパークに、どう潜入したらいいものか。と。 |
■シナリオの詳細■ | ||||
■ストーリーテラー:ADM | ||||
■難易度:NORMAL | ■ ノーマルシナリオ 通常タイプ | |||
■参加人数制限: 8人 | ■サポーター参加人数制限: 2人 |
■シナリオ終了日時 2012年05月17日(木)23:52 |
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■メイン参加者 8人■ | |||||
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■サポート参加者 2人■ | |||||
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●潜入 栃木県――那須高原サファリパーク。 深夜の警備で敷地の外側をゆっくりと歩く警備員。 彼は一日三、四回。外壁の周囲をぐるっと見回りながら異変がないか確認し、見張り小屋へと戻る。 小屋では営業時間外に出入りする業者の通行証をチェックして扉を開閉。 もうかれこれ一年近く続けているが、今までトラブル等一回も見舞われたことはない。 今夜も何も異常がないことを確認しながら、黙々と歩いている。 だが敷地北側、ほぼ中央に差し掛かった時。 視界の隅で空を飛ぶ何かが、サファリパークの敷地内へ入って行くのが見えた。 「ん? 何だ?」 気になってライトで高い壁の上を照らしたその時、茂みから何かが彼の方へと飛びかかってくる。 「なっ……!?」 慌ててライトを向け直す警備員。もし敷地から逃げ出した動物なら、光で一瞬怯むと教わっていたからだ。 しかし相手は、予想している様な逃げ出した動物等ではない。 それは、黒装束の忍者だった。 気絶した警備員を手早くロープで縛り猿轡を噛ませながら、『影なる刃』黒部幸成(BNE002032)は仲間たちを呼んだ。 「委細完了したでござる」 後詰で待機していた『輝く蜜色の毛並』虎牙緑(BNE002333)を先頭にして、次々と壁の方へとやってくるリベリスタたち。 『てるてる坊主』焦燥院フツ(BNE001054)が仲間たちの背中に翼を授け、飛行を可能にして敷地への侵入を容易にさせる。 気を失っている警備員に視線を落としたフツは、小さく肩をすくめる。 「後で夢でも見ていたと思わせるさ」 気の毒そうにため息を吐くと、一行が壁を乗り越えていくのを見送った。 面接着を使って敷地を区切る高い壁を歩いて乗り越えた牙緑は、先行して中に入っていた『ぺーぱーまじしゃん』リウビア・イルシオン(BNE003100)と顔を合わせた。 「いやー、リウってばヒッキーだからこういう所初めてなのよね!」 箒にまたがりフワフワと漂いながら、きょろきょろと中を見聞する少女の声の大きさに、思わず苦笑いした牙緑。 警備員が最初に見た、空飛ぶ何かの正体は彼女である。 牙緑はカレイドシステムの映像から、ある程度の推測つけていてリウビアに告げた。 「猛獣たちをさらって、あの気味の悪い化け物を作るつもりなんだろ?」 『六道』の連中はここ最近、積極的に活動し都度リベリスタが現場対応をしている。 彼が以前戦った犬たち――生きながら腐っていく哀れな姿だった。 ましてや、今回の護衛対象は自身の獣の因子と同じ虎を含めた肉食獣なのだ。 「美しく誇り高い動物たちが、あんな奴らのオモチャにされるのを黙って見てる訳にはいかない」 強い口調で先を睨みつける牙緑に、幸成は肩を軽く叩いて頷く。 「貴重な動物もただの実験材料とは……」 だがリウビアは小難しい顔で考え込んだ表情を浮かべたままだ。 (……実験目的なら、普通のライオンで良いはず……。 希少な存在を狙う事はそれだけで高リスク、狙う必要は無いはずだけど……) 不意に牙緑と幸成の視線が自身に向けられていると気づいた彼女は、照れ笑いを浮かべ軽く舌を出して誤魔化す。 「あっは、めんごめんご。暇だからちょっとエロい事考えてた!」 愚にもつかない台詞を言いつつ、彼女は自身の黙考する癖を心の中で戒めている。 二人に追いついていた『閃拳』義桜葛葉(BNE003637)が苦笑気味に話しに割り込んだ。 「最近になって、奴らの目的が少しずつではあるがはっきりして来た様に思う」 牙緑に同意するかの様に返答して、彼は拳の関節を軽く鳴らした。 「……まずは、目の前の事件を解決させてしまうのが先決だな」 気合を入れるかのように拳を合わせ、後ろの合流を待つ葛葉。 遅れて『極北からの識者』チャイカ・ユーリエヴナ・テレシコワ(BNE003669)が、『K2』小雪・綺沙羅(BNE003284)を抱えて敷地内に入ってきた。 「今回は時間との勝負です。少しでも早くお届けしますよー!」 そう言って抱えていた綺沙羅を降ろすと、一行に配ったパンフレットを確認する。 「サファリパークにも学術的な意味があるんですよね。 おそらく敵さんの目的は違うと思いますが……」 彼女は今回の作戦に当たり、遮蔽物が比較的多いルートでの行軍を提案していた。 念には念を、慎重に地図と照らし合わせて行先を確認する。 チャイカたちと一緒に降り立ったのは『茨の守護騎士』ユーニア・ヘイスティングズ(BNE003499)と『紅蓮の意思』焔優希(BNE002561)だ。 優希は強い口調で言い切る。 「フィクサードの犠牲にはさせん。それが動物であろうとな」 グッと握り締めた鋼の拳を優希は突き出し、その固い意志が感じられた。 彼の右腕は、かつてフィクサードによって刻まれた忘れることのない過去の傷でもある。 「そんな計画は潰してくれる!」 優希の言葉に頷きあった仲間を見つめ、『紅炎の瞳』飛鳥零児(BNE003014)は呼びかけた。 「行こう、時間が惜しい」 彼の声に反応した優希を先頭に、速やかな移動を始めるリベリスタたち。 零児とチャイカが事前に打合せていたルートを、一行はしっかり把握していた。 動物には、暗黙のルールがある。 百獣の王ライオンも、自分より強い敵は狙わない。 襲われるのは、お前たちは人間より弱いのだと告げられたのと同じ事。 (……そんなの、悔しいんだ) やはり彼等は常に動物たちの頂点であって欲しいと思う零児。 ●本能 紫の眼と向かい合うようにしていたホワイトライオンたちは、フラフラとした足取りでそのままコンテナへ向かう。 リベリスタたちが辿りついた頃には、既に大半のホワイトライオンがコンテナへと乗り込んだ後だった。 だが先頭を進む優希はその超人的な視力と聴覚で、その状況を把握できている。 大きく前進して、彼は素早く襲撃を虚空へと振るった。 蹴りは真空波を発し、その斬撃がトラックの後タイヤを大きく切り裂く。 「あのトラックだ!」 攻撃で仲間たちに指示を発し、『六道』のフィクサードたちと対峙するように構えた有希。 フィクサードたちは乱入者であるリベリスタたちを見るなり、素早く陣形を整えて対応しようといる。 しかしそれよりも幸成の動きは早く、電光石火でトラックへと駆け寄った。 「任せるで御座る!」 今度は前タイヤへオーラの爆弾を植え付け、自身の怪我を顧みずに爆破させる。 左側の両輪が破壊されたことで、運転させることが困難となり大きく傾いたトラック。 「……一頭たりとて渡す訳にはいかんで御座るな」 優希の隣に回ったユーニアがそれに合わせ、右側のタイヤへと暗黒の瘴気をぶつけていた。 もはやすべてのタイヤが軸ごと破壊され、走行は不可能である。 本能で危険を察した白獅子たちが、慌ててコンテナから次々と脱出していく。 フツは護りの結界を仲間へと展開しつつ、ホワイトライオン等に理解できる言葉で強く訴えかけた。 「そいつらについていっちゃダメだ! 体を好きなように切り刻まれて殺されちまう!」 先程の衝撃で魔眼の影響から脱した白獅子たちは、理解した様子で次々と逃げ出す。 だが依然半数がフラフラとしたまま、その場にまだ残っていた。 白獅子たちを庇うように立って、フィクサードの前衛に立ち向かう牙緑。 「仲間を連れて早く逃げろ!」 例え通じていなくても必死で呼びかけながら、両手剣は重たき稲妻となってデュランダルを撃つ。 その後方で自身の集中を極限にまで伸ばすチャイカ。 「研究に携わる者として許せません」 彼女もまた動物を愛し、フィクサードの悪行を許せない一人である。 牙緑に続いて葛葉もホワイトライオンを護るべく前線へ出た。 「……同じタイプであるならば、その特性も良く分かっている」 それが分かっているからこそ、葛葉はデュランダルが持ち得ない掌打を打ち込む。 気を爆発させた衝撃に、予想外といった表情で怯むフィクサード。 綺沙羅は魔眼を使う女の処理を優先しようとするが、庇いに回っているフィクサードが邪魔で手出しできない。 やむを得ず式符から鴉を飛ばし、庇いに回るフィクサードに怒りを植え付けて引き剥がしにかかる。 フィクサードに守られていた女が再び魔眼を開き、白獅子たちを引き止めた。 「あーん。待って~、逃げないでぇ♪」 取り残されていたホワイトライオンは、再度トラックへと戻ろうとする。 自分たちに理解できる言葉に反応するライオンたちだが、フツも反対側から声をかけ続けていることから反応はやや鈍い。 加えてリウビアがそれを許さなかった。 彼女は自身の念動力を持って、コンテナの扉を完全に閉ざしてしまったのだ。 「かーけ込み乗車は! 御遠慮くださいー!」 大きく音を立てて扉が締まり、彼等は行き場を完全に失う。 零児は前衛に加わると、突然ホワイトライオンのいる方向へアクセスファンタズムから何かを取り出す。 「本当にすまない……猛獣達を引き連れて必死で逃げてくれ!」 リベリスタたちも、フィクサードたちも、肉食獣たちも。一斉に視線を集中する。 突如現れたのは毛並みの良い一頭の馬――白獅子たちが今日は未だお預けを食らっている大事な食糧だった。 一瞬の間。 フツはそれを見てホワイトライオンたちへ大声で呼び掛け、彼等に狩りの本能を思い出させる。 「野生を思いだせ! あっさり人間の言いなりになってんじゃねえよ! その牙や爪が泣くぜ!」 馬は生存本能のまま猛ダッシュで走り出し、ライオンたちもまた自身の記憶と本能に従った。 動物たちの本能が思わぬ引き金となり、彼等をこの状況から解放したのだ。 ●結末 呆気にとられたフィクサードたちだったが、直ぐに気を取り直してリベリスタたちに襲いかかる。 「おやおや、やはり獣は獣ですか……」 白衣の男は大きく溜息をつき、女は少し気落ちした顔でそれぞれ支援に回った。 デュランダルたちと綺沙羅に怒りを向けた覇界闘士が、リベリスタを相手取ろうとする。 有希、牙緑、葛葉、零児、ユーリアがそれぞれ対応し、相手をそれ以上先へは進ませなかった。 一方で綺沙羅の鴉がもう一人の覇界闘士を打ち、怒りで前線に加わったことで女への護りがすべて消える。 「ちょっとぉ、ちゃんと護ってくれないのぉ?」 チャイカが敵の前衛を、リウビアはそれぞれ後衛を狙った行動へ移っていた。 フィクサードの残るスターサージリーたちが、遊撃としてそれに対応を見せる。 激しい戦いで傷ついた前衛をフツが癒し、幸成がフリーとなって後衛を襲い戦線を維持させていく。 勝敗の行方が傾き出したのは、リベリスタたちのある思惑が実現し始めたことによる。 フィクサードで最初にその事態に気がついたのは、白髪の眼鏡男だった。 「癒しが……効かない?」 いつの間にか前線の殆どの出血が、彼の癒しの風でも塞がらなくなってきている。 零児、リウビア、ユーリアは手分けし、わざと攻撃を被らないよう分散させていた。 それぞれの敵に対して鋭く深い傷を与えることで、回復不能の状態へ全員追い込む算段だったのだ。 逆にリベリスタたちはフツが攻撃を捨て、常時回復を続けていた為に深手を負う者は皆無な状態。 敵がそれに気づいた時には、戦況は取り返しのつかない事態になっていた。 幸成は素早い動きで、白髪頭の研究者へと近づく。 「ここで果てていくがよい……!」 容赦なく降り注ぐ黒い影が、女の身体を容赦なく撃ち抜いた。 怒りに燃える覇界闘士と対峙していた優希は、その身体を大きく飛翔させる。 「動物達は渡さん!」 傷ついた相手へと振り降ろされたのは、雪崩の如き蹴りと拳の連撃。 ひとつリベリスタに立ちはだかった障害が、これで崩れ落ちた。 チャイカは幸成の攻撃に追いかけ、その気糸を白髪頭の男へと向けた。 「私に任せて下さい」 鋭い攻撃が彼を中心としたフィクサードの後衛たちの急所を貫く。 ユーニアはここが勝負所とばかりに自身の目の前の相手を無視し、敵後衛に向けて暗黒の瘴気を重ねた。 「不吉の闇よ、舞え!」 その攻撃は白衣の男を中心に炸裂し、男はその場に昏倒する。 牙緑は致命傷を追った上に回復の手立てを失ったデュランダルを狙い撃つ。 「必ず阻止して、こいつらの穏やかな生活を守って見せる」 自身が持つ同じ因子の仲間たちに対して、それが最大限のできる救済。 虎の牙は強大な稲妻と化し、またひとつの障害を打ち払う。 隣の葛葉の方も、相手取ったデュランダルを追い詰めている。 「避けるのが不得手だろう? 俺も同じだ」 互いに削り合いを行なっていた二人だが、仲間の支援を受けられる葛葉の優勢は明らかな状況だ。 闘気を爆裂させた彼は、その爪へと込めて大きく振りかぶる。 「……さぁ、殴り合いに決着を付けよう」 一撃が相手の身体を大きく貫き、その障害はまたひとつ消えていた。 もはや戦いの決着はつく情勢であったが、女はここから脱出できないでいる。 それを許さなかった相手が、綺沙羅である。 「逃がしはしないよ」 彼女の無数の符から次々と変化した鳥たちの群れ。 それ等が一斉に女を襲い、反撃の暇を与えず圧倒していく。 リウビアが止めとばかりに後衛に向けて召喚したのは、大いなる魔炎。 「リウがいるからには波乱ボンジュール!」 正に波乱ともいうべき荒れ狂う炎により、女の意識は瞬く間に掻き消えていた。 意識して自身の速度を落としながら、零児は戦闘の決着を確認する。 「終わりだな」 放ったのは、破滅的な破壊力を誇る爆裂した鉄塊の一撃。 目の前のデュランダルを駆逐して、彼が更に前を見た時。 残っていたフィクサードたちは既に逃走を始めていた。 戦闘の決着がついた今。 リベリスタたちは未だに気づいていない事が、ひとつだけあった。 これから馬を追ったホワイトライオンを檻へ戻す為、彼等は朝までサファリパーク中を走り回らなければならないのだ……。 |
■シナリオ結果■ | |||
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■あとがき■ | |||
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