●なんかいえよ 正に青天の霹靂と言うべきか。 運命という奴は時として度が過ぎる悪戯をやってのけるものである。 そして此処にも――その悪戯の産物が、生まれていた。 その姿は人のものではない。獣のそれですら無い。一言で言い表すならそう、怪物。 怪物は、何かを探し求めるかのように、周囲を徘徊する。 そして奴は顔を上げた。 ┌(┌^o^)┐ な……何を言っているのかわからねーと思ry ――ともあれその怪物は奇妙な笑みを浮かべて回遊を続けるのであった……。 ┌(┌^o^)┐…… ――てか何か言えよ逆にこええよ! ●そんなわけで 「何がそんな訳でなのか逆に私が聞きたいよ」 誰に言ってるのとか口調素に戻ってるよとか、そんなツッコミは気にせず、『転生ナルキッソス』成希筝子(nBNE000226)は珍しく不機嫌そうに柳眉を顰めながらぽつりと呟いた。 「……全く……何で私や月隠さんにお鉢を回してくるんだか。この手のアザーバイドなんか睦蔵さんに任せておけば良いものを」 おいいいいいい!? 詐欺師様=┌(┌^o^)┐担当の図式が既に筝子の中で出来上がっているようだよ! 「まぁ来てしまったものは仕方が無いので、ちゃんと仕事します。えーとですね、アザーバイドです。見た目はご覧の通り」 筝子は無造作にモニターを指した。 ┌(┌^o^)┐ 念の為、リベリスタ達は頬を抓ってみた。 モニターには何の変化も起こらないので今度は目を擦ってみた。 頬と目が痛くなっただけだった。 つまり――つまり、そういう事なのだ! ┌(┌^o^)┐ 湧き上がる悲鳴。 阿鼻叫喚の地獄絵図。 「まぁ、個人の趣向に口出しする気はありませんが押し付けるのはちょっとなぁ。はい、敵は薔薇さんです」 言うなああああああ!! 「特に男の娘が大好物だそうで。それも、ある程度女の子の格好をする事に抵抗、葛藤、或いは恥じらいを持っている方を渇望している、とか。そういう方々を囮にすれば、当然ながら囮の方は狙われますが、敵の標的を絞る事が出来、尚且つかなり弱体化するようです。スピード以外」 なにこのこさらりとこわいことゆった。 確かにそれが一番有効な手段であろう。しかし、しかしだな。 人間誰しも惜しいものというものはあってだな。 「襲われる前にさくっと倒してしまえば何ら問題はありません。皆さんを信じてます、頑張ってきて下さい」 言葉を終えると筝子はさっさと資料を配り、リベリスタ達をブリーフィングルームから追い出してしまった。 ――畜生他人事だと思って! |
■シナリオの詳細■ | ||||
■ストーリーテラー:西条智沙 | ||||
■難易度:EASY | ■ ノーマルシナリオ 通常タイプ | |||
■参加人数制限: 8人 | ■サポーター参加人数制限: 0人 |
■シナリオ終了日時 2012年05月11日(金)00:48 |
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■メイン参加者 8人■ | |||||
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●ばらくれこわい 「……なんて恐ろしいアザーバイドなんだ」 源 カイ(BNE000446)の言葉は全てを物語っていた。 薔薇園は広間、夜の帳に覆われても見頃を迎えた色とりどりの薔薇達の艶やかに咲き誇る姿が見る者の心に感嘆すら与えてくれる空間である。 ――これから戦うアザーバイドの事さえ考えなければ。 そう、相手は薔薇さんである。ばらくれさんである。┌(┌^o^)┐ハ゛ラァ……である。滅びろっ! しかしそれだけでも恐ろしいのだが、脅威はこれだけではなかった。 「幸い暗視持ちはモノマさんだけ、上手く立ち回れば女装しても見られる事はほぼないかも……」 囮として機能出来そうなメンバーが半分程。こんな状態で独り逃げ腰では男が廃る(?)、とそんな訳で否応無しに彼も女装する羽目になっているのだが、よりにもよって用意出来たのがこの清涼感と妖艶さを両立した、闇の中眩しい程に純白のアーガイルメイド服であったという現実。現実は非情である。 とは言え本人の言葉の通り、上手く立ち回れれば或いは……と、淡い希望を抱いて別働隊として物陰にスタンバイ。 ――そう、彼等(望まずして)男の娘或いは女装っ子には、アザーバイドの他にも戦うべき相手がいたのだった。 場面は変わって此方は本隊。 「抵抗・葛藤・恥じらいの三大要素は必要不可欠っすね! ついでに男の娘同士の掛け算も入ればあたい的には完璧っす」 ――なんかばらくれさんとはなしがあいそうなかたがいた。 『理想狂』宵咲 刹姫は(BNE003089)その銀の双眸をきらきらと輝かせ、夢見心地。 「仕事で男の娘が見れる、というだけで満足感ありますねぇ。やっぱりこう、女装に拒否感があるんだけど、諸々の理由で女装しなきゃいけなくて、照れてる男性っていいものだと思うんです」 ――あ、こっちにもいた。 「恥じらいがある方が見てて萌えるんですよね。見てて萌えるんですよね。大切なことなので二度言いました」 「萌えは大事っす! しかしなかなか色んなシチュがあるっすねぇ、ムフフ、腐」 と言うか既にこの二人で楽しい楽しい薔薇談義が成立していらっしゃる。 刹姫とセレア・アレイン(BNE003170)がそんな薔薇談義に文字通り花を咲かせる中、此方は空気が重い一角。 「女装する羽目になったのも撮影している奴がいるのも俺の血管がぶち切れそうなのも全部、変な生物が沸いたせいだ焼き殺す」 「アザーバイドを狩るための作戦なんだ、戦いを有利に運び、勝利へと導く。それこそが正義であり、主人公である。それだけなんだ。そう、他意なんてないんだ……!」 怨嗟の言葉をつらつらと吐き出す『BlackBlackFist』付喪 モノマ(BNE001658)と、何やら一心不乱に何かに言い聞かせるように呟いている『人間魚雷』神守 零六(BNE002500)の姿があった。 いや、まあ、うん、しょうがないよ。 零六は無彩色と赤を基調とし、鎖やシルバーアクセ等も完備なゴスパンク、モノマも普段の格好で通せる所はそのままにしているとは言え、ロングヘアー(カツラ)で下はスカート。 打ちひしがれても、と言うか精神的な何かが打ちのめされても仕方あるまいよ。 で、此方は別の一角。此方も此方でまたどんよりした空気であった。 「大変であります、敵と遭遇する前に凄まじいカルチャーショックを受けてしまいました……!」 ものっそい勢いでへこみ始めた『空隙金蛇』アティリオ・カシミィル(BNE002555)。太陽の色したさらさらの髪と褐色肌、そして学園の女子制服。一見健康的で可愛い女の子。中身は健気な男の子。そう、男の娘! とは言え元々こういう格好をしていたので今回の敵の好みからは若干外れる……かと思いきや。 「三高平ではよく見かけたので、て、てっきり……」 だってこの頃はやりの男の娘だと思ってたんだもん。一般的寧ろアベレージだと思ってたんだもん。今まで。 真実を知ってこの上無く赤面。ごめんなさいかわいいですごちそうさまでした。 「なんで女装好きなの? あたまおかしいんじゃねえの? うちのアニキと似たり寄ったりじゃね……」 かぶりを振りながらも眉を顰め、難しい顔で唸るのは、ゆるふわカールの金髪と愛らしい色合いのロリータ服、小柄な体躯で可愛らしさ抜群! ……の、チンピラさん(男)である『悪銭』九段下 八郎(BNE003012)であった。 何と言うか、既にこの場のみならず日常的に苦労してる感じの哀愁オーラが漂ってる気がするのは気の所為ですか。 そんな中、一人女の格好に身を窶しているにも関わらず、不敵な笑みを浮かべる者が。 「私がこの依頼に参加した目的は唯一つ。誰得レベルの私の女装姿を奴に見せてNDK(=ねぇどんな気持ち?)したいが為である――!」 『Friedhof』シビリズ・ジークベルト(BNE003364)が高笑う。まぁ、確かに誰得だろう。取り敢えずこればっかりは向こうさんの反応見てみないと何とも。 鍛え抜かれた肉体に瞳の色と合わせたシャンパンゴールドの豪奢なドレス。本来男の娘属性は愚か女装属性(?)もない彼が何故こんな服を着ているのか真に不思議ではあるが本人はもう考えない事にした。 兎に角反応気になるの。 こうして集う(約一名別行動)リベリスタ達。戦いの時はすぐ其処まで近付いていた。 ――ちょっとばかり(二重の意味で)複雑な戦いが。 ●ふじょしこわい 敵はあっさり発見された。 暗視やら照明器具やらESPやらで速攻であった。 「闇討ち出来なくてねぇどんな気持ry」 楽しそうですねシビリズさん。 ともあれ遂に現れ、リベリスタ達の姿をその双眸に捉えた┌(┌^o^)┐は、ぐるりと一同を見渡し――結果、ぎょろり、と八郎に改めて視線を遣った。 ぐ、とその瞬間言葉に詰まる八郎だが、最早今更後には退けない! 「囮になればいいんだろうなればよう! 生まれも育ちも悪いこのどチンピラである俺様の女装を見ろぉ!」 ぐわっ、と、ふんぞり返ってみた。精一杯の威嚇と言うか虚勢であった。 そんな中。 「アー、撮影機材忘レチャッター」 半ば棒読みで刹姫がそんな事をのたまった。どうしよう嫌な予感しかしない。 (だが目的は諦めない。諦める訳には行かねぇんすよ。クライアントの要望通りの等身大パネルを作る為に――) クライアントって誰。 (モノマちゃんの艶姿をこの目に焼き付けて後程念写っす!) あ、何だかクライアントってのが誰か判った気がする。 「待て」 モノマの表情が引き攣った。悪寒を感じ取ったっぽかった。それはそうだろう。 「実は今回モノマの彼女からカメラを託された」 「待てっつってんだろ」 ああ、やっぱり。 それはそうと零六のカミングアウトにこめかみやや上辺りに青筋まで浮かべるモノマ。 (取り敢えず後で撮影した奴には拳骨喰らわす) モノマの中で新たな決意が為されたようであった。 ――その間にも悲劇は発生していた。 なんか、┌(┌^o^)┐が、チェリーピンクとかいうような、ピンクのばらのはな、まきちらしながら、おっかけてきてた。 絶叫と共に必死で逃亡する八郎。若干涙目。 「やっぱいい! そんな目で見るな! キモい!? 俺だって普通の服が着てえんだよ! でもアニキが怒るからこんな服着てるんだよ!」 敬愛するアニキの為ならと、その辺りは甲斐甲斐しいものがあるのだが、それでもやっぱり抵抗感じるものは感じる訳で。 「アニキに喜んでもらえるのは嬉しいけど俺だってさ……ふりっふりのスカートはもういやなんだあああああ! なんでこんな化け物と戦うんだよもうやだよ近付くなよおおお!」 取り敢えずしつこいので必死のバウンティショット。連射連射ァ! 「来るな変態っ!、みつかったらどーするんだっ!?」 逃げた先には潜伏中のカイがいたらしい。此方も全身全霊の1$シュート。撃つべし撃つべしィ! 「ふ、不意打ちだけは心配ありません!」 モノマの背後からこっそり彼を撮影する零六、更にその背後に必死で隠れるアティリオもピアッシングシュートで懸命に援護射撃。時々スカートの裾押さえつつもじもじしているのはご愛嬌。 フィルタかけて見ればアリティオが零六に庇って貰っているとも言え……言え、る、のか? まぁそんな光景に、更にその背後にいたセレアさん、興奮気味に左手で頬を押さえつつ、右手にカメラスタンバイ! 「だって、こんな眼福な機会、滅多にないじゃない! 記録に残しておかないと!」 こういう戦闘の場では思いがけないカップリングが生まれるんじゃないかな、とか。ちょっと期待してたんだもの。撮らざるを得ないよ腐女子さん的には! ――と、そんな事してる間にも八郎ちゃ……げふんげふん八郎さんが酷い目に遭ってたりして。 「勘弁してくれよおお! 意地でも倒れてやんねーから!倒れたら好き放題するんだろ!?」 組み伏せられても心は折れず。諦めたら其処で試合終了ですから! 其処にモノマの助け船(?)。 「ケツの穴から手突っ込んで奥歯ガタガタ言わすぞ、こらぁっ!!」 渾身の魔氷拳。気持ちいつもより冷たく鋭く製氷しております。 だってキモかったんだもの。生理的に駄目って理由で殺意を覚える位には。 と言うか此処までモノマは集中を重ねに重ねてたのだけど、其処まで攻撃が八郎の全力の正当防衛と一部の援護射撃しか無かったってのが凄いね! まぁ、敵を倒す事だけが個人的目標じゃない方、ちらほらいるからなぁ。 その一人である刹姫、カメラは忘れたので撮影していないから今回は大人しく――している訳が無く。先程の決意に違わず、零六のカメラを隠れ蓑にしっかりモノマの雄姿をローアングルからチェック。取り敢えず絶対領域頂きましたー! ついでに思わぬ収穫であった零六とアリティオの絡みもしっかり目に焼き付けて。 「あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛」 ――取り敢えず誰か八郎救助に行ってあげてー。 ●ですよねー 「正気に戻れ諸君ッ!」 誰得状態なドレス姿のまま(それはそうか)、ブレイクフィアーで望まざる魅惑の力に抗う清らかな光を八郎に与えるシビリズ。 てかそもそも八郎さん痙攣しつつもぐったりしてるよ。魂とか抜け出てそうな勢いだよ。 取り敢えず何とか運命に縋ったが為に無事ではあったようだが。肉体的には。 で、今尚次なる被害者が生まれつつあった。 「ブロック…するかボケェッ!! 来るなああああああ!!」 先程のアレでカイの位置に気付いたらしい。魅了のピンクの薔薇の効果はシビリズによって祓われたものの、うん、現在進行形で危機的状況。南無。 「倒れたら、晒し者にされるっ!」 まぁ、倒れていようといまいと色々脳内補完したり撮影したりしちゃうのが腐女子クオリティと言うかサガと言うか。 あれ、今回の敵ってばらくれさんデスヨネ? 「前衛に居ると色々巻き込まれそうだし、後ろで仲間が何をしているか分かったもんじゃねぇ!」 いつの間にか背後にいたセレアに気付き、更に下がる零六。手遅れのような気もするけど。 ともあれ改めて今度こそ最後尾を確保した所で援護射撃再開。爆砕戦気からの多角攻撃は痛かろう! そんな訳でダメージはかなり蓄積されてきている筈なのだが、タフだ。敵さん、一向に倒れる気配が無い。 「実は今回、慣れようとこの敵によく似た人形を入手しましたが」 「いつの間に!?」 何とか立ち上がったカイのツッコミも気にせずに、ばらくれさん(怪談っぽいな)人形を取り出したるはアリティオ。 「やっぱり本物は数倍……その……」 「「「「言うなああああああ!!」」」」 (アリティオとシビリズ除く)男性陣の心がひとつになった瞬間であった。 「攻撃してもSMっぽくなりそうで嫌だな……それでも手は緩めないがなぁっ!」 組み伏せられたモノマが逆に心身共に全力で跳ね返し馬乗りになり喰らいやがれぇな勢いで焼却処分を試みる。暫く交互に上下しながらごろごろごろごろ。 あ、花には被害がいかないように気を付けてるよ一応! 「マジで洒落になんねぇから意地でも抗ってやる!」 必死だ。ある意味フェーズ3相手に相当するかも知れない。まぁ、相手が相手だし、そりゃあ必死にもなるよ。 一頻り漢の戦いが繰り広げられた所で、敵は次なる獲物に目を光らせた。 「ヒッ!?」 取り敢えず前衛はコンプしたので、次は後衛へ。 「せめて! せめてタイツを穿いてくるべきでした!!」 アリティオ、全力疾走――出来るならしたかったが、どうも下が気になって思うように走れない。一応スカートの裾は押さえているが、気になるものは気になるんです! そもそもその状態だと碌に正当防衛も出来ないのでは……。 「八郎ちゃんと揃って誘い受けって感じっすね。泣き顔可愛い。萌ゆる!」 半分涙目になりながら逃亡を続けるアリティオを刹姫は生温かく見守る。 「助けてやれよ!?」 親近感を覚えたか、肩で息をしたままの八郎がツッコんだ。 「くっそ、あいつの所為で俺はこんな格好を! ……でも、何かだんだん慣れてき…ハッ、おい、待てよ」 跳び上がりながら攻撃と撮影を兼ねる一石二鳥の動きを繰り返していた最後尾の零六にも、毒牙が剥かれる。 「やめろ、こっち見んなバラァ! 俺は決して好きでこういう格好をしている訳じゃねぇんだよ!」 知った事か。 と、言わんばかりのばらくれさんであった。それでこそ奴が奴たる所以である。 舞うピンクの薔薇。上がる悲鳴と絶叫、一部黄色い声。 そして……。 「貴様の趣味は私が余さず受け止めてやる!」 問わずともNDK状態のシビリズが堂々と胸を張った。マサカの仁王立ちである。 「故に来い! 恥じらいなど皆無たる私の胸に飛び込んでぐああああッ!」 流石にピンクじゃなかったけど、赤薔薇纏って突進してきやがりました。 ――まぁ、誰得どころか恥らってもなかったシビリズさんだけど、一応女装はしてたからね。 ●いまからほんきだす 男の娘そして女装っ子の皆様を堪能し尽くしたばらくれさん、今度は半ばやる気無さげに黄色の薔薇を女性陣に飛ばすも。 「この依頼の為に温めておいた撮影機器……多少の攻撃をもらってでも守り抜かなければなりません、この依頼を受けた以上は!」 うをうそっちかい! 後ろ手にカメラとビデオカメラ護りつつ、セレアは不幸を齎す魔曲を奏でる。 「えっ、戦闘っすか?それじゃあ――」 鼻血を拭いつつ、刹姫もアデプトアクションで斬り捨て御免。 漸く本気になった女性陣――寧ろ腐女子陣――も攻撃に加わり、いよいよ大詰め。 「天誅だー! 消滅しろー!!」 「消し炭にしてやらあっ!!」 「正義は勝つ! 過程がどうあろうともだああ!!」 カイ、モノマ、零六も何やら溜まっていたものを一斉噴射。 まぁ、普通あれだけの事をされたら溜まるよね。 「ふざけんなよ俺はオト(性別は非公開ですがお察しください)だようわああああ!」 「……戦線……腐線復帰でありま、す……!」 意を決した八郎とアリティオもガンガン撃ちます。撃ちます! 「ハ、ハハ! いやはや闘争は楽しいな、フハハハハ!」 シビリズもそれは愉しげに裁きの鉄槌を振り下ろす――! 「やけくそに成ってる訳では無いぞ。違う、やけくそになってるんじゃない。違うのだ!」 ――あ、やっぱり違和感はあったのか。 色々あったが、リベリスタ達の尽力によって招かれざる来訪者は、此処に討たれたのであった。 めでたしめでた……し? ●えくすとらもーど 「証拠隠滅は大事ですよね。それじゃあ撮影機材渡して頂きましょうか!?」 「誰の所有物だろうが手加減するほど、俺は甘くねー! 地の果てまで追ってでも破壊してやらあ!」 「俺には簡易飛行と言う逃げ道が有る! ヒャハハハァッ、生贄諸君。俺の黒歴史抹消の為の糧となれェッ!」 「こうしてお仕事で役立つことも知れたことは、自分にとって儲けものです。……で、でもしばらくは夢に見そうでありますね……!」 「革醒なんてろくなもんじゃねえよ! リベリスタしんどすぎだろうがよ!?」 「等身大パネルは後日納品しに行くっすよ! 待ってるッス!」 「させません! 撮影機器守るためならフェイトの使用も辞しませんから!」 「映像記録? まぁいいんじゃないか? 皆纏めて黒歴史とやらをここで残してだな!」 ――もう何も言うまいよ。 |
■シナリオ結果■ | |||
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■あとがき■ | |||
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