● 愛しい、愛しいとその声を震わせて伸ばした指先が首筋へと絡まった。 甘い口づけが呼吸すらも奪ってしまうようで、やけに頭がくらくらとした。 小指に結んだ赤い糸。けして解けない赤い糸。 「傍にいて」 もう一度約束しよう、とこしえのあいを。永久に続く愛を。 ――ギリッ 口付けて、髪を撫でて、君を愛するよ、君へ愛を送るよ。愛しているよ。 ×月×日より続いている連続殺人事件の続報です。 女性の絞殺死体がまたも、発見されました。 「気色の悪い事件ですね」 コメンテーターの感情のこもらない声が響いた。 「何でも小指には赤い糸――運命の赤い糸でもイメージしたものでしょうか、を巻いているだなんて」 「しかもその糸を首に巻きつけて亡くなっているんですものね」 怖いですね、と単調に閉じられる夕方のニュースショー。 他の話題に切り替わったテレビ画面を見つめて、少年がその唇を歪めた。 かわいそうに。 ● 『運命オペレーター』天原和泉(nBNE000024)の顔色はあまり優れない。 リベリスタ達に手渡された新聞は大きく『赤い糸連続殺人事件』という題目を与えられた記事であった。 「事件です」 巷を騒がせる連続殺人事件。何処か御伽噺の様な雰囲気を持った気色の悪い事件。 少女であれば永遠の恋に夢を見る。少女であれば、永遠の愛に夢を見る。 和泉の表情が優れないのも其処に原因があるのだろう。 「この事件ですが、犯人は特定できてます。 犯人は三人組のフィクサード。それぞれプロアデプト、インヤンマスター、ソードミラージュです」 一息で言い切った少女の顔つきはいつものオペレーターのそれになっている。 愛だ恋だとはしゃぐ女子大生の顔ではない。任務に忠実なオペレーターはリベリスタ達を見回して言う。 「皆さんには、犠牲者になりえるかもしれない少女の家に乗り込んでいただきます」 先にフィクサードは室内に居る。到着した時点では犯行に及ぶ手前になってしまうかもしれない。 少女が飲み物を取りに席を立った時を付けば彼女とフィクサード達を引き離して攻撃を行えるだろう。 「庭に面した大きな窓がありますから、そこから入れば大丈夫でしょう」 和泉は一度目を伏せる、少女の首に巻き付いた赤い糸。偽物の愛などプツリと切ってやればいい。 「これ以上犠牲者を出すわけにいきません。力を貸してください」 ● 出会ったばかりの女に愛を囁く。 愛してると抱きしめて、彼女の瞳を伏せさせる。 ああ、このままずっと一緒だよ ――ギリリッ 「何で赤い糸なの?」 「こっちの方が幸せだろ、ずっと永遠につながっていられるんだから」 ただ、愛が欲しいのさ。永遠の。ずっと共に居られるような。 愛する糸が意図的に愛を結んだ。 |
■シナリオの詳細■ | ||||
■ストーリーテラー:椿しいな | ||||
■難易度:NORMAL | ■ ノーマルシナリオ 通常タイプ | |||
■参加人数制限: 8人 | ■サポーター参加人数制限: 0人 |
■シナリオ終了日時 2012年04月24日(火)00:05 |
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■メイン参加者 8人■ | |||||
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● ――キリリッ 愛が絡む、愛が締め付ける。 「愛って何なんだろうねー」 呟いた『おじさま好きな少女』アリステア・ショーゼット(BNE000313)の言葉に『Friedhof』シビリズ・ジークベルト(BNE003364)は月を思わす瞳を伏せて「与えるモノ」と応える。 愛とは与えるモノだ。愛することで愛してもらえる。相互的な作用。求めるなら与えるべきだ。 少女はシビリズの言葉を聞いて、首をかしげる。 「私は、私の事を好きって言ってくれる人がいるなら、ずっと其の人の隣で笑っていたい」 出来ることならばその未来を掴みたい。彼女が愛した人が彼女を愛するかは決定事項ではない。 だが、もしも彼女が愛した人が彼女を愛するなら、傍に居たい。 少女は柔らかな紫苑の瞳を揺らす。死んじゃったらなにもできないよ。 「永遠の愛が欲しい気持ちは分からんでもないがね」 シビリズの呟いた言葉に『飛常識』歪崎 行方(BNE001422)が歌う。 「赤い糸。結んで繋いで思い人」 とん、とん、とアスファルトの上を跳ねる少女の姿は愛を歌う都市伝説。 こてん、と大げさなほどに首をかしげて唇を三日月に歪めて嗤う。 「ならば無理やり繋いだ赤い糸は、想い人なのデスカネ?」 吸い込まれそうな深海の色は楽しげに笑った。 「赤い糸、ね」 ロマンチスト、と眠たげに瞳を伏せた『微睡みの眠り姫』氷雨・那雪(BNE000463)。 ぼんやりとした瞳のまま、小さく笑う。 「一方通行の重い愛なんて、嫌われるわよ?」 重い愛、想い愛――想い合い。響きは同じであるのに、違う。 愛することに殺す事など必要ない。那雪は小さく自嘲する。 何かを得る上で責任は大事になる。人を呪わば穴二つ。自分へと返ってくる――それは敵であれど自分であれど同じ。 雁字搦めの愛情で形すらも失くしてしまえ。 『大人な子供』リィン・インベルグ(BNE003115)は顔を上げる。普通の一軒家。 愛で雁字搦めになったこどものいる家。 「運命の赤い糸とは上手い事を言ってるよね」 他人の運命をも縛ってしまう束縛の象徴。望んで縛られるならその愛すらも快楽だろうけれど。 笑う、笑う。 カチャリ、と鍵をあけた『√3』一条・玄弥(BNE003422)が口元だけで笑う。 愛とはロマン主義、赤い糸となれば幻想主義。夢の中であればよかったのだけど―― 残念ながらこれはシビアな現実。 「妄想も夢も一遍の余地なくはかなく消えてもらうでぇ」 生きるために必要な銭。あますことなく得たい。シビアな現実を生き抜くためには必要なことだから。 開いたドアを確認した後に周囲を確認するかのように『殺人鬼』熾喜多 葬識(BNE003492)は目を開く。 赤い糸殺人事件なんてロマンチック。 そう口元で笑う。赤い糸の先は繋がっていない。それでも憧れて欲する女子はかわいらしい。 「さてと、今日も働きモノの殺人鬼、頑張らせていただこう」 ――捉えた。 ● 庭先にしゃがみこんだアリステアの隣で小さなため息をつく『シャドーストライカー』レイチェル・ガーネット(BNE002439)の気持ちは暗い。 彼女には兄がいる。だからこそ彼女には妹であるという気持ちがわかる。 覗きこんだ部屋の中、薄明かりの中で黒髪の青年に寄り添う金髪の小柄な少女の笑顔を見る。 不愉快でたまらない。 懐中電灯を握りしめた指先が少し震えた。 室内で動きがある。少女が笑ってキッチンへと足を向けた。 しん、と静まった夜の帳に紛れるように、リベリスタ達は息をひそめる。 「いこうか」 葬識の言葉を聞いて、最初に動いたのはレイチェルであった。 彼女が放った光で少女が膝をフローリングに強かに打ちつける。背後で黒髪の青年、雄也が目を閉じて唸った。 「な、に!?」 上擦ったソプラノボイスは菜月だろうか。大きな赤い瞳を揺らし、不安げにレイチェルの後ろ姿を見つめる。 「……遊びの時間は終わりです」 にたり、と笑った猫の少女は獲物を見るように、抉る様な視線を送った。 少女を抱え上げ庭先へと下ろしたシビリズの視線は雄也の前に立ちはだかっている菜月へと送られる。 それも一瞬、直ぐに雄也の奥に座っていた誠一へと向けられた。 居間の隅で周囲を見回していた少女が祈る様に加護を与える。 「おねぇちゃん、大丈夫かな」 シビリズの連れ出した一般人の女の容体を気にするように一度庭を顧みるも、少女はまっすぐに前を見つめる。 目があった、赤い瞳の少女。 「貴女たち、何をしに来たの……?」 少女が足を踏み出す――しかし、目の前に立っていたのは愛しい兄ではなく、ヒトゴロシ。 「はいはいこんばんは~アークだよぉ~悪い子ちゃんを退治にきましたぁ~」 にたり、殺意をにじませて笑う。 闇を纏った殺人鬼は直ぐに菜月へと近づき、その行動を封じてしまう。 「あなた、何!」 「殺人鬼、かな」 どうぞ、よろしく? 歪んだ笑みに菜月はその赤い瞳を濁らせ睨みつける。ああ、兄があと数歩先に居るのに。 兄へと視線を向ける、兄の前に立っている幼い少女。 ――伸びる、絡む、巻きつく。 「複雑に入り組んだその糸は、さてはてどうしたものデスカ」 笑った少女がハサミで切る様な仕草をして見せた。 「縺れに縺れたその赤い糸。快刀乱麻に切り捨てて、楽しく殺し愛ましょう、デスカ。アハ」 ――ちょきん。 叩きこまれた攻撃に雄也がよろめく。 舌打ちした少年が放った攻撃は甘い。目の前の少女は幽霊が闇に溶けるかのように交わし笑った。 「暫く、大人しくしていて貰おう」 歪んだ愛など止めて遣ろう。 眠たげであった紫の瞳が開かれる。放たれた拘束はまるで雄也が齎す愛の束縛の様に堅く、強い。 動きを封じられた、とギッと那雪をにらみつけた雄也の足元で行方は楽しげに笑っていた。 「安売りの愛なんて、仕舞いにさせてもらおうかな」 灰の瞳を歪めて笑ったリィンの呪いの弾は雄也へと命中する。ふら、と体が揺れる。 兄の姿をその眸に納めていた菜月が目を見開き「兄さん」と呼んだ。 「兄さんに、触らないで!?」 氷の雨が降り注ぐ。ただ、兄を愛していると語るかのような冷たい雨が降り注ぐ。 いとしい、いとしい。 雨がそう語る、語る。 「ねぇ永遠の愛ってあるの?」 「愛は、あるわ!」 「それは目に見えるもの?」 葬識の言葉に菜月はぎり、と歯をかみしめた。睨みつける菜月を余所に葬識の目は、菜月の背中を見据える。飛び出してくる残像。 「聞かなくていい、菜月」 誠一、と少女が呼んだ。 レンズの向こうで醒めきった瞳がリベリスタ達を射る。 「菜月はただ雄也を愛していればいいから」 安心させるように笑う青年の視界を遮る様に玄弥が立つ。彼の瞳に映るのは菜月でも雄也でもない、一人の始末屋。 愛、運命、赤い糸。浪漫に溢れた言葉を並べ、くけけとお決まりの笑いを零す。 「詐欺師の言葉やのぉ」 口先だけだ、と其処まで言って誠一の行く先を防ぐ。深まる闇にぼんやりと光る懐中電灯。辛うじて覗きこめた誠一の表情は無。 「ああ、雄也は詐欺師かもしれない。だが、菜月が雄也を愛し、雄也が誰かを愛するのを止める権利はお前にだってないだろう?」 放たれた暗闇の中、もがく様に言う誠一の言葉を耳にし、アリステアが目を伏せる。 そうだ、誰だって誰かを愛するのを止める権利などない。 彼女が愛とは何か、と問うのと同じように。 誠一と言う青年にとっての愛はただ繋がらぬ愛の輪廻を辿る兄妹を見守ることに直結しているのだろう。 それでも、と少女は目を伏せる。 「赤い糸はそんなに何本も用意されてないんじゃないの?」 癒しを与える少女に頷いた那雪が誠一を睨みつける。 「愛があれば、何でも許されるなんて、思わないことだな」 叶わぬ恋を無理に叶えても所詮は辿りつくのは空虚。無理やりの愛を得ても幸せなんてないだろう。 眼鏡の奥で誠一が笑った。 「あいつの責任は俺の責任だ。俺が変わりに何だって受けて遣るさ」 例え、俺が死んだとしても。 「てめぇもそんな性分やのぉ。やさおとこなんかしらんが優柔不断で何も考えなしでただ流されて破滅していく」 ――他人の糧になってみずぼらしく死んでいく。 玄弥の言葉を嘲笑うかのように青年は大声で言う。自分の守護する兄妹へと告げるかのように。 「流されてるだけかもしれない、だが俺は雄也と菜月が幸せで有ればいい。あいつ等が笑うだけで幸せなんだ」 だから、やらせない。 「私は兄さんが居ればいいの、兄さんがいたら、たとえ届く事がなくても」 傍に居ればそれでいい。 菜月の赤い目が葬識を見る。だが、殺人鬼はその言葉すらも小さく笑った。 「どんなに君がお兄ちゃんを愛しても、お兄ちゃんの愛は君とはつながらないのにね」 ――ああ、届かないなど、分かっているのに。 菜月の瞳が揺らぐ。小石を落とした水面の如く、ゆらゆらと。 愛して欲しいと祈るのが間違いではないというのなら、何故私は兄の『妹』として生まれてきたのだろう。 「……望めば良かったのに、自分が彼の側で永遠になる事を」 例え兄妹だとしても、例え叶わない願いであるとしても、望まねば始まらない。 光を放つレイチェルの柘榴の瞳は悲しげに揺らぎ、菜月の想いを砕こうとする。 「菜月、聞かなくていい、なつっ」 言葉を遮る様に叩きつけられた攻撃に誠一が小さく唸る。 「甘やかしは愛とは言わん」 そうだろう、と笑った玄弥の放った攻撃に誠一が膝をつく。彼の放つ剣戟は周囲を囲んだリベリスタ達には届かない。 損な死に方だ、と剣戟を与え続ける男に誠一はああ、と目を伏せる。 雄也、菜月、雄也、菜月――いとしいこたち。 出来るなら二人が愛し合えば良かった。それが禁じられた愛情だとしても、二人が幸せで有れば、それでよかった。 「自分たちだけに心地よい虚飾はこれでしまいや」 伸ばした手は愛を求める兄妹へと向けられている。 だが、その手は届かずに、ぱたり、と下ろされた。 雄也の目が大きく見開かれて閉じられる。目を見開いた青年は其のまま愛を手繰る糸を繰り出し、目の前の行方とリィンへと攻撃を向けた。 「何とまあ、強欲なことだよ」 少年――いや、リィンは笑う。 彼の視線の先に居るのは雄也ではない、赤い瞳をした小柄な少女。 「可愛らしい妹とやらが無償の愛を与えているというのに」 「菜月は妹だ」 兄さん、とか細く呼ぶ――ああ、分かっていたのに。分かっているから、高望はしないのに。 「大体永遠に変わらない愛なんてものがそんな安っぽい糸で手に入ると本気で思っていたの?」 カッと雄也の頬に朱が挿す。 涙の様に降り注ぐ氷の雨。雄也はその雨を仰ぎ見る――が、何もしない。 懸命に回復を与える少女はそんな二人の兄妹の姿を見つめ愛とは何か、ともう一度呟いた。 「愛しあいたいのなら、殺し合い。殺し愛。人殺しにはそれで十分デショウ?とびっきり無残な愛を是非とも共に演じようじゃないデスカ」 ああ、それが彼女の愛。 結ぶ愛、繋がる愛、出会いと別れ。相対するその意味を繋げていけば悲恋の物語となる。 恋に恋した青年が愛を語って首を絞める。ああ、それってなんて『喜劇』。 「死んでしまったら、なにもできないじゃない」 ぽつり、菜月の零した言葉にアリステアは目を見開く。彼女と同じ言葉、彼女と同じフレーズ。 「私は、兄の傍に居れば、それでよかったの!」 「君のは愛だな、求めず、注ぐ。あぁ、愛だ」 だがその愛は正しくはない、溺れた愛情はただその呼吸を止めてしまうだけ。 叩きつけられた攻撃に少女の内臓が悲鳴を上げる。 兄さん、兄さん、好き、大好き、傍に居て、私を見て、見て。 少女の脳裏を駆け巡る愛情、恋情。 「其の歪んだ愛、墓場まで持っていけ」 少女が泣き出しそうに歪めた瞳。 「俺様ちゃんなら君たちを永遠にできるよ。二人揃って『殺戮』すっていう永遠をね」 ――でもそれは、もう生きて笑っているあの人を見られなくなるでしょう。 赤い瞳から滴がぽつり。 「望んでよかったんですよ」 ぽつり。 光が少女を包み込む。放たれた暗黒の力に体を引き裂かれる。 「それが、俺様ちゃんの愛情だ」 だから『殺戮』してやろう。 少女が目を見開く、途切れた暗闇の中、兄と目が合う。 笑う。 にい、さん。 少女が葬識へと倒れこむ。 「さあ、妹ちゃんは死んじゃったよ?愛されていたお兄ちゃん」 にたりと笑った殺人鬼の瞳に宿るのは甘い甘い愛情。 「好きだと言って首を絞め、好きだと言って命を奪うと言うならば」 ――アナタも締められ奪われる権利があるのデスヨ? お分かりかしら、と小さな少女の唇は三日月に歪む。 背中を向けた雄也に対して放たれた攻撃はレイチェルのもの。 「……逃がしませんよ」 目を見開き倒れこんだ少女の泣き顔が掠める。 「ホントに、愛って何だろうね」 癒しを歌う少女の瞳に宿った悲しみ、手を差し伸べる、愛を与える様に。 「永遠の愛なんて一生かかっても、手に入らないだろうな」 突き刺さる攻撃に、胸が恋をするようにちくり、と痛んだ。 ただ、愛が欲しい、そう望んだだけだった。 途切れた赤い糸の続く先はもうない。 ● 倒れた少女を抱え上げ、愛しいと泣いた兄の隣へと横たえる。 流れ出た血を交わらせた赤い糸を見て、殺人鬼は小さく笑った。 「約束は果たされた」 愛の痛みを胸に感じたシビリズが目を伏せる。ああ、なんて愛とは罪深いのか。 「どれだけ想っても届かなかった」 リィンは庭先を照らす三日月を見つめる。もしも菜月の愛が雄也へと届いていたら、死ぬことにはならなかったかもしれない。 だがそれは、ただの可能性。 「……まったく、ロクデナシの兄を持つと大変ですね」 困った様に呟いたレイチェルが菜月の瞳を伏せさせる。どうか、今は大好きな人と一緒に居て。 離れた位置で倒れた誠一を見つめて玄弥が楽しげに笑う。 楽しげな人間だ、ああ、なんて人は面白いのか。 庭先は歪んだ三日月が照らしている。 ただ其の場に落ちた赤い糸が照らされて小さく輝いて見えた。 「私の糸、ちゃんと誰かにつながっていたらいいな」 庭先に倒れた一般人の少女の横顔を見つめて天使は笑う。勿論、自分にも彼女にも。 その先が幸せであればいい。 だから、どうか、逝く先では共に在ればと願って。 |
■シナリオ結果■ | |||
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■あとがき■ | |||
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