● 所で諸君、生クリームと言うのがエロいと思ったことはないかね。 街頭演説にしては明らかに逮捕して遣りたいほどの阿呆っぷりであるこの男――仮名『服』氏はドヤ顔をしていた。 「因みに諸君、私は着衣の方が好きである」 何を言っているんだ、と伺う街ゆく人々の目の前でコート姿の中年男が空を舞った。 舞った――というより降り立ったと言おう。僅かな段差の上から華麗に着地した中年が両手を広げる。 「つまりは街ゆく人々すべてが!エロスなのだ!」 どうしようもない。 ● 「……というやつが現れたわ」 呆れかえったように言う『リンク・カレイド』真白イヴ(nBNE000001)に対して数人の女性リベリスタの頬がひくりと動いた。 着衣だとかエロスだとか取り敢えず耳を塞ぎたくもなる様な話題でもあるが聞いて、とイヴは言う。 「E・フォース、フェーズ2よ」 「で、そのE・フォースは何をしようと?」 早く本題を、と急かすリベリスタは微妙な表情。このリベリスタの性癖は一先ず放置しておいて、この『服』氏は着衣と言う言葉に異常なほど興奮を覚える。 「放置しておいても害は街頭で着衣のよさを語るだけだけど、気色悪いでしょう?」 いや、まあ…とリベリスタたち。 害がないなら別に放置しておいてもいいのでは、と言いかけた所でイヴが「気色悪いでしょう」と再度重ねた。 「ワンポイント、如何に着衣が萌えるか……それか萌えるコスチュームについてを『服』氏に語りかけなければ攻撃が通じないわ」 「それ辛い」 「出来るよね?」 出来ないとは言わせない、と目が語っていますよ、イヴさん。 「あ、忘れてた。 攻撃方法は服飾セットでチクチクしたり、切なげな吐息(当社比)だから……ああ、それと着衣への愛が足りなかったら強烈なお仕置きがくるみたい」 それじゃ、行ってらっしゃい。 ちょっと、まってくださいイヴさん!そう声を掛けたものの彼女は静かに手を振っていた。 |
■シナリオの詳細■ | ||||
■ストーリーテラー:椿しいな | ||||
■難易度:EASY | ■ ノーマルシナリオ 通常タイプ | |||
■参加人数制限: 8人 | ■サポーター参加人数制限: 0人 |
■シナリオ終了日時 2012年04月09日(月)00:38 |
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■メイン参加者 8人■ | |||||
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■シナリオ結果■ | |||
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■あとがき■ | |||
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