下記よりログインしてください。
ログインID(メールアドレス)

パスワード
















リンクについて
二次創作/画像・文章の
二次使用について
BNE利用規約
課金利用規約
お問い合わせ

ツイッターでも情報公開中です。
follow Chocolop_PBW at http://twitter.com






生クリームすらご褒美


 所で諸君、生クリームと言うのがエロいと思ったことはないかね。
 街頭演説にしては明らかに逮捕して遣りたいほどの阿呆っぷりであるこの男――仮名『服』氏はドヤ顔をしていた。
「因みに諸君、私は着衣の方が好きである」
 何を言っているんだ、と伺う街ゆく人々の目の前でコート姿の中年男が空を舞った。
 舞った――というより降り立ったと言おう。僅かな段差の上から華麗に着地した中年が両手を広げる。

「つまりは街ゆく人々すべてが!エロスなのだ!」

 どうしようもない。


「……というやつが現れたわ」
 呆れかえったように言う『リンク・カレイド』真白イヴ(nBNE000001)に対して数人の女性リベリスタの頬がひくりと動いた。
 着衣だとかエロスだとか取り敢えず耳を塞ぎたくもなる様な話題でもあるが聞いて、とイヴは言う。
「E・フォース、フェーズ2よ」
「で、そのE・フォースは何をしようと?」
 早く本題を、と急かすリベリスタは微妙な表情。このリベリスタの性癖は一先ず放置しておいて、この『服』氏は着衣と言う言葉に異常なほど興奮を覚える。
「放置しておいても害は街頭で着衣のよさを語るだけだけど、気色悪いでしょう?」
 いや、まあ…とリベリスタたち。
 害がないなら別に放置しておいてもいいのでは、と言いかけた所でイヴが「気色悪いでしょう」と再度重ねた。
「ワンポイント、如何に着衣が萌えるか……それか萌えるコスチュームについてを『服』氏に語りかけなければ攻撃が通じないわ」
「それ辛い」
「出来るよね?」
 出来ないとは言わせない、と目が語っていますよ、イヴさん。

「あ、忘れてた。
 攻撃方法は服飾セットでチクチクしたり、切なげな吐息(当社比)だから……ああ、それと着衣への愛が足りなかったら強烈なお仕置きがくるみたい」
 それじゃ、行ってらっしゃい。
 ちょっと、まってくださいイヴさん!そう声を掛けたものの彼女は静かに手を振っていた。 



■シナリオの詳細■
■ストーリーテラー:椿しいな  
■難易度:EASY ■ ノーマルシナリオ 通常タイプ
■参加人数制限: 8人 ■サポーター参加人数制限: 0人 ■シナリオ終了日時
 2012年04月09日(月)00:38
いやぁ、春は気持ちを開放的にしますね!私はエロくない!
ご機嫌麗しゅう、椿しいなです。白衣眼鏡が大好物です。
……E・フォース、フェーズ2の撃破をお願いします。

●戦闘場所
 行くとこに行きゃ会えます。人気も人目もありゃしねえ

●敵情報
『服』氏
ソーイング:服飾セットでチクチクします。結構痛い。
  ギャロッププレイ相当 BS【混乱】を付与します
切なげな吐息(当社比):「はぁん」と聞きたくない声を出してきます。
  チェインライトニング相当 BS【麻痺】又は【ショック】を付与します
お仕置きタイムだべー:愛が足りませんよ!?強烈な一撃です。BS【不運】を付与します。

特殊能力:【お好きなコスチューム】【如何に着衣が萌えるか】を叫ぶなり語るなりしながらじゃないと攻撃が通じません。
「白衣が好きだ!聴診器もぐもぐ!!」なりなんなり言ってみてあげてください。彼の好みにジャストヒットすると大ダメージ。


思いの丈を!ご参加お待ちしております!
参加NPC
 


■メイン参加者 8人■
覇界闘士
御厨・夏栖斗(BNE000004)
クロスイージス
★MVP
白石 明奈(BNE000717)
覇界闘士
設楽 悠里(BNE001610)
プロアデプト
如月・達哉(BNE001662)
覇界闘士
李 腕鍛(BNE002775)
覇界闘士
緒田 直樹(BNE003570)
プロアデプト
御厨 麻奈(BNE003642)
プロアデプト
チャイカ・ユーリエヴナ・テレシコワ(BNE003669)


 一体全体服というものをどう思って居られるのかね諸君?
 諸君、私は着衣が好きだ。
 着ていればいいってもんじゃない?ノンノン、人体を包む服そのものに悶えるのだ。萌えるのだ!お分かりいただけるかね?
 
 以上、『服』氏の言葉を抜粋させていただいた。
 
 行くとこ行きゃ会えるの言葉の通り、行く所に来てみたリベリスタ諸君が目の当たりにしたのは取り敢えず、まあ、街頭演説をしている『服』氏である。
 そんな彼の様子を見て本気でひきつった顔をしている女子が一人。本日の大体一般人枠であるかもしれない『』御厨 麻奈(BNE003642)であった。
 彼女は兄とともに仕事を請け負ったのだが、まあ、この話は省いてもいいだろう。今後も変なヤツに引っ掛かり続けるかもしれない彼女の本日のお相手は着衣エロに固執している系オジサマである。
 本日のアイドル枠である『ミサイルガール』白石 明奈(BNE000717)は『服』氏の演説を聞いている最中であるのに『THE☆転聖ニート覇界闘士』緒田 直樹(BNE003570)に執拗に、執拗に振りつけを語られ、見せつけられている。
 周囲に人気はない、いや、あったとしたら逃げている範囲である。
 其処に降り立った超天使美少女こと『極北からの識者』チャイカ・ユーリエヴナ・テレシコワ(BNE003669)は赤いリボンがアクセントとなっている青いセーラー服と白衣を身にまとい、その白い翼をバサァしている。そう、バサァしているのだ。
 これに反応したのが『服』氏である。彼にとってはフライエンジェたる種族を知ったことではなく白衣プラス翼と言う所が超萌えポイントなのだ。
「けしからん!翼をバサァしているなど、けしからん!非常に萌える、萌えるぞ!ロリッ娘よ!幾つだ!」
「10歳ですよ」
 答えるチャイカ。『服』氏にはロリコンという属性でもあったのだろうか。
 チャイカを食い入るように見つめていた『服』氏に『女好き』李 腕鍛(BNE002775)が頷きながら近づく。
「衣服への愛でござるか。分かる、分かるでござる。拙者も衣服への愛はとても深くて深くて海峡が作れそうでござる」
「まさに、衣服海峡!」
 そこ、『服』氏が喜んでしまったぞ。
 『変態テクノパティシエ』如月・達哉 【監視】(BNE001662)は両手を広げる。まるで彼も街頭演説を始めるかのように両手を広げている。此処に一般人がいたなれば、逃げているレベルである。
 いや、逃げ遅れたら泡を吹く。衣服愛、恐るべし。
「既に2回性癖を暴露した僕には失うものなど何もない――僕はもう何も怖くない!」
 社会的死亡フラグ成立。これを達哉ッターとでも名付けてやろうかという気遣いを『服』氏が見せる。
 青年の性癖であるバニースーツやビキニアーマーフェチ寄りも奥深い、そう、本当なら知りたくなかった部分が大暴露されるのだ。

「諸君、着衣は好きかね?」


 兄としての威厳というものが果たして変と言う名の修羅場を越えてきたこの兄妹に適応されるのだろうか。
 確かに妹と言うものは可愛い、エデンの恵みだ。これ以上兄の沽券が失われるのは困ると語っているのは一般人枠の麻奈の兄である『イケメン覇界闘士』御厨・夏栖斗(BNE000004)である。
 だがしかし目の前に居る変質者と『ガントレット』設楽 悠里(BNE001610)を見つめ、その足を一歩踏み出そうとしている。
 彼らが戦う相手とは何なのか。エリューションフォースである『服』氏――上等だ。社会から逸脱する――上等だ。一番の戦う相手とはそう、衣服への愛ではないのか。
 悠里は眼鏡をくい、と上げてコートを纏っている『服』氏をにらみつけた。
「着衣=エロだと?この……ド素人め!僕が本当の着衣ロマンというものを教育してやる!」
「な、何……この生クリームすらも悶え対象になる私より上だと……!?」
 ドヤ顔をした悠里ではない、この場合敬意をこめてドクターと呼ぼう。
 ドクターが繰り出した真の戦いの為の構え。
 周囲に彼が真の戦いに出す男前オーラが出た気がした。あくまで気がしただけだ。あくまで。
「さあ、服とはなんだ、答えろ!!!!」
「服とは愛だ!服とは……神々が与えた超萌えアイテムなのだ!」
「知っていたか、『服』氏……!全裸という芸術は確かにある!!だがしかし、アダムとイブが禁断の果実を手にしたときから」
 ――そう、彼らが禁断の果実とあれやこれらを行ったときから着衣文化が始まったのだ!
 大声で叫んだ夏栖斗が、固く握りしめた拳をその感覚を確かめるようにもう一度握りなおす。
 一歩、我らがアイドル明奈たんが前に踏み出した。本日のアイドル候補生はなんと『服』氏にはもったいない、いや、三高平の男性陣から羨まれてしまうだろう七変化を見せるのだ。
「ワタシが実物を見せてやる!」
「ああ…見せてやれ!着衣文化でひと押しするのがミニスカナースだ!至高だ!」
「甘アアアい!今は看護士白衣と呼ぶのではないかね、チミィ!」
「ナースという単語へのときめきを忘れてはならん!白衣の天使はいる!ミニスカナースが癒しといやらし、そして愛をくれる!」
 ミニスカナースの明奈たんが『服』氏の視線をがっちりつかんでいる。ナース服と黒スト……だと。
 そのコンボは併せてはいけない、ときめきが溢れだす。
 夏栖斗は叫ぶ、その足から放った技の前に変態――失礼した、本日はドクターな設楽悠里がいたとしても容赦はない。
「僕はナースから与えられる愛に答えて今日も生きている!!!!」
 つまりはナースの与える愛は無限大なのだ!乾杯!『服』氏の心に深く響くナース。君に心に響きあうナース服。
 やる、やりおるぞ、このヴァンパイア……!
 手近だったはずの腕鍛回避成功!やったぜ、あんちゃん、設楽にぶつかった!
「くっ……服とは『飾るもの』に他ならない……!」
「ああ、確かにそうだ、服とは飾るものだ!」
 ふらり、と体を揺らしたドクターの熱き思いが拳に溢れだす。
 『服』氏の喉がごくりとなる、あふれ出るラブ。周囲にない土煙が舞った気がする。あくまで気がする。
「服とは誰がなぜ着るのか。そこまで見て真の価値が楽しめるというものだ」
「ド、ドクター!!」
「学生服を見てみろ!!学生が着るのと大人が着るのでは全然違うだろう!?」
 もはやここに攻撃の概念はないのか、愛と愛のぶつかり合い。
 さりげない『服』氏の攻撃をかわした悠里が明奈たんの七変化に心を震わせる。
 ご存じか!諸君!テーマは初デート。声を大にして言おう、テーマは初デートだ!
「相手がどんな格好が好きか一生懸命選んだ服!どうだ、そう思うと至福として見るよりも一層かわいいだろう!」
「確かに、彼女がいれば味わえるリア充ならではの服の見方だ!」
「髪型はおかしくないか、化粧は大丈夫か、色合いはおかしくないか、なによりも彼はこの格好をかわいいと思ってくれるだろうか」
 彼の熱き思いに物理的に『服』氏のハートが燃え上がる。
 水着の上に初デート服を着用したと思うとさらにランクアップする、かわいい、かわいいぞ明奈たん!本日のアイドルだ!
「やはり、着替えの邪魔はしないでござるな」
「な……まさか、これが狙いか!」
 お前たちは旧友か、そして『服』氏、お前はただのエリューションフォースだぞ。
 腕鍛がにやり、と口元を歪める。そう、衣服を愛してるなら衣服を着脱中の人間を攻撃することなんてできないのだ。愛ゆえに!!!
「衣服を着脱している最中の人を攻撃するなど、服を着るなと言っているようなものでござる!」
「く、謀りおって!」
 腕鍛の握りしめた拳が放つ熱き炎が語る。
 彼は紳士だ、彼は正座待機ができる紳士なのだ!
 ここでもう一度明奈たんの七変化をご覧いただこう、そう、ライダースーツだ。
 水着の上にライダースーツ……諸君、わかるかね、明奈たんの体のラインがしっかり出ているのだ。しかとご覧あれ!!
「服は本来寒さをしのぐため、また肌を隠すために作られたものでござる」
「ああ、その通りだ!それでいてボディーラインの見えるライダースーツをチョイス、だと!?」
 やりおる、やりおるぞ、紳士的チャイナめ!『服』氏の熱き思いは腕鍛へとぶつかる、だが、彼はそのようなもの気にしない。
 彼はもう一度熱き思いを拳に乗せた。
「エロい!ボディーラインのでる衣服はエロい!下には何も付けないほうがいい……つけると下着のラインが出てしまうからでござる!」
「だが、少年!下着のラインが出て恥ずかしがるというエロスを忘れてはいけない!」
「見ることのできない隠されたセクシーポイントを見ることができるエロスが、夢でござる!愛でござる!」
 叩き込んだ拳に『服』氏が叫ぶ。
 明奈たん、水着のラインがくっきりだぜ!だがそこがいい!そこが素敵だ!
 ここまでの明奈たんの服装をおさらいしてみよう!ナース服に黒ストッキング……王道の王道である、だが、考えてみてほしい。ミニスカナースをまとった明奈たんを!ご褒美だろう!
 次にデート用の服装である、パーカーとTシャツ、ジーンズとスニーカーという一見ラフな感じであるのに、どこか女の子らしさを出すさりげな萌えアピールに男たちはのたうち回るがいい!
 あざとさを通り越した自然体、それでいてあざといのも感じ取れる――これはあざとデート服とでも名付けようか!ビバ・ハツデート!
 ライダースーツと言えば前ジッパーに限る…胸元までおろされたセクシー具合は明奈たんの色グロの肌とマッチするとは思わんかね?水着を纏ってはいるがぴったりとしたその服がなんともそそるのだ。
 恐るべしかなアイドル候補生――ここまででもまだまだ強い。
 だが、まだだ!彼女の七変化は終わらない。セーラー服と白衣というコンボを纏った彼女の前にロリ娘天使が立ちはだかった。
 脳に広がる伝達能力、これは萌えを語るためか、天使よ。
「さて、今回はコスチュームにおける実用性の重要さについてお話しましょう」
 ご覧あれ、とチャイカ女史。ロリっ娘だというのにその様子はプロフェッサー!ロリ娘教授チャイカに乾杯!
「セーラー服は子供服から女子制服、そして軍服として使用されるスグレモノです。人生における大部分の時期をカバーできるのです」
「なんだと!?つまりは子供時代にセーラー、女学生時代はセーラー!そして進路はセーラー軍人だと!?あざといぞロリっ娘」
 少女が『服』氏の弱い部分をえぐる。これだけ言うとなんだかエロティックだが、そんなことはないのでご注意頂こう!
 少女が語り続ける、プロフェッサー!わかる、わかった!ベレー帽を小物とすることで更なる高みへと上り詰めれるのも把握した!
 『服』氏ともあろう紳士が実物を幼女とお姉さんで見てしまってはダブルに鼻血が飛び出てしまう。萌えるだろう!
「貴殿!着エロに対して如何に考える!私としてはもはや衣装がぎりぎりの露出を隠すだけの役割しかないものを着エロとは認めない……!」
「嗚呼、むしろ着ていてくれ!腹チラや太ももチラでもいい!それだけのほうがむしろおいしいのだ!」
 メガネクイッをした直樹のチョイスは変身ヒロインである。明奈たんも勿論コスプレ済みだ。
「日常と非日常の境界を彩る魔性の魅力!白石氏着用の衣装は、放送前からネットで話題沸騰、今季のブヒ枠大本命」
「ま、まさか……!『運命少女くらり☆デスワ』のくらりたんではないか……!?」
「ああ……!ゴシックなビスチェに無骨な金属防具の組み合わせ、いかがかね!?」
 萌える、萌えるぞおおお、と叫ぶ『服』氏の前でくらり☆デスワのマスコットの着ぐるみに身を包んだ直樹がポスターへ愛を注入して殴りかかる。ポスターソード、それはオタクであれば使ってみたい武器である!
「薄い本も出ておりますぞ!しかし……三次元もありかもしれんね……!」
 明奈たんを舐め回すかのような視線で見つめる直樹にハリセンが飛ぶ。ついでに『服』氏の頭にもズコーンとそのハリセンが叩き込まれる。
「あんたらアホかい!」
 はい、その通りです、麻奈さん!
「ぱっと思いつく衣服は制服!わかりやすさと汎用性や、ドヤッ!」
「制服……王道の王道だ!いい、いいぞ、少女!」
 明奈たんの今回の服装は、なんと、通常明奈たんである。彼女の服装は制服である。麻奈はあえての自然体にこだわってみたのだ。こやつ、変態よりもしかするとやるかもしれんぞ、一般人枠!
「コーディネートでちぐはぐになることもあらへん!着こなしでスカート丈や小物とかで他人との差がつけれるで!」
「聞くが少女は制服を着るのか!?少女は制服を着用するのか!?」
「する、学生や!このメンバーの制服姿も見たい思わんか?めんどうやないからと女子が着てる制服に悶えんか?」
 どうや!答えろ、服氏!!ピンポイントがついでに心のピンポイントをえぐる!
「結婚してくれ!!!!!」
「お前、俺の妹に手を出すな!」
 夏栖斗さんの蹴りが麻奈と明奈をはずして炸裂した!
「わかるか、わかるか!?ミニスカナースさんがしゃがんだ時見えそうで見えないタイツに包まれた足元太ももが!ナースキャップの愛らしさが!」
 夏栖斗が前へと走っていく。もはやここまで来ると敵と味方などない、彼らは盟友だ!
「脱げばいいっていうえっちDVDは邪道だ!着てろ!着衣エロス万歳!世界はエロスで満たされている!」
 吸血で彼の存在を全肯定!これぞ、男の誓いである。ちゅちゅう。
 だがそこに現れるのがドクターだ。両手を広げたドクターがドラマティックとロマンティック止まらないとばかりに両手を広げている。
「わかるか?服というのはそれだけでは意味がない。着ている人間がいてこそだ!」
 ある意味で混乱しているぞ、ドクター!彼女が泣くぞ!だがドクターは飛び込んでいく。
「それがわからないなら君は服士として二流だ!」
「ワタシのこだわりも聞いてもらおうか!黒ストッキング!」
 明奈たんのすらりとした足が存在感を放った。何ということだろう!脚線美だ!
「冬も暖か!生足より黒ストだ!ぴったりと吸いつくフィット感もたまらないでしょ!」
 指先がなぞった脚に全員の目がいく。彼女の鉄槌が落ちる。誰に落ちたのか、ここでは語らないことにしておこうか。
 よく見てみよう明奈たんの纏った白衣と中等部制服と瓶底メガネ……気を取り直して、こちら、社会的抹殺は怖くない、生クリームの汎用性を語り合う変態枠へようこそ。
 あらすじを語らせていただこう。12年前ドジっ娘の彼女が作った誕生日ケーキへとダイビングした。彼女は生クリームへと飛び込んで『私を食べて』したのだ……。
「そう、ずり落ちたメガネから見えるつぶらな瞳、ダボダボの白衣、模範通りの制服姿、青と白のストライプの縞パン……しかもチラリズムだ!」
「生クリームを添えるだぼだぼ白衣だと!?貴様、何たるかを分かっているな!」
 生クリームと苺でデコレートされた彼女を見て、何と思うか!これこそが僕のピンポイントスペシャリティだ!
 思わず後ろで麻奈が「どないや!?」と突っ込んだ。
「お前には生クリームをトッピングした縞パンが食えるか!!!!?」
 叫び声!怖い、怖いぞこいつら!
「食うさ!生クリームすらも、むしろご褒美だ!!!」
 全員の攻撃が二人とそばにいたドクターへと向いた。
 運命なんて燃やしちまえよ!その勢いだ!愛を語るために運命の寵愛なんて、いくらでも燃やしてやる!
 世は着衣戦国時代――人はこう言う『生クリームは用法・容量を守って正しくお使いください。ご利用は計画的に』


「へ……!服士として一流だぜ、あばよ、相棒……!」
 倒れた着衣エロスの権化を見つめ、夏栖斗が涙を見せた。
「ああ、僕が君の意志を、演説を継ぎたいと思っている」
 消えていく『服』氏にドクターが最後の一言を語った。嗚呼、ドクター、君は頑張った、頑張ったさ。
「服とはそのものだけでなく、その着ている人間の内面も含めて堪能するべきだ」
「ドクター!」
「本日の講義を終了する」
 グッドラック、服氏!消えていく変質者を見て、悠里は地面とキスをした。お疲れ様です。
 ところで悠里の隣では達哉が生クリームを添えた縞パンを手に倒れている。君の熱き思いは確かに受け取った!だから、静かに眠りたまえ!
「愛が、深かったでござる」
「ああ、俺は今猛烈に萌え豚であった、ブヒッ」
 戦闘中から肉体言語ことオタ芸を繰り出す直樹を腕鍛は見詰め遠い空を眺める。
 明奈が着替え終えたところでチャイカがお疲れ様でしたと拍手した。
「よかったですよ、私の研究に役立ちました。グッドマニアック」
「アイドルとしては当然ね!」
 気付いたころには終わった戦闘、彼らの負傷は大きい……。
 アデュー、服氏…君のことは忘れんよ。
「帰ろか」
 手をつないだ兄妹たちが微笑ましい、妹とはやはりエデンの与えた神的存在であった。
「あ、流れ星ですよ」
「綺麗やねえ」

 結論! 着衣とはエロスである!

■シナリオ結果■
成功
■あとがき■
 着衣はエロスございます。お疲れ様です。
 私は生クリーム添えは食べれませんが、熱き思いはしかと受け取らせていただきました。
 白衣とメガネのお兄さんもおいしいと思いますが、それはまた後日。

 MVPはアイドル七変化で魅了してくださった貴女へ。
 いいもんみました、ごちそうさまです。

 楽しいノリでやらせていただきました。 ご参加、ありがとうございました。