● もしもし? 元気してた? あぁ、俺だよ俺。 久しぶりー、最近どうよ。 午後2時になりました、ニュースをお伝えします。 ちょっとなにそれマジ受けるー! 繁華街。ここでは人々が思い思いに話しながら闊歩し、ミュージシャンが自分の意思をぶつけるかのように歌を奏でる。 ごくごく一般的な繁華街。しかし、そんな場を非常に恨めしく思う者もまた存在する。 「……何故こんなに騒がしいのだろうか」 繁華街で一人の男が嘆いた。年季のはいった老人は、賑わう繁華街を見て嫌な顔をした。 この男が望むものは静寂と平穏。 それに比べてここは、なんと不愉快極まりない場所だろうか。 「なんという場所だ。じゃが……」 ワシには止める力がある。 そう呟き、男は繁華街の最も騒がしい所へと自ら歩みを進めていく。 手にはスティックにその姿を偽った仕込み杖。 男のなすべき事、それは…… 「でさー、そいつが本当にどうしようもなくてさー。おい聞いてる?」 ちょうど、老人が一組のカップルとすれ違った瞬間の事であった。 女の金色に染め上げた長髪が、はらりと重力に従って地に落ち、そして―― 「お、うぁ、ぐ」 女の首が地に落ち、続けてもう一閃。 これ以上語らせぬとばかりに、男の首がズズッと地面と平行移動し、そのまま地面に転がり落ちる。 「きゃあぁぁぁ!!!」 「通り魔だ!」 途端に湧き上がる悲鳴。広がる騒音。噴き上がる血の噴水。止まぬノイズ。 彼はそのノイズが止むまで、ひたすら雑音狩りを止める事はなかった。 ●老人は静寂を好む 「騒がしいところが嫌いなら、寄らなければいいものの……」 一つ溜め息を吐き、『駆ける黒猫』将門伸暁(nBNE000006)がこれから起こるであろう事象を君達に説明していた。 「時間は14時、フィクサードが繁華街で通り魔を仕掛けるって話だ。 名前は東海林・将宗、SilentでStoicは爺さんだ」 フィクサードとはリベリスタと同じく革醒し、フェイト得たにも拘らず、その力を悪用し世界に危機をもたらす者達の総称を指す。 それがどれだけ危険で、リベリスタに対し害になり得るか――同じ力を持ったリベリスタなら理解するのは容易いことだろう。 「使っている技を見る限りはナイトクリークだな、仕込み杖で首元を一撃。 しかも人ごみの中、気づかれないほどの一撃だ。かなりの手馴れだろう」 伸暁が話す限りでは、精度や威力はアークに所属しているリベリスタに比べると、相当に強く、かなりの脅威となり得る。 多勢とはいえ、侮ると逆に命を奪われかねない。 「奴は騒音に対して非常に敏感で、それ自体が今回の一件の動機につながるほどだ。 誘い出すに当たり、これを使わない手はないだろうな」 繁華街で戦えばその被害は甚大になるだろうし、警察が介入しない訳がない。 フィクサードをうまくひと目の付きにくい場所までおびき寄せ、その後然るべき対処を行う事こそが今回の目的だ。 「NoiseにはNoiseをぶつけて打ち消し合うように、フィクサードの凶行を止めるにはお前達の力が不可欠だ。 無事に帰ってこいよ」 |
■シナリオの詳細■ | ||||
■ストーリーテラー:カッツェ | ||||
■難易度:NORMAL | ■ ノーマルシナリオ 通常タイプ | |||
■参加人数制限: 8人 | ■サポーター参加人数制限: 2人 |
■シナリオ終了日時 2011年05月21日(土)22:33 |
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■メイン参加者 8人■ | |||||
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■サポート参加者 2人■ | |||||
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● 街。そこには人と音が満ち溢れ、出会いと別れを繰り返す。 すれ違い、談笑し、時には様々な問題を内包しながらも、活気に満ち溢れている。 それが破壊されるなんて、誰が想像しうるだろうか。 13時過ぎ。 『鉄心の救済者』不動峰 杏樹(BNE000062)、『復讐者』雪白 凍夜(BNE000889)、『宵闇に紛れる狩人』仁科 孝平(BNE000933)の3人は現場から少し離れた路地裏を視察していた。 廃ビルこそ見当たらなかったものの、空きテナントが散在するこの場所なら、戦える場所を確保するのも容易だろう。 「大体、4人が並べる裏路地って既に裏じゃなくねー?」 「確かに路地裏にしては少し広い気はするが……よし、ここにしよう」 確かにそこまで広い路地裏は見つからなかった。 が、建物はどうだろうか。 凍夜のナビの下、杏樹が場所を決める。 元々コンビニが入っていたのだろうか。柱の少なく、広いこの空間は戦う分は十分事が足りる。 探す間にも、時計の針は早くも14時を指しかかろうとしている。 「そろそろ戻らねえと、ここ押さえといてくれよ」 凍夜と杏樹は早々に現場へと引き返し、残った孝平は気配を殺して現場に待機する。 「静寂を好む人の究極の世界は、血と死に満ちた世界ですか……」 ふと、感傷に浸りながらも、時間は刻一刻と、無情な速さで近づいていく。 街に響く一際大きな喧騒と、その中心に形成されたラジカセ集団。 騒音に敏感なフィクサードを誘き出す為の作戦。といえば外聞は良いだろうが、傍からは迷惑行為に見えなくもない。 「普段こんな事できねーから新鮮だな、迷惑もいーとこだけど!」 「これも作戦、なら思いっきり騒いでやらないと」 ツァイン・ウォーレス(BNE001520)はそれを把握しながらも、強結界を展開してはさらに人を遠ざけ、杏樹のラジカセから繰り出すパンキッシュな曲の数々は彼らのテンションを高揚させ、さらなる喧騒を産み出す。 一緒に騒いでいる『百の獣』朱鷺島・雷音(BNE000003)は、この作戦に際し、アークに要請して警察に制止をかけようとも考えていた。 だが、残念ながらアークにそこまでの抑止力はなく、現状では強結界による人々の忌避感に頼る他なかった。 「だーから、お前ら騒ぎ過ぎだってーもう一寸おーちつけってーの!」 「なーによ! あんたが一番騒がしいじゃない!」 「まぁまぁケンカは無し。折角の集まりなんだし!」 しかしこの面々、ノリノリである。 ヘッドホンつけっぱなしの『通りすがりの女子大生』レナーテ・イーゲル・廻間(BNE001523)や、本来の建前通りにはしゃぐ『戦うアイドル』龍音寺・陽子(BNE001870)もそうだが、凍夜はそんな面々を制止している……ように見えるが実質一番騒いでいるのは当人だった。 なんという矛盾、しかし注意を向ける意味では一番目立つ格好だ。 「随分騒いでいますねぇ。あれ、あの人……」 ふと、イーグルアイで周辺を捜索していた源 カイ(BNE000446)が違和感を覚える。 ある一点、さっきからこちらを射抜くような視線を向けている老人の姿。 間違いない、フィクサード――東海林・将宗はこちらに気づいている。 ザッ、ザッ、ザッ…… 殺気を孕んだままこちらに向かう足音。ふと見た時計は犯行時間を指し、刃は一般人ではなくリベリスタに向けられようとしている。 「みんな、場所を変えましょう」 「何? 聞こえない」 「移動するぞ! このまま警察の厄介にはなりたくないだろう?」 四条・理央(BNE000319)の声にレナーテがヘッドホンをつけたまま問い返すも、即座に杏樹がラジカセのスイッチを切り、声と共にそこに居た一同が彼女についていく。 もう一つの戦場へと誘導するために、一団が老人を誘導する。 「(お騒がせして申し訳ありません)」 追われるように追い詰める中、理央は心中で騒動を巻き起こした事を密かに詫びた。 彼らが去った後、街は再び喧騒に包まれていく。 これで彼らが救われるなら、安い代償だ。 ● 彼にとって、今の街は不快だった。 文明に侵食され、雑音と喧騒にまみれ、濁り淀んだ混沌の坩堝。 故にこの力を以て駆逐し、静寂を取り戻そうと至った。 かつて若かりし頃の、自然溢れる街に。 「…………」 老人が入ってきたのを見計らい、ガチャリと音が鳴る。 両開きだったドアに鍵かかけられ、それに合わせて武装したリベリスタ達が奥から姿を見せる。 「賢しい小僧どもめ」 見抜こうと思えば捨て目で見抜けた筈だが、それすらも喧騒による憎悪で忘れるとは。 息を整え、頭を冷やし、そして眼前に在る憎悪を生み出す塊をただ見据える。 「悪いんだがよ、あんたは此処で止めさせて貰うぜ」 狭いながらも雷音が空を舞い、凍夜が己の速度を上げていく。 「危なそうならすぐに言ってね」 「判った! レナーテさんも無理しないでくれ」 守りの要は互いにオートキュアーを掛けあって万全を期し、理央は陰陽・刀儀による剣の陣形を構築していく。 「騒がしいのを嫌う人は決して珍しくないですが、いくらなんでもやり過ぎです」 カイの投げるスローイングナイフを仕込み杖で弾き、ただ見据える。 攻撃せずに待ったのは慢心か、それとも様子見か。 「静寂を求めるのは分かるけど……だからって!」 怒れる意志を載せるかのような、業火を纏った一爪が老人の身を薙ぎ、炎に包む。 「だから、何だという」 だが、意思を無視するかのようにその炎を振り払った後、杖から引きぬかれた小太刀は踊るような無数の線条を前に出ている者に叩き込き、周辺の壁や柱を容赦なく切り裂いていく。 そして、ツァインは斬線状に居た陽子をかばうように立ちはだかる。 「まだまだ!」 「フン」 無駄に熱く、守る為に動く。 そんな姿に将宗は多少の不快感を見せ、小太刀を改めて納める。 「はえぇな……」 「臆したら斬り殺されるぞ」 凍夜がその速さに押し負けそうになりながらも一撃にかけるべくひたすら集中に徹す。 杏樹は結界をかけた後、少しでも将宗の動きを鈍麻させようと、研ぎ澄ました精神をさらに収斂させ、将宗の足を狙い打つ。 「そのまま足と腕を狙い続けて。 ただでさえ当てやすくてよく避けるのに、隠し玉を当てられたら状況をひっくり返されるかもしれない」 エネミースキャン。敵の力を見抜き、測る力で将宗の力量を調べる理央は、さらに攻撃の手を緩めぬように進言する。 この老人の厄介所は高命中高回避な点。それに加え、構えから派生する素早く、急所を狙い打つ強烈な斬撃がある。 当たればおそらく、悲鳴をあげる間もなく、連続した斬撃の嵐に身を晒されることとなる。 「ぐ、側だけ見抜いたところで……」 息を整え、射抜かれた足をゆっくりと動かす将宗。 「五月蠅いのがイヤなら引きこもってればいいのに」 それか、これを付けろと言わんばかりに、ヘッドホンをコツコツと叩きながら、さらなる守りを固めるレナーテ。 「確かに引きこもっていれば五月蝿さとは無縁になる。 気は判らなくもないけど、喧騒が嫌だからといって、人を殺める事は決して許してはいけないのだよ」 合わせて告げ、気糸を撃ち込むのは『アンサング・ヒーロー』七星 卯月(BNE002313)。 後方からの指揮に徹し、怒りを誘発させる事で刀を使わせまいと目論むも、その攻撃は中々当たらず弾かれるばかり。 「この力が、如何なる物か主らも知っておろう」 踏み込んだ一撃にツァインの肌が裂け、フレームがわずかに見え隠れする。 世界から借り受けた生命力は、その傷を消し去ろうと働くも、やはり深く、重い一撃に回復が追いつかない。 「この力は、そんな事をするために使うものじゃないんだよ!」 「乱す者を鎮めるだけ、それは主らも同じ事」 もう一度、ステップを踏むかのように陽子を中心とした斬撃。 陽子はツァインによってカバーされているものの、かばう側である彼は大きく削られ、追い込まれていく。 「ボク達は、守るために戦っている」 それに合わせるかのように、雷音は上空から着地してツァインの傷を符で癒す。 治した後は素早く退く。空中戦の欠点を考えると、攻撃を受けてしまうと致命的なものになる。 「戦うことは嫌いだ。けど、殺戮はそれ以上に嫌いだ」 ましてや、それが運命に愛されしものであれば、なおさらだ。 世の人を守る為に戦うことと、世の乱れを鎮めるために戦う。 その考え方はどちらも芯が通っており、だからこそ――彼らは紙一重。 だからこそ、私欲のために悪しき使い方をするフィクサードは、リベリスタと世界にとっての害悪となり得る。 「そぐわぬなら、まかり通れ」 「言われなくても」 ここまで待ったのは様子を見ていたわけではない。 極限まで集中力を高めた一撃、太刀の速さは何も将宗だけではない。 「音速の太刀、重ねて参る!」 かつて、凍夜の師匠は彼に才能の無さを突きつけた。 故に彼は無心に鍛え上げた。太刀の手数を重ね、ひたすら重ねて技を磨いた。 邪道外道と言われようとも、速さを乗せたこの太刀の鋭さにその言葉はあまりに無粋極まりなかった。 「小僧と思って抜かったか……」 杏樹の叩き込む銃撃が足に響き、激痛に思わず怯んだ為に生じた大きな隙が、彼の身を大きく裂いて衝撃を与える。 「確かに静寂を好むのは素晴らしいことよ。でも、それは他人に押し付けていいものではない」 あまつさえ、それを理由に殺人を起こして良いわけがない。 理央もまた、傷癒術を使ってレナーテの傷を立ち所に癒していく。 戦い、庇い、そして癒す。 力量差はあるものの、その力は人数の差によって徐々に追い詰めつつあった。 「……使わざるを得ない、か」 その言葉と共に、老人が静かに構える。 まるで全ての音を遮断するかのように、ただ目をつむり、杖に手をかけたまま構える。 「あんた、静かなのが好きなら、あんま人と言い合いや喧嘩はした事ねぇんだろうな……」 そう呟くも、切り返すようになかった事にするツァイン。 恐怖と共に流れる血を振り払うかのように光を生み出し、彼は自分の成すべき事に専念する。 そして、その口から返答が語られることもなく、彼らは動いていく。 ここを凌げば趨勢が決まる。互いに事を成す為に、命懸けで動いているのだ。 ● 老人は構えた。 皆も構えた。 頑固で、意思を曲げず、そして『実力で示せ』と言外に告げる老人。 その姿は、凍夜の師匠と重なって見えた。 決して叶うことが許されぬと知りながら、己の為に戦う。 その力は、その為に賜ったものだから―― 「まだだ、もう一度!」 速度を乗せたソニックエッジをもう一度叩き込む凍夜。 しかし、いきみ過ぎたか避けられ、そこにカイが飛び出す。 「命懸けで……守ってください」 同じく集中に集中を重ね、凍夜とタイミングが被らないようにと放たれた気糸の一撃が将宗の腕を拘束し、縛り上げる。 「小細工と、群れることしか能がない、か」 だが、運命とは時に非情なもので、将宗はその糸を気迫でバラバラに引きちぎってしまう。 そして―― 「「「――!!」」」 抜かれる刀、構える一同。 前で尚、戦う者達を守る為に、割り込むレナーテ、ツァイン、そして理央。 想いは交錯しあい、やりとりの多さに時間の経過があまりに鈍く感じた。 見えない、聞こえない。 刃の擦れる音も、物体を断つ音も生じない。 ただ、『斬れた』という感触。血煙と死体だけが場に残る。 故に『無音』と名付けられたこの技が、空間の届く範囲内に広がっていく。 その渦中でリベリスタ達は翻弄され、身を切り裂かれていく―― 「……骨のある連中ではあった、が」 とはいえ、将宗も年には勝てない。 打てるのは1度だけ、それもこれほど大きく剣を振えば身体もままに動けない。 しかし、後に残るは肉塊のみ。そう将宗は思っていた。 が……その慢心はすぐに潰える事となる。 「――爺、うちの師匠の教えでな。敬意を表する相手には、退くなと言われてる」 「!」 将宗が息を切らす中、埃と血煙に塗れた周辺を見据える。 全員、立っている。 「間一髪、といった所か」 ある者は天井や斬撃の届かぬ間合いへ逃げきり―― 「こんな、押し付けジイさんなんかにやられるなんて冗談じゃないよ」 「……ありがとうございます」 また、ある者は自分の運命をも削りながらも仲間を庇い、懸命に守りきった。 その光景は幾星霜の年を重ね、鍛えた技が、気力と共に砕かれた瞬間でもあった。 「ここまでだ、一気に決着を付ける」 「ノイズは消させない。その騒がしいのだって、生きている証なんだからぁっ!」 呪力を含んだ氷獄の雨が吹き荒れ、正反する業炎の一撃が将宗を徹底的に打ちのめす。 もはや避ける気力も乏しく、その体は半ば固まり、溶けることなく燃え盛っていく。 「東海林の望んでいた世界は、あの様なものなのか」 範囲外から見た杏樹はその始終を把握していた。 血煙と静寂のみがそこにある、修羅の世界。 それを想起しながらも、動きの鈍さを逃さず、射程内へ戻りながらの魔弾の連続射撃が、彼の身を削っていく。 「……年には、勝てぬか」 一連の猛攻を既の所で耐え切ってきた将宗であったが、その身を苛む氷炎には耐え切れなかった。 彼の意識が消えていく、その身が死を迎えようとしていた。 「なぁ」 「……何だ」 立つこともままならず、崩れるように倒れた将宗にツァインが声をかける。 「自分以外の全員を、殺しでもするつもりだったのかよ。爺さん……」 その答えに、返答が帰って来ないものかと思っていた。が…… 「然り。だが、それももう仕舞いだ」 将宗は、最後に搾り出すように答え、そして事切れた。 彼は、ここで止めなければどこまでも同じ過ちを繰り返していたことだろう。 真の静寂を求めて彷徨い続け、その結果として数多くの屍が築かれる事は、もう無い。 ●静寂の地で 街から少し離れた森の奥。 木の葉が擦れ、歩けば砕ける音だけが響く中、リベリスタ達は彼の死体を丁重に葬る。 「せめて静かで、動物が集まりそうな場所に埋葬してやりたい」という杏樹の配慮。 加えて、事の露見を防ぐ意味も含め、この地が最適と判断したアークの配慮であった。 「ごめんなさい。でも、僕なりに負けられない理由があるのです」 墓前とは言えないが、埋葬した場所で祈りを捧げるカイ。 様々な境遇の元、フェイトを得てこの世界を守る為に戦うと決意した者たち。 それがリベリスタ。 運命を従え、世界の為に戦う者の敵はあまりに多く、そして前途はまだ遠い。 この世界のどこか、遠くて近い場所。 端末に届いたメールを、男が確認する。 フィクサードと戦いました。 ボクは貴方が愛してくれたから、この世界を愛することができたのだと思います。 ありがとう。 早く貴方にあいたいです |
■シナリオ結果■ | |||
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■あとがき■ | |||
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