●マジカル☆ガール! アケミさん! 絢爛変身! マジカル☆ガール、アケミ! 「えーいっ、マジカル☆バレット!」 ずばーむ! 「これはいかがっ! マジカル☆スラーッシュ!」 ぶしゃーっ! 「とどめよ! マジカル☆クラッシャーっ!」 ぐちゃんぬ! 「イチコロだぞっ☆」 ちゃちゃーん! ●オマケと言ってもやっぱり出来は気にするもの 「イチコロだぞっ☆」 右手を腰に、左手でピースを作り目の横でビシッ! 『リンク・カレイド』真白イヴ(nBNE000001)の萌え萌え攻撃! クリティカルきゅんっ! リベリスタ達は全滅した……。 しかし萌え尽きたリベリスタ達をよそにイヴは普段の様子に戻り、淡々と依頼の説明を開始する。 「……敵はエリューション・ゴーレムが一体。人形がエリューション化したものよ」 さっきのは一体なんだったのか。 今回エリューション化してしまったのはアニメ『魔法少女マジカル☆アケミ』の主人公、アケミの人形。いわゆる美少女フィギュアである。 豊島アケミ、射手座のB型。自称17歳。倦怠期気味の夫がいるというなんかアレな設定が、一部のコアすぎるファンに大人気だ! さらに17歳にしては妙に威圧感のある雰囲気のせいで、誰もがアケミのことをさん付けで呼ぶぞ! ……そんな大人気のアケミさんだったが、DVD第1巻初回限定版に付いてきたフィギュアの出来が残念すぎて、ネット界隈ではマジカル☆クリーチャーと呼ばれているらしい。 その出来はというと、購入者がケースから出して間髪入れずに壁に叩き付けたという逸話があるほどなので、推して知るべしだろう。 ちなみにそんなアケミさんの持ち技は、 マジカル☆バレット(散弾銃)。 マジカル☆スラッシュ(パン切り包丁)。 マジカル☆クラッシャー(グーパン)。 「魔法要素は!?」 萌え萌え攻撃からようやく復活したリベリスタ達の総ツッコミ。 「……身長は人形の時よりもかなり大きくなって、成人女性並になっているわ」 しかしイヴ、これを華麗にスルー。 また、今回戦場となるのは町外れにあるゴミ焼却場。萌えない……もとい、燃えないゴミが集められた一角にエリューションは出現するようだ。 「最初は自分をきちんと作ってくれなかった制作者だけを恨んでいたのだけど、今は人間全体に対して大きな憎悪を抱いているみたい」 なんだか怒りのスケールがやたらデカかった。なんにせよ、エリューションとなった以上捨て置くわけにはいかない。 気を引き締め直したリベリスタ達は、不気味な表情を顔に貼り付けて迫ってくる等身大フィギュアを想像し……おやおや? もしかしてコメディじゃなくてホラーですか? 「見た目は残念だけど、強さは馬鹿にできないから油断しないでね」 いってらっしゃい、と小さく手を振りリベリスタ達を見送るイヴ。その仕草を見て、こんなフィギュア欲しいなあと思ったリベリスタがいたとかいなかったとか。 |
■シナリオの詳細■ | ||||
■ストーリーテラー:力水 | ||||
■難易度:NORMAL | ■ ノーマルシナリオ 通常タイプ | |||
■参加人数制限: 8人 | ■サポーター参加人数制限: 0人 |
■シナリオ終了日時 2011年05月24日(火)23:09 |
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■メイン参加者 8人■ | |||||
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●邪神とか言っちゃいけないと思います 「宝探しだひゃっほ!」 「待って!」 雪白 桐(BNE000185)の声にリベリスタ達が止まる。そばにいた『素兎詐欺』天月・光(BNE000490)がおそるおそる、桐の指差す方をヘッドライトで照らす。 だが、そこにいたのは1匹のネズミ。ライトから逃れるように闇の中へと走り去っていく。 「うー、心臓に悪いうさ……」 持参したダウジングロッドをぷらぷらと動かし、光は溜息ひとつ。そして気を取り直すように顔を上げた彼女は、いつの間にか仲間達が自分と向かい合うように立ち、自分の背後を指差しているという妙な光景を目にすることになる。 「あー……光、後ろ後ろー、じゃ」 『有翼の暗殺者』アルカナ・ネーティア(BNE001393)の声に、素直に振り返る光。 左右非対称のくりっとした瞳。妙な角度に歪んだ口元。詰め物をしているかのように不自然に膨らんだ胸。そして極端に長い手足を可愛く曲げてポーズをビシッ! ……ただし、傍目にはガニ股にしか見えないが。 「マジカル☆ガール、アケミ参上!」 件のアケミさんが、光のヘッドライトに照らされて堂々と立っていた。 「ひっ……」 「ちょっとなに、今の悲鳴」 『ナーサリィ・テイル』斬風 糾華(BNE000390) が思わずあげた悲鳴にすかさず反応するアケミさん。気持ちはよくわかります。 さて、以下にアケミさんを見たリベリスタ達のコメントを紹介しよう。 「驚愕の完成度だよな、アケミさん人形……プークスクス!」 「うむ、ゴミ捨て場に佇んでる姿は正にこの世の終わりっぽい光景じゃの。 さらに造形を見るとシュールさが溢れてきおるのう。絵になる光景じゃなー」 フォローなのだろうか。いや、きっと違うと思う。 「…………」 額に怒りの四つ角を露わにするアケミさん。 「魔法少女マジカル☆アケミって私は見た事ありませんが、怪獣や妖怪を擬人化したアニメなんですか?」 「違うわよ……って、遠回しに私のこと怪獣や妖怪って言ってる?」 アケミさんは自分の容姿のことになるとなかなか鋭いようだった。 「宝は出てこなかった! ゴミはいいんだよっ! 萌えないゴミめっ!」 「誰がゴミだぁあああ!!」 直球どストライクなコメント。すでにゴミ扱いである。 しかしそんな中、 「人形遊びって柄じゃないが、きっちり仕留めなければな」 「君の境遇には同情するが……復讐や八つ当たりに走るような存在が夢と希望の魔法少女であるものか」 アケミさんの姿に一切動じない者達もいた。 『甘党まっする』祭 義弘(BNE000763) と『影使い』クリス・ハーシェル(BNE001882) である。 「そう……私を止めに来たのね」 待ち望んだ展開に、散弾銃とパン切り包丁を構えて戦闘態勢に入るアケミさん。 「でもね、あなた達に何がわかるというの!」 頭を振って悲劇のヒロイン風に振る舞うアケミさん。やけにノリノリである。 「それでも、こんな悲しみの連鎖は断ち切らねばならない!」 頭に巻いた包帯に懐中電灯を挿し、小脇にフィギュアとドールを抱えた『合縁奇縁』結城 竜一(BNE000210) が吼える。そしてフィギュアとドールをペロペロしていた。 ちなみにパンツはギリギリ見えない角度が良いらしいです。 「だったら、かかってきなさい。教えてあげ」 アケミさんは竜一を見た。 ペロペロ。 もう一度見た。 ペロペロ。 「……教えてあげるわ、私の怒りと悲しみを!」 スルーすることにしたようです。 こうして、魔法少女マジカル☆アケミのバトルシーンが幕を切って落とされた。 ●魔法少女マジカル☆アケミ、はじまりました 戦場を幾多もの灯りが明るく照らす。リベリスタ達がアケミさんを取り囲むように動くと同時に、ライトなどの灯りをうまく配置したためだ。これで明るさによって戦闘に支障が出ることはなくなった。 ただ、アケミさんの姿がくっきりはっきり見えるという点では、もしかすれば支障が出ているのかもしれないが。 「ふっ!」 義弘が無骨なメイスでアケミさんに殴りかかる。 それに対してアケミさんは踊るようにくるりと回り軽やかに攻撃をかわした……と言うと聞こえはいいが、実際にはどう見ても長い手足を使って横っ飛びに回避したようにしか見えない。 「ち、速いな。そう簡単には捉えられないか」 体勢を立て直す義弘の横で、怯えるふりをしつつ挑発するように光が舌を出す。 「あれは怖い邪……」 「だぁれが邪神だぁあああ!!」 相変わらず悪口に対しては超反応だった。というか自分から言っちゃったような気がする。 アケミさんは恐ろしい反応速度で銃を振り抜くと、狙いもそこそこにマジカル☆バレットを放った。 乱れ飛ぶ弾丸が空を切り、光だけでなく桐と『終極粉砕/レイジングギア』富永・喜平(BNE000939)に容赦なく襲いかかる。 光は近くにあったゴミの山を盾にしようとするが、威力の減衰はあまり期待できないようだ。 「う、腕からミサイルとかはでぬじゃろうな!?」 「出ないわよ! 魔法要素の欠片もないじゃない!」 「……いや、すでにぬし、魔法要素ないじゃろが」 少し離れた位置からアルカナが2本のチャクラムを放つ……が、アケミさんは上空に包丁を放り投げると、空いた手でチャクラムを2本ともつかみ取った。 「甘いわ!」 チャクラムをアルカナに投げ返すと同時に落ちてきた包丁を掴み、そのままアルカナへと迫る。 しかし、そこに竜一が割り込み、オーララッシュを繰り出した。 「狙いは足! ひたすら足ぃ!」 「そんなピンポイントな攻撃……!」 竜一の攻撃タイミングに合わせ、折りたたむように足を上げて攻撃をかわすアケミさん。だが竜一も容易には引き下がらない。再び足を狙って攻撃に挑む。 「その足の造形は間違っている! 俺の知っているアケミさんは、そんな足じゃない!」 「えっ……まさかあなたは視聴者様!?」 妙に生々しいが立場上、視聴者には弱いらしい。思わず動きを止めてしまったアケミさんの足に、容赦なく打刀とブロードソードの連撃が叩き込まれる。 「しまっ……!」 わずかだがアケミさんの動きが鈍る。足への攻撃が功を奏したようだ。 しかしそれでも彼女の動きを完全に止めるまでには程遠い。 全身に闘気を漲らせた桐のギガクラッシュやゴミ山の陰から飛び出した光の強襲も、アケミさんは軽々とかわしてみせた。 「それならこれはどうだ!」 2人の攻撃を回避した後に生まれた隙を機と感じ、義弘がヘビースマッシュを放つ。 「はっ!」 だが、その攻撃がアケミさんの腹部に炸裂する寸前、まるで体が折れたかのように彼女はブリッジの体勢へと移行した。惜しくも、義弘の全身の膂力を使った渾身の一撃は彼女の腹部を僅かに削り取るに留まる。 そしてブリッジ体勢のまま、カサカサと移動するアケミさん。往年のホラー映画を彷彿とさせるその動きに顔を引き攣らせつつも、アルカナが再びチャクラムによる攻撃に移る。 「いよいよ化け物じみてきたのう……」 「私だって好きでこんな動きしてるわけじゃない、こんな造形にした人間が悪いのよ!」 四肢を無駄に器用に使い、迫るチャクラムを左右のステップでかわしてようやく起き上がるアケミさん。説得力皆無である。 「ところで……さて、ぬしよ問題じゃ。今宵の月は何処に出ておるかのう?」 アルカナの問いに一瞬戸惑ったアケミさんだったが、頭上から微かに響く空を裂く音に気付き、咄嗟に地を蹴ってその場から離れる。 自分がいた場所に突き刺さるチャクラム。それはアルカナが事前に上空に投げておいたものだ。 「ふん、こんなことで!」 だが、それを横目に見つつアケミさんが駆けだしたのと、黒いオーラが彼女の頭を撃ち貫いたのはほぼ同時だった。 「勘が良すぎるのも考えものじゃのう?」 アケミさんの背後から聞こえるのは低空飛行を行い、彼女の背後へと回りこんでいたアルカナの声。チャクラムはその2本共が囮だったのだ。 「や、やってくれたわね!」 左右非対称の目に涙を浮かべ、怒りにわなわなと身を震わせるアケミさん。先ほどの攻撃で頭部の塗料が取れて肌の色がむき出しになり、なんだか禿げているようにも見えるが言わないでおこう。 そんなアケミさんの現状を見て、うわあ、という表情を浮かべるリベリスタ達。そんな彼らの耳に聞こえてきたのは妙に可愛らしいポップな歌。 それは戦う仲間たちを癒す、クリスの天使の歌だった。 「え……この曲……」 だが、その歌は同時にアケミさんの動きをも止めていた。 「思い出してくれ。本当の魔法少女の心を」 歌に込められたクリスの想い。そう、その歌は『魔法少女マジカル☆アケミ』のオープニングテーマだった。 「ああ……」 アケミさんの脳裏によぎるのは、全48話+劇場版にわたる戦いの日々。 ――そう、自分が戦っていたのは、力持たぬ人々の夢を守るためではなかったか――。 ……先ほどまでの怒りに濁った瞳は何処にもない。そこにあるのは、夢を守るために戦い生きた一人の魔法少女の姿。 「ありがとう。思い出したわ、私がやるべきことを。容姿なんて関係ない、大切なのは……」 「「「でもこれってオープニング詐欺だよね」」」 「おいいいぃぃぃ!!」 なんか色々と台無しだった。 ●何歳だって、魔法少女 「もう容赦しないわ! 少しでも信じた私が馬鹿だったのよぉぉぉ!」 「まあまあ落ち着いて下さい」 ぼぐしゃあ、という音がそのまま形になったかのように桐のギガクラッシュがアケミさんの背中へ吸い込まれるように打ち付けられる。 ダメージ量でいうと総体力の約三分の一削りました。 「捉えた! こっちも喰らっていけ!」 続けざまに、義弘のヘビースマッシュが桐の反対側から撃ち込まれ、ちょうどアケミさんは桐と義弘の攻撃に挟まれるような形となる。 「ぐっ……!?」 二つの衝撃にプラスチックの体が軋み、ひびが走る。一瞬、気を失ったかのように体が揺れるが、 「……まだよ! まだ!」 左手に握った散弾銃を右手の包丁で支えるように構えるアケミさんの視線の先には義弘の姿……引き金が引かれる。 「おっと、やらせないよ?」 その瞬間、疾風のようにアケミさんの懐に潜り込んだのは喜平。勢いをそのままに敵を惑わす幻影を纏った彼のショットガンが、アケミさんの散弾銃を跳ね上げる。喜平の足元から伸びた影の補助もあり、その力と精度は確実に散弾銃の射線を妨害した。 「さらにもう一押し!」 振り上げた腕を、袈裟斬りの要領で無理矢理振り下ろす。ショットガンの砲身が抉るようにアケミさんの体を削り取っていく。 そして攻撃を妨害されたアケミさんが選択したのは、右腕にある包丁でマジカル☆スラッシュを繰り出し目の前の男を斬り伏せること。 出血を誘発する意匠が施されたパン切り包丁が振り上げられる。だが、それが黙って見逃されるはずもない。 踵を鳴らし、影を呼び出した糾華がアケミさんに向かって駆け出す。 「物騒なその腕は頂くわ!」 喜平の横合いから割って入った糾華がすれ違い様にアケミさんの右腕に死の爆弾を植え付ける。 「どうしたの? 動きが悪くなってるわよ? マジカル☆ガールの名が聞いて呆れるわ」 爆発から守るように影が糾華を庇った直後、炸裂したそれは振り下ろされようとしていた右腕を焦げ付かせつつ、磁石が反発するように勢いよく跳ね上げさせた。 結果、両手を上げるような姿になったアケミさん。なんだかガッツポーズを取っているようにも見える。 「あら、何か良いことでもあったのかしら?」 口元に薄く笑みを浮かべる糾華。 「ぐ……このおおっ!! こうなったら!」 意図せず振り上げられることとなったアケミさんの両手が散弾銃と包丁を手放し、拳を握る。 「トドメの必殺技、かな。だけど、それもやらせない」 喜平は近くのゴミ山を蹴り、ソードエアリアルでアケミさんの足を狙う。だが、アケミさんとてそうやられっぱなしではない。 「……魔法少女を!」 今度こそ振り下ろされた左の鉄拳が至近に迫った喜平を撃墜して地面に叩き付け。 「なめるなぁぁっ!」 右の鉄拳が影をかき消しつつ、糾華の胸を強かに打ちつけてゴミ山に叩き込んだ。 「あはははは! これが魔法少女の力よ、どう、思い知っ……」 髪を振り乱し、高らかに勝ちどきの声をあげていたアケミさんの動きが止まる。無理もない。今し方必殺技を叩き込んだ二人がむくりと起き上がったのだから。 「そんな……必殺技を受けたんだったら、素直にやられなさいよ!」 「そんな都合のいいことあるわけないじゃない。アニメじゃないんだから」 立ち上がった糾華が呆れた目をアケミさんに向ける。無論、何もなくして二人が立ち上がったわけではない。後方から常に響いていたクリスの癒しの福音があったからこそだ。 ちなみに、クリスの天使の歌はいつの間にか『魔法少女マジカル☆アケミ』のエンディングテーマ(コーラス:シャドウサーヴァント)に変わっていた。 「それじゃ、エンディングテーマも流れてきたことですし、おしまいにしましょうか」 そう言い放った桐の言葉を皮切りに、リベリスタ達の集中攻撃がアケミさんへと襲いかかる。 エンディングテーマに乗せて一斉攻撃される魔法少女。もしこの光景がテレビ放送されていれば、トラウマものとして後世まで語り継がれたに違いない。 「萌えないゴミはボッシュート!」 光の幻影剣がアケミさんの胴を薙ぐ。 「誰、が……ゴ、ミ……!」 幻影に翻弄されたアケミさんの手が光に伸びるが、その手が彼女を掴むことはない。 掴みかかろうとした体勢のまま、アケミさんはゴミ山へと突っ込んだ。 そこへ飛来したのはショットガンを目前に構えた喜平。 「イチコロだぞっ☆」 「それ、わたしのせり、ふ……」 戦場に響く一発の銃声。こうして、アケミさんの戦いは完結を迎えたのだった。 ●時間を遡行してやり直したりしないんで大丈夫です ぽんぽんと、小さな土の山を固めるアルカナ。そこには『アケミのはか』と書かれた札が刺さっている。 「それにしても、包丁に散弾銃にグーパン……最近の魔法少女、殺伐としすぎじゃないか?」 溜息混じりに言う喜平の言葉に、最近の流行なのやのしれんの、とアルカナが相づちを打つ。 「人間の贅沢跡がこのゴミの山。このゴミの増えた分だけ歪みも増えているのかな」 「これが全部エリューション化は考えたくありませんね……」 皮肉めいた笑みを浮かべてそう呟く光に、桐が眉をひそめた。 「まったく、おかしな事件だったわ。早く帰ってお風呂でも入りましょ」 そうして、糾華の言葉に賛同するように皆が帰路に着く中、ふと足を止めた竜一は戦場を振り返る。 「悲しみは此処で終わりにしよう。生まれ変わって、俺の元に来るといい。その時は、存分にペロペロしよう」 そう言って彼が見上げた夜空には、アケミさんの笑顔が浮かんでいた……かもしれない。 |
■シナリオ結果■ | |||
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■あとがき■ | |||
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