●今はもう過ぎ去りし日 あの日、お前から貰った想い。 あの日、返事を出せなかった俺。 けれど今は違う。 携帯電話のディスプレイには3/14と13:27の表示、既にこれを見るのも何度目か分からない。 もう直ぐ春真っ盛りだ、新たな門出を決めるには悪くないだろう。 携帯電話をポケットへ突っ込み、左手で握っていた包みを両手で包む。 普通の恋愛すらロクにしていないのもあり、プレゼントにも少々自信がない。 誰かが言っていたが、物より心が大切である。 後は俺が最後までしっかりとキメて、あいつの手を引っ張ればいい。 そう、ただそれだけのことだったのに。 ●一年後 「そしてこの少年が返事を返す事が出来ずに亡くなった結果……エリューションと化してしまったってわけね」 スクリーンに映りだされた映像を閉じつつ、『リンク・カレイド』真白イヴ(nBNE000001)は説明を付け加える。 成る程、その思いの強さ故に歪んだ形で残ってしまったという事はリベリスタ一同は理解を示す、が。 何故ここの登場人物は全て男だったのか理解しがたい。 「その……バレンタインに告白してきたのは女子ではなくて、男子だから」 エリューションとは変人達の妄執が引き起こす災害なのだろうか? 大体のメンバーはあんぐりとした様子だが、一部のメンバーは目を輝かせていたかもしれない。 小さくため息を零すイヴは、言葉を続けた。 「敵はエリューション・フォース、フェーズ2の戦士級ね。 恐らく現場に行けば直ぐに姿を現すと思うわ。」 ならば倒すのは容易いかと、リベリスタ達の安堵の様子を見ると、イヴが人差し指を突き立てる。 「でも注意して、周りにはエリューション・アンデッドがワラワラ湧き出すわ」 何故ゾンビ? と、ぎょっとするリベリスタ達。 「理由は分からないけど、このエリューションのエネルギー源となっているのは伝えられなかった想いね。 正面切って戦うのはあまり得策じゃないわ」 何処かの監督が見てくれれば、リベリスタ・オブ・ザデッドとかいうB級映画になれそうである。 「このゾンビ達を押さえ込むには一つだけ方法があるの、まずエリューション・フォースの記憶に呼びかける。 これは告白シーンを再現すればどうにかなる筈よ。」 男同士の告白シーンをやれと言っています、この少女。 「成功すれば少しの間だけ大人しくなるわ。 先程の2人以外の誰かが会う事の出来なかった想い人を演じれば、想いは遂げられる」 動きが止まった時に攻撃はNGと、念押しするイヴ。 そんな事をすればゾンビ映画再開である。 「その後はエリューション・アンデッドは沸かなくなるわ。 後は一思いにトドメをさしてあげて?」 少々道筋外れているが、純愛の悲しみを終わらせるとしよう。 |
■シナリオの詳細■ | ||||
■ストーリーテラー:常陸岐路 | ||||
■難易度:NORMAL | ■ ノーマルシナリオ 通常タイプ | |||
■参加人数制限: 8人 | ■サポーター参加人数制限: 0人 |
■シナリオ終了日時 2012年03月25日(日)00:22 |
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■メイン参加者 8人■ | |||||
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●戦場のファインダー とある場所の学校、ひっそりと寂れたそこは現実離れした光景が見えるだろう。 靄状の『何か』が徘徊し、地の底からは地獄から響くのか? 呻き声が聞こえる。 リベリスタ達が到着したころには既にこの有様、幸い学校には誰もおらず、被害者もない。 「では……護衛に回りますので、お願いしますね……?」 影からヌッと姿を現した『黄金の血族』災原・有須(BNE003457)の声が、鈍く響く。 一瞬、エリューションかと思わされた仲間もいたかもしれない。 作戦はイヴの申告通り、再現を行い、弱らせてトドメをさす。 「敵は任せろ! ぶっ潰しまくってやるぜ!」 対照的に豪気な荒神 宵麻(BNE003643)が、両拳をぶつけ合わせた。 愛だの恋だの、戦いに不要なことは分からない。だがすべき事だけは分かる。 敵を叩き潰す、戦って勝利する。それが彼にとっての唯一無二の答えだ。 (「護衛もそうだけど、アレはどこにあるのかな?」) 『K2』小雪・綺沙羅(BNE003284)は辺りを見渡し、戦場を確かめる。 戦場となるのは学校の中庭、その中央にエリューション・フォースが蠢く。 告白の再現でゾンビを押さえ込む為にも、確率を少しでも上げようと失われたプレゼントを探す。 『イージスの盾』ラインハルト・フォン・クリストフ(BNE001635)と宵麻が前に飛び出し、湧き出したゾンビ達と交戦開始。 有須もそこへ加わり、群がるゾンビ達を薙ぎ倒すが無限と言わんばかりの復活数は尋常ではない。 「オラオラオラァッ!」 宵麻が近づくゾンビには炎の拳を、遠くから他の仲間を狙う者には風の刃を蹴りで叩き潰す。 それはアクション映画のヒーローの如く、ゾンビをちぎっては投げ、ちぎっては投げといった具合にだ。 噛み付こうとすれば拳で口をつぶし、背後から近づけば回転しながらの手刀で首を刎ねてと、一方的にも見えよう。 だが、潰されても直ぐに別のゾンビが沸いてくるのだから事態の好転は訪れない。 キリがないと悪態つきつつも、ラインハルトは盾でゾンビを押しやる。 「困難があるほど燃え上がるものですしね……」 不気味に微笑む有須ではあるが、長引けば危ないだろう。 その最中、綺沙羅は意識を集中し、エリューションの思考を解析していた。 断片的に浮かぶ映像は、壊れた8ミリフィルムの一つ一つの様に浮かび、ノイズも激しい、が。 (「これは……!」) 心臓を押さえ、倒れる映像。そして手から転げ落ちたプレゼントは……何処かへ落下する。 「プレゼント見つけたかも!」 直感を働かせ、走馬灯と重なるポイントへと移動する綺沙羅にラインハルトが続く。 「敵は任せ解け、細かいこたぁ任せた!」 賞麻の明朗な返事に背中を押され、二人は走る。 「大丈夫……すぐにすみますからね?ふふ……」 彼と背中合わせに立つ有須も、ライン維持に努めるべく重火器の引き金を引く。 互いの背後を守りあいながら前線を支え、偶然にも派手な戦いぶりが重なったことで、ゾンビ達の意識も二人へと集中しやすい結果となった。 走りに走り、足を止めた場所は排水溝だ。中を覗くが薄暗く、何があるか間では見えない。 (「でも、間違いない。 ここにあるはずだよ」) 埒が明かないと判断すれば、綺沙羅の合図にラインハルトが柵を引っぺがし、直ぐに飛び込んだ。 上を覆うものが無くなった事で、少しばかり視野は明瞭になり、汚水の匂いに顔を顰めながらも綺沙羅はプレゼントを捜す。 そして、飛び出した鉄骨の先端。そこに引っかかった汚れ、崩れかかった黒いビニール袋が目に留まる。 ラッピングが汚れない様にと途中で包みに突っ込んだシーンが脳裏を掠め、記憶がつながっていく。 迷うことなくそこへ手を突っ込むと、官職は確かなもの。 「これだよ!」 闇から這い出た汚れた小さな箱は、一年ぶりの太陽を浴びながら再現班へと飛んでいくのだった。 ●Can you love me? 時は少し遡る、戦闘が始まると同時に再現に割り当てられた4人が動く。 まずは『ビタースイート ビースト』五十嵐 真独楽(BNE000967)と、『リベリスタ見習い』高橋 禅次郎(BNE003527)のペアだ。 「2月14日―聖バレンタインデー。 男女共にどこかしら浮れているそんな日、勿論俺も例外ではい」 禅次郎が唐突に何かを語り始め、はてと真独楽がいぶかしげな表情を見せた。 「俺には関係無いと思いつつも、突然美少女に告白されるんじゃないかと淡い期待も捨てきれずに居た。 登校中、下駄箱、昼休み、放課後」 そして、愕然と項垂れ、握り拳をわなわなと振るわせる。 「……何も無かった」 痛い。 お年頃の男からすればチョコレートだとか、プレゼントを貰えない苦痛は計り知れない。 世の中には耐え切れず、自分でチョコレートを買って見栄を張る少年もいるぐらいだ。 寧ろ、この部分は禅次郎自身の思い出……かもしれない。 「現実はそう甘くないよな……チョコだけに、と独りごちながら帰路につく中、俺はアイツに出会ったんだ」 このナレーションは中々効力があったらしく、ゾンビたちの動きが止まり始めてきた。 有須と宵麻も様子を見る様に防御の構えで、つめられないようにライン維持を勤める。 言葉のサインを受け取り、真独楽が禅次郎の前へ歩む。 (「フリってゆっても、やっぱりドキドキしちゃうなあ、だって……」) 演技とは言えど、目の前にいる彼は中々の美男子だ。 同じく性別と心が噛み合わなかった自分も、告白した少年の気持ちが分かる。 少し違うだけ、それ以外全部女の子。けれどたった一つの違いが、怖さや不安を掻き立てしまう。 高鳴る心音。胸元に手を当てて、深呼吸の後、口を開く。 「急にこんなコト言われてビックリするかもしれないけど、ずっと前から君のコトが好きだったの」 きっと、告白をした少年、否、少女というべきだろう。 彼女の小さな違いを、目の前の彼も知っていた筈。 (「おん……男の娘だと……っ!?」) 「わたしは『普通の女のコ』と少し違うから、もしかしたら嫌われるかもしれない。 でも、この想いを伝えられない方がツライって思ったの」 瞳を伏せ呟くと、今度は一歩踏み出して彼を見上げる。 (「ヤバイ、クラスの女子なんかよりよほど可愛い……でも」) もし、小さな違いがなければ、禅次郎自身も今すぐにでも答えを出してしまいそうだった。けれど、その違いは重要なのだ。 「君を想う心だけは、どんな女のコよりも女のコだよ。 ゆっくりでいいから……いつかお返事、聞かせて?」 先程までの憂いを秘めた表情から変わり、はにかんだ微笑が禅次郎の心に大きな風穴を開けた。 「……さ、3月14日まで待ってくれ、この場所で必ず返事をする」 二人は分かったことだろう、この日が小さな一歩で大きな勇気を秘めていたか。 この熱演に、ぴたりとゾンビたちの脚が止まり、完全に効果が発揮されてきたようだ。 ●Walk holding your hand. そして、ここで綺沙羅が見つけたプレゼントが、『理想と現実の狭間』玖珂峰 観樂(BNE001583)の手に渡る。 「これは……」 渡す予定だったプレゼントだろう、幸いビニールの袋に包まれていたおかげで包装紙が腐食どころか汚れすらないのは奇跡だろう。 舞台は整った、だが。 (「どうする? 何を如何すればよいのかわからない。 アザーバイドやエリューション、フィクサードと戦う方がずっと気が楽だ」) 女性にすら告白したことのない自分が、男へ受け入れる答えを演じなければならない。 頭の中が真っ白になりそうなところを必死に落ち着けと言い聞かせ、自分の手に人という時を書いて飲み込む。 こんな事にならない様に『男と女のHow to ~恋は甘酸っぱい思い出編~』という本をしっかりと読み込んだ。 ふざけたタイトルとは裏腹に為になるところが多かったが、焦りで思い出せない。 今、哀れな姿となってしまった彼も同じく焦っていたのだろうか? これ以上に緊張していたのかもしれない。 「バスが遅れてちゃって…遅くなって、ごめんね?」 そこへ、少女役の『淋しがり屋の三月兎』神薙・綾兎(BNE000964)が駆け寄ってきた。 それらしく見えるようにすると観樂も聞かされていたが、十分な姿が目に飛び込む。 レースのカーディガンにワンピース状のチュニック、そして黒いレギンスにふわっとしたブラウンのブーツと、よく見かけそうな組み合わせだが、中性的な彼が袖を通すとこれほど違和感がないものはない。 やるからには徹底的にやるよと微笑んでいたのを思い出すリベリスタ達、その覚悟の具合が見て取れた。 おまけに不安そうに瞳を潤ませ、うつむく姿はそそるものがある。 「えっと…今日は返事、貰える、んだよね」 何も答えない彼に、ゆっくりと視線を上げて再び瞳を覗き込む。 そして、緊張と予想外の出来栄えに呆気に取られていた観楽が慌てて頷いた。 「あ、あのさ。 えっと、この前の返事なんだけどさ」 本物の彼も、きっとこんな感じに戸惑いと不安を抱えながら、答えを紡ごうとしたのだろうか? その片鱗を感じながらも観樂は視線を散らせながらも言葉を続ける。 「あーっと……よく考えてみたんだけどさ。受けようと思うんだ。 ほら、これ受け取ってくれよ」 プレゼントを差し出し、やっと正面から見つめる。 目の前の綾兎は朱色のさした頬に両手の指先を当て、とろりとした笑みを零す。 「嬉しい……ありがとう。 好き、大好き……ずっと一緒にいてね?」 瞳から大粒の雫が頬を伝い、塗れた人差し指を観楽の手を滑る。 「僕が迷ったら……ぎゅっと引っ張ってくれる?」 想いは同じなのだ、互いに常識という棘とぶつかり合いながら進む。 愛した人を想うが故に、手を解こうとする日が来るかもしれない。 「勿論だ。 ……この手を離さない、約束だ」 手を握り返すそれは、観楽が本物の彼ならば言うであろう答えを導き出せた結果。 そして……。 「ウ……ァァッ、アァァァァッ!!」 傍観と沈黙を続けたエリューションフォースが雄たけびを上げ、緑色の靄が渦巻く。 爆ぜる様に一度拡散すると同時に、白い何かが空に消えていくのが見える。 リベリスタ達にはそれが何か直ぐに理解できた、恐らく彼の魂だろうと。 ゾンビたちはボロボロと崩れ落ち、土に返り、残った靄は濃緑の渦となって再構築されていく。 そこには悲壮な気配を感じられない、残ったのは彼の悲しみで生まれた力の塊だけだった。 ●おかえり 「さぁ、もう一頑張りいきましょう……」 有須の手に持った重火器が唸りを上げ、破壊の咆哮を撒き散らす。 黒いオーラが幾筋も吐き出され、瞬く間にエリューションの体へと吸い込まれていき、残骸となった敵の体力を一気に抉っていく。 意思を失った敵に残された力などロクにない、後は葬儀の如く畳み掛けるだけだ。 「想いを伝えられなかったのは悲しいよな、でもお前がこんなになってしまったら、その想いを穢す事になる。 綺麗な想いだけを持って成仏してくれ」 追い討ちをかける様に、禅次郎の銃からも黒い光が弾丸となって放たれる。 有須の攻撃で元々散り散りになりかかっていた体が更に拡散し、体力を失っていく。 「まだだよ!」 綺沙羅の陰から沸き立つ様に生まれた式神の鴉が続く。 形のないエリューションへと突撃する鴉は、自身に纏った力でエリューションを拡散させ、エネルギーを失わせる。 これだけの一斉攻撃を受けても尚、消える事がないのはそれだけ想いが強かった結果だろうか? 連続攻撃に紛れ、両サイドに回りこんだ本日の名女優が刃を携えて接近していた。 「心置きなく成仏してね?」 「悪いけれど……機嫌悪いんだよね? お休み」 音速の一閃が交差し、エリューションに×時の傷が走る。 少々綾兎の攻撃が深く入っている様に見えるのは、恐らく開き直った後の反動という奴だろう。 「いくぞオラァッ!!」 二人へ気を逸らす一瞬に正面から踏み込んだ宵麻が挨拶のとび蹴りをお見舞い。 着地と共に炎の両腕から右ストレート、左フック、左足の後ろ回し蹴り、軸足を入れ替えながら右足のハイキック。 「オマケだ! とっときなっ!!」 最後に渾身の燃え盛る右ストレートパンチでフィニッシュと、フルコンボを刹那に決めたのだ。 拳圧に爆ぜるエリューションは消滅したかに見えたが、一瞬で再構築を終え、ガスを吐き出そうとする。 させないと接近していたラインハルトのシールドがエリューションを叩きつけ、攻撃を妨害。 (「どうか成仏してくれ」) 彼女の小さな背を飛び越え、勢いの乗った拳が炎と共にエリューションを捉える。 爆発音にも似た直撃音、それでも敵は存命し、今度こそ反撃のガスを浴びせてしまう。 ラインハルトの肺を汚し、瞬時に回る毒素が細い足を震わせ、体力を奪いながら蝕んでいく。 だが、もう無駄な事。 その証拠に、有須が校舎の壁を蹴りあがり、宙から照準を合わせていた。 「ダメですね……まったく持ってダメダメです。 想いのかけた残骸の攻撃なんて、フェイクと変わりないですよ?ふふ……」 照準のつけやすいポジション、味方が密集してしまっていたところの隙間を縫って撃つよりも容易い。 轟音が奏でられていき、漆黒の雨を浴びながらエリューションは霧散していくのだ。 蘇らない、今度こそ平穏の眠りに残骸もつくことだろう。 「このプレゼントはアークに任せようと思うの」 戦いが終わり、撤収準備に掛かる中、綺沙羅が件のプレゼントを手に確認する。 流石にこんな遺留品欲する輩はいないとは思うが、他の考えがないか確かめるのも含めているのだろう。 「それ、なんだが……」 掛かるはずもないと思っていた声、その主の方へと振り返る綺沙羅。 この主は、彼女に一つの提案を申し出た。 3月も終わり近づいた朝、とある街の何一つ変わらぬ日常。 明るく高い声色が家の中から響き、玄関が開かれる。 緩い巻き髪が印象的な少女の姿が見えた、ライトブラウンのポンチョ風のジャケットに白のシフォンスカートの可愛らしい格好でお出掛けのようだ。 しかし、玄関の前にあったたった一つの異変が、それを遮ったのだ。 水色のチェック柄の包装紙に白のリボンの箱、そしてそこには緑色のパスケースらしきものが添えられていた。 少女は震える手でそれを救い上げ、パスケースを裏返す。 丸い瞳は大きく見開かれ、そのまま膝から崩れるとギュッとその二つを抱え込む。 茶色い前髪の影からは幾つもの粒が零れ、パタパタとタイルを濡らす。 彼女は震える手で包みを開いていくと、中には小さな腕時計が収められていた。 13:30、その時刻にどれだけ戻りたかったか……。 その光景を眺めていた観楽は気付かれない様に屋根の上から彼女を見守っていた。 これで確かに届いた。 吹き抜ける肌寒い風と共に、彼の姿は溶けていき、少女は嗚咽を零しながら喜びと悲しみをかみ締めるのだろう。 |
■シナリオ結果■ | |||
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■あとがき■ | |||
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