●不幸中の幸い? 「……はぁ、やっぱり駄目か」 「今年はどうしちまったんだろうな、一体」 其処は、とある湖の上。正確に言えば、湖には氷が張っていて、この二人の男は其の上に立っている。彼等の足元には、十個程、小さな穴が開いていた。これが想起させるものと言えば、そう、ワカサギ釣りといった所か。 実はこの湖、今でこそ二人の男しかいないものの、かつてはワカサギ釣りの名所として名を馳せており、ワカサギ釣りのシーズンになると、例年、釣り人達で溢れ返っていた、のだが。 今ではご覧の通りの閑古鳥。ついでに言うとこの二人、湖の管理人である。 「外来魚が入ってきてたって、あいつ等強く生きてたのになぁ」 「環境も例年以上に良好だし、川には流れて行かねぇようにしてあるってのになぁ。一体、今年は何がどうなってるんだか……」 どうやら今年はワカサギが全くと言って良い程釣れていないらしい。 「うう、来年も再来年もこんな調子が続いたら、商売上がったりだぜ」 「何とか戻ってきてくれるのを祈るしか無ぇな……」 ぶちぶちとぼやきながら、男達はとぼとぼ陸地へと戻ってゆく。 その背後、先程湖に開けた小さな穴から、何かが這い上がってきていたのを見なかったのは、不幸中の幸いだっただろうか……。 ●そんな事は無かったぜ! 「……そういう訳」 ごめんわかんない。 リベリスタ達がそんな雰囲気を隠さずにいると、何故か逆に『リンク・カレイド』真白イヴ(nBNE000001)に溜息を吐かれた。何故だ。立場的にこっちが吐きたいよ。そう言わんばかりのリベリスタ達に、イヴは何やら怠惰そうに状況を補完した。 「E・エレメントの群れ。それが、湖の中から出てきたの。数は十。皆からしてみれば大した事のない相手だとは思うけど、一般人からすれば脅威だから。討伐して来て」 今回の相手は、水のE・エレメント。元が水だから物理攻撃は効かない――なんて面倒な制限がある訳でもなく、何か特殊な力がある訳でもない、まさに試し斬りなんかにはうってつけの相手だと言う。 厄介な点を挙げるとすれば、その攻撃手段に何らかの状態以上を齎すものが伴われている事であろうか。それにさえ気を付けていけば、ついでに油断もしなければ、手こずる事は無いだろうとの事である。 「寧ろ戦場の方が、少し厄介かも。氷の上で戦うんだけど、ちょっと滑るのと、一部ざらざらしてて、普通の戦場より少しだけ転びやすい。それと、氷は厚いから、そう簡単には壊れない。だけど、意図的にではなかったにしても、重い武器や技で叩いたりすれば問答無用で壊れるから、特に相手が出てきた穴の近くは壊れやすい。落ちたら絶対に風邪引く。一般人だと下手したら凍傷になるレベル。気を付けて」 冷えとはある一線を通り越すと『冷たい』ではなく『痛い』になるらしい。おお嫌だ! それは兎も角、その湖でワカサギが釣れなくなったのは、そのエリューションが原因なのだろうか。だとすれば一般人のささやかな楽しみを奪うエリューションを許しておく訳には……! 「ああ、それとこれとは無関係。どうもエリューションはワカサギがいなくなった後から発生したみたい」 ――ご愁傷様でした。 |
■シナリオの詳細■ | ||||
■ストーリーテラー:西条智沙 | ||||
■難易度:NORMAL | ■ ノーマルシナリオ 通常タイプ | |||
■参加人数制限: 8人 | ■サポーター参加人数制限: 0人 |
■シナリオ終了日時 2012年03月12日(月)23:21 |
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■メイン参加者 8人■ | |||||
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●氷上わかさぎ釣り対け……いやいやいやいや 「そういえば、アタシが結界張るのってあんまり無いわね、人目を気にする仕事が最近少なかったかしら?」 呟きながら、『重金属姫』雲野 杏(BNE000582)は日常に生きる者達を閉め出す神秘の結界を展開する。それから、徐にくるりと仲間のリベリスタ達を振り返り、言い放った。 「いい? 絶対に落ちるんじゃないわよ? 落ちたらあたしが助けなきゃいけないんだから。落ちたらグズって呼ぶからね!」 これだけ聞くと何だか落ちろというフリっぽいのだが、本人的には全然そんな事はこれっぽちも思っていないっぽいようである。杏姐さん、割と本気。 「ともあれ……今回は氷の上での戦いですね……そして……お相手は水のエレメント……何で手の形なのでしょうか……?」 疑問は残るが、まぁ倒してから考えれば良い事だと、『黄金の血族』災原・有須(BNE003457)はかぶりを振り、自分を納得させた。 そんな中、戦場となる氷上をじっと見つめるリベリスタ達。かつては此処には数え切れない程のワカサギが集っており、例年はワカサギ釣りの愛好家達で賑わっていたという話だが、今は結界の事を抜きにしても、いっそ清々しいまでの閑古鳥だ。まぁ、もう三月だというのもあるにはあるだろうが。 「ワカサギ釣りの人には可哀想ッスが、アタシらにはどうしようもねぇ事ッスからね。取り敢えず、アタシ達は自然の理から外れちまったエリューション、水のエレメントを相手するッスよ。ま、風邪引かないようにしまっていこー! ッス」 「昨年、何度か港の波止場で釣りをしたのだが……存外、悪くないものでな。言わば同好の士が被害に遭おうという状況、止めてはおこうと思うわけだ」 この湖の釣り場としての今後がどうあれ、また訪れるかも知れない一般人が被害に遭う可能性を考えると、矢張り放ってはおけないだろう。『守護者の剣』イーシェ・ルー(BNE002142)も、『悪手』泰和・黒狼(BNE002746)も、腕を組んで頷いた。 「しっかし、ワカサギを釣りに来るのを楽しみにしてた奴らの楽しみを奪うなんて……」 「……それは……エリューションは、関係無いそうですが……?」 「……」 決意を新たに拳を固めるも、有須にツッコまれ、一瞬拳以外にも色々固まったの『(自称)愛と自由の探求者』佐倉 吹雪(BNE003319)。しかし彼は気を取り直して続けた。 「……い、いや、ほら早く倒さねぇと来年以降に影響出るかも知れねェし、どっちにしてもこのまま放置ってわけにもいかねぇじゃねぇか、というわけでとっとと退治しちまおうぜ!」 ツッコミの余地を与えない為に捲し立てたとも言う。 「あぁ、わかさぎ釣りてえ。じゃなかった。天ぷらでもなんだったら活造りでも……じゃないって。どうにもこういうとこを見ると穴を開けて釣りたくなっちまう。なんとか魂ってもんだねぇ、ああ。ダブルと言わずトリプル釣って一曲歌いた……ダメだ、ちょっとこれは頭から離しとくか」 頭を抱える『晴空のガンマン』灰戸・晴天(BNE003474)。こっちもこっちで色々アレだった。 そして極め付け。 「ええと、テレビが来ているのですよね……? ちょっと緊張しますね……え、違う……?」 ……まあ、頑張りますよ、と咳払いひとつして見せる、些か残念そうな様子の『不屈』神谷 要(BNE002861)。と言うか誤魔化したな。 「いや、まあ冗談はさておき。ほんとに真面目に頑張りますよ?」 更に咳払い。 加えて駄目押し。 「そろそろシーズンオフだと思いますが、どうでしょう。不安定な足場にも負けず! がんばるます! アルは、アルトゥルは。倒します倒してやります、ぜったい! ……、……と言う訳でプレイボール!!」 高らかに宣言する『ナーサリィライムズ』アルトゥル・ティー・ルーヴェンドルフ(BNE003569)。これ多分何も知らない人が聞いたら何事かと思うのだろうけれど、釣りバカ対決ですね、わかります。でも釣りしないからね! ●珍事・強制リリースにご用心!? 「……っと、お出ましのようだな」 自らの潜在能力、特にそのスピードのギアを上げつつ吹雪が改めて凍てついた湖に開けられた穴を見遣れば、其処から手のようなものが這い出てきているのが見えた。 他の仲間達も、各々自身の力を最大限に引き出して、準備は万端だ。 「E・エレメンツのみなさまこんにちは! アルは、アルトゥルは、アルトゥル・ティー・ルーヴェンドルフともうします!」 何やらアル嬢が上機嫌である。心なしか楽しそうだ。 と、挨拶代わりにという心算なのか、手前の穴から這い出てきたエリューション達は前衛のイーシェ、黒狼、吹雪に掴みかかろうとし、それ以外は事前準備として自己強化を行っていたリベリスタに、水の衝撃波を繰り出した。 しかし吹雪は持ち前のスピードでそれを難無く回避すると、お返しと言わんばかりに目の前の水の手に、ナイフによる滑らかな連撃で返り討ちにする。 水飛沫が弾け飛ぶ。相手が相手なので手応えは無いが、良く見ると体積が減ったのか、吹雪の攻撃を受けたエリューションは、一回り小さくなっているように見えた。 「よっしゃ最初の狙いはアイツからだ、まずは確実に数を減らしていこうぜ!」 「了解ッス! 水は水に帰って貰うッス、よ!」 此方も攻撃を軽やかに躱したイーシェが、安全靴のスパイクで足元の問題は軽減出来ると判ると、身を翻した勢いで、吹雪の目の前で揺らめく水の手に突っ込んでゆく! 「殴るッスよ!」 裂帛の気合と共に昂る闘気を籠めた全身全霊の一撃を、その剣で、叩き込む。そう、全力で――え? ――ばりん。 「ちょ、ま、つべ……ちょ、マジ痛い痛い痛いッス!」 もう暦の上では春だと言うのにこの寒空の下に響き渡るイーシェの悲鳴。見れば彼女の姿が消えていた。否、皆の視線よりかなり低い所、氷が割れ、露わになった水面から頭だけ見えていた。もう少し判り易く言うと、落ちた。 デュランダル+爆砕戦気+デッドオアアライブである。武器自体は重量級でなくともその一撃は重い。 因みに同じく前衛にいた黒狼と吹雪であるが、吹雪は水上歩行を心得ている為どうという事は無く、黒狼もずば抜けたバランス感覚を駆使して、割れた氷を足場にして後方へと飛び事無きを得ていた。 「ああ、もう、面倒臭いわね! グズ! 早く手を伸ばしなさいよグズ。ホントにグズなんだから。グズ」 とは言いつつも、わざわざ後衛から飛んできてくれる杏姐さんマジエンジェル(種族的な意味で)。彼女によってイーシェは救出され、刺すような痛みから解放されて――ない。 「風も身に沁みるッスゥ! こんな冷たい思い早々してられねぇッスよ!」 イーシェは一瞬、この段階でフェイトを削るべきか割と真剣に考えた。 「ま、こういう戦闘であれば、得意の早撃ちも際立つってもんだぜ」 イーシェが助け出されたのを認めて、晴天は二丁拳銃のトリガーを引いた。風を斬る勢いで放たれる弾丸に、先程の一撃により形を大きく崩した、最早手とも言えない水の塊が穿たれ、弾けた。 まずは一体。リベリスタ達が、仕留めたのだ。 「では……続行と行きましょう」 元の立ち位置、つまり自分の背後へと戻る杏を襲い来る衝撃波から庇いながら、要が呼び掛ける。 応えるように、黒狼が一歩踏み込んで、消えた。黒狼を襲った、前衛のエリューション。その、背後に立っていた。その全て刹那の内の出来事であった。 食らいつく蛇の牙の如く、破壊の闘気を纏った彼の手甲から剥き出しになる鋸刃を、水から成る手首に突き立てて、掻き斬るが如く引き千切る。飛散する水飛沫が、陽光を反射して微かに煌めいた。 「水だろうが手の形だろうが、この牙が喰らいつけるなら、問題はない。その首、食いちぎるだけだ……」 音こそ、空を切るだけ。それでも、いともあっさりと、手は腕から離れた。首が飛ぶように。それはすぐさま繋がってしまうものの、矢張り自らを構成する要素を確かに削り取られた透明の手は、その大きさを縮めた。 (いや、手だけに手首なのか? リストカット……どうでもいいか) 思考を頭の片隅に追いやった黒狼に、もう一体の、前衛のエリューションが襲い掛かってきた。仲間の敵討ちだ、とでも言うかのように。 しかし、その試みは突如エリューション達を取り巻いた、漆黒の瘴気によって不発に終わる。見ればアルトゥルが、そのライフルの銃口から、自らの生命の力を絞り出し、闇の帳を作り出していたのだ。 「許さんぞぉですよ! ……ぁ、わきゃ」 反動でこけた。 一応安全靴は履いていたものの、矢張り万全ではないらしい。 「こ、これは事故です……」 起き上がりつつそう言ってみるも杏や有須の視線が痛い。 ともあれ気を取り直して、有須が暗黒の魔弾を未だ消えぬ黒き檻の中へと撃ち込めば、微かに飛び出してくる何かが見えた。 透き通ったそれは氷上に染み入ると、消えた。 ●残念ながらお酒の差し入れはありません その後もリベリスタ達の奮闘で、確実にその数を減らしてゆくエリューション達。 リベリスタ側も、掴まれたり衝撃波を浴びせられたりしていたが、前者は要による浄化が為され、後者は可能な限り防御する事によって被害を押さえていた。 「この数ならこっちで良いわね」 残ったエリューション達も杏の撃ち出す一条の稲妻に身を貫かれ、また一本、二本、弾け飛んだ。 これで残るは半数を切り、三体。 「数が減ろうと、やる事は変わらねぇ。シンプルにブッ飛ばすだけ……さ、行こうぜ皆」 ニヒルに笑んで、乱れ撃つ。晴天の齎した弾丸の追撃は、深くエリューションに刺さり、抉る。 其処へ、有須が畳み掛けるように、自らの苦痛を刻印へと変えて飛ばし、同じ痛みを移ろう手の甲へと、刻み付けた。これは、有須なりの“削り愛”。 「うふふ……良いですね……すごく楽しいです……」 恍惚から、微かに笑みを深める有須とは裏腹に、刻印に穿たれまた一体のエリューションが弾け飛んだ。 「残り……二体です。最後の仕上げと行きましょう……」 更に浄化の光を広げ、仲間達を癒す要。水の掌から放たれる衝撃波は、要によるこの浄化で単純な痛みを与えるだけのものと化していた。 そして、リベリスタ達はまた動き出す。終わらせる為に。 吹雪のナイフの切っ先、その流れるような乱舞と、イーシェの鋭き剣先、其処に凝縮された純粋な力の一撃に、更に身を削られるエリューション。 そして、やがて黒狼の手に宿る蛇に、再びその手首は切断され、今度は元に戻らずに、弾け飛ぶ。 「残るは、一匹!」 此処で要も攻勢に転じ、聖なる十字の光で敵を焼く。 焼けつくような痛みに怒りを植え付けられたエリューションは、要に衝撃波を浴びせ掛けるも、彼女は盾を翳してその威力を殆ど殺してしまった。数秒程腕に痺れが走るが、それだけだ。 そして、その隙をついて、有須がエリューションのすぐ脇に回ると、その腕部分に一思いに噛み付いた。 水が、吸い上げられてゆく。ただの水、しかし神秘の味が混ざるそれは僅かに甘美。 そうして崩れかけた水の残りを、アルトゥルが撃ち出した超速の魔弾が、貫いた。 「試合、終了なのですっ!」 その言葉と同時に、最後のエリューションが、弾けた。 ●優勝とか優勝賞品とかもありません、が 「ひゃー、全く、寒い所は勘弁ッスよ! 近くに暖かいものを食べられる所あるッスかねぇ」 しっかり温まって帰りたいと言うイーシェは、直後にくしゃみを一つ。 「……イーシェさん、何だか顔が赤くないですか……?」 要が問うと、イーシェは首を傾げたが、成程確かに頬が紅潮しているようだ。案外、発熱というものは自分で気付かない時があるものである。 とは言え、微熱のようだ。酷い頭痛や咳等の症状は見られていない。 「……でしたら……消化に愛を与えましょう……おうどんが、良いそうですよ……」 「あ、うどん良いッスね!」 有須の提案に、それだ! と言わんばかりにぽんと手を合わせるイーシェ。 「それじゃあ、何処かで食うモン食って、早めに帰るとするか!」 吹雪の言葉に、頷く者が――多数。 「杏さんに黒狼さんは、行かれないので?」 要が尋ねた二人は、どちらも軽く頷いた。 「ちょっと管理人の詰所に寄ってこうと思ってね。先行ってて良いわよ、食べ終わるまでに合流出来なかったら帰っちゃっても良いから」 「俺は……折角の氷結湖だ、氷穴釣りを試す事にする。娯楽としての釣りの価値は釣果だけではない。とは言え同行を強要する訳でも無いから、気にせず飯を食ってくると良い」 そういった理由で、杏と黒狼は此処に残る事になる。残った六人のリベリスタ達は、温かいうどんが食べられる店を探して、歩き始めた。 「来年は来年こそはワカサギさんかえってくるといいですね! ね! 釣りバカさんたちのためにも!」 「そうだな、その方が夢がある」 自分の言葉に頷いてくれる晴天に、アルトゥルは両の瞳を輝かせて。 だが、それにしても。 「なまら寒かった……です……」 ――道産子か。 (……外来魚が来ても平気だった。環境も悪くない。川にも流れていかない。でもイヴちゃんは『いなくなった』って言ってるのよね……) すっかり宵闇の刻限になった空を仰ぎながら、杏は詰所を後にする。 釣り過ぎたのか、或いは何者かが何らかの方法で密漁でもしているのか。 其処まで考えて、溜息が漏れた。専門家でない自分が考えても仕方無い。杏はそう思い直して、それ以上の考察を一応は終える事にする。 そして、湖まで戻ってみれば、矢張りまだ黙々と釣りをしている黒狼の姿があった。 「どう、成果は?」 「見ての通りだ。まぁ、ワカサギがいないのは判り切っていた事だからな」 どうやら坊主のようである。 「其方は?」 「幻視して、管理人の詰所に行ってきた。ワカサギが釣れてなくて閑古鳥なら、一度専門家に調査頼んでみたらどうなのって、言っておいたわ」 「そうか……」 「出来るならこっそりワカサギの稚魚の一匹や二匹でも放流してあげようかとも思ったけど……ん? 調査を促すなら放流しない方がよかったんじゃないかしら」 「確かにな」 まぁ過ぎた事だしと、杏は黒狼の背に向けて苦笑した。 その時、黒狼は目の前の竿に、僅かに引きがある事に気付く。 釣り上げてみれば、其処に食いついていたのは。 「……あ……」 「これは……」 二人、同時に声を上げる。 ――それは、いなくなった筈の小さなワカサギであった。 |
■シナリオ結果■ | |||
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■あとがき■ | |||
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