●夕日を背負ってだっしゃぁオラァー 「――げほっ、」 胸に衝撃が走った。思いっ切り良いパンチを喰らった感じにクラリと意識が眩んで蹌踉めいて。 何でこんな事に。何が起こった。喋ろうとした途端にゴプンと口から血が噴き出してどうしようもない、咽に血が詰まって息苦しい。気付けば地面に倒れて藻掻いて、グラグラの視界で見遣れば野球帽の男が白球を握った腕を突き出し人差し指をピンと立てていた。 「どうだ、宣言通りど真ん中ドストレート豪速球ッ!!」 見えなかった。どうして。思い返す。急に襲い掛かって来たこの男。何者なんだと訊いても『スターヒューマンだぜそれよりバトルだ』と問答無用に。仲間が次々と仕留められて。血沼に沈んで。遂に最後の一人たる自分も胸を貫かれて――貫かれて?『何で』自分はやられた……ボールだ。野球ボール。豪速球。 「なんだもうお終いかーッ! 根性入れろ!」 怒鳴り声が聞こえてくる。逃げなくては、逃げなくては、振りかぶっている、殺される、このままではこのままでは、 「――もっともっと、試合を、しようぜぇーーー!」 このままで は ―― ……… 。 ●でっどぼー 「『裏野部』――ここほど『悪逆非道』の文字が似合うフィクサード組織は無いでしょう」 そう言って事務椅子をくるんと回し『歪曲芸師』名古屋・T・メルクリィ(nBNE000209)がリベリスタへと振り返った。その手には何故かグローブと白い野球ボールが。 「裏野部のフィクサードが、理由は不明ですが少数グループのリベリスタを襲っては殺害しているという事件が頻発しておりまして。 現在判明しているその犯人は二人、『バットマン』と『スターヒューマン』――単騎でフリーのリベリスタ達を皆殺しにする程の実力を持っとりますが、どうやら別行動をしているようでして。 よって今回の作戦は2部隊に別れて遂行致しますぞ。皆々様にはこちら、スターヒューマンの相手をして頂きます」 斯くしてモニターに映し出されたのは――古風な袖無し長ガクラン、凛々しく被った野球帽、堅固に機械化した両腕。片手はグローブ状になっていた。 何より目を引いたのは彼が持つ白球だ。野球ボール。手の中でポンポンと投げられて。 ……ピッチャー? 「ハイ。御覧の通り、投手な……感じですな。メタルフレーム×スターサジタリーで、外見を裏切らずド熱血ド根性の勝負大好き負けず嫌いさんだそうです。 しかし名前や見かけで判断し舐めてはいけませんぞ! この人、超絶にバトル狂いで容赦も情けも御座いません。ピンチになると能力値がドカンと上がる特殊技能もありますし、ドラマ値・WP値も高いようですぞ。うーん熱血ド根性」 兎も角お気を付け下さいね、と。 「場所に関しましては特に心配する必要は無いでしょう、足場もしっかりしてますし明るいですし、ひと気もありません。思いっ切り戦えますな!」 言い終えるやメルクリィがポンとボールを手の中で上げ、落ちてきたそれを機械の手の中に収める。 「以上で説明はお終いです。それでは皆々様――お気を付けて行ってらっしゃいませ! ……え? お前は何処派だ、ですって? 橙の兎さんの球団ですぞ!」 |
■シナリオの詳細■ | ||||
■ストーリーテラー:ガンマ | ||||
■難易度:NORMAL | ■ ノーマルシナリオ 通常タイプ | |||
■参加人数制限: 8人 | ■サポーター参加人数制限: 0人 |
■シナリオ終了日時 2012年02月22日(水)23:47 |
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■メイン参加者 8人■ | |||||
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●パッパラー 真っ赤に真っ赤で真っ赤な光が、半ば落っこちかけた太陽から横殴りである。 錆びた柵の長い、長い、黒い、影。 8+1の、黒い、黒い、長い、影。 裏野部。砂蛇一派の所属組織だったか、と。吹き抜ける夕風に『鋼鉄魔女』ゼルマ・フォン・ハルトマン(BNE002425)のしなやかな銀の髪が靡く。赤の夕日に透き通る。体内魔力を活性化させる。なんともまた訳のわからぬ奴がいるものじゃ。 「試合とは野球の試合ではないのか? 貴様がやっている事が野球にはとても見えぬがのぅ」 「正々堂々、それが試合だッ。俺は血が燃え滾る様な試合がしたいッ!」 ある種の極悪非道。そうかもしれない、と。『人妻スナイパー』安西 篠(BNE002807)は思う。 「よりにもよってスポーツを暴力の手段にするなんてね……。でも、スポーツの心得があるということは、最初は、ボールやバットに触れ、上手に球が捕れた、ホームランを打った、思うようなピッチングが出来た、そういう感動を得て来た物だと思うのだけれど」 「試合は素晴らしいと思うぞッ」 何とか更生できないかと思う篠は息を吐く。先ずはキツイお灸を据えてやらねばならぬようだ。 くけけ。奇怪な笑み。『√3』一条・玄弥(BNE003422)が夕日を背に立つ投手に声をかける。 「しかし、親父に殴られてぐれた口かねぇ。ちゃぶ台返ししよるおやっさんは元気かぇ?」 「さっき会ったバットマンなら相変わらずだったなッ」 「思いこんだら試練の道をいくフィクサードか。ジャイアントの星もええけど、ぼっちは寂しいのぉ~?」 「俺には心強いチームメイトがいるのさッ」 そうかい、と口角を吊り上げる。兎も角仕事だ。暴れる奴をしばいて銭をもらうお仕事やぁ。 「熱血ピッチャー? この期に及んでスポコンかよ、今の時勢はもっとスマートにだぜ」 溜息。『咆え猛る紅き牙』結城・宗一(BNE002873)は後頭部を掻き呟く。まぁ俺は嫌いじゃないがな。そう言えば「熱くなろうぜ」と白球を手の中で放っていた。一方の『ペインキングを継ぐもの』ユーニア・ヘイスティングズ(BNE003499)は呆れた様な表情。そのまま曰く、 「何か暑っ苦しい奴だな。大体、俺野球のルールってわかんねーんだよ。大御堂さんが言ってたけどボールぶつけて殴り返すんだっけ?」 なんか俺もやってみたくなったぜ。殴り合いは嫌いじゃないとユーニアの視線の先には『ライトニング・フェミニーヌ』大御堂 彩花(BNE000609)。大御堂重工のご令嬢らしく、テニスを主にサッカーやスキー等々の経験もある彩花であった……が、野球に関して言えばルールすら危ういレベル。事実「実は野球ってあまり詳しくないんです」とキッパリ言うが、その目には凛然とした怒りがあった。 「ともあれ互いの心身を競うべき神聖なスポーツに殺傷沙汰を持ち込む輩は許せませんわね」 彼のやり方には敢えて付き合わずに普通に討伐してみせる。それが自分の仕返し。浪漫など不要、冒涜者にはそれで十分ですわ。黒金の髪を掻き上げる。 そんな彩花の一方では『もそもそ』荒苦那・まお(BNE003202)が『良く分かる野球』と書かれた本へ一心に読み耽っていた。来る前には野球についてのDVDも観、準備は万端である。 「相手様の理解って大切だとまおは思います」 本をぱたんと閉じ、影の従者をその傍に置きつつマスクの下で微笑んだ。対照的なのは『深紅の眷狼』災原・闇紅(BNE003436)、身体のギアを上げる一方でだるそうに溜息を吐くのは野球とかに興味が無いから。 「まぁ、いいわ。相手になってやるからさっさと……始めましょ……」 「ウムッ! 始めよう試合をッ! 試合を始めようッ熱血ド根性!!」 始めよう、勝負でも、殺し合いでもね。 試合開始の烏が鳴いた。 ●ぱららー 悠然、先ずは一歩。実際は遠距離攻撃に警戒しながら慎重に。投手か。正直苦手なタイプだぜ全く――内心の舌打ち、ユーニアが突き付けたのはペインキングの鋭い棘。 「あんた投手だな。俺のバットはこれだ……野球しようぜ。見た目貧弱な棘だけどな、鋭さなら負けねぇよ 」 「良し! なら、第一球ッ――『貫通魔球』ッ」 「かっとばすだけがパワーじゃねえって見せてやんよ!」 ペインキングの棘を構えたその刹那。突き刺さる。鋭い、血潮、貫通の魔球。呻く、が、その間に各々準備を整え終えた皆が動き出す。 「暗闇を通してわしに当てられるかねぇ~?」 玄弥が纏うのは闇惑の衣。まおはスターヒューマンの視界の端でリーリーリーリー、もそもそもそもそ、集中を。 「さあ、あなたお得意の野球で勝負ですわ!」 凛とした威風を放ちつつ流水の構え――と言う名の野球な構え、と見せかけて明らかにテニス。バッターボックス。刹那に彩花の斬風脚と交差したのは光の魔球、掠める、防ぐ、或いは直撃、或いは…… 「スナイパーは失敗は許されない 一発の弾丸で勝負を決めなさい――って、私のお父様もよく言っていたわ」 篠が向ける施条銃。鋭く集中に研ぎ澄ませた瞳、引き金を引く。銃声、反動、絶対殺意の弾丸と流星の球が相殺して爆炎を散らした。 「ノックアウト打法や!」 玄弥は命を貪る紅い爪で光球を切り裂き、そのまま死角を取らんと地面を蹴る。口元には笑み、視線の先には闇紅のソードエアリアルを構えた腕で防ぐスターヒューマン。赤い夕陽に赤が散る。 「心配するねぇちゃんもおったんとちゃうんけぇ?」 赤に紅に赫。鋭い爪が切り裂く一撃、皮肉的に笑んだ顔に掛かる他者の赤、返し手に玄弥の胸を正確無比に射抜いたのは落ちる豆板銀すら打ち抜く精密投球。後ろへ、背中を引く重力、に、逆らって飛び下がって血を吐いて、生きているのは運命を消耗したから。 「さぁ、励めよヌシら。寝る事など許してやらぬぞ!」 そも、この鋼鉄魔女が在る限りはた唯の一人も落とさせはせぬ。特に貴様のようなふざけた輩には――ゼルマが翳す白い指、その鋼鉄の爪に描かれた魔術紋様が紡がれゆく呪文と共に輝きを帯び始めた。受け継がれし魔女の紋様。両の手に宿す魔女達の術。放たれる魔法は癒しの旋律、恐るべき命中精度に傷付く仲間の傷が癒えてゆく。 「ピッチャー死ね!」 そんなゼルマを堅固に護るのはユーニア、猛然と唸り迫って来た巨大な光の球へ見様見真似のバッティングフォームからの棘スイングを放つ。掠める。身体にぶち当たる、が、先を使ってでも倒れやしない。 「わりぃ、プロみたいにはいかねぇな」 血唾を吐き捨てペインキングの棘を再度構えた。剣を構え、宗一が吶喊する。制限を外した肉体。軋る身体、マグマの様に篤く滾る血液。 「あんまし乱闘騒ぎとかは好きじゃないんだがね……覚悟しろよ!」 戦場全体に降り注ぐ大量の魔球の中を突っ切り、振り上げる。 「リーリーリーリー…… えいやっ!」 刹那にもそもそ動いていたまおが一気に踏み込むや全身からオーラの糸を放った。それは正に蜘蛛の糸が如く、藻掻く程に肌へ食い込む捕食者の檻。動けぬスターヒューマンへ振り下ろされたのは生か死か。破滅的破壊。地獄送りの轟閃。 やるな、と目が合った。糸を振り払い、投手が放つ。凄まじい、幾つもの、巨大な光の球。近付いていた者を吹き飛ばし、薙ぎ払う。 「その暑苦しい頭、冷やして差し上げます」 高い身体能力によって一撃を回避した彩花のWhite Fangに薄蒼の氷が取り撒いた。ブーステッドブーツの推進力でぐんと加速し、叩き付けるは絶対零度。挑発すべく威風を宿す蒼の瞳で鋭く射抜いた。襲い来る鋭い一球。 「悲しいわね、野球のボールはこんな事をするために作られたのではないのに……貴方だって、分かってるでしょう? 一度その世界に足を踏み入れたのなら、その世界でスポットライトを浴びて輝きたいって、思ったでしょ?」 鳴り響く鋼鉄魔女の凛とした歌を聴きながら。満身創痍の篠はそれでも真っ直ぐに銃口で狙った。深呼吸、狙い定める。赤く輝く角に、地元言葉になる口調。 「そんな人間が、こんな事をしてちゃいけん……この一発でワレェ、目ぇ、覚まさんかい!!」 この一発に全てを賭けん、と。 放つ殺気の弾丸にスターヒューマンの頭が大きく仰け反った。夕日に輝く赤、血。それでも彼は踏み止まって。言う。目を覚ますも何も、全力で今を起きて今が楽しい試合をしているからなのだ、と。 異質。相容れない。倒れるまで攻撃しかけていく、闇紅の刃が光る。夕紅の中。まおがマスクの下の蜘蛛口を動かした。 「えーっと。ボールの上でやもりさんがお昼寝出来るぐらいゆっくりですよー! やーい、のーこん」 それは挑発、刹那に交差した視線。投げ付けられた呪いの球――全力防御。受け止めた球。しかし細い身体に伝わるのは衝撃、痛み。でも、我慢。リーリーリーリー。 「まお、リベリスタですから」 飛び下がれば、今度は死角を狙い玄弥が赤い爪を振るった。口から吐くは相手のトラウマを抉りて心理的動揺を誘う作戦。 「てめぇのクリスマスの思い出をいってみんしゃい~? くーけけけっ」 「俺はリア充だぜ!」 返される一球。放つ無数の業火魔球。しかしその火を振り払ったユーニアがキッとスターヒューマンを睨め付けた。背にゼルマを守り、棘を構える。 「小細工はなしだ。正々堂々、直球勝負しやがれ!」 「良いぜ――正々堂々、全身全霊、熱血根性で、勝負ッ!!」 彼こそ、負け知らずのド根性エース。 ●セッシウンマンド 正にその名が通り、『負け知らず』。 ここで一気にケリを付けると一斉攻勢に出るも、フェイトを使わず倒れた者が二人。 「まさか、今までギプスをしたままとかどんだけぇ~」 「ちっ……こんなふざけたヤツに不覚とるなんて……あんた、ただで済むと思ってないでしょうね……?」 玄弥は皮肉な笑みを、闇紅はフラリと揺れつつ運命を燃やし立ち上がる。警戒態勢。 「それにしてもだ。確かに球は重い。早いしキレもある」 そんな最中、宗一が一歩前へ。 (奴の切り札はこの戦いの鬼札じゃ) 落とさせる訳にはいかぬ――ゼルマの祝詞によって顕現した癒しの息吹が彼を包み、その傷を強力に癒した。消える痛み、不敵に笑む宗一。 「けど……狙いが身体じゃ、デッドボール押し出しで勝てねぇぜ? 今まで何点取られてると思ってる。お前がしたいのは、本当に野球なのか?」 「試合だ、試合さ、さぁ試合を燃え滾る熱い試合をッ!」 「ふん……いいぜ、付き合ってやる」 剣をスターヒューマンへ突き付けた。 「さあ、お前の最高の一球を見せてみろ。俺はそいつをしっかり打ち抜いてやるぜ? そうだな。9回裏同点二死満塁、カウント3-2でどうだ?」 ホームラン予告。 投手がニィっと笑った。良いだろう、受けて立とうと。やはりか、正々堂々挑めば乗ってくる筈だろうから。 (ここまで凄い投手の一球入魂の一投ならさぞかしいい球だろうな) 振り被る。構える。 けどな。 「勝負を挑んだ以上、此処で負けたら男が廃るんだよ!」 集中と気合。 必ずや。 ――炸裂。 「ぐ……っ」 片膝を突いたのは、宗一。直撃は免れるも、それは甚大なダメージ。それでも倒れなかったのは――ゼルマが彼の体力を常に高く保っていた為であろう。 血を吐き、それでも笑う。笑った。 「でも、逆転サヨナラ押し出しだ。――お前の負けだぜ」 スターヒューマンが瞠目した。のは、一斉に間合いを詰める玄弥、闇紅、ユーニアの隙の無い連携。 「根性論なんぞ古くさい野球よりは今は科学的な野球ちゅうことや!」 「やられた分はやり返す。そういうルールなんだろ? 一気に片付けるぜ!」 赤い二閃、高速の剣。 揺らぐ上体、されど踏み止まり。振り被る。もう一度、必殺の技をせんと。 しかし。 まおが、ゼルマが、彼の身体に組み付いて。抑えれなくとも態勢を崩すことが出来れば、と。 「守られてばかりでは流石に恥ずかしいからのぅ。癒し手と思い侮ったか? ――やれ、ユウキ」 「まお巻き込んで攻撃しても大丈夫ですよ」 斯くして振り上げられる剣。 「へっ、この勝負――俺達の勝ちだぜ」 そして、振り下ろされる必殺の一撃。 ●ゲームセット 倒れた。必殺の一撃はドラマすら喰い殺す。 それでも、まだ、死んではいないらしい……「死ぬまでが戦い」と玄弥はトドメを差そうとしたが、それを深い傷を引き摺る彩花が遮った。溜息。 「敵の無力化が目的……という事は、別に殺す必要は無いと言う事でしょう」 生かす理由もないのですが、始末する事だけに固執しては。可能なら倒し、難しければ無力化といったところ。彼が生き残ったのは『偶然』の結果なのだから。 「裏野部の情報源? になるかもしれないし。こいつ組織の情報とか持ってそうにないけど……野球の話なら聞けんじゃね?」 ユーニアも彩花に同意する。捕縛の形でアークに連行しようと、本部へ連絡を始めた。 「このまま大人しく捕まってくれないか? 再戦ならいつでも受けてやるからよ」 傍にしゃがみ込む宗一。夕日と血潮に赤く染まった熱血投手が返したのは、ニヤリと好戦的な笑みだった。受けて立つ、と。 (馬鹿がはしゃいだだけ、か) ゼルマの手の中にはスターヒューマンの白球。どのような意図で斯様な真似をしでかしたのか。サイレントメモリー。試合がしたい試合がしたい試合がしたい試合がしたい試合がしたい強い奴と試合がしたい。暑苦しいな、やれやれだ。 「勝負を続けることはいいことだとまおは思います。でも、試合は互いがルールを守ることで成立するって本で読みましたので一方的に投げつけるのは試合じゃ無くてただの喧嘩だとまおは思うのです」 傍にしゃがみ込んだまおも言う。彼はフッと笑っただけだった。 見上げる空は、直に太陽が落ちる。夜が来る。 何処かで烏が鳴いた、試合終了。 『了』 |
■シナリオ結果■ | |||
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■あとがき■ | |||
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