●Overture 「やばいやばい、急いで帰んないと『暴き屋ジョナサン』が始まっちゃう」 小日向 巴は腕時計に目を遣りつつ、宵闇の帰路を急いでいた。その手には、暗さの為にはっきりとは見えないが、明るいオレンジのクラリネットケース。 「っにしても災難だったなぁ。漸く復帰してブランク取り戻そうと思ったら、まさか練習の最中でドの音だけ出なくなるなんて……折角父さんに頼み込んで買って貰ったのにー」 仕方ない、謝って修理に出して貰おう。 そんな事を考えながらも矢張り今時の女子高生、ドラマも気になるわけで。いずれにせよ、まずは家に帰らない事には何も始まらない。ケースの中のクラリネットと時間を共に気にしつつ、走る。 けれど彼女は徐に立ち止まる――異変に気付いて。 「……え?」 ――ガタ。 ガタガタガタ、ガタガタガタガタ。 ガタガタガタガタガタガタガタガタッ! 「な、な、な、何何何っ!?」 それが自らの手から提げられたクラリネットケースの中から聞こえる音だと、巴は頭では理解していたが、かと言ってどうする事も出来なかった。 そして次の瞬間、クラリネットはケースを突き破り勢いよく飛び出すと、自らの奏者である筈の巴に襲い掛かり―― ●First movement 「E・ゴーレムの出現が確認されました」 天原 和泉(nBNE000024)が、召集に応じ集合したリベリスタ達に告げる。それから、彼等にモニターを見るよう促した。 「現場は、此方の河川敷になります。暗くなると途端に人気も疎らになるので、今回の被害者である小日向さんさえ誤魔化せれば、第三者の介入を危惧する必要は無いでしょう」 続いて今回の討伐対象についてですが、と和泉が続けると同時に、モニターの画像が切り替わった。其処に映し出されたのは、鈍い七色のオーラを纏ったクラリネット。そして、色違いの七つのエネルギー体。 リベリスタ達は察した。これ等のエネルギー体は全て、中央に映るクラリネットによって生み出されたものであると。 「皆さんもお察しの通り、中央のクラリネットはフェーズ2のE・ゴーレム、周囲に散らばるエネルギー体は音から成るフェーズ1のE・フォースです。それぞれが異なる能力を持っており、その能力で以て人を襲います」 それ等はまず手始めに巴を襲い、殺害してしまうのだと和泉は言う。 「今から行けばE・ゴーレムが飛び出してきたところに遭遇出来ます。皆さんにはこれ等エリューションの討伐、小日向さんの救出を行って頂きたいのです。勿論、小日向さんからはどうにか『神秘』の存在を誤魔化して下さい。お願い出来ますか」 リベリスタ達が頷くと、和泉は穏やかな笑みを口元に浮かべた。 「有難うございます。それでは皆さん、宜しくお願いします」 其処に不安の色は無い。 |
■シナリオの詳細■ | ||||
■ストーリーテラー:西条智沙 | ||||
■難易度:NORMAL | ■ ノーマルシナリオ 通常タイプ | |||
■参加人数制限: 8人 | ■サポーター参加人数制限: 0人 |
■シナリオ終了日時 2012年02月27日(月)23:13 |
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■メイン参加者 8人■ | |||||
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●Intermezzo 「きゃああああああ!?」 訳が判らず、巴は悲鳴を上げた。 それはそうだろう。何しろ、先程まで自分が演奏していたクラリネットが、まるで意志を持って動き出したかのように、巴の眼前に飛び出してきたのだから。 しかも、何故か纏うは暴力的な雰囲気。一般人の巴にすら察される程の剣呑さを露わにしていたそれは、混乱で動けぬままの巴に、何の躊躇いも無く襲い掛かり―― 「災難だったな。だが、それもここまでだ」 がつん、と鈍い衝撃音。 だが、恐る恐る目を開いた巴は、死んではいなかった。寧ろ、全くの無傷。目の前には、大太刀でクラリネットを受け止め、鍔迫り合う青年――『リベリスタ見習い』ネロス・アーヴァイン(BNE002611)の姿があった。 「え、あ、え……え!?」 「しっかり守ってやるさ。同類同士」 クラリネットを宙へと弾き飛ばし、振り向きざまに巴に掛けたその声は、美しかった。 ネロスは、同じ音楽の道を往く者として、巴を放っておく訳にいかなかったのだ。腰が抜けたらしい巴を何とか立たせると、太刀の切っ先をクラリネットに向けながら、彼女を庇い後退してゆく。 一方のクラリネットは、弾き飛ばされた空中で体勢を整え復帰すると、報復せんと言わんばかりに一直線に向かってくる。が、虎の尾をゆるりと靡かせた少年が、ネロスと入れ替わる形で斬り掛かり、それを阻んだ。 「ふむ……ツクモガミとかそーゆーヤツでしょうか……?」 何処かぼんやりした風情のまま、『虎人』セシウム・ロベルト・デュルクハイム(BNE002854)は首を傾げる。 彼がクラリネットの注意を引いている間に、巴はネロスに連れられ後方へ。 「大丈夫ですか?」 「え、えと、あの……はいっ」 安心させるように、『子煩悩パパ』高木・京一(BNE003179)が巴に問い掛ける。柔和な笑みに、悪い人ではなさそうだと思ったのか、巴はこくこくと頷いた。 「事情は後で説明しますので、一先ず此方へ」 そう言って京一が指したのは、更にやや離れた所に停車してある彼の4WDであった。確かにただ後方で待機させるよりはこの方が幾分か安全度は増すだろう。 「骨折した上に自分の楽器に襲われるとか散々だな……すぐ終わらせてやっからさ、大人しくしてな」 『孤独嬢』プレインフェザー・オッフェンバッハ・ベルジュラック(BNE003341)にそう促され、少し躊躇いつつも言われた通りに小走りで駆けて出そうとする巴と擦れ違う、『祓魔の御使い』ロズベール・エルクロワ(BNE003500)。 その時、ロズベールが掛けてきた言葉に、巴は不覚にも立ち止まり、彼を振り返る。 「今、悪いモノに取りつかれてしまっているんです。だから……クラリネットのこと、嫌いにならないであげて下さい」 けれどもその時には、彼は他の仲間達と共に、戦場に合流すべく駆け出した後。 巴も、慌てて車内へと飛び込み、ドアを閉めた。 ●Second movement 全員が配置に着くと同時に、セシウムは一度クラリネットから離れ、バックステップで後退する。 「……来ます」 セシウムのその言葉すら終わらぬ内に、クラリネットはどういう訳か、ひとりでに音楽を奏で始める。しかしそれは、リズムも何もあったものではない、ただの稚拙な音の羅列で、とても音楽と言えたものではなかった。 だが、その音楽とも言えない、不可解で不愉快な音色によって生まれてくるものがあった。一つ、二つ――最終的には七つの、色の違う球体がその姿を現した。 「あれが、資料にあったE・フォース……ですね」 ぼんやりと鈍い光を放つそれ等をじぃっと見遣りながら、ロズベールもまた己の身体から白金の色を伴う光を放ち、群青の帳により暗く染まった河川敷を照らす。 より見通しが効きやすくなった戦場で、『名前はまだない』木田・黒幸(BNE003554)がぽつりと呟いた。 「ご主人様がいない間に凶暴化とかまるで権勢症候群みたいだね……彼? は自分で奏でたかったのかな? 自分の曲を」 奏でこそすれ語らぬクラリネットが相手では、真相を知るべくも無いのだけれど。 「でも、大切にされてたんだろうし、きっとクラリネット自身も持ち主の事、大切に思ってるよね」 そう思いたかった。信じたかった。『紅翼の自由騎士』ウィンヘヴン・ビューハート(BNE003432)は、愛用のランスの柄をぎゅっと握り締める。 「大事な人を傷つけるなんてとても苦しいだろうから、可哀想だけど壊してでも止めなきゃ」 「かわいそうだけどここでFineだ、ダ・カーポもダル・セーニョもここからの楽譜には載ってない」 ウィンヘブンに頷き告げた黒幸の宣告――それを否定するかのように、クラリネットが再度、自らを護るべく形を与えた音を引き連れ動き出す! 「あら、大切にしていた物に自分が襲われるなんて面白いわね」 くすくすと仄暗く笑む『Bloody Pain』日無瀬 刻(BNE003435)はその言葉通り、さも愉しげにその様子を見ていた。 「持ち主に触ってもらわなかったから、という単純な理由だけなのでしょうか?」 首を捻りつつ仮面によって素顔を隠し、守護の結界を展開する京一。リベリスタ達に等しく護りの加護が与えられる。 「調和のとれていない音階など、聞くに堪えないノイズだ」 臆せず、群青の天へと跳躍するネロス。彼は一切の迷い無く、青色の球体――ソのE・フォースへと刃を向ける。実は元が音と言うだけあってかこのE・フォース、微弱ながら自己を構成する元になった音階を絶え間無く発している。絶対音感を有するネロスは、色でなく音階によって敵を判別しているのだ。 そのネロスが、天上より斬撃の波を青の球体に浴びせ掛けると、続けざまにセシウムがその双眸に魔を籠めて、睨む。刹那、青の球体が内側から弾け飛んだ。 調子の外れたソの余韻を残して、残滓は虚空に溶けてゆく。 間髪入れずに動いたのは、黒幸。事前に爆発的に高められた集中力で以て、的確に狙いを定め、気の光糸による罠で絡め取る。束縛された緑の球体は、微かに音を震わせた。 そして、刻が、ウィンヘヴンが、ロズベールが、三方に展開し、黒き瘴気の霧によって、敵の全てを包み込む。立ち位置によって逃れた敵もいたが、まぁその辺りはご愛嬌であろう。 プレインフェザーも瞬時に霧の中微かに見えた緑にか細き光を鋭く撃ち出せば、あの、ピアノの隣り合わせの鍵盤を出鱈目に同時に叩いたような不協和音が響いた後に――黒が晴れた時には、クラリネットを護る音の兵卒は、紫のそれしか残っていなかった。 反撃とばかりにクラリネットと紫の球体が、セシウムに躍り掛かる。が、セシウム本人の持ち前の身軽さ、それによる身の熟しと、事前に京一が展開した結界の護りによって、掠り傷が二つ付くだけの結果に終わる。 「随分ひでえ音楽じゃんか。近所メーワクになったら困るし、静かにして貰うぜ?」 「そうだね。悪いけどここからは全休符だ、大人しくしていれば彼女に吹いてもらえたのにね」 プレインフェザーと黒幸。二人は戦闘論理者。彼等の口にする言葉は、疑う余地も無く現実となる。 ●Third movement 残った音の兵卒である紫の球体も、程無くしてネロスの剣技にによって斬り刻まれ、遂には黒幸の気糸に締め上げられて破裂した。 「さて……残るは本体だけ、ですね……出来れば、愛着のあるものでしょうし壊さずに何とかしたい所ですが……」 護衛を失ったクラリネットを、セシウムが睨み付ければ、其処に内包された魔の力は、蝕む。クラリネットは痙攣したように跳ね上がり、激しくのた打ち回るかのように振動し、苦しげな不協和音を絞り出す。 其処を狙ってプレインフェザーも気糸を矢が如く飛来させる。それは的確に、クラリネットの上管、その最も下の音孔から入り込み、貫通した。 クラリネットが壊れてゆく様をその瞳に焼き付けて、ふと、刻は後方の4WDの窓から顔を覗かせている巴を振り返る。彼女の表情から読み取れたものを見て――刻はひどく艶やかに、笑った。 壊される事に対してか、或いは神秘そのものに対してか。巴の表情に僅かに滲む、不安と、恐怖。 「嬉しいわ、その感情、負の感情こそが、私を駆り立てる。素敵よ」 恍惚とした表情をそのままに、彼女は再び瘴気を生んだ。その闇を振り払おうと躍起になって暴れ回るクラリネットに、今、巴はどんな表情を浮かべているだろう。考えては、口元が緩んだ。 その間にも脱したクラリネットはウィンヘヴンへと、七色の音階を、今度は不協和音の渦として、ウィンヘヴンを巻き込んだ。 「くうっ! ……この、程度っ!」 じわりじわりと内側から侵食してくる何かに体内から掻き乱されるような不快感を、何とか耐え切ったウィンヘヴン。お返しに、彼女も夜の帳より暗き闇の瘴気を送り込む。 霧の中で悶えるクラリネットに、ロズベールも歩を進め、奪命の紅き鉄槌でその黒き身を叩き伏せる。 休む暇を与えず、前衛のリベリスタ達は京一により与えられた翼で縦横無尽に動き回り、翻弄し、着実にクラリネットを破壊してゆく。戦闘論理者達も、的確な罠と分析で敵に隙を与え、味方をサポートする。刻は相変わらず残酷なまでに妖しげな笑みを浮かべたまま、蝕む黒の檻でクラリネットを閉じ込め、ウィンヘヴンも今度は一気に間合いを詰め、告死の槍で貫き呪いを齎してゆく。 必死の抵抗で今度は刻に放たれた七色の音害も、先程までにリベリスタ達が負っていた傷と共に纏めて京一が響かせた癒しの福音に癒される。そうして、矢張り反撃の憂き目に遭う。 その度に喚くように不快な音色を撒き散らすクラリネットにも、とうとう終わりの時が訪れる。 「人をきずつける音楽、好きではありません。その罪、ロズがいただきます……天国で賛美歌をかなでていて下さい」 踏み込む。その一歩は重い。それが、罪に染まり続けるという覚悟の重さ。 その重みで以て、彼は世界に仇為す存在を、紅き鉄槌にて、裁いた。 ●Finale 「さて、もっとあの顔を見ていたかったけれど。お仕事はちゃんとしないといけないわね」 刻が些か、残念そうに呟いた。と言うのも、巴からの神秘の隠匿について。巴は一般人。リベリスタ達とは色の違う世界に住む住人だ。今、此処で起こった事はその全てを忘れて貰わねばならない。 幸いにして、プレインフェザーがそれを可能にする力を持っていたが、いざそれを実行に移す前に、ネロスは彼女にこんな事を尋ねた。 「……彼女に非の無いような記憶に変えては貰えないか?」 音が出なくなった程度の故障なら兎も角、修復のしようも無い程に壊れてしまった事を、神秘隠匿の為だとは言え彼女に非を与えるのはあんまりだと思うから。 プレインフェザーも、その言葉に首を縦に振った。 「ああ、元よりそのつもりだったしな」 リベリスタ達は巴の乗る4WDに近付き、そのドアを開けた。 「あ、あの……皆さんは、あの、そのっ」 「巴、ごめんなさい」 「え?」 心から申し訳無さそうに謝罪の言葉を口にしたロズベールに、巴は疑問符を飛ばすも――次の瞬間には、抗いようも無い力の為に、意識が捻じれてゆくのを感じていた。 変えられた記憶の最後の映像は、プレインフェザーの緑の双眸だったのだが、それすら巴は覚えていない。 「大丈夫?」 「あ、ごめんなさい、あたし、ぼーっとしてて」 今は翼を幻視で隠したウィンヘヴンに声を掛けられ、巴は我に返る。 既に記憶は改変された後。先程までの戦いの映像は、もう巴の脳裏には焼き付いていない。 「足はもう大丈夫なのか?」 「え。あ、はい! 腫れてもいないですしっ」 プレインフェザーに尋ねられ、巴は慌てて頷くと、座席から降りた。今の巴は『リベリスタ達とぶつかって転び、その拍子にクラリネットを道路にぶちまけて損傷してしまった挙句に脚まで捻ってしまい、京一の車の中で休んでいた』事になっている。 「本当に済みませんでした、あたし急いでて」 ぺこぺこと頭を下げる巴。しかし心の中では矢張り壊してしまったクラリネットの事を気に掛けているに違いなかった。 「しかし……災難でしたね……」 「あ……はい、クラリネット……父さんに何て言おう」 巴は矢張りセシウムの言葉を受けて、しゅんと肩を落とした。不幸な偶然が幾重にも重なってしまった不可抗力の結果とは言え、矢張り居た堪れない。 「……転ばせてしまったのは我々ですし、見て見ぬふりは出来ません。宜しければ新しいものをご用意しましょう」 「えっ!? い、いえ!! 流石に其処までは……」 「巴さんは悪くないんですし、遠慮なさらないで下さい。あのクラリネットは大切なものだったのでしょう? それを壊してしまったのですから、この位は当然です」 今は穏和な素顔を露わにした京一の提案に、黒幸も同調するが、巴は頑として首を縦に振らなかった。 「ぶつかったの、あたしの不注意でもありますしっ。あ、あの、もう遅いんで、あたしもう帰りますね! 本当に有難うございましたっ!!」 慌ててそう言って、巴は最後にもう一度、大きくぺこりと頭を下げると、そそくさと逃げるように、夜道を駆け出して行ってしまった。 その後姿を、ロズベールは悲しげに見送って、思わず悲痛にその柳眉を顰める。 「クラリネット、もっと音をかなでたかったんでしょうか。かなでてくれなくなって、寂しかったんでしょうか。巴、決してクラリネットのことを捨てたわけでも、飽きたわけでもないはずなのに……」 「……悲しいね。人は擦れ違う事があるものだけど、大切にされてた筈の楽器とまで、そんな事が起こるなんて。お互いにお互いを大切にしてたんだって、思うのに」 ウィンヘヴンも、遣り切れないといった風情で、先程まで戦場であった河川敷を顧みた。 (人と物の擦れ違い……ね。云い得て妙だわ。ま、それはそれで面白かったのだけれど) 刻としても、それは少しばかり興味を引かれるものであったらしい。尤も、この雰囲気でそれを口に出す事は流石にしないのだが。 「楽器は、それを扱う者にとっては、かけがえの無い相棒みたいなものだからな……」 きっと、巴もクラリネットも苦しかったのだろうと。ネロスは言う。 「しかし……」 京一の言葉に、リベリスタ達が振り返ると――彼は、自分の財布の中身と睨めっこしていた。 「クラリネットってお幾らするのでしょうね……」 「良い物をと思うなら安く見積もっても五万円は掛かるんじゃないかと思うんだが……」 ネロスが言うのだからそうなのだろう。矢張り弁償するつもりでいた京一は苦笑いするしか無かった。 「口止め料だとしても、一人で払うには大変です……」 「俺と割り勘しても二万五千円ですね……今月はご飯が寂しくなるなぁ……」 遠い目で明後日の方向を見る黒幸。切ないにも程がある。 そんな二人に、プレインフェザーはこう持ち掛けた。 「アークの経費で落とせないか、掛け合ってみないか? まぁ、駄目なら自腹切るしか無ぇんだろうけど」 「そうですね、頼んでみましょうか」 ●Finale……? ――数時間後。 アークの会計士を相手に、何やら交渉を行っているリベリスタ達の姿がアーク本部にて目撃された。 ――更に後日。 巴の下に、京一の名義で(恐らく代表したのだと思われる)クラリネットが届き、巴はあの人達だと理解しながらも思わず狼狽える事になるのであるが、それはまた別の話である。 |
■シナリオ結果■ | |||
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■あとがき■ | |||
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