●初めの嘘 月の無い夜の街の底を、男が歩いていた。 身なりは崩れている。人品にも卑しいところがある。 現代の「下人」と評しても構わぬような、そういう男であった。 実際に、その職業と言えばサギ師であった。 この男が、小さな仕事で得た金を酒に変え、飲み干し、千鳥足で通り過ぎようとした、それは人気のない路地でのことであった。 「止まれ」 地を這う唸り声のような低い呟きが、男の背筋を凍らせた。 「いいか、騒ぐな。騒いでもお前の時間は延びることはない……」 男が即座に考えたのは、以前騙した何者かの報復、ということであった。 だから男はすぐにきびすを返し逃げ出そうとした。 酔った足がもつれた。恐ろしい力で背中を打たれ、地面に叩き伏せられた。 「がはっ……く……助け……」 「俺は今からお前を食う」 熱い息とともにその言葉が降って来た。男の首の後ろから。 「く……食う?」 突拍子もない言葉に、無理に体をねじって振り返ると……。 路地に入ってくるわずかな光の中、照らし出されたのは。 一頭の、巨大な虎であった。 「そうだ。食うのだ」 「と……虎……?」 あまりのことに男の頭の中は凍った。白地に黒い紋が鮮やかな白虎であった 「そうだ。俺は虎だ。だからお前を食う」 「虎……ははは、馬鹿言っちゃいけない。虎がしゃべるもんか。だからこれは着ぐるみかなにか……」 「ならば、バケモノだと思え。おそらくは俺の前世が人間であったのだろうよ」 ぎり、と背中にかかる力が強められ、爪が食い込んでくる。男はいよいよ死を間近に感じた。 そのとき、男の口からついて出た言葉があった。 「や、やめろ。そうだ、やめてくれ……兄さん!」 「……ぬ?」 「そうだっ兄さんだ! あんたは俺の兄さんだ。だから助けてくれ。な? な?」 そして必死になった男の口から出鱈目が堰を切ったようにあふれ出た。 自分には生き別れになった兄がいること。虎の声を聞いているうちに、生き別れの兄の生まれ変わりだと確信したこと。『俺たち』には病気の老いた母がいること。だから殺されるわけにはいかないということ。 それらを語り尽くすと男はぐすぐすと啜り泣き、「助けてくれよぉ……なあ、兄さぁん……」と繰り返した。 「……そうか」 す、と男の背中にかかっていた重みが取れた。 起き上がると、虎が暗がりに消えていくところであった。 「た……助か……?」 と思ったら戻ってきた。 咥えて来たものを男の前に置いた。緑色の大きな貴石であった。 「それを売れ。母のために使え……」 「あ、ああ! ありがとう。ありがとう兄さん!」 貴石をポケットに入れながら、男は早くも、あと何回芝居を繰り返せるか考えていた。 ●嘘の終わり 「今回の標的は主にアザーバイド『仙虎』です」 『運命オペレーター』天原和泉(nBNE000018)はリベリスタ達に手早く資料を配った。 「経緯を簡単にお伝えしておきますと、今回の標的は実は『万華鏡』の方では感知できていませんでした。気配を隠すことにひどく優れていて……。ですが、ある男性がネット上で『虎のバケモノを撃退する方法』を異常に熱心に聴きまわっていたことが、アークが事件を知るきっかけになりました。その男性は……」 ふう、と和泉はため息をついた。 「……アザーバイドを口先でだまし、既に何度となく金品をだまし取っては酒代に変えていたようです。無謀な話もあるものですね」 それは……アザーバイド『仙虎』とやら、もしや良い奴? いや、だとしてもアザーバイドにはお帰り願うしかないんだっけか。 「アザーバイドが越えて来た『穴』はすでに閉じてしまっているので、最終的には倒すしかありません。また、標的の周りにはいわば『獣の気』に惹かれて集まって来たエリューションビーストたちがいますので、これも相手にすることになります。みなさん、気をつけて。無事に帰って来てくださいね」 |
■シナリオの詳細■ | ||||
■ストーリーテラー:juto | ||||
■難易度:NORMAL | ■ ノーマルシナリオ 通常タイプ | |||
■参加人数制限: 8人 | ■サポーター参加人数制限: 0人 |
■シナリオ終了日時 2012年01月18日(水)23:39 |
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■メイン参加者 8人■ | |||||
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●路地裏の虎 夜は華やかに輝いている酒と色の街も、昼に訪れれば灰色に色あせてくすんでいる。 その街並みの一つの路地に入ったところで、虎は、待ちかまえていた。 白い毛並みにくっきりと黒い縞を刻んだ巨きな虎が、骨のごとく硬い筋肉を盛り上がらせ路地を塞いでいる。その周囲には、いわば、『群狼』。毛並みも色もばらばらだが、しかし揃って鋭い牙と爛爛と燃える眼を備えている。 薄汚れた都会の中にあってこれらは明確に野生の、しかも魔性の群れであり、群れとしての風格と風紀を備えていた。 「来たか……狩人たちよ」 虎の声が地を這う。 「人払いの結界はこちらで張った。余事は気にせずに戦うがいい。……命が惜しくなければな」 「おうおう、かっこいいねえ」 『外道龍』遠野 御龍(BNE000865)が笑った。 「『虎はなにゆえ強いのか。もともと強いからだ』ってか? 大した自信だねえ。けどさ」 ぶん、と振って大剣・月龍丸を構える。 「龍の方が強いんだよぉ」 「貴様が備える気配は龍のものではないがな、人狼よ」 こう返されて、御龍はぎり、と奥歯を噛みしめた。『人狼』の出自は容易に罪の記憶につながる。 「黙れ。相手にとって申し分なし。我を楽しませろ!」 「よかろう……一同、備えがあれば為すがいい。決闘とはそういうものだろう?」 「ふむ……いたみいる。そうさせてもらおう」 迷いなく返したのは『生還者』酒呑 雷慈慟(BNE002371)であった。きゅ、とその虹彩が絞られる。プロアデプト独自の集中状態に入って行く。 (つくづく、悪と断じがたい虎だ……) 『斬人斬魔』蜂須賀 冴(BNE002536)は胸中に思う。けれど。 だからこそ、断じることが己の正義。 「蜂須賀示現流、蜂須賀冴、参ります!」 (話のわかるアザーバイド、かぁ……やりにくいなぁ) 山川 夏海(BNE002852)も同じことを感じていた。けれど、そこを踏み越えなければリベリスタをやっていけない、ということも同じである。 「排除する。それが私のたった一つの掟…悪いけど、消えて」 「お前に罪はないがお前の存在するだけでこの世界を侵食する。悪いがここで果ててもらう」 『鉄騎士』ベアトリクス・フォン・ハルトマン(BNE003433)はその割り切りを明確に口にした。 「我が身を守れ闇よ!」 ダークナイト独特の闇の力がその身辺に凝集する。 (どちらなのかしらね。いずれにせよ倒すしかないのだけれど) ある『問い』を片桐 水奈(BNE003244)は表には出さなかった。ただ詠唱する。 「天なる糧よ、常にあるべく我が元にあれ」 ●緒戦 戦端が開かれた。 同時に『名も無い剣士』エクス キャリー(BNE003146)は雷慈慟をちらりとみやった。 「回数気にせず撃てるのは良いな……」 今回の戦いでは彼からのインスタントチャージが期待できる。 「遠慮なく行かせて貰うぞ」 ブロードソードを振るうとともにばしん! と雷光が弾け群狼の一匹を撃った。ぎゃん、と吠えた狼がすかさず咬み返してくるのを剣の柄で辛うじてかわす。 「手ごたえがある。確実に修行になりそうだ」 他の狼たちも機を揃えて一斉に動いた。派手に飛び回ることはなく、目の前のリベリスタに素直に牙を見舞ってくる。あちこちで血が流れた。 「アタシは獲物の脚を潰す……っ」 夏海のフィンガーバレットが仙虎の前足を狙って撃ち込まれた。だが、照準が厳しくなった射撃は効果が浅かった。 「なるほど、狩りの定石だ……がこちらも簡単につぶされてやるわけにはいかんぞ」 虎が反撃に転じようとした時だ。 「三島の相手、して頂きます」 刺だらけの手甲を虎の前にねじ込むようにして、『メイド・ザ・ヘッジホッグ』三島・五月(BNE002662)が飛び込んだ。同時に気を練り込んだ拳を叩きこむ。相手の鎧を貫通する秘術の一手だかこれも浅い。虎の五臓を撃ち抜くには至らない。 「一騎打ちか? だが、そうもいかぬようだ」 「そうだな。我の相手もつとめてもらうからな」 御龍の月龍丸が電光を帯びて仙虎に襲いかかる。集中を重ねてからの一撃は確実に虎の肩口を捉えた。ばっと鮮血が散り、稲光が獰猛な輪郭をばりばりと走り抜ける。 「ぐう、やるな。人狼」 「龍だ」 冷たい答え。 「好機」 呟いた雷慈慟がその手から走る気の糸をくん、と操った。虎の巨体に不可視の糸が不可避の角度で絡みついた! 「ぬう。これは不覚を取ったか……?」 確実に虎の攻め手を奪う罠であった。 「貴君に尋ねたいことがある。貴君の目的は空腹を満たすことだった筈。なのに――」 「なぜ、と問うか。人間よ」 虎が恐ろしい瞳で狩人をねめ上げる。 「ならばなぜ、俺には心がある? 人食いの獣であるにも関わらずだ」 「ふむ……」 それ以上答えを聞いても仕方がないことかもしれない。けれど、そこには問いがあった。 「チェストォォォォォォォ!」 冴の裂帛の気合がその問いを断ち切り、『戦場』に一同を引きもどした。 一頭の狼が深い傷を追い飛び退る。 (これがリベリスタの実戦か……) ベアトリクスはそれらの戦場を注意深く見詰めながら、闇の気を静かに槍へと送り込んでいる。まだ未熟な技を確実に撃ち込むために、時間を使う。 「御使いよ。朗らかに歌いて天の恵みを示したまえ」 水奈の詠唱は狼の牙でそれぞれに傷ついた味方を、充分に癒した――。 ●狩人の咆哮 虎が動けぬ中、緒戦はリベリスタ達が優位に展開していた。虎の体を削り、あるいは狼を相手取り、路地の奥へと獣たちを押し込んで行く。 だが。 戦いの中、気の糸に絡まれた仙虎が低く唸った。それは配下の獣たちへの合図であった。 「ぬ、まずい!」 動物の言葉を解する雷慈慟がいち早く気付いて、戦いの要となる水奈を庇った。 ぶちぶちぶちぶちぃ! 全身を隆起させた虎が気糸を引き千切ると、 「ぐるぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉおおおおおおおおおおおおおおおおおんんんんんんん……」 ものすごい声で吠え、その場の大気全てを激しく震わせたのだ。 その声には、ただの攻撃力以上のものが込められていた。いわば『捕食者の矜持』。こちらが狩る側であり狩る者であるのだという、獲物への圧倒的な示威。それが、リベリスタ達の意識を震わせしばしの間自由な動きを奪った。 さらにそれに合わせ、二頭の狼が――複数のリベリスタが虎に向かっていたために比較的自由に動けたそれが――飛び上がり、壁を蹴り、後衛へと回り込んだ! 「っく、いかさないよ!」 辛うじて動けた夏海が追って銃弾を撃ち込むが、今までの傷が浅かった狼はその一撃では倒れない。 水奈を庇った姿勢のままだった雷慈慟の戦闘服が、瞬く間に赤く染まった。 「……っ。持ちこたえられるの?」 いや、持ちこたえなければならない。水奈は癒しの術を駆使し、咆哮による、せめて神経の傷だけは癒していく。 「弱いものから狩るか……?」 悠々と虎が動こうとした時だ。 「させるか。『我』を忘れるな」 麻痺を気力で引き千切るようにして御龍が動いた。せめてこの虎だけは、体を張って止める。むしろ斬り合う。振り下ろした刃を、虎は前足を横なぎにして弾いた。それでも雷光が浅くは傷を付けている。 さて、それではすでに後衛に回り込んだ二頭の狼は? 狼たちは効率の良い狩りを知っていた。集団戦に於いては癒し手こそが核になることも。雷慈慟をさておいて回り込み、水奈に襲いかかろうとする。 だが。 割って入った者があった。 「させん!」 黒髪の騎士――ベアトリスである。まだ鍛錬の途上にある彼女がすぐに体の自由を取り戻せたのは単なる幸運の賜物であった。しかし迷わずにその身を差しこめたのは覚悟のなせる業である。人を守ることこそが騎士の本懐。その志に曇りはなかった。 代償は重い。深くその身を食い千切られ、ぐらりと傾く。 「倒れん……!この程度で膝を付くのはハルトマンの名折れ……!」 運命が、あるいは志が、彼女を支えた。 続いて、麻痺を振りほどいたキャリーと冴が――奇しくも好対照に洋の東西を分けた二人の剣士が――後方に駆けこんで来て、それぞれの剣で狼を叩き伏せ吹き飛ばした。一応のところ、後方の危機は去る。 とはいえまだ五月と雷慈慟が動けず、劣勢は間違いない。 虎の爪は鋭利でありながら鈍器のごとく暴力的に御龍に叩きこまれた。前線に残っていた狼たちもそれに従う。頑強な筈の御龍がたまらずよろめく。 「嬉しいな。斬り甲斐がある」 それでも御龍は笑って見せた。 虎と狼の猛攻はそのあともう一度御龍に集中した。水奈の癒しもこうなると追いつかない。前線を形成し直している間に御龍がついに倒れる。 そして土を掴んで立ち上がる。笑っている――命がすりつぶされていくような戦闘を、だからこそ楽しんでいる。 「仕方ない。一匹ずつ行くぞ!」 もっとも傷が深い狼を切り伏せた。飛びのいて傷を浅くしようという狼に、夏海の銃弾が撃ち込まれた。 「そうだね。まず一匹」 赤茶けた毛色の獰猛な獣が、動かぬ骸になった。 ●終戦 そこからは正面切った潰し合いであった。リベリスタ達は今度こそ各自のブロックを明確にしながら、攻撃は端から一頭ずつ狼に集中していく。戦線に復帰した雷慈慟のチャージもあって、攻め手が休まることはない。また一頭、続いて狼は死んでいった。 しかし虎もまた、前線にあって傷が深い者に攻撃を集中させ、それを狼と連携させているのである。 「ぐう……っ」 冴がわき腹を噛み破られ、剣を杖にした。 「傷が深い者は去ってもいいのだぞ?」 虎が問う。 「まだだ! 私の正義はこの程度で折れはしない……チェストォっ!」 ざっと土ごと跳ねあげた剣を一気に振り下ろす! 斬撃は狙い過たず狼を両断した。残すは一匹と虎である。 「ふむ」 ぐん、と虎が身を沈めた。その動きの意味を五月が察知した。 「逃げるんですか?」 もちろん、本当に虎が『逃げる』とは思っていない。後衛を襲われることを防ぐための挑発である。虎はこう答えた。 「群れを預かっているのでな!」 どん、と天高く跳び上がり、壁に爪をかけ力強く蹴って、恐ろしい勢いで舞い降りてくる。 暴虎馮河の勇。本来は虎に素手で立ち向かう無謀をいさめる言葉である。そしてこの仙虎のこの技は、虎に立ち向かう無謀を思い知らせるためにある……! 圧倒的な暴力が吹き荒れ、ベアトリクスと、水奈を庇った雷慈慟を襲った。同時にタイミングを合わせて跳躍した狼が雷慈慟の肩を咬み破った。 狼はそのまま走り去ろうとする。群れを生かすための、それは決断であった。 だが夏海が放った銃弾が狼の脚を撃ち抜いた。 「今度こそ、足を潰したよ……」 虎に攻撃が集中する。恐ろしい勢いで暴れながら、しかしこの白い獣は血まみれになっていった。 「うぐぉぉぉぉぉおおおおおおおおおおるぉおおおおおおおお!!!」 再びの咆哮。あるいはそれは起死回生の一打になり得たかもしれない。だが。 「残念。わたしはまだ動けるよ。逃がさない」 夏海が虎の眉間に照準する。 「ていうか、逃げる気もないよね、多分。……あのさ、この世界から去ってくれないかな? 出来ないなら殺しちゃうしかないんだけど……」 「帰る世界があれば、ここにはおらぬよ」 「……そっか。じゃあね」 銃声が鳴り響いた。 虎が、倒れた。 「言い残すことがあれば……聞こう……」 壁にもたれかかりながら、雷慈慟が言葉を投げかける。虎は答えない。 「そうだ……聞いておきたい……」 仲間に助け起こされたベアトリクスが、重ねて問いかけた。 「あの男が嘘ついていることは、初めから承知の筈。一体なぜ……」 虎は、答えた。 「悪い『話』ではなかったからだ。心有る身には、な」 ●アフターケア 「殺される……殺される……」 その男は貧相な部屋の中で薄い布団にくるまってがたがたと震えていた。 「殺される……殺される……殺される……」 なににって虎にである。己が騙し続けて来た虎にである。 嘘を重ね玉(ぎょく)を受け取りそれを売り払い酒を飲む。それを繰り返しているうちにふと気付いてしまったのだ。この虎は、俺の嘘を知っているのではないかと。 それからは、ただ虎がいつ命を取りに来るかと怯える日々となったのであった。 チャイムが鳴った。 男の心臓は飛び上がった。 いや待て。虎がチャイムを鳴らすか? いやまてまて罠かもしれないそうだ扉を開けたらあの猛獣ががぶっと……。 かつん、と硬い音がした。それはロックがチェーンごと断ち切られた音であった。 「ひいぃっ」 男は今度こそ全身で飛び上がり正座しやっぱり布団をかぶってがたがた震えている。 扉が開いた。 間髪いれずにずかずか踏みこんできたのは、黒髪の女性であった。黒いスーツに白い手袋、それにえりぐちに覗く包帯。 男の前までやってくると、とさ、と麻袋を目の前に落とした。 袋からは大小さまざまな素晴らしい色の玉が溢れ出た。 「……へ?」 「……虎の言いつけだ。故郷に帰り、老母を敬い、自愛せよ」 「……は? ……あ……」 ぐい、と襟首をつかみあげられた。綺麗な女だった。しかし怖かった。 「もしこの言葉を蔑ろにする事があれば、私がお前を斬る! それを忘れるなよ」 今さらに『虎の言葉』が胸に落ちて来た。 老母……確かにいるのだ。置いて来たのだ。 そんなことまで、知っていたのか。 相変わらず体は震えていた。 そしてどうしたことか、涙まで湧いてくるのだった。 fin |
■シナリオ結果■ | |||
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■あとがき■ | |||
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