●青魚ええぞ! 冬の海。本来なら人も寄り付かぬ筈のそこでも、ごくごく一部のサーファー連中はどうでもよさげに波を追う。冬ぐらい荒れてる程度で丁度良い――そんなどうでもいい緊張感を孕みつつ、愚直に波を追いかける。 だから、だろうか。それを観測したのはとあるリベリスタ兼サーファーだったなどという冗談が起きたのは。序に、それが一人では手に負えない、と分かったのは。 海が裂け、飛沫を作る。あたかもサメが波間から顔を出すようなその予兆は、本来ならば彼が怯えるような手合いではなかったはずだ。ぶくぶくと泡立つ波間の違和感を感じる程度には彼はリベリスタだが、その状況が何を呼ぶか、分からない程度に彼は駆け出しだったのだ。 「何処さ行くだ? あ?」 だが、波を割って現れたのはサメの背ビレではなく、クワ持った農夫で。 「アンタァ……」 水面から顔を出したのは、サメの本体でもなきゃサーフボードでもなく増して潜水艦などではなく、ガチムチなナイスガイ。 流石にそりゃ勝てねえわ。 ●お前人の案(もの)を…… 「青魚って、DHAとEPAが豊富って言いますよね。略称の『A』が『Acid』って意外と知られてませんよね、日本語的なだけに」 「そこじゃねえよ。青魚どこに関係在るんだよ」 「……いえ。それがですね。データ見るかぎり、彼らの原型が魚なんですよ。E・ビースト」 リベリスタに詰め寄られ、しかし慌てた様子もなく『無貌の予見士』月ヶ瀬 夜倉(nBNE000201)は冷静に資料を読み上げた。詰め寄ったりベリスタ、絶句。 「ええと、アザーバイド『IQ-44』のせいで水中を遊泳中の鯖が複数集合体と化しE・ビースト『Res-B』に変化、現在相模湾近海を回遊しており……え? 被害なし? 風評被害?」 季節も漁獲もどうでもいい、本当に色々と大事なところを無視したアザーバイドとエリューションだった。少しくらい整合性をとれよアザーバイド。 「……すいません。エリューションを先に倒しても後に倒してもかまいません。アザーバイドの扱いも任せます。取り敢えず処理してきてもらえませんかね?」 「ぶん投げすぎじゃねえか!?」 |
■シナリオの詳細■ | ||||
■ストーリーテラー:風見鶏 | ||||
■難易度:EASY | ■ ノーマルシナリオ 通常タイプ | |||
■参加人数制限: 8人 | ■サポーター参加人数制限: 0人 |
■シナリオ終了日時 2011年12月28日(水)23:57 |
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■メイン参加者 8人■ | |||||
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■シナリオ結果■ | |||
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■あとがき■ | |||
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