下記よりログインしてください。
ログインID(メールアドレス)

パスワード
















リンクについて
二次創作/画像・文章の
二次使用について
BNE利用規約
課金利用規約
お問い合わせ

ツイッターでも情報公開中です。
follow Chocolop_PBW at http://twitter.com






お、っぱい!


 その日、小学校は平和だった。
 だが、まさか……あんな悲劇が起こるだなんて、誰が予想しただろうか?

 ビチャッ    ビチャァッ

 それは何かが爆ぜているような音。
「誰かー!! 誰か助けて!!」
 聞こえてきたのは教員の声。何かから逃げていることがよく分かる叫び声だ。
 その日は朝礼を体育館でやる日だったため、朝早く来た教員がその準備をしていた。
 そんな平和な、よくあるひとコマは、蹂躙される。
「パイが!! パイがぁぁああ!!!」
 ――――そう、パイだ。
「パイを投げてくる、謎の光体がー!! ぎゃぁぁあああ!!!!」
 そうして教師はその意識を吹っ飛ばした。
 だが聞こえてくるのはそれだけれは無い。

 ブシュウゥゥ   ブシュゥウ  ビリリ

 そう、何かが溶けている音だ。
「いやーん!! 誰か助けて!!」
 今度聞こえてきたのは女の教員だろうか、彼女もまた何かから逃げている。
 その姿はなんとも言えない、服が所々空いているでは無いか。
「変な光体が、服を溶かすのいやぁああぁぁああああああ!!!」


 ――朝、朝礼に来た小学生が惨劇を見た。


「皆さんこんにちは! パイです」
 『未来日記』牧野 杏里(nBNE000211)がそう言うと、拍子抜けしたリベリスタが帰っていった。
 完。


「ああああっ! ごめんなさい!! でも真面目な話なんですっ! お願いですから帰ってきてくださいいいいっっ!!」
 そう言って、杏里が葛藤して残ったのは8人のリベリスタ。
「すいません、でも本当に、パイなんです……真面目に依頼なんです……。以前ハロウィンの際にも大きなカボチャを落としていったD・ホールもあるのでそれ関係だと思われます」
 そう言いながらもリベリスタが再び帰らないように、ブリーフィングルームの扉を背に張り付く杏里。
 「今回はアザーバイドです。残念ながらD・ホール発見には至りませんでした」
 そのアザーバイドは人間に何故かパイをぶつけてくるという謎のアザーバイド。少しの時間パイを投げ続けたら何故かそのまま消滅するという。まあ、三千世界、色んなアザーバイドが居てもいいとは思う。
 けれど、投げてくるのはパイだけでは無い。
「服が溶けちゃう、謎の液体も混じってます」
 そう言うと女性のリベリスタが硬直した。
「なぜ……?」
 聞いてみるだけ聞いてみようとリベリスタが声に出す。その答えは――
「はい、わかりません」
「……。」
 まあ、三千世界、色んなアザーバイドが居てもいいと思う。大事なことだから2回言います。
「朝方、少年少女の目に毒を見せないためにも!! リベリスタが立ち上がるときですよ! よ!」
 笑顔で、頑張ってくださいと付け足した杏里が、最後に。
「パイで汚れた、体育館のお掃除もお願いしますね」
 ちょっと大変なお仕事になりそうだ。


■シナリオの詳細■
■ストーリーテラー:夕影  
■難易度:EASY ■ ノーマルシナリオ 通常タイプ
■参加人数制限: 8人 ■サポーター参加人数制限: 0人 ■シナリオ終了日時
 2011年11月30日(水)23:29
 ふはははー馬鹿めがー!おっぱいだと思ってクリックしたかー!!
 ごめんなさいごめんなさい、武器仕舞ってください、、、
 恒例の耐えるだけシナリオ、夕影です

●成功条件:パイ投げ隊の消滅

●パイ投げ隊
・小学校の体育館内で人に向けてパイとよくわからない物体を投げる謎のアザーバイド
・動き続けないと無条件で被弾します
・1ターンにランダムで1~10個のパイが投げられてきます(物遠単小ダメージ(食べれます))
・3ターンに1回、よくわからない液体の入った水風船が飛んできます(物遠単ダメ0(服が溶けます。それだけ))
・それが50ターン続きます。51ターン目の始めに消滅します。

●場所
・小学校体育館内
・明かり、広さは問題ありません

●その他
・時間帯は夜中です

それではご参加お待ちしていますよ!
参加NPC
 


■メイン参加者 8人■
覇界闘士
月星・太陽・ころな(BNE000029)
ホーリーメイガス
臼間井 美月(BNE001362)
スターサジタリー
漣 唯奈(BNE001563)
ホーリーメイガス
大石・きなこ(BNE001812)
★MVP
クロスイージス
ノアノア・アンダーテイカー(BNE002519)
クリミナルスタア
オー ク(BNE002740)
クリミナルスタア
井上 良子(BNE002771)
クリミナルスタア
久那城・姫子(BNE003131)

●ご使用は計画的に
 夜中。
 昼の学校の活気とは裏腹に、静まり返ったそこへと足を運ぶのは八人のリベリスタ。
 夜の学校と言えば、怪談の大舞台になるほど不気味だったり怖いものだが、今回はそうでも無い。
 そう言えるのは、依頼の内容が内容だからかもしれない。どことなく、どことなく……。
「これだけ着込めば大丈夫だよね! ね!!?」
 服に服を重ねて、見た目は胴の膨れた少女『From dreamland』臼間井 美月(BNE001362)。だがまだ着るべき服は山積み。美月が着終わった頃に出陣としよう。
 今回の敵が服を溶かす謎の物体をも投げてくるという事で、服を重ねて己の身を守ろうとしていた。ここで重要なミスを行なっていたのは後々分かるのだが、それは置いといて。
 その横で『小さな大宇宙』月星・太陽・ころな(BNE000029)がゴーグルを頭に、そして虫取り網をその手に持った。
 探偵事務所の一員として、人の役に立つために此処へ来た。それが例え些細な事であろうとその道を突き進むだろう。だが、他にもやりたいことはある。
「パイって好物なんだよね! 食べてもいいんだよね!?」
 勿論食べても大丈夫です。パイのためにえんやこら。
 因みにおっぱいのパイはパイのパイです。おっぱいだと思ってきた人は服でも溶かすといいよ。
「いやいや、どうせあれだろ?」
 着込む者もいれば、最初から裸に近い方も居た。三高平には勇者から魔王まで居るらしい。
 魔王もとい『ディアブロさん』ノアノア・アンダーテイカー(BNE002519)は上機嫌に口を動かした。
「皆何だかんだ言って合法的に開放的になりに来たんだろ? 知ってるよ、魔王知ってる」
 女性の美を追求した様な完成されたボディを晒しつつ、言っていることは皆裸になろうぜ! と言うもの。
 これで一九歳というのが更に恐ろしいというか、末恐ろしい。
 彼女は『戦火の村に即参上』オー ク(BNE002740)の目から女性陣を守るために来た様だが、他の子よりも自分を心配した方がいいかもしれない。それも後々分かるので置いておいて。
 二人は変な所で息が合っていた。今回の依頼の成功条件はアザーバイドの消滅だが――
((女子六人の服の消滅もだ!!!))
 そっちの消滅も個人的な成功条件。たまにリベリスタの中にフィクサードが混じっている事がよくあるアーク。恐ろしい。
「初めての戦闘です……緊張するなぁ……」
 『番台ちゃん』漣 唯奈(BNE001563)はデビュー戦だった。
 心配事は依頼に貢献できるのか、というよりも依頼内容。けどね、入ってしまったからには後戻りできないからね。腹くくって前へ進もうね。
 『ごく普通の文学少女』井上 良子(BNE002771)もデビュー戦らしい。
 アークの依頼はこんな依頼ばかりじゃないっていうのを先に断っておこう。
「いやぁ、初依頼がとんだネタ! これ、紅椿組の掟!」
 自身が所属するコーポの掟が一つ出来た。着物が似合う姉御を神と祀るヤクザ系コーポ。その代表が言うんだからそうなのかもしれない。
 良子と唯奈が体育館の扉を少し開けて中を見てみた。発光した物体が飛んでいるのがその目にちらつく。
「……あれですかね」
「あれでしょうねぇ」
 二人が顔を見合わせていた――その時。
 扉の僅かな隙間からの気配に気付いた発行物体もとい、アザーバイドが扉へパイを投げてきた。
 勿論それは扉に阻まれて被弾しなかったものの、僅かな隙間からはパイの残骸が扉の間から弾けて出てきた。
「わわっ!? 本当にパイが飛んできたー!!?」
「とりあえず閉めましょ」
 体育館の扉は再び閉まった。出撃はもうちょっと待ってね。
「やれやれ……困ったアザーバイドが居るもんじゃのぅ」
 『さくし。』久那城・姫子(BNE003131)が羽の手で頭を掻きながら言った。
「まあわらわが叩き潰すのじゃ! 負ける気はせんぞ」
 意気込みは十分。
 相手は相手で微力な戦闘能力しか無いため、戦闘不能は無いだろう。それでも油断はできない、色んな意味で。
「よし! できたよ!」
 美月が服を『全て』着終えて元気に言った。
「それでは皆さん、お仕事頑張りましょー」
 最後に『鉄壁の艶乙女』大石・きなこ(BNE001812)が回りへそう言い、再び扉は開かれる。

●ドキ☆ リベリスタだらけの戦場! ビリリもあるよ
「いぃぃいやっほぉぉおおお!!!」
 体育館の中へとノアノアが、滑り込むようにして入っていく。
「三高平の風紀はあっしが守る!」
 その後ろから着いていくようにオーが、その身に神秘を纏わせてついて行った。
「流石!! 感動したッ!」
 前衛もとい壁となる二人の勢いに美月の目がキラキラと輝いた。本当にその二人でいいのかとツッコミは誰かがやってくれないのだろうか。純粋というのは悪いことでは無いが、なんとも言えない複雑な気分がある。
「げ、元気ですねー」
 後ろで唯奈がその姿を見ながら言葉を漏らした。そんな若干ほのぼのした中でもパイ投げ隊の攻撃は始まっている。
「来た! まずは4つじゃ!」
 姫子が仲間へと呼び掛け、仲間もその身を構えた。
 俊足の発行物体からどう出てくるのかは分からないが、形成されたパイは一般的なパイ。
 それが弾丸の様に弾き飛び、リベリスタへと向かった。
 良子が体育館の備品を使って超えられない壁を作りつつも、その短剣でパイをまっぷたつにして難を逃れる、そして再び壁作りへと専念した。
「ここで待機……ですかね、あうっ」
 べちゃんとパイに当たったきなこ。止まったら駄目とあれほど言ったじゃないですかー!
 けれどその攻撃力は微々たるもの。きなこの体力を削り取るには50ターンでは足りないだろう。
「うあああああん!! パイが飛んでくぴぁああ!!?」
 こちらも全力防御したものの被弾した唯奈。顔面に当たったパイが滑り落ち、地面へと着く。
「甘いよおおぅ……」
 とりあえずパイは食べれるので、舐めた。まさしくそれはパイだ。


 そのうちに脅威のアレが飛んでくる。水風船の様な柔らかさを持った、中は謎液体のそれ。
 パイと同じく何もない空間から生み出されては、リベリスタへと飛んでいく。
「何でこンな事をするンだ~(棒読み)」
 とパイ投げ隊へと言いながらも、綺麗にそのお腹で受け止める。
「……うむ、普通にゃ通じンか」
 そのまま器用に弾き返して向かった先は――
「此処は僕に任せるんふぁぁあああアンッ!!」
 尋常じゃないスピードで走ってきて、水風船へと飛び込んだノアノア。
 それが胸に直撃したからもうね、大変。普通の女の子なら、いやーん! とかなってその場に蹲るのもセオリーかもしれない。けれどもそれは予想通り裏切られる。
「こ の 開 放 感 !!」
 服溶けてるからね、溶けていってるからね!?
 そのまましてたら全年齢のバロックナイトイクリプスが危ないことになるからね。
 開放感に身を任せて、足が止まったのが不運か。いや、超幸運なんだけども、本来なら。そのまま飛んできたパイが胸に当たってアークの健全は守られた。
 それを見てた一部の女の子がうわあって思った様な顔をしたが、ここまでは前衛として役に立っている。壁役として。
「うんうん! やっぱりパイは美味しいね! あ、痛いッ!」
 後ろではころなが美味しそうにパイを食べていた。被弾もしていますが。
 という感じでどんどん飛んでいきます。皆逃げてー!

●ドキ★ 時折フィクサード混じりの戦場
 そんなこんなでしばらく時間が経って良子のバリケードは完成された。とは言っても、体育館は広いのでそれだけでは守りきれない部分はある。
 良子は美月を庇うために近くにいるが、美月は美月で身動きがとれない。
 というのも、着込みすぎが駄目だったのか、上手く動けずその場に倒れていた。
「大丈夫です? 美月さん?」
「駄目そうですうううう! ああああまたきあぁぁああギャアアガベボボ!?」
 美月の後方から飛んできたパイを良子が叩ききったものの、前方から飛んできたパイを顔面に被弾した美月。美月さん生きてー!
 パイ投げ隊もなんだか巧みにパイを放っている、というのも前衛の一人が仕組んでいたからなのだろうが。
「おおーっと美月ちゃんが動けないぞー!」
 オーがタワー・オブ・バベルでアザーバイドを誘導していたのだ。
 水風船がいつ飛んでくるかは正直言って読めない。ならばとりあえずそんなこと言っていればいつかはピンポイントでいい場所に水風船を飛ばすだろうという心算である。
「っち、またパイだったか……まあいい」
 と言いながらも再び飛んできた水風船を巧みに受け止め、ノアノアへと飛ばす。
「よっしゃあああ!! 任せろぉお!!」
 それをハイテンションで受け取った魔王は、その手にどんどん水風船を貯めていく。その数、三つ。
 そこからノアノアの大逆撃は始まる。対象は女の子。
「ターゲットロックオン!」
 まずターゲットとなったのは、動けずにクリームの海に悶えている美月だった。
「シュートッ!!!」
 投げ込んだ剛速球は美月へと向かう。
「何やって!? え!? ぎゃあああああああ!!!!」
 パツーンと美月の服をブレイク! 効果は抜群だ!
 むしろ美月は当たった方がいいのかもしれないが、その服はどんどん溶けていく。先程よりは動ける様になったが、まだ地面に這いつくばったままだ。

「ノってきたー!!! シュウウウウウウト!!!!」
 天使の歌で生き返ったテンションの高いノアノアが最後の一つを仲間へと投げる。
「うむぅ、もっと上品なクリームだったらよかったんじゃがのう……」
 その矛先は姫子へと向かった。
 パイを取っては食べて食べて、けれど姫子はもっと美味しいパイを知っている。このゴットタンで誤魔化せはしない。だが夢中になりすぎて幻影を解いていたのが運のつき。
「アザーバイドもまだまだじゃ……アプゥ!?」
「君のちっぱいが見たぁああい!!」
 ノアノアの投げた爆弾が、右肩に当たった。風船は綺麗に弾けて胸囲の服を溶かし始める。
「いいなぁ、溶けていくなァ!」
「何するんじゃぁあー!!」
 ダッシュで逃げるノアノアが次の獲物へと走り出した。

「もういっちょシューーート!!!」
 と、もう一度ノアノアは水風船を放った。此方は真面目な顔をしてパイを切り落としていっていた良子。
 確かに少し身体にパイが当たっているものの、切り落とし、一点へと集めて回収しやすいように工夫していた。
 水風船は前衛のおかげで飛んでこないものの(前衛のせいで飛んでくるときもある)、多少の被弾は許そうと思っていた。
 だが……タイ留めの椿紋だけは死守したい。それは尊敬する方の総称とも言える椿の紋。
「これだけは絶対守る……!」
 椿紋へと手を当てた瞬間、魔王の一撃が良子を襲った。ついでにパイも顔面に当たる。シリアスブレイカーが多いようです。
「君の全てを俺に晒せぇええー!!」
「ヒッ!?」
 迫るノアノアに良子の無頼の拳が唸った。
 大丈夫、きなこが回復スキルで治してくれるから!

●ストッパーは存在するべき
 一箇所に立っているのが悪かったか、パイの格好の餌食になっていたきなこ。
 ノアノアの故意な水風船の餌食にもなって肌を晒すが、いい感じでパイが服の代わりになっていた。
 まだ体力にも余力はある。ただ痛かったのは、足元のパイで滑って転んで、尻餅を着いていたくらいか。
「あたたた……ていうかエロスです! えっちなのはいけないと思います!」
 どんなドSなアザーバイドかと、しばらく躍起になって語っていた。
「や、でもお仕事ですもんね……頑張りますけど……っ!」
 最後には微笑んで再び顔面にパイが当たる。
 もうクリームの塊の様な感じになってきている。

 ぱちゅーんと水風船が当たったのはオー。
 冷静に服を脱ぎだしては、AFから取り出した服に着替え始める。
「そこで着替えるなですー!!」
 それを視界の端にちらりと入れてしまった唯奈がすかさずツッコミをいれた。
 お互いに止まってしまったのが駄目だった、そんなコントっぽいものをしながらも、パイは二人の顔面に当たる。
 頭上で飛んでいるアザーバイドは、可笑しく笑うようにくるくると回っていた。
 しばらくして、唯奈は水風船の飛んでくる感覚を掴んだ。
「今度こそ、当ててみせます……!」
 発行物体がこっちに近づく、そして形成されたのは。
「来た!! 水風船!」
 構える重火器に力を込め、1$シュートを放って狙うのは水風船へと。届け届け届け……

 ――ぱちゅん!

 空中で弾ける水風船。
 飛び散る謎の液体。何故かそれは唯奈自身へと飛び散った。
「!!?」
 唯奈は一瞬状況が読めなかった。だが、自分が撃った弾が当たっていないことは瞬時に悟る。
「あー、スマン。そっちに飛び散ってしまったかー」
 実は反対側に回ったオーが、一歩早く風船を割っていたのだ。
 そして、被った液体が唯奈の服をどんどん溶かしていく。
「見るなぁああ!!」
「あ、あっしは見てない! これで隠すんだ……!!」
 渡そうとしていたのは防御用マント。それ自体は普通にいい人なのだが……そんなの裏切られるに決まっているさ!
 オーは金の指輪型デジカメで一部始終を撮影しようとしていた。それは不味い! なんていうかマズイ!
「何しとんねーん!!!」
 ころながオーへパイを投げ、それを阻止。救世主。
 女性を守るまともな純情男子が居てよかった! すごく良かった!
「ふ、ふん、女性を守るのはボクの仕事や!」
 胸を張って言ってみせるも、その顔は真っ赤。ウブだな。
 そんなこんなで、とてつも長い時間は終わりを迎えるのだった。

●お掃除して帰りましょ!
「やっぱりこれ、只の罰ゲームですぅぅぅ!!」
 発光体が消えた後に残ったのは、大量のパイの残骸。
 唯奈が声を上げて喚いたが、やるしかない、やるしかないんだ!
 皆で嘆きつつも、パイを回収して回収して回収して。もうしばらくパイは見たくないかもしれない。
「面倒なのじゃ~。そのままにして帰りたいのじゃ~」
 姫子がパイをかき集めながらもう、そう漏らした。
「ままま、競争でもして集めへん?! 楽しくなってきたわー!」
 ころなが一番掃除を頑張っていた。肌晒している子もいるので少し顔は赤面。
「いぃぃいやっほー!!!」
 そんな中、ノアノアは元気だった。
 地面を滑り、その身をモップの様にして掃除していく。
「ちょっと、パイ伸びてってますから、滑らないでください!」
 良子が思わずノアノアに声をかけた。それに反応したノアノアが再び良子の尻尾を掴もうとしたが無頼の拳が炸裂した。
 そんな中、オーがいつの間にかに姿を消していた。なんて白々しい。
 掃除も終え、きなこが着替え始めたころ、美月の顔が青ざめていた。
「どうしたんですか? 美月さん……?」
「……。」
(着替えようの服まで溶けちゃってた……どうしよううう)
 美月は相変わらず、愛らしいほどのドジっ娘だった。

■シナリオ結果■
成功
■あとがき■
依頼お疲れ様でした!
プレイング見た瞬間、な…なにしてるのー!!と思ってしまった(笑)
依頼、おつかれさまでした
MVPは一番輝いていた貴女へ