お役御免ならず。
わたしが勤めるアークにて、最大の課題が解決されまして、とりあえず一息つくというところになりました。
しかし日々の業務が無くなるというわけではなく、相変わらずわたしは自由ならざる日々を送っております。
大学時代のモラトリアムが懐かしいです。
一生モラトリアムしてたい。
「ママ。」
娘が国語の教科書と、何かカードのようなものを差しだしました。朗読の宿題だそうです。
家族に聴かせてハンコをもらえとのこと。
朗読も確かに国語のうちですが、果たして評価する能力が一般的な親に備わっているのかは疑問ではあります。
「やれ。」
そう命じると、娘は教科書を開き、たどたどしく朗読を始めました。
玉ねぎを刻む手を止め、娘の斜め前に立ち、真剣に聞き入ります。
うむ、この「人前で朗読することって恥ずかしいんですアピール」の棒読み。
ひとしきり読み終わったところで「ハンコは無いのでサインで」とサインを入れてやり、
デスバレーボム。
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