別にわたしに金が入るわけでもありません。
ザ・必殺術という本を読んでいます。
新しくない上に海外の本なので応用できる場面は少ないのですが、徒手空拳で人をぶち殺す技やその論理が載っているのはプロアデプト殺人鬼のわたしにはとても良い刺激です。誰が殺人鬼だ。
格闘術による殺戮のほかにナイフ術や刺突術なども紹介されていますが、書いてあることはシンプルで、反撃を許さず急所に致命打をぶちこめ!ただそれのみ。
まあそりゃそうだと納得するところですが、どういう風に身体を使えばでかい威力を発揮するか、連続技として機能するか、というのが図解されているのはありがたいことです。10割コンボ解説本だと思うとワクワクしますよね。人生ってクソゲー。
あと興味深かったのが、「遺体の処理は大変。証拠の処理は楽。とにかく凶器(多くの場合拳銃)をバラして溶かして埋めろ。動機で探し当てられさえしなければ捜査線上には上がらん。」という解説をされていたところですね。
日本だと明らかな他殺体がごろりと転がっていると全国ニュースになっちまうのでそういうわけにいきません。「殺人が起こった」という事実そのものを隠蔽しないと一般人の関心を引いてしまい、警察にも「ちゃんと捜査しろ」という重圧をかけることになります。ありとあらゆる手管で犯人を追いつめにかかることでしょう。
ヤー公の鉄砲玉が実刑食らうこと前提で殺しに行くのも、「アシのつかないように殺す」ということがとても面倒だからです。それぐらいならいっそ捕まって何年か塀の中にいた方がリーズナブル。
実刑とはなんぞやと言いたくなるような有様ですが、合理性があるならばありとあらゆる方法を選択するのが悪と言うものなのです。
そんなわけで必ずしも応用性が高いとは言い難い内容なのですが、それはそれ。
極めて冷静に、合理的に殺人を追い求めるロジカルな姿勢が気に入って読みふけってしまいました。
中二病じゃないです職業病です。
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