誰もが望む夢がどうして誰にも叶わないのだろう
今日の夜勤は長引いてしまいました。
家に着いたのは夜が明けた後。帰ると、既にサンダーは起きて登校前の準備をしていました。
「ごめんね。遅くなった。」
サンダーは応えません。
いつもなら朝ごはんを食べている筈の時間まで、親は帰ってこなかった。不安にもなりましょう。不審も抱きましょう。
「悪いがご飯作る時間がない、適当にパンを食べて。」
「ママのバカ。」
サンダーは一言そう言って、ランドセルを背負って出て行ってしまいました。
どうしてこううまくいかないんでしょうねえ。
片付けるのは得意なのに、散らかしたり発展させたりすることは、とんと苦手なのです。
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