▼下へ
|
「「あなたはこれから戦うアークのリベリスタほど命の重さに耐えてきたか」でしょ?」
種別:
全角600文字、改行50回まで
レス:500件 |
|
クオンタムデーモン(ID:BNE004018)
鳩目・ラプラース・あばた
2014/01/04(土) 22:39:53 |
|
「……イヤ……。
まあ、そういうことです。」
「耐えてません。」
「耐えて…ないんですか……?」
「……殺されそうな一般人を全力で救ったり
同情の余地のあるノーフェイスを泣く泣く処分したり
フィクサードに向かって頭突きかましたり
そういう依頼ならボクより
アークのリベリスタのほうが遥かにやっているでしょう。」
「……。」
「逆にボクの方からリベリスタに問いたい。
朝からボクほどの距離を下調べに行っているか?
ボクほどの少女誘拐をこなしているか?
ボクほどの人数を解剖しているか?
ボクほどの日程管理は?
手帳アプリは何を……?」
「……どれくらい、解体(バラ)してるんですか?」
「言いません♪
言う必要もない。
清掃作業はくぐりぬけてきた苦痛を競うものではありません―――――
ひょっとしたら………………
どれほど少女解剖を楽しんでいるかを競っているのかも……。
だったら勝つのは
ボクかな♪」
あけましておめでとうございます。
本年もよろしくお願いします。解剖じゃなく仕事を楽しめや。
さて、2014年の正月、師匠が奈良の山里からはるばる御挨拶に居らっしゃったのでその時の様子をここに書きだします。
「あけましておめでとうございます♪」
「おめでとうございます。」
「いー部屋に住んでますねー♪」
「ええ、おかげさまで。」
「サンダーちゃんおいでー♪」
しかしサンダーはわたしの腹に抱きついたまま離れず。
「嫌われてしまいましたか……。」
「サンダー、このおじさんに心を許してはいけませんよ。」
「お年玉あげますよ、おいで。」
差しだされたのは札束でパンパンになった革財布。
「グレート巽ですか!」
「『俺にならないか』」
「洒落になりませんから師匠。」
サンダーは興味深そうにサイフをぽちぽちつついています。
「あげます。」
サンダーが掴んだ財布を疾風のごとき速度で取り上げるわたし。
「何です?それはあばたちゃんにあげたものではありませんよ?」
「サンダー、これを受け取ったら悪魔と契約したことになります。」
「でも……。」
「ねー♪悪魔だろうと神様だろうと金は金ですよねぇ?」
「師匠っ!」
それはそれとして、師匠はおせち料理を持ってきてくれました。
「里の余り物ですが。ボクの手作りじゃなくてごめんなさいね。」
「その方が安心です。ありがとうございます。」
「23歳のヒッキーヤンママには荷が重いと思いましてね。」
「食べていかれますか?」
「いえ、僕はこれからまだあいさつに回るところがありますので。」
「若頭も大変ですねえ。」
「ええ、立場なんて持たない方が絶対よろしい♪」
眉を顰めながら師匠は笑って言いました。
それは師匠には珍しい、本気で困ったような表情でした。
「ではまた。」
「本日はわざわざ来ていただいてありがとうございます。」
「流石に子持ちの主婦に正月からあの山里に来いとは言えませんからねえ。」
師匠の済む隠れ里は奈良南部の山中にあります。
一言でいえば秘境。車を使ってもたどり着くだけで一日がかりという、嘘みたいな場所にあります。とても子連れで行ける場所ではありません。
そうでなくとも、師匠たちは一般人である娘に万一でも里の場所が知れるのを恐れるでしょう。
「ご苦労様です。」
「いえいえ。
あ、それで先日送った肉、食べてくれました?」
「ああ、『鹿』の肉ですか。」
「お口に合えばいいのですが。」
「なかなか美味でしたよ。」
「おう、そうですかそれではまたお送りしようかな。」
「二度と要らんわボケ。」
おせちの重箱は「どうせあなたの家にはないでしょ?」と言われそのままもらってしまうことに。
一番下の重箱やけに重いなと思ったら血のついたナイフが一本入ってました。
だから証拠隠滅をこっちに頼むなや!!!
|
|
|
鹿毛・E・ロウ(ID:BNE004035) 2014/01/04(土) 23:29:28
あ、もう行かれました? マジこえー
僕じゃなくてボクな所がさらにこえー
|
|
|
|
鳩目・ラプラース・あばた(ID:BNE004018) 2014/01/05(日) 07:51:54
あけおめロウ。
あの悪いツインテマジでろくなことしねえ。
|
|
▲上へ
|