体がシフォン。
山を吹く風を涼しく感じたのは何週間ぶりのことか。
小さい可愛いアバタちゃんですがこれでもフィジカル30はあります。
昔色々ありまして、何事も体力、体力とは筋力と思い知って以来、筋トレと型稽古を日課にしております。流派は秘密。
エリューションとなって以来、性格にはアークのリベリスタとなって以来、如実に自分の能力の向上を感じます。
それまでも稽古は続けておりましたが、それは技術筋力の向上と言うよりは気休めに近く、放っておくとすぐ怠ける自分への戒めのために、というより「これさえやっていれば後はダラダラしていい」という、半ば怠ける言い訳づくりのためにやっておりました。
ところがアークの依頼をこなすようになってから、稽古の質は明らかに変わりました。
筋力は上昇し技は鋭さを増し、まるでゲームのように経験値が積まれレベルアップしていくのを感じるようになりました。
普段の「出来て当然」な仕事とは違う、「勝つか負けるかわからない」鉄火場は、通り一遍のトレーニングを遥かに凌ぐ体験としてわたしの体を鍛え育みました。
そうなると俗物なるわたしは欲が出ます。
もっと強くなりたい。もっと鋭い技を繰り出したい。もっと優れたわたしになりたい。誰にも負けたくない。
一生寝ていたいと思っていたわたしの体が体育会系に変わっていくのを感じました。
元来わたし体育会系な思考形態が大嫌いでしたが、やはり長年学校教育の中で隆盛を誇ったのは伊達ではありません。
とりあえず体を動かせ、何も考えず鍛えろ、体力を使い果たせ。これは遺伝子に刻みこまれた機能と合致するのです。体を動かすと気持ちがいい、これは理屈抜きに「そういうもの」なのです。ヒキコモリのインターネットジャンキーとしてどうなのかそれは!悔しい!でも感じちゃう!!
くたくたになった帰り道、うっかり散歩老人にギガントフレーム姿を見られてしまいわたしは
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