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わたしがどうであれ、貴様が未熟であるという事実に変更はない。
種別: 全角600文字、改行50回まで    レス:500件

クオンタムデーモン(ID:BNE004018)
鳩目・ラプラース・あばた

2013/06/22(土) 07:15:29 
その子の耳を撃ったのは、今にして思えば間違いなく自分に言い聞かせるためだった。

先日、早朝トレーニングでよく逢う子を山につれて行った時の話の続きです。

わたしはアクセスファンタズムを起動して装備を開陳し、彼の耳を銃で撃ちました。

呆気に取られた表情をしていた彼は、銃声から一瞬遅れて耳を押さえ、泣きだしました。
わたしはそれを見下ろしています。ここは山であるから、坂の上から見下ろしているのです。

のたうったり奇声をあげたりする子を暫く見下ろしていましたが、彼はわたしに恨み事を言いませんでしたし、その場を離れませんでした。

恨むだけの心の余裕が無かった、心が驚きで満たされ恐怖が訪れず、逃げるという発想に至らなかった、など色々と想定しましたが、最終的に、耳を押さえ泣きじゃくる姿へと安定しました。

「……帰る?」

それは最期の問いのはずでした。子は親を求めるものだから、きっと帰ると。
Yesと言えば脳天を撃って終りにするつもりでいました。

しかしその子は、耳から溢れる血を押さえながら、泣きそうな目でわたしを見上げているだけでした。

わたしはその意味を完全に理解し、彼を抱きしめました。
彼の子にもう、帰るところはない。
親など、愛する対象でない。
この子はこの歳でもうすっかり壊れてしまっていました。
歪んだとかしくじったとかそんなレベルではなく、この子の精神は生まれつき――――つまりは脳の作りから既に――――親子の情を理解しないように出来ていたのです。

この歳の幼子ならば、例え虐待する親でもそばにいたいと思ったり、「どうか痛い目に合わせないで」といい子に振る舞う方法を探したりするものですが、この子はそういう未練が無い。

純真なアホの子だと思っていましたが、とんでもありません。純真すぎて必要なところまでまっさらです。
わたしと同じように。

そういうのに丁度ぴったりの職業と言うのがあって、わたしは彼にそういう事を叩きこんで、キャンと言わせてやろうと決意したのでした。


千賀 サイケデリ子(ID:BNE004150) 2013/06/22(土) 21:45:00
良かった…埋められた子供はいなかったんですね!


鹿毛・E・ロウ(ID:BNE004035) 2013/06/23(日) 20:16:49
ホント良かったです。糸ノコのメンテしたばっかりだったので。


鳩目・ラプラース・あばた(ID:BNE004018) 2013/06/24(月) 00:40:40
>千賀様
まだいません。
残念ながら。

>ロウ
ああ、そうなの?じゃあ、わたしの気まぐれに使わせることが無くて良かった。

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