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虫けらに対して出来る最大限の礼儀
種別:
全角600文字、改行50回まで
レス:500件 |
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クオンタムデーモン(ID:BNE004018)
鳩目・ラプラース・あばた
2013/04/21(日) 23:20:41 |
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――――■にとって、彼らの目の前に現れ名乗りでる事が、正に最大の譲歩だったのだ。
――――手に取った虫に一噛みの抵抗を許すような、なけなしの。出来る限りの。
――――なんとなれば、彼女は自分らに全く気づかれないまま、自分らを粉々に殺してしまえた。
――――アレは、我々を手に取り、顔の高さまで持ち上げ、微笑み名乗った。せめてひねり潰す前にと。
――――『それが虫けらに対して出来る最大限の礼儀だから』。
師匠の師匠が趣味で書いたポエムの中の一節だそうです。
わたしどもは、アークのリベリスタです。
リベリスタの仕事は、戦闘ではありません。治安の維持です。
したがって、フィクサードなりノーフェイスなりの鎮圧を行うのは、手段であって目的ではない。
そして、治安の維持に、それらの鎮圧が「必要」である場合、鎮圧行動の成功は必須条件となります。
よって、我々に敗北は許されません。我々の敗北は、犯罪者に社会が屈することを意味するからです。
もっと厳密に言えば、「敗北」という概念そのものがありません。「敗北」が無いので、その対極である「勝利」も存在しません。
あるのは「成功」と「失敗」だけです。
治安の維持に成功したか、失敗したか。それのみです。
勝敗が無いと言うことは、当然「鎮圧」は戦闘行動ではなく、単なる作業でございます。
難度や危険度に揺らぎはあれど、作業である以上、こちらが主導権を持ちます。
我々が作業を完遂できたか、できなかったか。その二択です。
これら二つの間に、鎮圧対象の意思は介入する余地がありません。
というわけで冒頭の啖呵に戻ります。
鎮圧対象が如何に強大であれ、作戦が如何に困難であれ、鎮圧対象は「虫けら」です。
出来る礼儀は「手に取り、顔の高さまで持ち上げ、微笑み名乗」るのが精々。
勿論、人間の形をして人間の言葉を話すので、情が移るのは十二分に理解できますし、説得したり、駆除以外の方法で対処したりしたいと思う仲間の気持ちは理解できます。
その方が気持ちいいしね。
ただわたしは、それを「正しい」とは全く思わないし、その「正しさ」を肯定するに足るテクノロジーが人間側に全く足りてないとも考えています。
殺人鬼や人食い羆や台風や地震を動物園(?)に収めて管理するテクノロジーが確立されれば、「あれら」を庇うだけの下地が出来たと言っていいと思いますが、今はそうじゃないのでね。
虫けらに対して出来る最大限の礼儀ってフレーズが傲慢すぎて気に入ったのでガリガリ書いてたらこうなりました。
おやすみ。
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鳩目・ラプラース・あばた(ID:BNE004018) 2013/04/21(日) 23:28:53
違う違う。
言いたかったのは、「アークはフィクサードやらノーフェイス連中やらを一方的に虐殺できる戦力を持ってないと話にならないよね、今は過渡期よね」ってことだったんですがなぜこんなことに。
何もかも酒と貧乏が悪いんや
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