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はてしない夜
種別: 全角600文字、改行50回まで    レス:500件

ヒューマン(ID:BNE000166)
ヘルマン・バルシュミーデ

2013/01/18(金) 04:01:30 
深夜、どこかの空き地。
街灯はなく、古い自動販売機が道路側にひとつ置いてある。その周辺だけは明るいものの、一歩踏み込めばそこにははてしない闇が広がっている。
資材置き場なのか角材や鉄骨などが積まれているものの、長らく使われていないようで、そのほとんどは不法投棄された大量の粗大ごみとごちゃまぜになって廃棄物の丘を築いている。
それに腰掛けることは可能だが、注意深く歩かねば転んでしまうだろう。

奥には廃棄物の丘に囲まれるようにしてできた盆地のような場所が存在し、そこには大きな水溜まりがもうずっと前から存在している。水は黒く暗く深く、何も映さない。水の中で何かが動いたような気がしても、きっと幻影だ。

かすかに、遠くにある大通りから車の走る音が聞こえてくることがある。
ごくまれに、最奥の水溜まりから、なにかいきものうごめくような、かすかな水音が聞こえることもある。


設備:自販機、たっくさんの粗大ゴミ、暗闇(奥のほうは暗視等の非戦がなければほとんど何も見えません)

※このスレッドは誰かに見つかる(=ヘルマン以外のキャラクターの書き込みがある)と秘密ではなくなるので、やり取りの後に消滅します。
※ロールプレイ専用、メタ発言はお控えください。なんとなくシリアス推奨です。


ヘルマン・バルシュミーデ(ID:BNE000166) 2013/01/18(金) 04:25:14
(廃棄物の丘にすっかり背中を預けてほとんど寝転んでしまって、月も星もない夜空を見上げる。明日は雨が降るだろうか。
暗闇が怖かったので、どんな場所でも見えるようにと瞳をチューンナップしたのはいつの事だったろう。少なくともアークに籍を置いてからのことだったように思える。結果、どんな暗闇にも自分の視界を遮ることはできなくなったが――なんでも見えるのも、それはそれで怖いということを知ってしまった。
目を閉じる。カチリとどこかで何かが切り替わる音がして、暗視能力を解除したままにもう一度瞼を押し上げる。

何も見えない。
それがやっぱりおそろしくて、すこし笑う)



荒苦那・まお(ID:BNE003202) 2013/01/20(日) 00:40:24
(もそもそと動くもの有り。無言。自販機の上から上を飛び移っては、時々思い出したように夜空を見て。動く者があれば、くるりと振り向いて。そして、暗闇に少しずつ近づく。”暗やみを視る”力を解放して。)


ヘルマン・バルシュミーデ(ID:BNE000166) 2013/01/26(土) 21:18:00
(ひたりとした気配。こんな時間にこんなところに、もしもの考えにぞわりと肌が粟立つのを感じながら視界を切り替える。目を凝らし、ああ。安堵にひとつ息をついて)
荒苦那さんじゃないですかあ。こんばんは。



荒苦那・まお(ID:BNE003202) 2013/01/27(日) 02:07:27
(水の音が先か、息を吐く音が先か。とっさに反応して振り向いた先には、見知った姿が。そのままの位置でじーっと見つめ)あ、ヘルマン様ですね?こんばんわです。まおはちょっとびっくりしました。(目ぱちぱち)


スタンリー・マツダ(ID:nBNE000605) 2013/01/31(木) 22:24:58
(靴音を響かせる。やはり病室よりも外の方が良い、夜の暗さも吸血鬼の自分には居心地が良い。と、何やら聞こえた声に闇を見通す目で見遣ってみれば見知らぬ顔と見知った顔が見えて――話しかけようか、逡巡の後に挨拶だけでもと)
……こんばんは、リベリスタ様。良い夜ですね。
(やや距離のある位置、遠巻きめに眺めつつ)



ヘルマン・バルシュミーデ(ID:BNE000166) 2013/02/01(金) 00:53:29
(身を起こして相手をしげしげと見ながら、すこし笑う。驚いたのは向こうも同じだったらしい)
どうしたんです、こんなよふけに――あ、
(聞き覚えのある声に振り向く。知った顔。目を見開く。しんと冷ややかに静まり返る夜闇に、一瞬だけ強く風が吹いた。木々が揺らされ擦れる音、少しの余韻の後に、また静かになる)
……こんばんは、スタンリーさん。
(そう言って、腰掛けていた場所の両隣――横倒しになった古い大きな冷蔵庫を軽く叩きながら二人に笑いかける。座れ、ということらしい)



荒苦那・まお(ID:BNE003202) 2013/02/02(土) 20:18:11
(機嫌を損ねたわけじゃないと知り、無意識に肩の力を少し緩める。)
えっと、あ……。
(どう答えようかと頭を巡らすと、響く靴音が耳に入る。そしてやはり、そちらに注意を向ける。見覚えがない声と姿だが、金髪の彼の知り合いであることがわかると、興味深そうに視線を交互に二人に向ける。やがて風が吹き止むと、目をぱちぱち。)
あ、えっと、こんばんわですまおです。
(促されたのが解ると、一目散に粗大ゴミの上を器用に伝って冷蔵庫へと近づく。そしてぴとっと彼の左隣に座る)



スタンリー・マツダ(ID:nBNE000605) 2013/02/05(火) 04:16:54
(夜に冷やされた風に少しだけ目を細める。寂蒔の余韻の中で細めた瞼をそのまま閉じ、ゆるりと開けば自分に挨拶を返す二人の姿が変らずそこに在った。遠い様で近い様な)
……フィクサードが挨拶をして、リベリスタがそれに応える。考えてみれば、なんとも珍妙な光景ですね。
まお様、こんばんは。私は元六道紫杏の部下でフィクサードのスタンリー・マツダと申します。
(軽く一礼の後。彼の笑み。良いのだろうかと再度逡巡するが、決断は先より早かった。「では」と頷き先程と同じ歩調で寄れば、彼の右隣に腰を下ろす。その動作の中で彼を横目に見ながら、)
……今夜は私を蹴ったりしないのですね? ヘルマン様。
(場の空気を悪くする様な事は好まない。故に、自分なりの軽い冗句。尤も表情が変わる事はなく、物言いも常通りの淡々としたものだが)



ヘルマン・バルシュミーデ(ID:BNE000166) 2013/02/05(火) 20:03:02
フィクサード、ですかあ。ふーん。へえー。
(茶化すように呟いてから考える。この間までフィクサードだった男とリベリスタふたりが三人仲良く並んで座っているのも、きっと珍妙な光景なのだろう。傍から自分たちがどう見えるか想像して、ぽやぽやとしただらしない笑みを浮かべる)
あ、そっか、おふたりははじめましてどうしですよね。そっかあー。
うーん奇遇だなあ、わたくしはこの場所のこと秘密の場所とか思ってたんですけど、おなじ夜に知り合いふたりと会うなんて。すごい偶然ですねえ。
(うんうんと頷きながらそう言って、右隣の男の言葉を聞けば途端に言葉を詰まらせる。あーうー、等と二言三言よくわからない言い訳を並べてから、苦し紛れの言葉を吐き出し)
す、スタンリーさんこそ今日はわたくしを噛んだりしないんですね!



荒苦那・まお(ID:BNE003202) 2013/02/06(水) 21:18:40
あ、スタンリー様ですね。よろしくおねがいします。えっと、あれ……あっ。
(つられるように、もう一回ぺこり。何処かの報告書で名前に覚えがあったのか首をかしげ、思い出すと赤髪の彼と金髪の彼にせわしなく視線をきょろきょろ)
あ、ヘルマン様が連れて帰ってきたお友達様ですね。まおはちゃんと報告書を読んでますから、覚えてました。
(えっへんとマスク越しにでもわかるどや顔。冷蔵庫の上で脚ぷらぷらさせて)

えっと今日はですね、暗いところに行きたいとまおは思ったんです。
こわいけど、何があるかわからないところに、行きたくなりました。
そしたら、ヘルマン様とスタンリー様に会えました。
なので、とってもいい夜だと、まおは思いました。
(目を細め、居合わせた偶然を心の底から喜んでいるのが表情でわかる。)
あ、でもがぶがぶとかキックとか暗いところはあぶないので、めっですよ。



スタンリー・マツダ(ID:nBNE000605) 2013/02/08(金) 23:38:30
(「その通りですよ」と、物言いは同じながら彼に対しては『何か問題が』という意味合いで、少女には『間違いありませんよ』という意味合いで言葉を放つ。横目――彼と少女をそれとなく眺めながら言葉を続け)
秘密の場所? あぁ……秘密ではない場所にしてしまいましたね。申し訳ございません。……今日の事は『秘密』にしておきます。
……そうですね、私もまお様と同じ様な理由です。何となく、目的地も決めず。えぇ、確かに、偶然に満ちた良い夜です。何が起こるか分からないですね、この世の中は。
(『報告書』という言葉からかの日の事をぼんやりと思い返しつつ、横の男が返した何処かあどけない言動と少女の純朴な言葉が少し可笑しくって――二人の子供と会話している様な感覚になる。それが何だか尚更可笑しくて。次いだ言葉にはほんの少しの含み笑いを滲ませて緩やかに紡ぐ)
噛みませんよ、今は空腹ではありませんので。……なんてね。この先、私が貴方を噛む事はないでしょう。もう貴方と戦う理由は無くなりましたし、そこの可愛らしいお嬢様が望まぬのであれば。
尤も……ヘルマン様が噛んで欲しいのであれば話は別ですが。



ヘルマン・バルシュミーデ(ID:BNE000166) 2013/02/13(水) 23:55:27
自分が参加してない仕事の報告書をちゃんと読む……えらい……えらいですよ荒苦那さん!(わたくしなんて自分の読むだけでせいいっぱいですよ文字読むの苦手だからあ、そうぼやきながら少女の頭を撫でようとして、鉄の掌では冷たいだろうと手を引っ込める)
へへ、『わたくしの秘密の場所』ではなくなりましたけど、『みんなの秘密の場所』になりますねえ。
(それは純粋に、喜ばしいことだ。次ぐ男の言葉がどことなく柔らかいものであることに気付いたのか何とも腑抜けた笑みを浮かべて、だが更に付け加えた言葉にはあからさまに嫌そうな顔をしてみせる)
やですよあれ痛いもん! 痛いのはやだし、せっかく戦わなくてすむようになったのに、そんなことしたくないですもん、ね……。
(言いながら、自分の言葉のうちに何かを見つけたように語尾が消えてゆく。戦わなくてすむようになった、もう戦わなくていい。先程隣の男に言われた言葉がじんわりと心に落ちてくるようだった。思えば奇妙な縁だった、とは、誰の言葉だっただろうか。血と砂埃と炎、悲鳴と罵声、それから剣戟の音。記憶の中ではいつもそれらと一緒だった男が、いま静かで優しいこの場所で、自分の隣にこうして座っている。)
……、……ともだちほしいって、サンタさんにお願いしてよかったなあ。
(ほろ、と。自然に滑り落ちた涙の一滴は、夜闇に紛れて見えなかっただろうか)



荒苦那・まお(ID:BNE003202) 2013/02/16(土) 23:29:58
(二人の様子を再度じー。もう互いに戦わなくていいと、がぶがぶも蹴り蹴りもしないと理解して、ホっとした様子。)
偶然って悲しいときもありますけど、今日の偶然はとっても楽しくてすてきだとまおは思いました。
あ、まおも、ちゃんと秘密にします。
って、え、みんなで秘密にするのですか。
なんだかとってもドキドキするってまおは思いました。
(秘密の共有という初めての体験に、めをぱちくりして脚おぱたぱた加速。文字通りドキドキしてる。)
はう、ほめられるとまおは照れます。
よむお勉強にもなるって学校の先生から教えてもらいましたから。
(えへへ、と嬉しそうに目を細める。出たり引っ込んだりした鉄の掌を見上げ、そして空へと視線を移す。)
お月さんにもお星さんにも秘密の場所ですから更にうれしいのです……あ、ヘルマン様?
(落ちた滴は、少女の闇夜を視る目の範囲に入りそこねた。しかし彼の感情が揺れたことは何となくわかる。だからその目元をじっと視る為に視線を写す)



スタンリー・マツダ(ID:nBNE000605) 2013/02/18(月) 00:42:44
……皆で一つの秘密を『共有』、ですか。何だか、愉快ですね。童心に返ったような心地がして。
嘘や隠し事は駄目だいけない事だとは世間の理論ですが、こういったものは良いですね。えぇ。
(穏やかな物言い。洒落た言葉を使えば『優しい嘘』だとか、そういったものなのだろう。思いながら、斯様にこよなく和気藹々と誰かと語り合うなんて本当にいつ以来か。この柔らかな雰囲気に、本来ならば敵対存在であったリベリスタと、それも殺し合った者と、武器も持たずに共に居る。この瞬間をきっと、世間では『幸せ』と呼ぶのだろう。
 ――ひょっとしてこれは夢じゃなかろうか。過ぎる気持ちにふと、姿勢はそのまま横目で二人を見遣ってみる。脚をぱたつかせる少女と、それから……)
……、
(開きかけた口は呼びかけた彼の名前と共に閉ざし込む。消えた語尾の先を詮索する事はしない。眼鏡を押し上げる手の仕草でさり気無く視線を彼方に戻しながら、口調は素っ気無く、言い方は柔らかく、何とは無しに)
随分待たせてしまいましたね。
……ヘルマンさん。メリークリスマス。
(敢えて『様』は付けず、2ヶ月遅れの祝いの言葉をそっと吐いた)



ヘルマン・バルシュミーデ(ID:BNE000166) 2013/02/24(日) 07:31:05
(ぐっと目元を拭う。近頃は涙を堪えることを覚えたはずだったのに、油断をするとすぐにこうだ。気付かぬうちに零れてしまったのは、それが悲しみによるものではなかったからだろうか)
……いえ、うれしくて。
(少女に返した声は震えていなかっただろうか。もうひとしずく零れかけた涙を、落とすまいと空を見上げた。上ばかり見上げていれば泣かなくて済むけれど、)
ふへ、……もうひな祭りの季節ですよ、スタンリーさん。
(声のする方へ視線をやる。弾みにぼろりと涙が落ちた。泣いてしまったってみっともなくたって、それでも誰かに微笑みかけることができたほうが、上ばかり見ているより、ずっといい。
メリークリスマス。そう返して、涙に濡れたみっともない顔で笑った)



荒苦那・まお(ID:BNE003202) 2013/02/26(火) 22:58:18
ほえ、ほわ……?
(拭った目元を見て、そして笑みを見て。悲しくて滴が零れたわけではないとわかり、ホッとした。きっとあの涙は、彼の嬉しかった感情があふれ出したものだと、おぼろげに考えた。)
えっと……ヘルマン様とスタンリー様が笑顔で、まおもうれしいです。
まおもメリークリスマスで…ふ、ふぇ…

……っくしゅーんっ!

(少し体が冷えたのか、はたまた風のいたずらか、非常にでっかいくしゃみをした当人はものすごくバツがわるそうに下を向いてしまう)
うう、えっと、そろそろ帰ろうかなってまおは思いました。
(ちょっと恥ずかしいとまおは思いました、と消え入りそうな声で呟き。頬のところが心なしか熱い)



スタンリー・マツダ(ID:nBNE000605) 2013/03/04(月) 00:37:06
……月日が流れるのは早いものですね。そう言えば貴方の泣き顔を見るのは初めての様な気がします。
貴方には些か失礼かもしれませんが。自分の為に誰かが涙を流してくれる事は……悪い気分ではありませんね。
(僅かに口角だけを持ち上げて、視線は向こうの暗がりを見遣りながら。果たしてこれまで自分の為に泣いたり笑ったりしてくれた者が居ただろうか…記憶を辿れど思い浮かばなかった。
 と、そんな最中に大きなくしゃみが聞こえれば少女の方を少し驚いた眼で見)
大丈夫ですか?……御迷惑でなければ近くまでお送り致しましょうか。
(風邪などひいたら大変だと気遣う様な物言いで話しかける)



ヘルマン・バルシュミーデ(ID:BNE000166) 2013/03/15(金) 05:45:51
へへ、見られちまったぜ……
(茶化して笑う。みっともない、かっこよくありたかった、そういう感情がぐるぐる頭のなかを回るが、やっぱり喜びがそれを上回る)
悪い気分じゃないのはよかったですけど、なんかカッコつかないなあー……
(結局いつも泣いてしまうのだ。肩を落とす、と、隣から聞こえる大きなくしゃみ)
わっ、そうですねもうこんな時間……いやわかんないけど……たぶん遅い時間ですもんね!
かぜひいたらいけないですし、そーだ、まおさん送ってくがてらにみんなで途中まで帰りましょっか!



荒苦那・まお(ID:BNE003202) 2013/03/21(木) 20:31:51
ほあ、ビックリさせてまおはごめんなさいです……。
(自分は大変なことをしでかしてしまったのではないだろうかと、うつむいたまま視線だけをお二人へときょろきょろとせわしなく動かす。だが、近くまで送るという赤髪の彼の提案と、一緒に帰るという金髪の彼の提案に、顔を上げて目をしぱしぱ。)
わわ、わ、まおはとってもうれしいと思いました。
(『少女から見れば』大人な二人に帰り道を送って貰えるというのはとても心強くて、そして嬉しくて。こくこくと頷き承諾。)
それじゃ、今日はご一緒に帰ります。
(冷蔵庫からストンッと地面に降り立って。そして……少しだけ躊躇して、二人に手を伸ばす。伸ばしたは良いが、手を繋ぎたいとどう伝えたら良いか咄嗟に思いつかず、指はピンとして掌を開いたまま。)



スタンリー・マツダ(ID:nBNE000605) 2013/03/31(日) 18:19:22
涙を流せる事は素晴らしいと。最近、私は思います。
(一貫して静かな物言い。それから一呼吸の間と共に、最後にこの瞬間の余韻を目を伏せて感じると、「さて」という言葉を発しつ少女に続いて立ち上がる。そのまま自然な動作で少女の手を取った。小さな手。昔々、『兇姫』と呼ばれた女ともそうした事をちらりと思い出すも、昔はもう今ではない)
……帰りましょうか。
(柔らかい声音と、少し緩ませた口角とで)



ヘルマン・バルシュミーデ(ID:BNE000166) 2013/06/14(金) 05:08:17
ええーっそうかなあ、かっこわるいですよ……
(自分の涙はどうにも好きになれない。弱さを象徴している気さえするし……と、立ち上がる二人に言葉を尻すぼみにしてそれに倣った)
……うへへ、
(スタンリーがまおの手を取るのを見てにっこりと笑う。決して大きな動作ではないのにその光景がなんだかとても嬉しかった。一瞬の逡巡ののち、まおのもう一方の手をそっと取って。冷たくて堅い手で、彼女の皮膚を傷つけてしまわぬよう)
はい!! 帰りましょう!!
(帰る。言葉を反芻する。我々は帰るのだ。自分達はみな、この三高平に帰る場所があるのだ。ヘルマンはそれがものすごく素晴らしいことであるように思えてならない。離れ離れに遠くへ行くのではない。この街へ帰り、きっとまたすぐに会える。それはたぶん当然のことで、そしてきっと、とても尊いことだ)
また、今度はお昼の時にでも、一緒にあそびましょうね。
(呟く。三人分の足音が響く濃密な闇は、なんだか優しいもののように思えた)



ヘルマン・バルシュミーデ(ID:BNE000166) 2013/06/14(金) 05:10:32
(大変遅くなりまして申し訳ありませんでした。
これより一週間後にこのスレッドは過去ログへ収納されます。
お付き合いありがとうございました)

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