わたしがアークの決定に従うのは、「アークが決定する前からわたしもそうにしたいと思っていた」からではありません。
「アークに従わないわたしをきっと好きになれない」からです。
リベリスタであるわたしがかろうじて依って立てるものが、「わたしはアークという人間の見方をする組織に参加している」という自覚だからです。
わたしがリベリスタとして持っている力は、文字通り「腕力」のことだと言って差し支えありません。
銃弾を撃たれたぐらいでは死なず、包囲されたぐらいでは捕まらず、投獄された程度では監禁されない。そういうとっても力の強い、殺人ブルドーザーのような怪物です。
そんなわたしがそれでも人間社会の中で生きて行くには、正義のヒーローであるしかないのです。
人の歩く道を妨げないよう、丁寧に怯えがちに遠慮深くこそこそと、ゴミ掃除をするぐらいしかないのです。
それさえ出来ぬのなら、わたしは害獣として滅ぼされるでしょう。今ならば、「フィクサード」と呼びならわされて。
人を守りたいからリベリスタでいるのではない。
人を守らないと滅ぼされるからリベリスタでいるのです。
アークの決定は確かにわたしの望む結果ではありませんでした。しかしアークの決定にそむくのはそれに万倍してわたしの望まない結果なのです。
わたしはまだ、駆除されたくない。
わたしが今回のバイデン殲滅作戦に参加したのは、消極的にはバイデンは滅んでもいいと思っていたと言うことも無関係ではありません。
それ以上にフュリエも滅べばいいと思っていますけど:-)
リベリスタやフィクサードなんか言うに及ばずですよね。
アークの決定にそむくのは自由です。
責めはしません。
だって「人類にこびへつらうしかない」というわたしの価値観だってただ1人のリベリスタの小さな意見に過ぎないのですし。
ただし、アークの決定にそむくリベリスタは、わたしの価値観を守るためには邪魔です。貴方達の行動を認めることは、わたしがわたしを認めないことになってしまう。
憎くはありません。寧ろ感情的には理解すら出来る。バイデンは愉快な方々だし、正直フュリエより話が通じる気さえする。隣の部屋に住んでいて欲しいぐらい好きです。
でもダメなのだ。それはダメな自由意思なのだ。
実行可能であってもやっちゃダメだ。わたしが「わたしの望むままにしない」ことでなんとかアイデンティティを保っているのに、その横で「望むままに」されちゃあさあ。
こんな辛気臭いエントリを本当は書きたかないんですよあたしゃ。もっとディルドやオナホの話やビールや太極拳の話をしたいのに。
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