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【怪談スレッド】百物語ノートVol.1
種別:
全角600文字、改行50回まで
レス:500件 |
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縛鎖姫(ID:BNE000728)
依代 椿
2012/08/28(火) 05:14:49 |
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ある日、突然部室の一角に用意された一冊のノート。
表面には赤字で 「百物語ノートVol.1」(百物語の上に耳袋と書いた後に消した跡あり) と記載されている。
ノートの隣には蝋燭と線香とアロマキャンドルが。
ノートを開いてみると、注意書きが書いてあった
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◆百物語ノートの使い方
このノートは、皆が見たり・聞いたり・体験した話を綴ってくノートや!
怖い話、心霊話であれば、真偽を問わず書き込みOKやよ!
ただし、此処に記載する前に最低でも誰か一人には「怪談」として話を語ること。
怪談は、文字やのうて語ることが大事やと思うんよな…で、語った怪談を記録としてこのノートに記載する。
文字として形に残す。
そうやって、百話溜まったら何か面白いことでも起きへんかな…とか思ったりやね。
…あ、怪談として話す際、良かったら一緒に用意した蝋燭とか使ってなぁ!
◆使用上の注意
・著作権には注意しましょう。
怖いです。
一応某大型掲示板の話なんかは広めてOKとのこと。
ただし、一度怪談として語っているので、出来る限り”自分の言葉”に置き換えて記載しましょう。
怪談で語った通りに書き込めばOKです。(口調変更・一人称等の変更など)
・怪談だけ書き込みましょう。
書くのは怪談だけとなります。
他の人の怪談に注釈をつけたり、落書きしたりしないこと。
感想等は部室(雑談・RPスレ)で本人に直接言いましょう。
・番号とタイトルは最初の行に。
怪談の内容によっては、何ページにも渡って書くような長編もあるかと思います。
そのような場合は、『【10】タイトル 1/3』というように、タイトルとナンバーを記載しましょう。
ちなみに、【】で括られた部分は怪談の通し番号です。
此処が100になったら、新しいノートを用意する予定…ですが、長編が多かったりした場合は途中で新しいノートを用意するかも…。
みんなで怪談持ち寄って、立派なオカルトノートにしましょう!
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依代 椿(ID:BNE000728) 2012/08/29(水) 00:06:30
【1】 確認
さて、じゃあ一つ目はうちから話してこか。
コレはとある事情で交番に行った際、警官(以下Aさん)から聞いた話や。
当時学生やったAさんの友人に、一人暮らしをしとるBさんが居った。
そのBさん、休みのたびに『今日うち遊びにこない?』ってAさんを誘っとったんやけど、なかなか機会があわへんかったらしいわ。
まぁ、言うても休みのたびに誘うわけやから、何度目かの誘いでようやく遊びに行けることになったんよ。
Bさんの部屋は普通の学生アパートで、1Kの六畳部屋。
お酒とか持ち込んで暫く飲んだり会話したりしとったけど、そのうちトイレに行きたくなったAさんは
A「ちょっとトイレ借りるな」
と言って、ユニットバスの扉を開けたんや。
すると、そこには見ず知らずの女性が…慌てて「すみませんでした!?」言うて扉を閉じたらしい。
「お前、母親来てるんだったらちゃんと言えよ」とBさんに言ったところ、Bさん顔面蒼白。
B「…いや、今日母親どころか、うちに来てるのお前だけなんだけどな…」
実は、Bさんの部屋では以前から”風もないのにカーテンが揺れる””誰も居ないのにトイレの扉が開く”等の怪現象が頻発してたらしく、自分以外の誰かに確認して欲しくてAさんを部屋に誘ってたとのこと。
うちが「幽霊ってそんな見えるもんなんやねぇ」言うたら、Aさんは言うたわ。
A「…でも、今思い出しても思うんだよな。あれ、どう考えても生きた人間にしか見えなかったって」
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依代 椿(ID:BNE000728) 2012/08/30(木) 04:38:22
【2】 交通事故
引き続き交番で聞いた警察官(Aさん)の話や
ある晩、交通事故の通報を受けて現場に向かったAさん。
事故現場に着いてみると、「…あぁ、コレはもう助からないな…」と思う程度に酷い事故やったらしく、車もかなり潰れていたとのこと。
とりあえず運転手を病院へ搬送させ、Aさんは現場検証をはじめることにした。
しばらくの間検証をしていたが、急に無線に発報が。
慌てて受けとったAさんの目の前には、遠くから真っ直ぐ事故現場に飛来する火の玉が…
そして、無線からは「事故の被害者、今病院から連絡があって息を引き取ったらしい」という連絡があった。
うち「やっぱり、その火の玉って事故で亡くなった人の人魂なんやろか?」
A「多分そうじゃないかな? 火の玉が飛んできた方角は、ちょうど病院があった方角だったし。過去にあった中華航空の事故現場なんて、相当数の火の玉が飛び交っていたというし、心霊現象であるかどうかはさておき、火の玉と人の死とは何か因果関係があるんだろうね」
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依代 椿(ID:BNE000728) 2012/08/31(金) 03:29:31
【3】 検死官
引き続き警察官(Aさん)から聞いた話。
事件や事故なんかで死因不明の死者が出た場合、検死官が検死するんよな。
その検死官の中でも、ベテランのCさん言う人が居ったらしい。
そのCさん、色んな死体の検死をして死因を特定していったらしいんやけど、死体を扱うという職業上、オカルトな体験はやっぱりあったみたいで…
ある日の深夜、Cさんは人の気配を感じて突然目を覚ましたらしい。
「一体何が…」と目を開けてみると、枕元に見知らぬ男性が立っていたとのこと。
恐怖と驚愕とで硬直するCさんに向かって、その男性は『ありがとうございました』とだけ言って消えていったそうや。
よくよく思い出してみると、男性は昼間に検死した死体と同じ顔やったとか…
それ以降、検死をした日の晩には、死者がお礼を言いに枕元に立つようになったらしいわぁ。
うち「礼儀正しい言うか、幽霊やのに律儀な話やねぇ」
Aさん「やっぱり検死で死因特定してもらえるのが嬉しかったんじゃないかな。死因特定で犯人が捕まる場合もあるし、何より自分が死んだ原因をちゃんと確認できたのも嬉しかったんだと思うよ」
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テテロ ミーノ(ID:BNE000011) 2012/09/02(日) 13:59:43
【4】はちおうじじょうあと
これミーノがしりあいさんからきいたほんとのはなし
こわいはなしずき5にんがあつまって、よなかにはちおうじじょうあとにいこうというはなしになったの…まよいながらもぶじとうちゃくするとしんやにじすぎとつぜんのきせつはずれのゆき…いやなよかんをかんじつつもくるまをおりてごしゅでんのたきにとうちゃく
ここではむかしいくさのさい、ふじょしがなんにんもみをなげてなくなったというでんせつがあるばしょ…
「くうきちがうね…」
はちおうじじょうじたいはここからあかりもないやまみちをしばらくあがっていかないといけない…
らいとのひかりがくらやみにすいこまれていくようなかんかく…
「やめようか」
ぜんいんいっちでかえることになった
■ごじつだん
あるひをさかいにそのひうんてんをしていたひととはんとしいじょうおんしんふつうに…そのごれんらくがとれ、ばいくびんのしごとちゅうにじこにあい、はんとしかんしゅうちゅうちりょうしつでせいしをさまよっていたらしい…
じこをおこすまえにれんらくしていたしりあいがそのひとからきいたことば
「おれ…どうもつれてきちゃったみたいなんだよね」
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依代 椿(ID:BNE000728) 2012/09/03(月) 05:08:22
【5】 空耳 (1/2)
聞いた話ばっかりもなんやし、今度はうちの体験談でも。
あれはうちが小学生の頃やな。
あの日はうち以外の家族は外に出とって、うちは一人でお留守番しとったんよ。
当時の実家は築百年は越える結構古い家でな、土間が玄関から裏口まで一直線に繋がっとって、その横に各部屋に繋がる襖や障子があるという感じの日本家屋やった。
トイレやお風呂、洗面所や二階への階段に行く為に、いちいち土間に下りて下足を履いて移動する…そういう不便な家やった。
まぁ、そんな家で一人で宿題をしながら帰りを待っとったんやけど、一時間くらい経った頃やったやろか?
裏口が開く音がした。
うちの駐車場は家の裏にあって、裏口から出入りすることの方が多かった。
やから、その時も「あ、帰ってきたんやなぁ」って思ったんよ。
音はそのまま、土間を歩いて、洗面台で手を洗って、トイレに入るところまで続いた。
算数の問題をキリ良く解いたところで、帰ってきた家族に「おかえり」って言おうと思ってうちは土間に出たんやけど…そこには誰も居らんかった。
トイレの前に下足も無く、当然トイレも電気は点いてなく…
『…空耳やった…?』って思いながら、うちは再度宿題を開始した。
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依代 椿(ID:BNE000728) 2012/09/03(月) 05:08:36
【5】 空耳 (2/2)
宿題を再開して5分後くらいやろか?
また、同じ音がした。
裏口を開けて閉めて、土間を歩いて、洗面台の蛇口を捻り手を洗い、水を止め、トイレまで歩き、トイレのドアを開けて閉めるまでの音が。
『今度こそ帰ってきた!』って思って、また見に行ったけど…誰も居らん。
流石のうちも、この段階で『これはおかしい』って気付いた。
空耳にしては明瞭やし、さっきの音と全く一緒。
聞こえる足音は常に一人で、慣れた感じでうちの土間を移動しとる。
…けど、姿は全く見当たらへん…
その後宿題を再開したうちは、何度音が鳴っても見に行くことはせんかった…
そう、何度音が鳴っても…や。
少なくとも、あの後三回ほどは全く同じ物音がしとったからな…
100年を越えると、物にも魂が宿るというけど…
うちの体験したあれは、ただの空耳やったんか…それとも、家に居る何かが起こした現象やったんか…
今でも不思議に思っとる体験やね。
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テテロ ミーノ(ID:BNE000011) 2012/09/09(日) 04:34:42
【6】ひばやまでのできごと(ひろしまけん)
これはミーノのしりあいさんからきいたはなし
ぜんこくてきにも「ひばごん」でゆーめいなひばやま
そこにUせんぱいはともだちと3にんでちょうじょうのきょせきをちょうさするためにのぼったの
てんきはあいにくのあめ、それでもがんばってちょうじょうまでとうちょうしてちょうするときゅうにあめがやんだの
Uせんぱいはちょうじょうふきんにある「とうざいなんぼくをせいかくにしめしているみぞがあるいし」とか、「かがみのようにきれいなだんめんをしたいし」とか、「むかしはきれいなたまがはまっていたというほそながいはしらのようないし」とかをちょうさして、こんどはきたみちとはちがうみちでやまをおりることにしたの
そのみちはいきのみちにはなかったような「きょせき」がごろごろしていてUせんぱいはおおきさひかくのためにともだちをよこにたたせてしゃしんをなんまいかとったの
ごじつげんぞうしたしゃしんをみていたともだちが
「あのきょせきとおれをうつしたしゃしんないじゃん?」
「ああ…あれは…」
はぎれのわるいUせんぱいにともだちはといつめた
「あれはおまえのよこにうつっちゃいけないものがうつってたから…」
うわさでは「おに」のようなひとかげがうつっていたという…いまだそのしゃしんはUせんぱいがだれにもみせずにほかんしているらしいの
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陽渡・守夜(ID:BNE001348) 2012/09/17(月) 14:35:50
【7】原爆ドーム(広島県)
これは、俺が知り合いから聞いた話です。
その知り合いの友人の話だそうですが、その人バンド
をやっていてツアーで広島に行かれたそうです。
その人は、いわゆる視えない人だったそうですがバンドの仲間
に視える人がいたそうです。
で、広島に来て原爆ドームの跡を見に行こうと言う流れに
なったのですが視える人だけは嫌だと言います。
結局、嫌だと言った人も一緒に見に行ったそうですが
視えないその人が「視えるんなら、俺にも見させて欲しい。」
と視える人に言いました。
視える人は「見て見ろよ。」と言ってその人の手を握ります。
するとその視得ない人の目に映ったのは、被害に遭った方達と思われる今はいるはずないの人達が見えたのです。
その人は、恐怖のあまり叫び声を上げパニック状態になって
しまいました。
視える人は手を離して「・・・・・・な、わかっただろ?」
と言い観光どころではなくなり帰ることになりました。
その後、見せてもらうまで視えなかったその人は視える人になってしまったそうです。
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依代 椿(ID:BNE000728) 2012/09/28(金) 03:41:06
【8】怖かったもの
友人の友人、Dさんの話や。
Dさんは生まれつき霊感が強いらしく、幽霊が視えるというのが日常やった。
幽霊なんてその辺に居るし、特別幽霊のことを怖いと思ったことは無かった。
まぁ、日常に視えとったらそんなもんなんやろなぁ…と思った友人は、一つ気になることをDさんに聞いてみたんよ。
友人「今まで見た中で、一番怖かった幽霊って居るの?」
その質問を受けたDさんは、微妙な顔をして答えた。
以前見た幽霊の話なんだけど…
皆が寝静まった時間、急にトイレに行きたくなって目を覚ましたんだ。
まぁ、遅い時間とはいえ電気を点ければ普通に点くし、視えたところでそこまで怖いとも思わない。
だから、何にも警戒せずにトイレに向かったんだけど…
トイレに入ったら、何か嫌な感じがする。
『あ、コレは多分どこかに居るんだろうな…』
とは思ったけど、周りを見渡しても特にそれっぽいのは見当たらず。
まぁ、気のせいということもあるし、別に目に見える範囲に居るわけじゃないか…と思って、蓋を開けたらさ…
蓋の裏側にオカメが居た。
一見仮面にも見えるけど、よく見るとちゃんと動いてる様子もある。
そんなオカメの顔が、便器の蓋にくっついてた。
余りにも予想外すぎて、慌てて部屋に戻ったけど…あれが一番怖いと思った体験だったな…
友人「…オカメ?」
D「オカメ(頷き」
友人「…オカメ納豆のオカメ?」
D「そのオカメ」
友人「…そうか…」
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依代 椿(ID:BNE000728) 2012/09/28(金) 04:23:29
【9】見覚えのある顔
流石にさっきのだけやとアレやから、もう一つDさんの話。
Dさんの家に彼女が泊まっていった日の事。
Dさんの家のすぐ目の前には海岸があったし、せっかくやから早朝の海岸を散歩しようと言って、朝早くに二人は散歩を始めた。
暫く散歩をしてると、向かい側から同じように散歩していたおばちゃんと遭遇。
D『…どこかで見たことある人だけど…誰だっけ?』
そう思いつつ、まぁ見覚えがあるのに無視するのもなんやと、普通に挨拶したDさん。
そしたら、そのおばちゃんお喋り好きやったらしく、彼女交えて三人で暫く海岸で談笑することになった。
ひとしきり喋った後、「あ、私そろそろ行くから。二人ともばいばい」と言っておばちゃん離脱。
D「さっきのおばちゃん、なんか見覚えあったけど…結局誰か思い出せんかったー」
そうDさんが言ったところ、彼女も不思議な顔をして
彼女「あ、やっぱりDも? 私も見覚えはあったんだけど、誰かわかんなくて…」
誰だったんだろねー?
と話しながら帰ったところ、彼女もDさんも同時におばちゃんのことを思い出した。
「さっきのおばちゃんってさ…この前亡くなった○○さんだよね?」
うち「え、つい先日亡くなった人とばったり会って会話して、全然気付かんかったん?」
友人「後になって気付いたらしいけど、談笑してる最中は全く気付かなかったって。仲の良い人で普通に知り合いだっただけに、本人も不思議がってたな…」
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依代 椿(ID:BNE000728) 2012/10/02(火) 03:17:50
【10】お盆 (1/2)
時期過ぎてもうたけど、思い出した従姉のMさんのお話や。
これはMさんがまだ小学校の頃の話。
そろそろお盆かなって時期の深夜、Mさんに伯母さんが起こされた。
「こんな夜中にどうしたの?」って聞くと、Mさんはぼそりと一言
『お腹空いた…』
なんでこんな深夜に! って伯母さんは思ったけど、何聞いてもお腹空いたとしか答えへんし、仕方ないからって余りもののご飯と漬物等を出してお茶漬けを作ったらしいんよ。
出されたお茶漬けを、ご飯一粒だけ口に入れたMさんは
『お腹一杯…』
って言って、布団に戻ってまったらしい。
せっかく作ったのに…と思いつつも、まぁ寝惚けとったんやろうって伯母さんは思ったらしく、その日は伯母さんもそのまま寝たんやけど…
次の日の深夜、再び伯母さんを起こすMさん。
どうしたと聞いても、昨晩と同じく『お腹空いた…』と答えるだけ。
気味悪さを感じつつも、昨晩と同じく夜食を用意すると、これまた昨晩と同じく一粒ご飯を食べて
『お腹一杯…』
流石にこれはおかしいと思った伯母さん。
次の日の朝、Mさんに
「あんた、なんで毎晩夜中にお腹空いたって起きるの?」
と聞くと、Mさんは一言。
「…は? 何それ? そんなの覚えてないんだけど」
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依代 椿(ID:BNE000728) 2012/10/02(火) 03:18:12
【10】お盆 (2/2)
本人が覚えて無くても、とりあえずお腹一杯にさせて眠らせれば起きることは無いはず…
そう思った伯母さんは、夕飯で「もうこれ以上無理…」って言うまでMさんに食べさせたんよな。
正直そういう問題やないとは思うんやけど、とりあえずやるだけやってみようって感じらしい。
…まぁ、当然のように三日目も全く同じ状況の再現。
結局、この現象はMさんの誕生日…8/14の晩まで続いて、その後はパッタリと発生しなくなったらしい。
原因も何も全くわからず終わった現象やけど、その出来事から親族うちでは
「Mさんは戦時中に飢えて亡くなった子供の生まれ変わりなんやない?」
ということで結論ついたって言う、そんなお話。
…ちなみに、この話には後日談があってやね。
この年以来、お盆間近になるとMさんの近くでは不思議な現象が起こるようになったそうや。
曰く「車に乗ってたら、助手席から突然笑い声が。隣を見ると「どうしたん?」と不思議そうなMさんが居た」
曰く「部屋に一緒に居ったら、突然Mさんの方から子供の声が。「今なんか言った?」と聞くと「…は? 何も言って無いけど…?」と訝しげなMさん」
うち「…それって、生まれ変わりなん? それとも憑かれとるん?」
伯母「さぁ…ただ、お盆前までしか起きないし、お盆迎えたら終わるし。とりあえず、お盆周辺はあんまりMと二人では居りたくないわぁ」
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テテロ ミーノ(ID:BNE000011) 2012/10/05(金) 07:21:49
【11】くる!
A「くるんだよ!」
B「なにが?」
A「だからくるんだって!!」
B「だからなにがだよ?」
A「オマエみえないのかっ?うそだろ…あのあしおときこえないのかよ!?」
B「なにいってんだよ…」
A「もういいっ」
そういってはしりさったA
B「スートーキングでもされてるのか、アイツ…」
やれやれとおもったAさんがふりかえったしゅんかん…
どすぐろく、かたちのはっきりとしないものがAさんの
よこをまがまがしいよどんだくうきとともにとおりすぎていった
はっきりとみえたのはちばしったおおきなめ
そしてAさんはとおりすぎざま、ソレのこえをきいてしまった
「…ツギハオマエダヨ」
ふたりのゆくえはだれにもわからないらしい
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尾上・芽衣(ID:BNE000171) 2012/10/19(金) 18:03:32
【12】フィクションのテロップに関する都市伝説
本当にあった奇妙なお話
昔、特撮ドラマ『超人バロム1』というのが放送されていた
子供達に大人気の番組で, バロム1が魔神ドルゲをやっつけるという物語だったんだよー。
でも、ある日テレビ局に抗議の手紙が届いたんだよー。
『私は日本で医師をしているドルゲという者です
私の子供が魔神だと言われて学校でイジメられて困っております
このままでは愛する日本を離れて祖国のドイツに帰らねばなりません
なんとかしていただけないでしょうか』
その手紙を読んだテレビ局のスタッフも心を痛めて、あることを思いついたんだよー。
番組の最後にテロップを出したはじめたの
『この物語はフィクションであり
実在する人物や団体等とは何ら関係がありません』
今ではよく見掛けるテロップ、実はバロム1から始まったテロップだったんだよー♪
……でもね?その後、テレビ局のスタッフがドルゲ医師を探したけど,
人は日本に住んでないことが判明したの。誰が何の目的でそんな手紙を書いたのかは未だにに謎なんだよー。
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阿曇・凪(ID:BNE004094) 2012/10/22(月) 23:40:22
ええと、はじめまして。あずみ・なぎって言います。
今はもう殆ど無いですが、昭和の頃には山に「炭焼き小屋」というものがあったそうです。
そこにいたおじいさんから伝え聞いたお話・・・・・・厳密には怪談とは違うかもしれませんが。
【13】ヒサルキ
タラの芽が出る頃じゃった。
獣道すらない斜面を登りながらタラの芽を採っちょった。
そういやあの頃は腰にビク下げてたの。
結構採ってな、さて帰ろうっちゅうときに変なモン見つけたんじゃ。
最初は麻袋に見えたんじゃが、よう見れば猿の毛皮じゃった。
猿の毛皮が木に引っかかっちょってな、ひらひらゆれとる。
ワシはそれ見たとき心底肝が冷えたわ。
毛皮に傷がないのに中身だけないんじゃ。
一番大きな穴は口じゃろうが、そこから中身なんか全部出せるもんかね。
そん時な、なんかに見られとると感じたんじゃ。
怖くなってなワシは逃げた。
そいつはついてきおってな、ワシは腰の鉈抜いてな、振り回しながら逃げたわ。
何とか小屋に逃げ込んだんじゃが奴は次の日の朝まで小屋の周りをうろついておった。
あんときはもうだめじゃと思ったわ。
・・・という、お話です。ヒサルキ・・・・・・どんな化け物なんでしょうね?
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阿曇・凪(ID:BNE004094) 2012/10/28(日) 22:12:06
【14】片足
山では片足のはねるモノが出るといいます。
それを見た日は小屋(炭焼き中に使う山小屋)から出てはいけません。
おじいさんは山で仕事をしていたとき、一本足のはねる猿を何度か見たことがあるそうです。
そんなときは、酒と食べ物を山の神様に供えて早々に寝ちゃったとか。
片足のはねるモノは山神様の使い。
見たら片目がつぶれてしまうんだと。
続いて、炭焼き小屋のおじいさんのお話でした。
片足や片目の妖怪は、山でよく聞きますね。製鉄神話の名残でしょうか?
前回は規定に沿わない書き込み方で申し訳ありませんでした。
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阿曇・凪(ID:BNE004094) 2012/11/04(日) 23:27:07
【15】笑い声
中身が体験した、数少ない不思議な体験です。
5年位前のお正月、3が日中だったかな?
服屋の福袋セールでも探して、シャッターがしまったままのお店が多い商店街を歩いていたら
おじいさんが携帯電話で話をしていたんです。
大声で楽しそうに話をしているな。程度に思っていたんですが
どうも、耳に入る音に違和感が。
おじいさんの話す声と一緒に、女性のけたたましい笑い声が聞こえてたんです。
どこかに女の人が居るのかと思って見回しても、シャッターが閉まった商店街がみえるばかり。
おじいさんが喋らずに相手からの通話を聞いているときにはピタリとやむ
おじいさんが口を開くと、おじいさんの口から
おじいさんの話し声と、狂ったようなけたたましい笑い声
1つの口から、二つの声が同時に。
「何かおかしい。普通じゃない」そう思って
さっさと別の通りにでてそのおじいさんから離れた中身ですが
あれは一体なんだったんでしょうね・・・?
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観月・鼎(ID:BNE004847) 2014/01/05(日) 05:49:34
【16】近づいてくる足
一人暮らしの大学生の話になります
彼は入学から暫く三叉路になっているあたりに立つアパートの一階に住んでいました
しばらくは何もなかったのですが、夏にはいったある晩
トイレで深夜に起きた時に部屋から見えるブロック塀の向こうの道路に妙なものがあることに気がついたそうです
最初は気のせいかと思ったのですが、2日後に喉が渇いて目が覚めるとその何かは前より近くにあるようでした
外に出て確認してみるも道路には何もなく、部屋のガラスの引き戸から見える景色にだけそれがありました
さらに翌日の深夜に見るとやっぱり近づいている
外が暗いとはいえ流石に形がわかってきて、それは二本の足だったそうです
この足はどこまで近づいてくるのだろう?
彼は不気味になって、友人の家に泊めてもらうことにしました
そして一週間ほど経過してから住んでいた部屋に戻ってみると鍵をかけていたのにフローリングの床に足跡が
何も盗られておらず家具も動かされた形跡はなく、ただ足跡だけが部屋中にベタベタと
その足跡は部屋の中を彷徨ったあとに来た方角へ戻っていったようでした
気味が悪いためその後も友人の部屋に泊めてもらい、この部屋を引き払って引っ越したそうです
後で気づいたのですが、この足がやって来たのは北東の方角でした
三叉路の突き当たりのあたりは良くないものが溜まり易いとも言いますし…なにかの通り道になっていたのかもしれません
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