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【厩舎にて】王と黒馬
種別:
全角200文字、改行無し
レス:500件 |
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生還者(ID:BNE002371)
酒呑 ”L” 雷慈慟
2011/11/28(月) 00:44:16 |
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傷だらけの王が来たりて一言述べた
-------『彼奴(馬)はどこだ!』-------
王の覇気は鋭く、普段とは比べ物にならぬ威風を漂わせ自分を圧倒する。
一体どうしたというのだ。
確かにあの黒馬は先日、空座の鞍を背に帰還した。
雰囲気から察するに、どうやら牧場から王に進呈した馬が粗相を認めた様子。
「…王よ あの黒馬であれば 此方に」
厩舎への足取りが重い。
あの黒馬の気性も荒い… トラブルが起こらねば良いが…
自分は王に、黒馬の好物を渡し、外で待つ事とした。
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降魔 刃紅郎(ID:BNE002093) 2011/11/28(月) 00:50:46
…貴様に言わねばならぬ事がある。だがまずは、此度の戦に参画した褒美として、これを貴様に与えてやる。そうだ、糖度15以上の高級林檎「キング・グローブ」だ(馬に向かい林檎を投げ渡す)
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降魔 刃紅郎(ID:BNE002093) 2011/11/28(月) 00:52:38
牧場のオーナーの計らいであったからこそ、こうしてまず貴様に褒美を取らせた。そうでなければ我はこの怒りを抑え、貴様と対話する機会を持とう等とは思わぬからな。
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降魔 刃紅郎(ID:BNE002093) 2011/11/28(月) 00:54:26
ブルルル…(受け取った高級林檎「キング・グローブ」を食べつくすと、馬は刃紅郎に顔を向け、我関せずと身体を震わせ不敵な態度を取ってみせる)
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降魔 刃紅郎(ID:BNE002093) 2011/12/05(月) 22:42:09
さて…今日ここへ来たのは他でもない。貴様に別れを告げに来たのだ。幾多の乗り手を振り落とすほどの剛毅な荒馬と聞き、その勇猛さを買って戦場へ参画させたが…あの程度の敵に恐れをなして逃げるようでは、我が乗るには値せんからな…
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降魔 刃紅郎(ID:BNE002093) 2011/12/08(木) 00:05:02
(言葉が通じているかはわからない。だが、刃紅郎の視線が何を伝えようとしているかは明白で、自身への侮蔑を強く感じた黒馬は、蹄を地面に打ち鳴らし、低く吼えた)
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降魔 刃紅郎(ID:BNE002093) 2011/12/08(木) 23:13:15
ふん…生意気にも我の侮蔑に怒りを表すか…なればどうする? 今一度、我と共に戦場へ赴き汚名を雪ぐか、それともこの狭い厩舎の中で、臆病者の謗りを受けたまま飼い殺されるか…好きに決めるがいい。最も、貴様に期待はしていないがな。
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降魔 刃紅郎(ID:BNE002093) 2012/01/05(木) 01:31:14
さて、ひとまずアークの緊急任務、此度のバロックナイツの撃退に関し、貴様の有用性は認めるとしよう。だがこれは序幕に過ぎん。貴様が我と共に歩んでいく程のものとなるか、汚名を雪ぐだけでは未だ足りぬぞ。
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降魔 刃紅郎(ID:BNE002093) 2012/01/05(木) 01:35:56
(がちがちと蹄鉄を打ち鳴らし、黒馬が刃紅郎に身体を向ける。その身に帯びた敵意は既に消えていたが、傅くという態度ではなく、そこにはある種の…人と馬という存在で量れない誇りのぶつかりあいが存在した)
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降魔 刃紅郎(ID:BNE002093) 2012/01/05(木) 01:36:44
往くか…さて、主に挨拶をせねばならん。この厩舎とも暫しの別れとなろう。
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酒呑 ”L” 雷慈慟(ID:BNE002371) 2012/01/07(土) 21:58:23
…失礼。無事…済まれたようで何よりです。また黒馬の好物が必要になりましたらご遠慮無く言って下されば、用意致しましょう。
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降魔 刃紅郎(ID:BNE002093) 2012/01/07(土) 23:04:13
うむ…互いにこの先は戦場にて証を立てていこうと思う。牧場主よ、此度は世話になったな…礼を言う(黒馬に跨り、厩舎からゆっくりと歩み出て行く)では往くとするか…さらばだ。何れまたこの場所で逢おう。
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